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豊洲盛土問題を設計者の立場で議論する-3

200 :名無し組:2016/10/24(月) 13:30:52.13 ID:???.net
>>196
このスレッドでのここまでの議論を読んでいませんね。
技術的には盛土が絶対的に必要な根拠はありません。
もともと、盛土は敷地の形状変更のために必要だったので、その盛土を土壌汚染対策にしてはどうかというのは都側の都合で出てきた案です。
専門家会議はその原案を検討して、砕石層の設置と地下水管理を条件に妥当という結論を出したにすぎません。

断片的に伝えられていることを総合すると、地下ピットに変更した理由は建物敷地の下の土壌汚染が再発した場合の対処のためです。
日本のマスコミや反体制派の悪いところは「絶対大丈夫」と言わせておいて、それに少しでも違う言動をすると攻撃する点です。
世の中に絶対なんてありません。最悪の事態を想定して対処方法を考えておくのは良心的な技術者の普通の行動です。
必要な盛土を無視したのではなく、より良い設計に変更しているだけです。
設計変更を公表できなかったのは、日本の社会的風土のためでもあると思います。

で、再除染作業を建物の下で実施しなければならない状況になったとき、建物下の盛土は邪魔になります。
また、地下ピットの壁が建物の基礎と一体では外から掘り返して地下ピットに続く通路を作ることが出来ないため、変則的な擁壁になっています。
こういった具体的な工作物の設計や施工そのものに大きな見落としや失敗は滅多にありません。

そうやって作られた地下ピットが実際には最悪の事態を招いているのが現状で、地下水管理システムが機能していないのも事実です。
こちらは全体のプロジェクト管理の欠陥で、誰も建築工事中の地下水管理の重要性を理解していなかったということですね。
確かに3月で700mmの雨量は多いですが、建築工事期間が台風シーズンと重なることはわかっていたことです。
漏れ伝わっているところでは、通常の都庁の大規模プロジェクトとは異なり、この件は土木セクションではなく建築セクションが主導したとか。

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