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ジカ熱総合スレ★1

1 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/02/25(木) 19:42:29.38 ID:YQapIo0e.net
厚生労働省によりますと、ブラジルに滞在歴があり、発熱や発疹などの症状を訴えた神奈川県の10代の男性が、ジカ熱に感染していることが確認されました。
海外でジカ熱に感染し帰国した患者は、3年前に3人報告されていますが、去年5月以降、中南米で感染が広がってからは、これが初めてです。
ジカ熱はウイルスを持った蚊を媒介して感染することから、厚生労働省は、この男性の感染経路や、日本に帰国後、どのような場所で過ごしていたかについても、併せて聞き取りを行うことにしています。

以下ソース
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160225/k10010421881000.html

63 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/03/18(金) 22:29:27.53 ID:b0zarW71.net
>>36でローマ・カトリック教会のローマ法王は2月18日に
「避妊は絶対悪ではない」とジカ熱予防に関して異例の見解を示した報道によって避妊議論は一層白熱していますが
現地ブラジルのニッケイ新聞では強く生き抜いている母親たちの様子を次のように伝えています
いずれ日本でも中絶について議論が問われるのはそう遠くはないかもしれません
   

【既報関連】ジカ熱=小頭症児の中絶議論再燃=国民の多くは反対の姿勢=アプリで励ましあう母親達

多くの伯人は、妊娠中にジカ熱にかかり、胎児が小頭症と確認された場合でも、中絶する権利はないと考えていると2月29日付フォーリャ紙が報じた。

同紙によると、ジカ熱罹患、小頭症未確認の場合、中絶反対58%、中絶容認32%で、10%は無回答だった。ジカ熱罹患、小頭症確認の場合は、中絶反対51%、中絶容認39%、10%が無回答だった。

伯国では昨年10月以降、既に583件の小頭症が確認された。内9割は北東部でのものだ。

中絶に関する忌諱感が強いのは女性で、ジカ罹患、小頭症未確認の場合の「中絶反対」は、女性が61%、男性が53%だった。ジカ罹患、小頭症確認の場合の「中絶反対」は、女性56%に対し、男性46%だった。

ジカ熱の脅威は、中絶の是非に関する国内の議論を再び引き起こした。
伯国での中絶は、母体に危険が及ぶ、強姦による妊娠、無脳症という三つのケースに限って認められており、違反した場合は3年以内の懲役刑となる。
現行法では違法にも関わらずジカ熱に罹患したことで、中絶に走る妊婦も出ているという。

一方、2月28日付エスタード(E)紙は、小頭症児を出産したペルナンブコ州の母親達がメッセージ送信アプリケーション「ワッツアップ(WA)」を使い、励ましあっている様子を伝えている。

「みんな、うちのアルトゥールが初めて笑ったわ」―。
真夜中の2時25分にメッセージを送ったのは、小頭症で生まれた生後4カ月の息子を持つマリア・ロジレーネ・メスキータさん(39)だ。
携帯電話の向こう側では同じ境遇の母親達がそれを祝福し、希望を新たにしていた。
WAは小頭症の子を持つ母親達に新たな活力や自己受容の力を与えている。
今では約100人の母親が、互いの経験、心配事、要望、困難の克服体験を共有している。

小頭症児の母親の多くは低収入だが、WA利用者達の「天使の母親連合(UMA)は、非政府団体の「難病の子供を持つ母親や家族連盟(Amar)」と改名。
専門の医療機関のあるレシーフェへの交通の便の制限解消や、一向に進まない母親への経済支援体制確立を目指し、自治体に圧力をかけていく意向だ。

ニッケイ新聞 2016年3月2日
http://www.nikkeyshimbun.jp/2016/160302-22brasil.html
     

64 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/03/19(土) 10:10:35.74 ID:pfbVSQXA.net
  
【伯】ジカ熱=症状が出なくても判別可能=新ジカ熱判定テスト開発

サンパウロ総合大学生物医学研究所(ICB―USP)が、症状が消えた後もジカ熱感染の有無を判定できるテストを開発したと18日付エスタード紙が報じた。

このテストは血清中の抗体を調べるもので、ジカ熱の症状が消えた後でも、感染の有無を確認できる。

このテストを開発したのは、聖州調査研究支援機関(Fapesp)の援助を受けて昨年末に結成されたプロジェクトチーム、Rede Zikaの研究者たち
第3者機関によってテストの信憑性が証明されたら、この技術を公立医療機関に広める予定だ。

現在、多くの公的研究機関はPCRと呼ばれる判定方法を採用しているが、この方法だとジカ熱感染は症状が出ている時しか判定できないため、小頭症児の母親が妊娠初期にジカ熱に感染したか否かを判別できない。

「このテストはジカ感染と小頭症の関連を明らかにするのに役立つし、発症に至らなかったが感染していた例(8割の患者は自覚症状がない)も分かるので、本当の感染規模が分かる」
と言うのは、Fapesp職員で判定テスト開発責任者のエジソン・ルイス・ドゥリゴン氏だ。

ICBは「テストに必要な反応薬は緊急増産体制に入っており、Rede Zikaの研究センターや国内の調査機関に無料配布される」と文書で発表した。
現在、ジカウィルス感染検査は私立病院のみが受け付けている。
検査は国外で行われるため、平均1千レアルの費用がかかる

ニッケイ新聞 2016年3月19日
http://www.nikkeyshimbun.jp/2016/160319-25brasil.html
   

65 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/03/19(土) 10:50:57.90 ID:pfbVSQXA.net
  
【日系社会】専門家によるジカ熱の安全講話などをブラジル4都市で実施


■正しい情報が得られる機会

今年8月にリオデジャネイロ五輪を控えるブラジルをはじめとする中南米等でのジカウイルス感染症の流行拡大を受け
12日から4日間にわたってブラジルの4都市(サンパウロ・リオ・レシフェ・ブラジリア)で国立感染症及び国立国際医療研究センター等の感染症の専門家による在留邦人向けの健康安全講話が実施された。

ジカウイルス感染症は妊娠中感染の場合、胎児への影響(小頭症との関連)が指摘されており、妊婦及び妊娠予定の人には、流行地域への渡航を控えるよう喚起されている。

16日午後3時からサンパウロ(聖)市リベルダーデ区のサンパウロ日伯援護協会5階講堂で
厚生労働省健康局の宮川昭二感染症情報管理官と、国立国際医療研究センター国際医療局の三好知明人間開発部長によるジカ熱安全講話が開かれた。

当日は約50人が講演を聞きに参加した。
専門家による30分の講演の後、質疑応答の時間が設けられた。
聖市から訪れた70代の日系女性は「自分の周囲ではジカ熱に感染している人は見かけないものの、ニュースであまりにも騒がれているので、正しい情報や知識が得られる良い機会であると思った」と参加理由を語った。

今回の安全講話は、日本人の感染症の専門家から、予防策や対処法に関する正確な情報を在留邦人に提供するために実施。講演では次の内容が説明された。

ジカウイルス感染症とは、フラビウイルス属ジカウイルスによる蚊媒介感染症。
稀なケースとして、輸血や性行為による感染が指摘されている。
一般に症状はデング熱よりも軽く、感染に気付かないことも多い。
また、感染者の5人に4人は不顕性感染であり、ウイルスが体内にあっても症状が現れない。

現在、ジカ熱予防のためのワクチンや特別な治療法がなく、研究段階であるので不明な点が多く存在する。
ジカ熱と小頭症との関係が指摘されているが、まだ証明されたわけではないという。

予防法は、蚊との接 触を避けることしかなく、虫除けスプレーの使用や露出の少ない服装、就寝時には蚊帳の使用が促された。
さらに、幼虫発生源を見つけ、成虫の数を減らすことが強調された。
ジカ熱を媒介するネッタイシマカは湖や川などの大きな水域は発生源になりにくく小さな水域を好むため、水たまりができないよう、こまめに清掃することが重要だ。

また、感染時には、静養、十分な水分補給、発熱や痛みが強い場合のみアセトアミノフェンの服用が推奨されている。

安全講話ではその後、約1時間半に及ぶ質疑応答が繰り広げられた。
会場からの「日本の虫除けスプレーは効かないと聞いたが、本当なのか」という質問に対して
「ディートという成分が含まれた虫除け剤が有効であるが、日本製の物はディートの濃度が最大でも12%。一方、海外製の中には20%以上のものがあり、持続時間が長くなる。それでも、4時間に1回は塗り直すことが必要」
という詳しい回答がされた。

講演会に足を運んだ聖市在住の小野由希子さんは
「日本のニュースを見ているとジカ熱が大きく取り上げられ、漠然と蚊に刺されたらいけないという恐怖心が芽生えてしまい、ストレスに感じていた。
今回、正しい知識が得られて非常に良かった。これからは必要以上に神経質にならなくて済みそうだ」
と、講演会の率直な感想を語った。

サンパウロ新聞 2016年03月18日
http://saopauloshimbun.com/archives/51666
   

66 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/03/19(土) 12:30:33.26 ID:pfbVSQXA.net
   
【WHO】遺伝子組み換え蚊を推奨 ジカ熱対策で声明発表 

世界保健機関(WHO)は18日、ブラジルなど中南米を中心に広がるジカ熱対策で、ジカウイルスを媒介する蚊を抑制するため、遺伝子組み換えの蚊を活用することを推奨する声明を発表した。

生まれた蚊が成虫になる前に死ぬよう、オスの親の蚊を遺伝子操作し放出する実験事業を行うことを求めている。

またWHOは、ボルバキアという細菌の活用も推奨。蚊をボルバキアに感染させると、蚊の体内のジカウイルス増殖を抑えられるという。

WHOは声明で「ジカ熱対策には、ウイルスを媒介する蚊の抑制が最も効果的な方法だ」と強調した。

【ジュネーブ共同-中日新聞】2016年3月19日 10時17分
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2016031901001306.html
    

67 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/03/19(土) 18:45:04.96 ID:pfbVSQXA.net
    
ジカウイルスの感染機序について図を多用してわかりやすく説明されています
リンクから足跡を残してご一読をオススメ
   
【Blog's】 おまきざるの憂鬱 ジカ熱の原因ジカウイルスの増え方を「いらすとや」素材で説明する (2016-03-12)
http://browncapuchin.hatenablog.com/entry/zikavirus-20160312
    

68 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/03/19(土) 20:14:40.47 ID:pfbVSQXA.net
  
【コラム】蚊と血液型の相性?

ジカ熱安全講話の中で、「自分は人一倍蚊に刺されやすいのだが、血液型は関係があるのか」という質問が出た。
これに対する回答は「蚊が血液型を見分けて血を吸うなんてことは有り得ないだろう」というもので、会場からはこの質問に対して、少し馬鹿にした笑いが起こった。

しかしモザイク子は「よくぞ、この質問をしてくれた」と思った。というのも、モザイク子は非常に蚊に刺されやすい。それどころか、たくさんの虫が寄ってくる。

「集団でいたのに、蚊に刺さたのは自分だけ?」という経験をした人も少なからずいるのではないだろうか。

以前、あまりにも虫が寄ってくるのでインターネットで理由を調べてみた。
すると、「考え過ぎ。自意識過剰」という検索結果に終わった。
もし、虫に好かれやすい選手権があれば、モザイク子は上位に入賞できる自信がある。(続く)

「モザイク」サンパウロ新聞 2016年3月18日
http://saopauloshimbun.com/archives/51643
   

69 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/03/19(土) 20:32:49.94 ID:pfbVSQXA.net
  
【可能性を示唆?】ジカ熱=普通の蚊もウイルス媒介?=事実なら感染拡大急ピッチに
 
ジカ熱と小頭症の関係が最初に指摘されたペルナンブコ州で2日
オズワルド・クルス研究所の研究者達が、普通の蚊もジカウイルス(ZIKV)を媒介する可能性を示唆する研究結果を発表したと2、3日付伯字紙やサイトが報じた。

コンスタンシア・アイレス研究員によると
昨年12月から2月に同研究所内で育てたアカイエカ(Culex)にジカ熱に感染した患者の血を与えてウイルス感染の有無を調べる実験を行ったところ、アカイエカの唾液腺などからZIKVが検出されたという。

実際にジカ熱患者がいる地域のアカイエカもウイルスに感染しているかは追跡調査が必要だが、少なくとも、ネッタイシマカ以外の蚊もZIKVを媒介する可能性がある事が明らかになった。

アカイエカがZIKVを媒介する可能性は、07年にジカ熱が流行したフランス領ミクロネシアでは、伯国でデング熱やチクングニア熱、ジカ熱を媒介するといわれているネッタイシマカが少ない事などから既に指摘されていたが、実験で確認されたのは初めてだ。

アカイエカはネッタイシマカと違い、下水などの汚れた水でも繁殖し、世界中どこにでもいる。
伯国の場合、市街地ではネッタイシマカの20倍はいるとされており、上下水道も含めた基礎衛生部門の管理や整備が急務となる。

アカイエカもZIKVに感染し、ジカ熱を媒介しうる事は、3日にワシントンで開かれた汎米保健機構の会議でも報告された。
同会議では、米州大陸ではジカ熱感染が疑われる人が13万4千人おり、2765人が確認済みである事と、患者の8割は自覚症状がなく、診断も困難なため、実態をとらえきれていない事も報告された。

なお、リオ連邦大学とD,Or研究所の研究員はZIKVが神経細胞を攻撃し、成長を妨げる様子を観察。
ZIKVが小頭症やギラン・バレー症候群を引き起こしうる事を示す例がまた増えた。

ニッケイ新聞 2016年3月4日
http://www.nikkeyshimbun.jp/2016/160304-23brasil.html

70 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/03/19(土) 21:26:38.27 ID:pfbVSQXA.net
   
【ローマ教皇】ジカ熱の流行受け、避妊は「二つの悪より軽い」と教皇フランシスコ

教皇フランシスコは18日、蚊が媒介するジカ熱が流行している地域では、避妊は正当化されると述べた。

ラテンアメリカ諸国で急速に拡大し、妊娠中の女性が感染すると胎児の小頭症を引き起こす疑いが強いジカウィルスとの関連において、避妊は「二つの悪より軽い」と教皇。
小頭症にかかった赤ちゃんは異常に小さい頭を持ち、広範に発達の問題が出る可能性が高い。

教皇はこれまで、たとえジカウィルスに感染していたとしても、妊娠中絶は「絶対的に悪」で選択肢に上るべきではないとの姿勢を崩していなかった。

教皇は現在の危機と、強姦被害のリスクが高いアフリカで、修道女の避妊を認めた教皇パウロ6世の回勅「フマネ・ヴィテ」を比較した。

教皇フランシスコは
「妊娠を避けることは、絶対悪ではありません。今回の件のような一定の事例、例えばパウロ6世様の回勅の時のような事例では明らかです。」
「医師たちには、この病気を媒介する蚊の撲滅のために全力を尽くしてほしいと願います。その尽力が必要です」と語った。

教皇は6日間のメキシコ司牧訪問を終えてローマに戻る途中の航空機内で会見した。

教皇の避妊についてのコメントは、WHO(世界保健機関)がジカ熱の流行している地域の女性に対し、中絶にしろ避妊にしろ、当面の間妊娠を避けるべきとアドバイスしていることを受けてのものだ。

避妊に対する伝統的なカトリックの考え方は、あらゆる人工的な方法を使うことは罪だというもの。

※この記事は英国クリスチャントゥデイの記事を翻訳・編集したものです。

クリスチャントゥデイ 2016年2月24日16時57分
http://www.christiantoday.co.jp/articles/19379/20160224/pope-francis-zika.htm
     

71 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/03/19(土) 22:33:06.59 ID:pfbVSQXA.net
  
【コラム】ジカ熱はエボラに匹敵する脅威か?@ (ロイター通信 2016年 02月 2日 08:57 JST)
http://jp.reuters.com/article/column-zika-ebola-idJPKCN0VA3U4?sp=true

ニューヨーク大学メディカルセンターの産婦人科医であるタラネ・シラジアン医師の患者には、過去数カ月に中南米やカリブ諸国に渡航した妊婦がいる。

先天的に頭部が小さい「小頭症」との関連が指摘されている「ジカ熱」感染が明らかに拡大しており、生まれてくる子供が影響を受けているかもしれないと彼女たちは恐れているという。

シラジアン医師は彼女たちが直面するかもしれないリスクについて伝えたいが、情報を得るのに苦労している。そもそもデータが手に入らない。

だが明らかなのは、アメリカ大陸が、2014年に西アフリカで発生したエボラ出血熱の流行に匹敵するほどの規模と複雑さを秘めた感染危機に直面しているように思えることだ。

中南米諸国では、この数カ月の間に小頭症の赤ちゃんが数千人規模で誕生し、蚊に媒介されるジカウイルスとの関連が指摘されている。
世界保健機関(WHO)は、同ウイルスが米国も含めてアメリカ大陸全域に広がる可能性を警告している。

2014年のエボラ出血熱と同様、ジカ熱の流行も、過去には限定的だったものが感染地域を拡大するなど大きな変化を遂げている。
ジカウイルスが初めて確認されたのは1947年だが、ヒトへの大規模な感染が見られるようになったのは2007年以降にすぎない。
その数は昨年、急増した。それ故、すでに余裕のない各国の医療制度や科学的知識が実態に追い付けないでいる。
とはいえ、エボラとの違いもまた明らかだ。そのことが国や個人または家族にとって、対処するのを一段と難しくさせるかもしれない。

ジカの症状はたいてい、エボラよりずっと軽くて済む。軽度の発熱や発疹が出るくらいで、感染者の最大8割が何も外的症状を起こさない。その点では、エボラとは比べものにならない。

エボラは2014年、シエラレオネ、リベリア、ギニアなどで1万1000人以上の命を奪ったとされる。症状も非常に恐ろしく、大量の出血を伴い、ウイルスを含む血や汗によって他者に感染する。

エボラのような感染症の流行を断ち切る方法は比較的容易だが、心理的な残酷さを伴う。

筆者は2005年、アンゴラでエボラに似たマールブルグ病(出血熱)の流行を取材したことがある。
ウイジェ近郊の村で、妊婦が吐血した。流行の初期であれば、夫はほぼ間違いなく、妻を看病し、自分も含め残りの家族全員が感染していただろう。
だが夫は子供たちを家から遠ざけ、妻を隔離した。数日後に医者が到着したときには妻はもう死んでいた。家族は生き延びることができたが、夫が精神的に壊れてしまったことは想像に難くない。

一方、ジカには異なった残酷さがある。それは生まれてくる子供に対する不安であり、症状が軽いが故に感染地域に暮らす女性は手遅れになるまで感染したことに気づかない。

超音波検査が可能だったとしても、小頭症は妊娠最終期まで分からない場合が多い。
また、中絶が合法な国でもそのように遅い時期では違法となることも多いだろう。小頭症は出産時や出産後に判明することもある。

小頭症になると、知的障害や身体障害を伴い、寿命も短くなる。世話をする負担も大きく、貧困家庭や貧しい国にとっては大変な困難となる。

罹患率や障害の程度、感染の地理的範囲はどのくらいなのかなど、まだ知らないことが多過ぎる。
そのような状況のなか、妊娠している可能性のある女性に、中南米やカリブ諸国への渡航を避けるよう警告することは全く理にかなっている。だがそうした地域の国々で生活する多くの人にとっては役に立たない。
  

72 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/03/19(土) 22:39:33.75 ID:pfbVSQXA.net
  
【コラム】ジカ熱はエボラに匹敵する脅威か? A/終 (ロイター通信 2016年 02月 2日 08:57 JST)
http://jp.reuters.com/article/column-zika-ebola-idJPKCN0VA3U4?sp=true

エルサルバドルは国民に対し、妊娠を2年間遅らせるよう前例のない措置を呼びかけた。非識字率が高く、性教育や避妊手段が非常に限られている同国で、それがどのように達成できるかはまた別の問題だ。
いかなる国でもそれは不可能かもしれない。出産年齢の終わりを迎えようとしている女性は待とうとはしないだろう。

ワクチン開発に取り組んでいる米テキサス州の研究者は、10年かかる可能性を指摘する。
ただ、より多くの研究者が取り組めば、もっと早くできるかもしれない。
差し当たり、ジカウイルスとの闘いは同ウイルスを媒介する蚊に焦点が当てられることになるだろう。

蚊の駆除に、ブラジルはすでに多くの兵士を動員している。西アフリカでエボラが流行したときのように、米国や他の主要大国がそうした取り組みに力を貸すことも考えられるだろう。

結局のところ、エボラのときと同じように、流行が大規模なほど、感染国や感染の可能性がある国が裕福なほど、リソースは集まるものだ。
最悪の事態となれば、国民が安全に子孫を残せるよう米国はどのような手段もいとわないだろう。

ジカウイルス感染が拡大するというWHOの予想が正しいとしたら、それはこれから起こることになる。
それまでわれわれは、エボラのときのように、不可能に近い医療政策課題と、数えきれない数の人々の悲劇とトラウマを目にすることになるのだろう。

*筆者 PeterApps はロイターの防衛担当記者。掲載当時は休暇中で、PS21の理事を務める。

*本コラムは筆者の個人的見解に基づいて書かれています。

*このドキュメントにおけるニュース、取引価格、データ及びその他の情報などのコンテンツはあくまでも利用者の個人使用のみのためにロイターのコラムニストによって提供されているものであって
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ロイターはコンテンツの信頼性を確保するよう合理的な努力をしていますが、コラムニストによって提供されたいかなる見解又は意見は当該コラムニスト自身の見解や分析であって、ロイターの見解、分析ではありません。
  

73 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/03/19(土) 23:07:40.40 ID:pfbVSQXA.net
  
【いのち】ブラジルの家族とジカ熱の苦難、疑われる小頭症との関連

マテウス・マルセリーナ・ダ・シウバさんは、息子に大きな夢を抱いていた。「一緒にスポーツをしたり、遊んだり。健康で強くなってほしいと思ってた」。
だが、その夢は息子が生まれたときに閉ざされた。小さなピエトロ君は他の子どもたちとほとんど同じように見える。
しかし、彼の頭は極端に小さくて固い。ピエトロ君は生まれてすぐに小頭症と診断された。

ブラジルでは小頭症で生まれてくる子どもが急増している。保健当局は母親が妊娠時にジカ熱に感染したことが原因とみている。
マテウスさんの妻のクライセさんも妊娠中にジカ熱のウイルスを媒介する蚊に刺されたために、ピエトロ君が小頭症で生まれたと医師たちは考えている。

ジカ熱自体の症状は比較的、軽症だ。
クライセさんは妊娠5か月のときにジカ熱に感染し、軽いインフルエンザのような症状と発疹に見舞われた。
「病院に行ったけれど、赤ちゃんに影響はないと言われた。でも11月22日に息子が生まれると小頭症だと診断された。彼は普通の男の子とは違うんだと分かった」と24歳のクライセさんは言う。

ジカ熱による打撃が大きいバイーア(Bahia)州の州都サルバドール(Salvador)のカトリック病院「シスター・ドゥルス(Sister Dulce)」の待合室。
クライセさんが話していると、ピエトロ君が父親の腕の中で身をよじらせた。

ピエトロ君の体は硬く、頭も脳が通常の発達を遂げた幼児ほど柔らかくない。小頭症の子どもに典型的な症状だ。ピエトロ君は二人の初めての子で、クライセさんは息子を生んでから泣き続けたという。
「今では落ち着いたけど、まだ息子の将来が心配。動いたりしゃべったりできるようになるのかしら」

■大混雑の小頭症専門クリニック

この病院の小児神経科では毎週水曜日、小頭症の患者だけを診察するクリニックを開設した。以来、水曜日の待合室はいつも混雑している。
最初の週の患者は6人だったが、2週間後には19人に増えていた。今では予約を取るだけでも順番待ちリストに名前を載せないといけない。
小頭症の乳児の治療法としては、可能な限り早いうちに脳の損傷のない部位を刺激することが重要だという。

ブラジルで小頭症に初めて警鐘が鳴らされたのは、北東部で多くの症例が確認された昨年10月だった。
ジカ熱の流行から数か月後のことだった。以来、小頭症と診断された症例は270人で、昨年の147人から激増している。
また疑いがもたれる症例は、3448人に上っている。

マテウスさんとクライセさん夫妻はまだ、現実を受け入れきれていない。
だが、一つ確かなことは、息子が小頭症で生まれたからといって愛情は変わらないということだ。
「彼は自分で願ってこのように生まれてきたわけじゃない。自分で選択できたら、この病気と一緒に生まれてはこなかったはずだ。この子を愛するのは当然のことだ」
こうマテウスさんが語ると、ピエトロ君が頭を父親の方に向けた。「この子は分かってるのよ」とクライセさんが微笑みながら言った。

(c)AFP/Natalia RAMOS 2016年02月03日 16:25 発信地:サルバドール/ブラジル
http://www.afpbb.com/articles/-/3075613

74 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/03/20(日) 00:02:10.93 ID:UDV55L2Q.net
    
【データベース】 エルゼビアとランセット ジカ熱の最新情報サイトを開設、無料公開中 

オランダに本拠地を置く、医療・科学技術分野における世界最大規模の情報出版社であるエルゼビアと世界五大医学誌のランセットは
ジカ熱の最新情報サイト「Zika Virus Resource Center」(https://www.elsevier.com/connect/zika-virus-resource-center)を立ち上げ無料公開を行っています

世界的な広がりが懸念されているジカ熱に対し、エルゼビアとランセットが持つ専門情報を継続的にアップデートしています
専門家、研究者、行政当局などに専門情報を公開することでジカ熱の拡大防止に役立ててもらうのが目的です
同サイトでは関連論文情報や患者・旅行者向け情報も掲載するほか、米国厚生省疾病管理・予防センター(CDC)など主要サイトともリンクしています

ジカウイルスはフラビウイルス科に属し、蚊が媒介するが、最近は輸血感染例も確認されている。
ジカウイルス感染でよくみられる症状は発熱、発疹、頭痛、関節腫脹、結膜炎。
ただ、妊婦が感染すると小頭症と呼ばれる先天異常の子どもが生まれるリスクが上昇するとされる。
世界保健機構(WHO)や各国の保健当局などが注意喚起している。

ミクスONLINE 2016/02/10 16:15
https://www.mixonline.jp/Article/tabid/55/artid/53722/Default.aspx


※「Zika Virus Resource Center」の言語は英文です。
あらかじめ機械翻訳ブラウザとしてGoogleCromeなどをダウンロードとインストール(https://support.google.com/chrome/answer/95346?hl=ja)による日本語の機械翻訳文の参照を推奨します
※※GoogleChromeによる機械翻訳の方法につきましてはこちらから→https://support.google.com/chrome/answer/173424?hl=ja
   

75 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/03/20(日) 16:16:14.49 ID:UDV55L2Q.net
  
【WHO】アフリカの島国カボベルデで初の小頭症、専門家派遣しジカ熱を監視

世界保健機関(WHO)は18日、西アフリカの島国カボベルデ国内で初めて小頭症の症例が確認されたことを受け
同国におけるジカ熱の発生状況を監視するため、疫学者や母子保健衛生専門家、コミュニケーション要員などを含む専門チームを派遣したと発表した。

WHOは声明で「WHOアフリカ地域事務局(AFRO)と、セネガルの首都ダカール(Dakar)の感染症研究所、パスツール研究所(Institut Pasteur)から、カボベルデに合同専門家チームを派遣する」と述べた。

カボベルデ政府は15日、新生児が頭部と脳が異常に小さい先天異常を持って生まれる小頭症が国内で初めて確認されたと発表した。小頭症は妊婦のジカウイルス感染と関連付けられており、現在研究が進められている。

WHOの報告によると、カボベルデでは3月第1週だけで33件のジカウイルス感染の疑い例が報告されており、昨年10月21日以降では約7500人の感染が確認されている。

大人がジカウイルスに感染した場合、微熱や頭痛、関節痛など、症状は通常軽いものが多い。
しかしジカウイルスは、小頭症やまれな神経疾患であるギラン・バレー症候群を引き起こす可能性が指摘されており、ウイルスの爆発的拡大に警鐘が鳴らされている。

WHOは声明で
「この小頭症例がカボベルデでのジカウイルス感染の急激な発生に関連したものかどうか調査を進めている」と述べた。

ジカウイルスのワクチンは現在のところ存在しない。南米ブラジルでは最多となる150万人のジカウイルス感染が確認され、妊娠中に感染した女性から生まれた745人の新生児に小頭症発症が確認されている。

2016年03月20日 09:50 発信地:ダカール/セネガル(c)AFP
http://www.afpbb.com/articles/-/3081019
   

76 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/03/20(日) 17:52:10.28 ID:UDV55L2Q.net
   
【The Division】パンデミックを「レッドオクトーバーを追え!」で有名な小説家がストーリー化【PS4/XB1/Win7】@

●『ディビジョン』のシミュレートは研究者の先を行っている
2016年2月上旬にニューヨークで行われた『ディビジョン』プレスカンファレンス。
会場にて、ジャーナリストのナフィーズ・アルメッド氏に話を聞いた。アルメッド氏は直接『ディビジョン』の開発に携わっているわけではないが、危機管理のエキスパートで、パンデミックなどに対する造詣も深い。
アルメッド氏は『ディビジョン』の世界観をどう見たか?

――『ディビジョン』にはどのような形で参加されているのですか?
ナフィーズ 私は研究者・ジャーナリストであり、社会の危機的状況やそこから発生する暴力の問題を専門にしています。
ゲームの開発そのものには関わっていませんが、シナリオについての意見を求められました。現実の社会が持つリスクに沿って、いかに本シナリオが現実に起こり得るものであるかを検証しました。
ゲームに取り入れられたデータや要因の作りからなどを入手可能な科学的研究に照らしあわせたところ、非常にリアリティー溢れるものだとの結論に達しました。

――実際に起こり得るものであると?
ナフィーズ 世界のさまざまな地域での社会の脆弱性や人々の疾病に対する弱さを見れば、いかにパンデミックが現実的に起こり得るものであるかがわかります。それはジカウイルス感染症の例を見れば、一目瞭然ではないかと。
さらには豚インフルエンザ、鳥インフルエンザなどの例も過去にはあります。国際機関や政府機関の調査では、既知のウイルスが一定の形で伝染し、それが一定の性質を持っていれば、パンデミックに至る可能性があるとされています。
そして、社会の一部崩壊や中枢サービス機能の停止に至ることもあるんです。実際にある科学データにもとづいて見た場合、『ディビジョン』は極めて可能性のあるシナリオですね。
もっとも懸念されるのは、今日の文明が、脆弱性をさらに悪化させるような側面を持っているということです。具体的に言うと、社会の相互依存性の高さですね。たとえば流通の流れひとつとってもそうです。
ひとつの流通が停止すれば、より多くの流通に影響を与える。グローバル化した世界の弱い部分です。これは、数百年前にはなかったことです。

――『ディビジョン』の世界観を見て、とくによくできていると思うところは?
ナフィーズ 研究者の目から見ると、ゲームの環境は科学者がテストに利用できるものだということは興味深いですね。
現実社会の耐久能力をテストできる。ニューヨークの場合は、都市のマップや人口、医療インフラなどを取り込んで、崩壊がどう起こるのかをシミュレートしているので、非常に現実的なものになっています。
シナリオを見ることで、人々がどのような選択をするかを、検証できるんです。科学者のリサーチツールとしての役割を果たせるかもしれないですね。これは、ゲームでは極めて珍しいことだと思います。
もちろんあくまでもゲームなので、エンターテインメントとしての側面が強いことは忘れてはいけません。本作では異なる立場の勢力が抗争をくり広げますが、それはエンターテインメント性を高めるためのフィーチャーです。
とはいえ、ベースとなるメカニズムは、なる社会でのさまざまなシミュレーションに使えるほど、信頼性の高いものだと思います。科学者はこれに追いつかないといけないですね。

――ゲームユーザーに『ディビジョン』をプレイしてもらって、パンデミックに対する理解を深めてほしいと思いますか?
ナフィーズ エンターテインメントはリアルじゃないとおもしろくありません。とはいえ、映画もそうですが、逆にあまりに現実的でもうまくいかない。バランスが取れていないといけないんですね。
ゲームには多くの人々を惹きつけており、影響力のあるメディアです。
ふだんはあまり気にしない問題でも、ゲームなどのエンターテインメント系のメディアで取り上げられることで、プレイした人のあいだで現実の課題についての認識が高まり、話題にされます。
『ディビジョン』を通してパンデミックに興味を持っていただくことは、とても有意義なことだと思っています。

ジャーナリスト ナフィーズ・アルメッド氏に聞く シナリオはリアリティーがあって秀逸
http://www.famitsu.com/matome/division/Interview04.html
ファミ通.com 編集部 古屋陽一 2016-03-10 18:30:00


■関連スレ
【PS4/XB1】The Division 崩壊63日目【ディビジョン】 [無断転載禁止]?3ch.net [無断転載禁止]?2ch.net
家庭用ゲーム板
http://mastiff.2ch.net/test/read.cgi/famicom/1458447721/
   

77 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/03/20(日) 18:09:50.87 ID:UDV55L2Q.net
   
【The Division】パンデミックを「レッドオクトーバーを追え!」で有名な小説家がストーリー化【PS4/XB1/Win7】A/終

――ちなみに、『ディビジョン』ではパンデミックによってニューヨークが危機的な状況に陥ってしまうわけですが、このような事態にならないために、私たちはどのようなことを心掛ける必要があるのでしょうか?

ナフィーズ パンデミックの恐ろしいところは、遠方で起きてもすぐに影響を受けるというところです。パンデミックのための準備をして対応するには、いっしょに行動しないといけません。さまざまな危機の中でパンデミックがユニークなのは、協力体制が必要だということです。
ジカウイルス感染症を見ていると、リスクがもっとも大きいのは、医療サービスを受ける手立てのない、貧困層だということがわかります。パンデミックについて言えることは、人間として対応しなければならないということです。
自分も他人も同じだと考えなければいけません。それは、私たちが“ひとつの世界に生きている”ということを教えてくれます。
考えてみると、“ひとつの世界に生きている”ということをしっかりと実践しているのが、まさに『ディビジョン』のエージェントなのかもしれないですね。
『ディビジョン』では、プレイヤーはほかのエージェントと協力して社会や医療のインフラを再構築し、弱い人々を助ける努力を重ねます。
ゲームでは努力を強制はしていませんが、これが成功する(ゲームをクリアーする)唯一のやりかたであることは間違いありません。
パンデミックが起きたとしても世界は終わるわけではなく、社会が崩壊しても助け合う方法はいくらでもあります。『ディビジョン』の世界は、そんな可能性を見せてくれます。

――もし、ナフィーズさんが『ディビジョン』の世界に投げ込まれたらどうします?

ナフィーズ うーん(笑)。穴に入って隠れるかな(笑)。『ディビジョン』の世界では撃ち合いが行われているわけですが、そうはならないことを祈っています。
隣人などのコミュニティーと協力して、リソースを共有するように努力し、崩壊した流通を徐々に再構築しますね。私は、私の得意とするところを提供して、コミュニティーの手助けをしていきたいと思います。
他人を撃つことは、危険が迫ったときの最後の砦です。『ディビジョン』にはアクションとバイオレンスの要素が含まれていますが、ゲームがもっともフォーカスしているのは、エージェントとして世界を平和に導くということです。
私自身は、そういった資質は持っていませんが、ほかにできる人はいます。もっとも大切なことは、平和を取り戻したときにどうなっているかだと思います。
どうしたら新しい社会を作るために協力できるのか、人々の需要に応えられるのか……。そのへんが『ディビジョン』のもっともおもしろい部分だと思いますね。


ジャーナリスト ナフィーズ・アルメッド氏に聞く シナリオはリアリティーがあって秀逸
http://www.famitsu.com/matome/division/Interview04.html
ファミ通.com 編集部 古屋陽一 2016-03-10 18:30:00

【MOVIE】The Division - ディビジョン MOVIE Ubisoft Official Site
http://www.ubisoft.co.jp/division/movie/index.html


■関連スレ
【ディビジョン】なんJ The Division部 [無断転載禁止]?2ch.net
なんでも実況U板
http://hope.2ch.net/test/read.cgi/liveuranus/1455865677/

The Division ディビジョン Part1
家ゲーRPG板
http://mastiff.2ch.net/test/read.cgi/gamerpg/1452724725/
  

78 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/03/20(日) 20:16:03.75 ID:UDV55L2Q.net
    
>>58
【アプリ】3月19日 WHOより医療従事者のための最新情報アプリを公開しています

公式の世界保健機関(WHO)からZikaアプリが公開されています(Ver1.1)
ジカウイルス病に関するWHOから最新の情報を取得します。
iPhoneはiTunes・AndroidはGooglePlayからダウンロードすることによりジカウイルス病に関するWHOから医療従事者のための最新情報を入手してください。
対応言語は英語・スペイン語・ポルトガル語です。

WHO Zika app on android
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.universaldoctor.zika

WHO Zika app on iPhone
https://itunes.apple.com/en/app/who-zika-app/id1090088404?mt=8

79 : ◆KaqPu/uSLo :2016/03/20(日) 22:59:19.06 ID:Eqkb94WF.net
最初に無があった
無は有を生んだ
これが全ての真理

80 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/03/21(月) 00:46:31.51 ID:0p2Y7Y/0.net
   
>>33
【ガイドライン】 国立感染研究所発行『蚊媒介感染症の診療ガイドライン』(第2版)(限定転載@)

●URLリンク変更
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000116991.pdf

■掲載内容をジカウイルス感染症に限定して転載します
 詳しいガイドラインは上記URLより参照してください

はじめに
本ガイドラインは、蚊媒介感染症に関する特定感染症予防指針(平成27 年厚生労働省告示第二百六十号)に基づき、医師がデング熱、チクングニア熱及びジカウイルス感染症などの蚊媒介感染症を診断し
確定した症例について直ちに届出を行うことができるよう、疫学、病態、診断から届出、治療、予防に至る一連の手順などを示したものである。
2015 年5 月22 日に発行した「デング熱及びチクングニア熱の診療ガイドライン」にジカウイルス感染症に関する記載を追記し、タイトルを「蚊媒介感染症の診療ガイドライン」と改め、記載内容を適宜最新のものに更新した。
なお、ジカウイルス感染症に関しては、現在、南太平洋諸国、南北アメリカ大陸で急速に拡大しており、その関連が強く疑われる小頭症を含む先天奇形、ギラン・バレー症候群を含む神経疾患の集団発生について
2016 年2 月1日に世界保健機関は「国際的に懸念される公衆の保健上の緊急事態(PHEIC: Public HealthEmergency of International Concern)」として宣言した。
現時点において最新の知見に基づく情報を記載したが、現在進行中の事項であるため、新たな知見が集積し次第、本ガイドラインは適宜更新される見込みである。
なお、感染症法に規定されるその他の蚊媒介感染症(日本脳炎、ウエストナイル熱、黄熱、リフトバレー熱、西部ウマ脳炎、東部ウマ脳炎、ベネズエラウマ脳炎、マラリア、野兎病)についてはここでは記載しない。

蚊媒介感染症とは
主な蚊媒介感染症であるデング熱、チクングニア熱及びジカウイルス感染症は、ともに、発熱と全身の発疹を特徴とし、同じ種類の蚊(ヤブ蚊属:Aedes spp.)によって媒介される感染症である。
いずれもアフリカを起源とするが、近年では、いずれもアジア、中南米を中心に流行している。いずれも我が国においては主に海外からの輸入感染症としてみられたが、デング熱に関しては2014 年に国内感染例が報告された。
いずれも国内においては有効なワクチンが存在せず、予防には蚊に刺されないようにする防蚊対策が有効である。

媒介蚊について
海外でデング熱、チクングニア熱及びジカウイルス感染症を媒介する蚊は、主にネッタイシマカ(Aedes aegypti) とヒトスジシマカ(Aedes albopictus)であるが、日本における媒介蚊はヒトスジシマカである。
日本におけるヒトスジシマカの活動は主に5 月中旬〜10 月下旬に見られ(南西諸島の活動期間はこれよりも長い)、冬季に成虫は存在しない。
ヒトスジシマカの発生数は国内全域で非常に多く、2015 年時点で、本州(秋田県及び岩手県以南)から四国、九州、沖縄、小笠原諸島まで広く分布していることが確認されている。
デング熱、チクングニア熱及びジカウイルス感染症を疑う際には、臨床所見に加えて、地域のヒトスジシマカの活動状況やそれぞれの患者の発生状況が参考になる。
   

81 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/03/21(月) 00:58:35.83 ID:0p2Y7Y/0.net
   
>>33
【ガイドライン】 国立感染研究所発行『蚊媒介感染症の診療ガイドライン』(第2版)(限定転載A)

●URLリンク変更
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000116991.pdf

■掲載内容をジカウイルス感染症に限定して転載します
 詳しいガイドラインは上記URLより参照してください

1 各疾患の概要
1.3 ジカウイルス感染症

病原体
ジカウイルス感染症はフラビウイルス科フラビウイルス属のジカウイルスによって起こる疾患で、チクングニア熱同様、単一の血清型である。感染源となる蚊および感染様式もデング熱及びチクングニア熱と同様である。

疫学
ジカウイルス感染症は、近年、南太平洋諸国及び中南米を中心に急速に拡大している。
ジカウイルスは、1947 年にウガンダのジカ森林のアカゲザルから初めて分離された。ジカウイルス感染症は、2007 年にはミクロネシア連邦のヤップ島での流行、2013 年にはフランス領ポリネシアで約1 万人の感染が報告され、
2014 年にはチリのイースター島、2015 年には中央および南アメリカ大陸、カリブ海地域、西太平洋地域等での流行が発生し、急速に地理的な拡大を見せている。
一方、本邦においては、2013 年、2014 年に仏領ポリネシア及びタイからの輸入症例が3 例確認されている。2015 年以降の南北アメリカ大陸における流行では、2016 年2 月に、ブラジルからの輸入症例が1例報告されたほか、
経胎盤及び経産道感染よる事例、輸血 や性行為 による感染が疑われる事例が他国において報告されている。性行為による感染については依然不明な点が多く、今後の報告が待たれる。

病態および分類
ジカウイルスが健康成人および小児に感染した場合、約20%の患者が2〜13 日の潜伏期間を経て症状を呈する。人の症候性感染の場合を、「ジカウイルス病」と分類する。
多くの症例で皮疹を認めるが発熱は軽度にとどまる(38.5 度以下)か、みられない場合が多く、その多くは自然治癒すると考えられている。
2013 年の仏領ポリネシア、2015 以降の中南米の流行時、ギラン・バレー症候群の症例数の増加が報告された。
母体から胎児への垂直感染により小頭症などの先天性異常をきたした場合を「先天性ジカウイルス感染症」と分類する。
2015 年のブラジルでの流行開始後、小頭症児の出生数が急増しており、小頭症による死亡胎児・新生児の髄液・脳組織等からジカウイルスが検出されていることから関連性が強く示唆されている。
こうした事態を踏まえ、ジカウイルス感染症流行地域におけるギラン・バレー症候群を含む神経疾患、小頭症を含む先天奇形患者の集団発生は、
2016 年2 月1 日にWHO により「国際的に懸念される公衆の保健上の緊急事態(PHEIC)」として宣言されている。
     

82 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/03/21(月) 01:19:04.13 ID:0p2Y7Y/0.net
>>33
【ガイドライン】 国立感染研究所発行『蚊媒介感染症の診療ガイドライン』(第2版)(限定転載B)

●URLリンク変更
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000116991.pdf
■掲載内容をジカウイルス感染症に限定して転載します
 詳しいガイドラインは上記URLより参照してください

2 各疾患の診断およびマネジメント 2.3 ジカウイルス感染症
2.3.1 ジカウイルス病

@ 症状及び検査所見
潜伏期間は、2-13 日で多くは2-7 日である。ジカウイルス病の臨床症状は多彩であるが、最も多くみられるのは、斑状丘疹様の発疹(図3)である。発熱を呈するのは6 割前後に過ぎず、大半は軽症で自然軽快する。
表7 に2007 年のミクロネシア連邦におけるアウトブレイクにおけるジカウイルス病患者の臨床症状を示す。

A 診断
ジカウイルス病は、上記の通り発熱は必発ではなく、症状が多彩であることから、診断を想起することが難しい場合がある。
デング熱やチクングニア熱とも流行地域が重なっていることから、その他の蚊媒介感染症を含め、総合的に鑑別診断に挙げる必要がある。
現時点で、国内で製造販売承認された検査法はなく、確定診断には、地方衛生検査所、国立感染症研究所などの専門機関での検査が必須である。
下記の条件を参考に「ジカウイルス病を疑う患者」については、検査について最寄りの保健所に相談するとともに、必要に応じて、適切なマネジメントが可能な医療機関に相談又は患者を紹介する。

【定義】ジカウイルス病を疑う患者
次の1.〜3.をすべて満たすもの

1. 発疹又は発熱(ほとんどの症例で、38.5 度以下)
2. 下記のa)〜c)の症状のうち少なくとも一つ
a) 関節痛 b) 関節炎 c) 結膜炎(非滲出性、充血性(図4))
3. 流行地域(3a)への渡航歴(3b)
3a 流行地域
ジカウイルス感染症は、現在、中南米、アジアを中心に世界的に拡大傾向にあることから、流行国・地域に関しては、厚生労働省ウェブサイト「ジカウイルス流行地域について」を参考とする。
3b 渡航歴
潜伏期間を考慮し、上記の流行地域から出国後、2〜13 日以内の発症であることを条件とする。ただし、他の疾患を除外した上で、国内発生を疑う場合はこの限りではない(2.1 デング熱A診断「鑑別診断」を参照)

【診断手順】
ジカウイルス病を疑う症例における診断は次の手順を参考にする:
1.血液(全血、血清、血しょうでも可)(可能な限り発病後2日以内)及び尿を採取する。
※ 鑑別診断として、デング熱を疑う場合は、血清を用いて、デングウイルス抗原定性〈デングウイルス非構造タンパク(NS1)抗原〉を検査する。(実施可能な場合に限る:2.1 デング熱A診断参照)
2.上記検査が実施できない、あるいは実施し陰性あるいは判定不能である場合:最寄りの保健所に検査の相談を行うことができる。

【臨床検査】
地方衛生研究所、国立感染症研究所では、次の検査が実施可能である。
◎地方衛生研究所及び国立感染症研究所で実施可能なもの
・ ジカウイルス RT-PCR <血液・血清・血しょう・尿>
・ ジカウイルス 特異的IgM 抗体 <血清>
◎国立感染症研究所でのみ実施可能なもの
・ジカウイルス 中和抗体 <血清>
・ジカウイルス ウイルス分離 <血液・血清・血しょう・尿>

【確定診断】
上記の検査により、下記のいずれかを満たすとき、ジカウイルス病と確定診断する。
・ウイルス分離 <血液・血清・血しょう・尿>
・RT-PCR 法によるウイルス遺伝子の検出 <血液・血清・血しょう・尿>
・特異的IgM 抗体の検出※ <血清>
・中和抗体の検出※ <血清>
※ 単血清での抗体価の有意な上昇、ペア血清での抗体陽転化・抗体価の有意の上昇
ジカウイルス感染症ではデング熱やチクングニア熱と同様にウイルス血症が認められる。
我が国における輸入症例では、血液のRT-PCR 陰性で尿RT-PCR で診断した例もある。
血清IgM 抗体については、デングウイルス等の他のフラビウイルス属の感染あるいは約6ヶ月以内の感染既往がある場合は交差反応により陽性を示すことがある。
逆にジカウイルス感染症患者においてもデングウイルス等の他のフラビウイルス属のIgM 抗体が上昇することもあるため、中和抗体法の追加試験による総合的な評価を要する。
黄熱ワクチンの接種によっても交差反応を示すことがあるため、必ず予防接種歴の確認を行う。

83 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/03/21(月) 01:45:09.19 ID:0p2Y7Y/0.net
   
>>33
【ガイドライン】 国立感染研究所発行『蚊媒介感染症の診療ガイドライン』(第2版)(限定転載C)

●URLリンク変更
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000116991.pdf

■掲載内容はジカウイルス感染症に限定して転載します
 詳しいガイドラインは上記URLより参照してください


B 届出
ジカウイルス病及び先天性ジカウイルス感染症を含むジカウイルス感染症は、感染症法上の4 類感染症全数把握疾患として、診断した医師は直ちに最寄りの保健所に届け出る必要がある。
(感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律施行令の一部改正平成28 年2 月5 日公布)
なお、届出の詳細は、最新の知見に基づいて更新されることがあるので、厚生労働省ウェブサイト「感染症法に基づく医師の届出のお願い」にて最新の情報を参照されたい。
参考として、2016 年3 月11 日時点のジカウイルス感染症の届出様式を別添に示す。

C 一般的なマネジメント
ジカウイルスに対してもデングウイルスやチクングニアウイルスと同様に有効な抗ウイルス薬はないため、飲水の励行および症状に応じた対症療法を適宜実施する。
なお急性期の解熱鎮痛薬に関しては、デング熱との鑑別が必要となることなどから、アセトアミノフェンが投与される(2.1 デング熱 Cマネジメント参照)。


D 特定の患者に関するマネジメント
1)ギラン・バレー症候群発症患者への対応
ギラン・バレー症候群は両側性弛緩性運動麻痺で、腱反射消失と時に比較的軽い感覚障害がみられる急性発症の免疫介在性多発根神経炎である。
多くの場合、発症前4 週以内に上気道感染や消化器感染等の先行感染がみられるが、病原体が特定されることは少ない。
臨床経過は単相性で,4 週以内に症状の極期を迎え、その後軽快するが、軽症例から重症例まで様々であり、死亡する例もある。
2013 年のフランス領ポリネシアにおけるジカウイルス感染症の集団感染事例において42 例がギラン・バレー症候群と診断された。
このうち41 例(98%)のギラン・バレー症候群の患者においてウイルス学的診断により最近のジカウイルス感染症が確認され、37 例(88%)においてはギラン・バレー症候群の発症前(中央値6 日)にウイルス感染様の症状が認められた。
この調査からジカウイルス感染症がギラン・バレー症候群の発症機序に関連することが明らかになった。なお、ギラン・バレー症候群と同様の急性弛緩性麻痺を示す疾患は数多くあり、鑑別診断が重要である。
診断と治療に関しては、日本神経学会「ギラン・バレー症候群、フィッシャー症候群診療ガイドライン2013」を参照の上、神経内科専門医に紹介されたい。

2)妊娠出産年齢の女性患者への対応
妊娠出産年齢の女性でジカウイルス病の罹患が確認された場合は、妊娠の可能性がある場合は、先天性感染の可能性およびリスクについて十分に説明の上、本人の希望・同意に基づき、妊娠反応検査の実施を検討する。

3)妊娠中の女性への対応
下記の条件を満たす「ジカウイルス病を疑う妊婦」については、必要に応じて、日本感染症学会が公表しているジカウイルス感染症協力医療機関30 などの専門医療機関に紹介を行い
診療結果に基づき必要なジカウイルス病に関する検査を実施する。母児に対する検査手順は下記「母児検査手順」に示す。

【定義】ジカウイルス病を疑う妊婦
次の1, 2 をともに満たすもの
1. 妊娠期間中に流行地域(A診断 2.1 流行地域を参照)への渡航歴がある
2. 下記のa またはb に該当する場合
a. 滞在中又は出国後2〜13日以内にジカウイルス病を疑う症候(表7 参照)を認める
b. 胎児に先天性ジカウイルス感染症を疑う所見(小頭症や頭蓋内石灰化など(表8参照))を認める

その他、ジカウイルス病の検査については医療機関から最寄りの保健所等へ相談することができる。
   

84 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/03/21(月) 11:25:28.55 ID:0p2Y7Y/0.net
   
>>33
【ガイドライン】 国立感染研究所発行『蚊媒介感染症の診療ガイドライン』(第2版)(限定転載C)

●URLリンク変更
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000116991.pdf

■掲載内容はジカウイルス感染症に限定して転載します
 詳しいガイドラインは上記URLより参照してください

【母児検査手順】
ジカウイルス感染症協力医療機関30 等の専門機関におけるジカウイルスへの感染を疑う妊娠中の女性の検査は、下記の手順に従い実施する。
・ 母体のジカウイルス感染の評価を実施する。(A診断の手順を参照)
※ 胎児に特定の先天異常(小頭症や頭蓋内石灰化など)を認める場合は、そうした先天異常を来しうるその他の疾患(表9)の鑑別を行い、必要に応じて、適切なマネジメントが可能な医療機関に相談又は患者を紹介する。
a. 母体のジカウイルス検査が陽性である場合
・ 感染症法に基づき、B届出の手順に従い、母体のジカウイルス病の届出を行う。なお、妊娠期間中に明らかなジカウイルス病様の症状を認めなかったが、診断検査が陽性となった場合は、「無症状病原体保有者」の類型で届出を行う。
b. 母体のジカウイルス検査が判定不能である場合
・ 出生児に表8 に示される先天異常等を認める場合の対応は、「2.3.2 先天性ジカウイルス感染症A診断」を参照する。
母体のジカウイルス検査が判定不能である場合
・ 最寄りの保健所と相談の上、必要に応じて、母体のジカウイルス検査が陽性である場合に準じた対応を実施する。
c. 母体のジカウイルス検査が陰性である場合
・ RT-PCR 法による母体のジカウイルス遺伝子の検出検査は急性期を過ぎれば陰性となる。
IgM 抗体は、どの程度の期間陽性が持続するかについて明確な知見はないが、米国CDC によれば4ヶ月程度は持続するとされている。それ以降は陰性であったとしても児の感染を否定するものではない。
このため、中和抗体検査を併用することが望ましい。また、胎児の慎重な経過観察を行う。ただし、中和抗体といえども、黄熱ウイルス、デングウイルス、日本脳炎ウイルスに対して多少の交差反応をしめす。
そのため黄熱ワクチン、日本脳炎ワクチン接種歴は必ず確認する必要がある。


2.3.2 先天性ジカウイルス感染症
@ 症状及び検査所見
現時点で、先天性ジカウイルス感染症による臨床症状は、母体のジカウイルスの感染との因果関係が立証されたものは存在しないが
南太平洋・中南米におけるジカウイルス感染症の流行に引き続いて小頭症等の胎児奇形の発生が急増したこと、死亡胎児・新生児の脳組織・髄液等からジカウイルスが検出されたこと
ジカウイルス感染症以外に胎児奇形の原因となる要因が明らかでないこと等から小頭症や頭蓋内石灰化等との関連性が強く疑われている。
2015 年8 月〜10 月にブラジルで認めた小頭症症例35 例の臨床的特徴(表8)によると、
小頭症の程度は、71%が頭囲‐3 標準偏差(SD)以下の重症例であり、先天性内反足(14%)、先天性関節拘縮(11%)、網膜異常(18%)等を認めたほか、半数で神経学的検査異常(49%)、全例で神経画像検査異常を認めている。

A 診断
ジカウイルスに感染した母体から出生した新生児が、小頭症や頭蓋内石灰化、その他の先天性障害等を来していることから
先天性ジカウイルス感染症を疑う場合は、検査について最寄りの保健所に相談するとともに、必要に応じて、適切なマネジメントが可能な医療機関に相談又は患者を紹介する。
また、ジカウイルス病と同様に、確定診断には、地方衛生研究所、国立感染症研究所などの専門機関での検査が必須である。

【母体の評価】
妊娠中の母体の感染評価については、「2.3.1 ジカウイルス病Dマネジメント3)妊娠中の女性及び胎児への対応」の手順に基づき実施する。
  

85 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/03/21(月) 11:42:59.02 ID:p4aFmZDf.net
   
>>33
【ガイドライン】 国立感染研究所発行『蚊媒介感染症の診療ガイドライン』(第2版)(限定転載E)

●URLリンク変更
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000116991.pdf

■掲載内容はジカウイルス感染症に限定して転載します
 詳しいガイドラインは上記URLより参照してください

【新生児の評価】
出生後の新生児において、表8 に示すような先天性ジカウイルス感染症と関連があると考えられる先天異常を認めた場合、下記の通りの手順で評価を行う。
評価にあたっては、必要に応じて、日本感染症学会が公表しているジカウイルス感染症協力医療機関 などの専門医療機関に紹介を行い、下記の条件を参考に新生児を評価し、必要な検査を実施する。
・ 下記(ア)および(イ)の条件を満たす場合、母体及び新生児のジカウイルス感染の評価を実施する。
(ア) 妊娠期間中にジカウイルス感染症流行地域(2.3.1 ジカウイルス病A診断 3a 流行地域を参照)への渡航歴がある。
(イ) 該当する先天異常を来しうるその他の疾患(表9 を参照)の鑑別のため、必要な除外診断を行い、説明し得る他の要因が特定されていない。
留意点:
・ 下記に示す評価は、母体の感染が確認された後に行う。
母体の評価については、2.3.1 ジカウイルス病Dマネジメント3)妊娠中の女性及び胎児への対応に基づいて実施する。
(ステップチャート省略)

【新生児の先天性ジカウイルス感染症の診断手順】
先天性ジカウイルス感染症を疑う新生児の検査は、次の通り実施する。
1. 臍帯血、血液又は尿(可能な限り出生後2日以内)を採取し、最寄りの保健所に検査の相談を行う。なお、先天性ジカウイルス感染症の検査は次を実施する。
・ジカウイルス遺伝子検出(RT-PCR 法)<血液・血清・血しょう・尿>
・ジカウイルス特異的IgM 抗体 <血清>
2. 下記の項目については、必須ではないが、追加的に検査を実施できる。
○ 髄液が利用可能である場合(他の検査目的で髄液を採取した場合):
・ ジカウイルス遺伝子検出(RT-PCR 法)
・ ジカウイルス特異的IgM 抗体
○ 胎盤・臍帯組織が利用可能である場合:
・ 病理組織学的評価
・ ジカウイルス免疫組織化学染色 (固定組織)
ジカウイルス遺伝子検出(RT-PCR 法)(固定/凍結組織)

【臨床検査】
なお、地方衛生研究所、国立感染症研究所では、次の検査が実施可能である。
◎地方衛生研究所及び国立感染症研究所で実施可能なもの
・ ジカウイルス 遺伝子検出(RT-PCR 法) <血液・尿>
・ ジカウイルス 特異的IgM 抗体 <血清>
◎国立感染症研究所でのみ実施可能なもの
・ ジカウイルス 遺伝子検出(RT-PCR 法) <臍帯血・髄液・臍帯・胎盤>
・ ジカウイルス 特異的IgM 抗体 <臍帯血・血清・髄液>
・ ジカウイルス 免疫組織化学染色 <臍帯・胎盤>

【確定診断】
上記の検査において、1 つでも陽性を認めた場合は、先天性ジカウイルス感染症と診断する。

【新生児の小頭症の診断】
なお、新生児の小頭症の診断は、頭囲は、左右の眉直上、後方は後頭部の一番突出しているところを通る周径(前後径周囲長)を測定する。
出生時週数に応じた頭囲について、下記の日本小児遺伝学会の示す基準37 に基づき、3パーセンタイル以下であるものを小頭症と診断する。
出生時週数別の頭囲の基準は、日本小児科学会の初産男児在胎期間別出生体重標準値を参照のこと。

B 届出
ジカウイルス病と同様に、「先天性ジカウイルス感染症」として届け出が必要である。詳細は「2.3.1 ジカウイルス病 B届出」を参照のこと。病型については「先天性ジカウイルス感染症」を選択する。
参考として、2016 年3 月11 日時点のジカウイルス感染症の届出様式を別添に示す。
  

86 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/03/21(月) 12:02:02.47 ID:0p2Y7Y/0.net
   
>>33
【ガイドライン】 国立感染研究所発行『蚊媒介感染症の診療ガイドライン』(第2版)(限定転載F)

●URLリンク変更
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000116991.pdf

■掲載内容はジカウイルス感染症に限定して転載します
 詳しいガイドラインは上記URLより参照してください

C マネジメント
1. 臨床的評価
先天性ジカウイルス感染症を疑う、あるいは確定診断した新生児については、上記の診断的検査に加え、下記の臨床的評価の実施を検討する。

・ 包括的な身体検査:
頭囲(前後径周囲長)、身長、体重、妊娠週数の評価
神経学的異常、先天奇形、脾腫大、肝腫大、皮疹、その他の皮膚病変
・ 頭蓋内超音波検査
妊娠後期の超音波検査で頭蓋内に異常がないと判断されていない場合のみ実施
(既に異常があると判断されている場合は、適切に治療・経過観察等を実施)
・ 聴力検査
退院前あるいは出生一か月以内に誘発耳音響放射あるいは耳性脳幹反射を実施
・ 眼科的評価
退院前あるいは出生一か月以内に網膜検査を含む眼科的検査を実施
・その他、新生児の臨床所見に特異的な検査

2. 先天異常を認める場合の臨床評価
先天性ジカウイルス感染症を疑う、あるいは確定診断した新生児について、表8 に示す先天異常等を認める場合は
必要に応じて、適切な専門家(臨床遺伝学、先天異常、小児神経科、小児感染症科、小児耳鼻咽喉科、小児眼科等)に相談を行う。


3 予防

防蚊対策

デング熱、チクングニア熱及びジカウイルス感染症には現時点では、国内で利用可能なワクチンがないため、予防には流行地域において蚊に刺されないような予防対策をとることが重要である。
皮膚が露出しないように、長袖シャツ、長ズボンを着用し、裸足でのサンダル履きを避ける。
しかし、薄手の繊維の場合には服の上から吸血されることもあること、足首、首筋、手の甲などの小さな露出面でも吸血されることがあることにも留意する。
忌避剤の利用も効果的である。
ディート(DEET)は、忌避剤の有効成分としてもっとも広く使われており、国内においてはディート含有率12%までのエアゾール、ウエットシート、ローション又はゲルを塗るタイプなどが市販されている。
必要医薬品又は医薬部外品として承認された忌避剤を、年齢に応じた用法・用量や使用上の注意を守って適正に使用する。
小児(12歳未満)に使用する場合には、保護者等の指導監督の下で顔以外の部分に使用する。
また、6か月未満の乳児には使用せず、生後6か月以上2歳未満は1日1回、2歳以上12歳未満は1日1〜3回の回数を目安に使用する。
なお、忌避剤の有効時間は、薬剤中のディート成分の含有率と比例するため、含有量等に応じて、有効性を担保するためには年齢に応じて適切な頻度での塗布が必要である。
海外においては、含有量の高い製品も販売されていることから、海外渡航時においてはこうした製品を必要に応じて用いることにより、塗布の頻度を減らすことができる。
なお、熱帯地方において発汗が著明な場合は、こまめに塗布することに心がける。
2015 年にイカリジンを主成分とする新たな忌避剤が認可された(2016 年3 月に発売予定)。
ディートは小児への使用に際して上記のような制限があるが、本剤の使用に際しては特に年齢制限は設けられていない。
・海外では、デング熱、チクングニア熱及びジカウイルス感染症等を媒介するネッタイシマカやヒトスジシマカは、都市やリゾート地にも生息しており、とくに雨季にはその数が多くなる。
また、これらの蚊は特に早朝・昼間・夕方(特に日没前後)に活発に吸血する習性があり、蚊の対策はその時間帯に重点的に行う必要がある。
熱帯地域で多くみられるネッタイシマカは屋内侵入性が高く、家の中で吸血されることが多い。
・国内では、ヒトスジシマカが媒介蚊であり、朝方から夕方まで吸血する(特に、早朝・日中・夕方(日没前後)の活動性が高い)
ヒトスジシマカは屋内でも屋外でも吸血するが、屋外で吸血することがはるかに多い。
     

87 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/03/21(月) 12:12:04.54 ID:p4aFmZDf.net
   
>>33
【ガイドライン】 国立感染研究所発行『蚊媒介感染症の診療ガイドライン』(第2版)(限定転載G/終)

●URLリンク変更
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000116991.pdf

■掲載内容はジカウイルス感染症に限定して転載します
 詳しいガイドラインは上記URLより参照してください


・医療機関においては、デング熱、チクングニア熱及びジカウイルス感染症患者が入室している病室への蚊の侵入を防ぐ対策をとると同時に
有熱時にはウイルス血症を伴うため、病院敷地内の植え込みなどで、蚊に刺されないように患者に指導することが重要である。
敷地内に雨水が溜まった容器が放置してあれば、幼虫が発生しないように少なくとも1週間に一度は逆さにして水を無くすなどの対策が必要である。
場合によっては、昆虫成長制御剤(IGR)などの使用も検討する。加えて、病院建物周辺の雨水ますなどの幼虫対策にも留意する必要がある。

【院内感染対策】
上記の医療機関における防蚊対策に加えて、デング熱、及びチクングニア熱及びジカウイルス感染症は針刺し事故などで患者の血液に曝露することで感染する可能性があるため
充分に注意する。
また患者が出血を伴う場合には、医療従事者は不透過性のガウン及び手袋を着用し、体液や血液による眼の汚染のリスクがある場合にはアイゴーグルなどで眼を保護する。
患者血液で床などの環境が汚染された場合には、一度水拭きで血液を十分に除去し、0.1%次亜塩素酸ナトリウムで消毒する。
院内感染予防のための患者の個室隔離は必ずしも必要ない。

【性感染対策】
ジカウイルスに関しては、性行為により、流行地から帰国した男性から流行地への渡航歴のない女性のパートナーへの感染が疑われている。
2016 年2 月時点で、性行為による感染がどの程度の頻度で発生し、精液中にどの程度の期間残存するかについては、明らかな知見は得られていないが、
性行為感染の予防については、特に、流行地から帰国した男性で妊娠中のパートナーがいる場合は、パートナーの妊娠期間中は、症状の有無に関わらず、性行為を行う場合はコンドームを使用することが推奨される。


おわりに
本ガイドラインは、以下の有識者の協力を得て、国立感染症研究所により作成された。
都立墨東病院感染症科:岩渕千太郎
国立国際医療研究センター病院国際感染症センター:大曲貴夫
東京医科大学病院渡航者医療センター:濱田篤郎
横浜市立大学附属病院産婦人科:平原史樹
国立成育医療研究センター感染症科 :宮入烈
   

88 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/03/21(月) 13:13:35.85 ID:0p2Y7Y/0.net
  
【検疫所】春休みに海外へ渡航される皆さまへ!

春休みには多くの方が海外へ渡航されます。
海外に渡航される方に、注意してほしい感染症や予防対策について情報提供いたします。

出発前に確認しておきたいこと

 ・渡航先で流行している感染症について:
  新着情報
   http://www.forth.go.jp/topics/fragment1.html
  最新ニュース(医療関係者向け)
   http://www.forth.go.jp/moreinfo/topics/index.html
 ・渡航先の情報について:
  国・地域別情報
   http://www.forth.go.jp/destinations/index.html
 ・渡航先で体調を崩したときのために、医療機関情報について:

 外務省ホームページ(渡航関連情報 世界の医療事情)
   http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/index.html

旅行中に気をつけたいこと

海外では、日本にはない病気がたくさんあります。海外旅行では、時差や気候の違いなどから、(自覚していなくても)様々なストレスを受けます。
この結果、体の抵抗力が落ち、病気にかかりやすくなってしまいます。
一生治療を続けなければならない病気もあります。
無理のないスケジュールを心がけ、避けられる危険を避け、楽しい旅行にしましょう。

 ・ 生水・氷・カットフルーツを食べることは避けましょう。
 ・ 食事は十分火の通ったものを食べましょう。
 ・ 蚊・ダニに刺されないように、虫よけ剤を使うなどしましょう。
 ・ 動物は狂犬病、MERSや鳥インフルエンザなどのウイルスをもっていることがあるので、むやみに触らないようにしましょう。
 ・ 薬物やゆきずりの性交渉で感染し、一生の後悔をすることのない行動をとりましょう。

帰国時・帰国後に具合が悪くなったら

 帰国時に発熱や下痢などの症状がある方は、最寄りの検疫所にご相談ください。
帰国後に症状が出た方は、病院受診の際に渡航歴を必ず話してください。受診方法で分からないときには検疫所または保健所にご相談ください。

参考になるリンク集

外務省
海外安全ホームページ(スポット情報)
http://www.anzen.mofa.go.jp/

感染症別情報
国立感染症研究所 感染症疫学センター
http://www.nih.go.jp/niid/ja/from-idsc.html

厚生労働省検疫所FORTH お役立ち情報
http://www.forth.go.jp/useful/index.html
      

89 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/03/21(月) 17:52:27.42 ID:p4aFmZDf.net
  
【Blog】ジカ熱とHIV:関連を科学的にとらえる 国際エイズ学会(IAS)公式サイトから @

ビギナーズ鎌倉 2016年03月21日
http://miyatak.hatenablog.com/entry/2016/03/21/012927

春とはいえ、日本ではまだ寒いので、主に蚊が媒介して広がるジカ熱の流行はあまり大きな関心事にはなっていません。でも、夏にリオ五輪が開かれるブラジルの流行は深刻です。
さらに症例は中南米だけでなく他の地域の国でも報告され、季節の移行に伴って、日本でも当然、関心というか、むしろ不安が高まり、場合によっては社会的なパニックを巻き起こす懸念もなしとはしません。
もちろん、感染拡大への備えは必要ですが、感染した人が何か犯罪を犯したかのように扱われてしまうことは避けたいと、いまから(いまだからかもしれませんが)ひそかに思っています。

蚊による感染の拡大だけでなく、性感染事例も各国で報告されています。
過不足なく備えられるかというと、それはかなり難しいだろうなあという印象が個人的にはありますが、
日本国内の流行に関して言えば、対応できない感染症の流行とはいえないという印象もまた(個人的な感想レベルに過ぎませんが)持っています。

国際エイズ学会(IAS)の公式サイトにブラジルで蚊を媒介する感染症の対策に長くあたってこられたブラジル・デング・アルボウイルス協会の理事長で、
IAS会員でもあるアーサー・ティマーマン博士のインタビュー記事が掲載されています。その日本語仮訳を作成しました。

ブラジルでは昨年、ジカ熱の流行が拡大しただけでなく、デング熱の流行もこれまで最大だったことが報告されているそうです。
『ブラジルの都市開発モデルが蚊にとって絶好の繁殖環境を与えている』と博士は指摘しています。
また、ブラジル経済の悪化により、研究予算が確保できず、血清学的検査の開発も十分にできない状態だということです。

『ブラジルはいま、ネッタイシマカという単一の媒介生物による3つの大きな感染症の流行を抱えているのだ。1986年以来のデング熱、2013年以来のチクングニア熱、そして、おそらく2014年からのジカ熱である』

性感染に対する新たな報告や知見には周到な注意を払う必要があるものの、現状では感染拡大の最大要因である蚊の対策に全力をあげるというのが、現在のブラジルの予防対策の基本のようです。

HIV/エイズとの関係では、HIVとジカウイルスとの重感染の影響はいまのところ認められないということです。
むしろ、『HIVの流行はいまも大きな教訓として、コミュニティの協力の重要性を示している。
アドボカシーやコミュニティ・アウトリーチ、教育キャンペーンなどを通し、法的な障壁や誤解、スティグマを克服しなければならない。
それこそがまさにジカウイルス感染の流行を終結に導くための対応なのだ』として先行する感染症対策事例としてのHIV/エイズ対策の教訓を重視しています。以下IASのインタビュー記事の日本語仮訳です。
   

90 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/03/21(月) 18:14:10.43 ID:p4aFmZDf.net
  
【インタビュー】ジカ熱とHIV:関連を科学的にとらえる 
        
        アーサー・ティマーマン博士 IAS会員・ブラジルの疫学者
        国際エイズ学会(IAS)公式サイトから A

ビギナーズ鎌倉 2016年03月21日
http://miyatak.hatenablog.com/entry/2016/03/21/012927



ジカ熱とHIV:関連を科学的にとらえる

  アーサー・ティマーマン博士 IAS会員・ブラジルの疫学者
 http://www.iasociety.org/IASONEVOICE/Zika-and-HIV-Connecting-the-Science

アーサー・ティマーマン博士は感染症医であり、1994年からIASのメンバーとなっている。現在はブラジル・デング・アルボウイルス協会の理事長としてブラジルで活動している。
ブラジルでは2015年4月に16人の患者が報告されて以降、ジカ熱の流行が続いており、アーサーは社会に向けてこの流行に関する情報提供を続けている。
中南米ではジカ熱の流行が拡大し、30年以上前のエイズの出現を思わせるような厳しい状況をもたらしている。
2015年5月には、ブラジルの保健当局が国内北東地区におけるジカウイルスの感染を確認した。
それから現在までに中南米の18カ国といくつかの地域で感染が報告され、
世界保健機関(WHO)は今年だけで南北アメリカ大陸の400万人に感染する恐れもあると予測しているブラジルの現状はどうなっているか、調査で何が分かったか、そしてこの流行と闘うには何が必要か、などについて。アーサーは語った。

    ◇

医者として働き始めた当時、エイズは死の病だった。何年もたって、それでも闘いは続いている。私たちはいま、同じようにウイルスが原因となる新たな流行に直面している。ジカウイルスだ。
新たな疾病に対し、臨床的にも疫学的にもどう対応したらいいのかよく分からなかった時期のことを思い出す。病因がはっきりしていなかった時代を思い出す。エイズの原因になるウイルスが見つかっていなかった時期を思い出す。
原因は様々に推測されていたが、HIV(当時はHTLV- IIIまたはLAVと呼ばれていた)の発見には4年もかかり、どうして免疫不全を起こすのかを理解するにはさらに時間がかかった。そしていまもなお多くのことを学ぶ必要がある。

私たちはいま、ジカ熱の流行でも同様の試練に直面している。ジカ熱の血清診断マーカーはまだ見つかっていないし、どうして小頭症の原因になるのかも分かっていない。
さらに疫学的にも、臨床診断や予防の面でもいまなおはっきりしないことが多い。

ジカウイルスは主に感染したヤブ蚊に刺されることで人への感染が広がる。デング熱やチクングニア熱を媒介するのと同じ蚊である。
ブラジルはいま、ネッタイシマカという単一の媒介生物による3つの大きな感染症の流行を抱えているのだ。1986年以来のデング熱、2013年以来のチクングニア熱、そして、おそらく2014年からのジカ熱である。

ジカウイルスは感染した男性から性交渉の相手にも広がっており、性感染の可能性が指摘されている。
だが、どのくらい長くジカウイルスが精液中に残っているか、女性から性交渉の相手に感染することはあるのかなど、性感染についてはまだ十分には分かっていないことが多い。
性感染報告例は増える可能性があるので、詳細に監視を続け、感染ルートを追跡していく必要がある。

ブラジルの状況は非常に厳しい。ジカ熱の流行をさらに詳しく把握するには血清診断のための検査法を緊急に開発する必要がある。保健省(MOH)によると2015年のジカウイルスの感染件数は150万件以上だった。
爆発的な件数である。ブラジル社会において最近、想定されていた感染症の流行予測を大きく超えている。

原文ホームページ(英文)
http://www.iasociety.org/IASONEVOICE/Zika-and-HIV-Connecting-the-Science
   
  

91 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/03/21(月) 18:17:30.14 ID:0p2Y7Y/0.net
  
【インタビュー】ジカ熱とHIV:関連を科学的にとらえる 
        
        アーサー・ティマーマン博士 IAS会員・ブラジルの演u学者
 =@      麹総ロエイズ学会=iIAS)公式サイトから B

ビギナーズ鎌倉 2016年03月21日
http://miyatak.hatenablog.com/entry/2016/03/21/012927


HIVとジカウイルスの関係についての患者レベル調査
私はジカウイルスに感染した2人のHIV陽性者について個人的に症例を検討したが、合併症などはまったくなかった。ウイルス学的、または免疫学的な観点からは、ジカウイルスの感染による影響は認められなかった。

デングウイルスとHIVの重感染に関しても以前、同じような結果が出ていたし、HIV感染のさまざまな段階におけるデング熱の影響を調べた事後調査も同様だった。
デングウイルスとHIVに同時感染しても臨床像に違いは出ないことを明らかにした研究もある。
このことはデングウイルスがHIV感染の症状の進行を促すものではないということを示しているように見えるが、HIVとジカウイルスの重感染については、さらに短期および長期の影響を調べていく必要がある。

しかし、私には、妊娠女性をどう守るか、ウイルスをどうコントロールするか、そして集中的な蚊の対策をどう進めていくかということの方により関心がある。蚊こそが今回の流行において、大量感染の主要因になっているからだ。

母子保健に対するジカ熱流行の影響

今回の流行の第一波はブラジル北東部の最も貧しい地域で発生した。したがって、これまでのところ最も大きな打撃を受けているのは、この地域に住む女性である。
調査を行った結果、妊娠期間中のジカウイルス感染と新生児の重い先天性異常である小頭症の間には相関関係があると私たちは考えている。

この警戒すべき発見により、汎米保健機構(PAHO)や米国疾病管理予防センター(CDC)などの保健当局は、妊婦および妊娠予定の女性に対し、
ジカウイルスに感染するリスクがある国への渡航を延期するよう警告を急ぎ、ジカ熱が流行している地域に住む人には蚊に刺されないよう勧告した。
ブラジル政府は女性に対し、ウイルスが広く残っている状態の間は妊娠を避けるか、または延期するよう警告を発してもいる。
しかし、私はさらに踏み込んで、この環境下で妊娠することの現実的なリスクを伝えるよう男女両方に教育すべきだと考えている。
エビデンスに基づく情報を広く伝えることに力を入れれば、それぞれの人がその情報にしたがって自らの健康を守るにはどうしたらいいかを判断できるからだ。


基礎医学研究強化への警鐘

HIV研究に何が必要だったかという経験をもとに、ジカ熱研究を進めるには基礎医学研究を強化し、病因に関する知見を増やしていく必要があることを認識しなければならない。
それが患者レベルでジカ熱とHIVとの相互作用に関しても、より詳しく知るための基盤となるのだ。

第一段階はいまだに確立されていない血清学的検査の開発だ。
現状ではPCR(ポリメラーゼ連鎖反応)検査が適切な検証もないまま使われているに過ぎない。ブラジル経済の悪化により、公的な検査体制に十分な資金が確保できていないことが、流行の拡大を許してきた大きな理由となっている。
ジカ熱の流行拡大が国際社会の関心を高め、資金状況が改善されて、血清学的検査やワクチン開発に向けた中和抗体の発見などの基礎医学研究が活性化することを私は期待している。

30年間にわたり、ブラジルはネッタイシマカと闘ってきた。だが、ジカ熱の流行は拡大し、デング熱も昨年はブラジル国内で過去最大の流行が報告されていることで明らかなように闘いは不成功に終わっている。
ブラジルの都市開発モデルが蚊にとって絶好の繁殖環境を与えている。それがいま直面している課題なのだ。国営企業、各省庁、市長、軍隊を含め、国をあげた対応が必要となっている。
HIVの流行はいまも大きな教訓として、コミュニティの協力の重要性を示している。
アドボカシーやコミュニティ・アウトリーチ、教育キャンペーンなどを通し、法的な障壁や誤解、スティグマを克服しなければならない。それこそがまさにジカウイルス感染の流行を終結に導くための対応なのだ。

私が今日、お話をしたのは、将来の同じような流行に備え、流行と闘うためには研究への投資が大切なことを認識していただきたいからでもある。


Zika and HIV:Connecting the Science



Dr. Artur Timerman,

IAS member and epidemiologist in Brazil
 
原文ホームページ(英文)
http://www.iasociety.org/IASONEVOICE/Zika-and-HIV-Connecting-the-Science
  

92 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/03/21(月) 19:22:12.57 ID:p4aFmZDf.net
 
【小頭症とは?】赤ちゃんの特徴と頭の形、知能は?治療法は?ジカ熱との関係は?

小頭症とは
脳の発達が遅れる、もしくは停止することにより、頭(頭囲)が異常に小さい状態のことです。
小頭症と診断されるのは、赤ちゃんの頭囲が、年齢の平均頭囲値から標準偏差の3倍を引いた数値より小さいときです。
計算式は次のとおりです。
  赤ちゃんの頭囲<年齢の平均頭囲値−標準偏差の3倍

小頭症は、頭が小さいだけでなく、知的発達の遅れやけいれん発作などの症状を伴うことがあります。

小頭症と狭頭症の違い
小頭症と似た症状に狭頭症があります。
狭頭症とは、頭蓋骨が早く縫合されて完成する(頭蓋骨早期融合)ことにより、頭蓋が大きくならない状態のことです。
辞書によっては、小頭症と狭頭症を同一のものとして扱っている場合がありますが、厳密には区別されています。

小頭症の原因
脳の発達を遅らせる、もしくは停止させると考えられている原因には、次のようなものがあります。
・染色体異常(遺伝)
・胎内感染(妊娠中にお母さんが感染症にかかり、それが赤ちゃんにうつる)
・妊娠中、赤ちゃんの脳に血液や酸素が十分供給されない
・周産期障害(重症仮死など)
・中枢神経感染症
・栄養失調

ただし、原因が特定されているわけではありません。

ジカ熱と小頭症
ジカ熱(ジカウィルス感染症)とは、ヤブカ属の蚊が媒介するジカウィルスによる感染症です。
主な症状は、発熱、発疹、関節痛、関節炎などで、感染から3日〜12日の潜伏期間を経て発症します。
ただし、ごく軽症もしくは発症しないこともあり、感染に気付かない人が少なくありません。
ブラジルの保健省は、妊娠中の女性のジカウイルス感染とお腹の中の赤ちゃんの小頭症に関連があると発表しており、現在、ジカウィルスと小頭症の関連が調査されています。

現時点で、ジカ熱が小頭症の原因だと断定されてはいませんが、十分な注意が必要でしょう。


小頭症の一番の症状は、頭が小さいことです。
生まれたての赤ちゃんの頭囲は約33cmで、月齢を経るにつれて大きくなっていきますが、小頭症の場合、もともとの頭囲が小さい上、成長に見合う大きさにもなりません。
また、頭蓋骨の早期縫合や欠損によって頭の形がいびつになることも多いものです。
代表的な頭の形としては、舟状頭(頭の前後が長くなる)、短頭(頭の前後が短くて横幅が広く、額が扁平になる)、三角頭蓋(額の中央が突出する)などがあり、特に、舟状頭になりやすい傾向があります。
その他、知的発達の遅れや低身長(発育の遅れ)、甲高い泣き声、食欲不振、けいれん発作などを伴うこともあります。

小頭症の検査と診断
小頭症の検査と診断の方法は、赤ちゃんの出生前後で異なります。
赤ちゃんが生まれる前
小頭症は、超音波・高周波やコンピューターを利用した画像診断により、赤ちゃんが生まれる前に診断されることがあります。
ただし、妊娠後期まで診断できないことも少なくありません。
赤ちゃんが生まれた後
赤ちゃんが生まれた後は、頭囲測定、頭部CTや頭部MRI、血液検査や尿検査などによって診断されます。

小頭症の治療
現時点では、小頭症を根本から治療する方法は見つかっていません。
小頭症に伴う知的発達の遅れやけいれん発作などに対するケアが治療の中心になります。


乳児期の子育て
http://akachancare.com/byouki/shoutoushou/
    

93 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/03/21(月) 20:33:29.24 ID:0p2Y7Y/0.net
   
【デマ】ジカウイルス感染症に関するウワサの嘘

WHOは特設ページでデマについて公式に見解を発表しています 
http://www.who.int/emergencies/zika-virus/articles/rumours/en/

@ワクチンが小頭症の原因というのはウソ

A殺虫剤pyriproxyfenが小頭症の原因というのはウソ

B最近のボルバキア蚊(遺伝子組み換え蚊)が小頭症の原因というのはウソ

C不妊化蚊はジカ熱流行に寄与しているというのはウソ

D蚊制御につかわれたバクテリア(ボルバキア菌など)が小頭症の原因というのはウソ

E魚を放てばジカウイルスと止められるというのはウソ

それぞれについて、丁寧な否定の根拠が記されています。クリックしてご覧ください。


流言を否定するWHOのコミュニケーション(新型インフルエンザ・ウォッチング日記〜渡航医学のブログ〜)
http://blog.goo.ne.jp/tabibito12/e/bbc7b1b5d5a6386dc2bada0f05784e8c


※WHOホームページの言語は英文です。
あらかじめ機械翻訳ブラウザとしてGoogleCromeなどをダウンロードとインストール(https://support.google.com/chrome/answer/95346?hl=ja)による日本語の機械翻訳文の参照を推奨します
※※GoogleChromeによる機械翻訳の方法につきましてはこちらから→https://support.google.com/chrome/answer/173424?hl=ja
  

94 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/03/22(火) 15:11:20.80 ID:ko3cXngb.net
  
【韓国】初のジカ熱患者「ブラジルで蚊に刺された」
  
韓国保健福祉部の疾病管理本部は22日、韓国国内で初めて確認されたジカウイルス感染症(ジカ熱)患者について「出張先のブラジルで蚊に刺されたと話している」と明らかにした。

患者は40代の韓国人男性で、先月17日〜今月9日にブラジルに滞在し、ドイツ経由で11日に帰国した。現地でジカ熱感染者と接触したかは明らかになっていない。

男性は16日に発熱や筋肉痛の症状が現れ、医療機関で受診した。19日には全身に湿疹が出て筋肉痛がひどくなり、21日に全羅南道保健環境研究院の遺伝子検査でジカウイルスの陽性反応が出た。

患者の容体は現在安定していて、熱も下がったということで、入院先の大学病院では、配偶者とともに疫学調査や精密検査を受ける見通し。

韓国保健福祉部は「海外で感染した輸入例で、国内では現在、蚊の活動期間ではないので、二次感染のおそれは低い」として、国民に冷静に行動するよう呼びかけている。

同本部は男性と共にブラジルに滞在した会社の同僚に対する疫学調査も進めている。同僚はまだ帰国していない。


韓国内初のジカ熱患者「ブラジルで蚊に刺された」 2016/03/22 13:50
http://japanese.yonhapnews.co.kr/society/2016/03/22/0800000000AJP20160322002600882.HTML
韓国でもジカ熱感染 ブラジル渡航歴のある43歳男性 2016年03月22日 11時40分
http://www.hazardlab.jp/know/topics/detail/1/3/13169.html



【関連】中国では8例目のジカ熱感染者を確認、その影響は? ( RecordChina 2016年3月1日(火) 16時50分 配信 )
http://www.recordchina.co.jp/a130159.html

2016年2月29日、新年早々、南米とアフリカのジカウイルスが続々と中国国内に入ってきている。
2月9日に中国本土初のジカウイルス感染症例が確認されて以来、28日までに江西省で1例、広東省で3例、浙江省で4例、合計8例が確認されている。
ジカウイルスが中国に与える影響は大きく、ウイルスがどのような広がりを見せるのかというのは現在、国民が最も関心を寄せている問題である。中国新聞社が伝えた。

中国疾病管理予防医療救急センター(CDC)の倪大新(ニー・ダーシン)副センター長はこのほど、「グローバル化に伴い、都市化が加速し、人と人、人と動物の接触もますます密接になっている。
いかなる場所における健康の脅威も全世界的な健康の脅威へとなり得る。現在、中国各地は冬と春の季節の変わり目で、蚊の数は比較的少ない。一部の輸入感染症例が見つかったとしても、国内で更に広がる可能性は非常に低い」と指摘した。

ジカウイルスは1940年代、アフリカのウガンダで発見された。一般的にはジカウイルス感染者の5分の1が発病すると言われている。
ジカウイルスはイエローウイルス、黄熱病、デング熱ウイルスと同類に属し、主に蚊を媒体として感染する。現在のところ、大多数の人は感染後の症状は軽く、発熱、湿疹、関節痛などを発症している。
一般的には4-7日で自然治癒するため特別な治療は必要なく、幾つかの対処療法を中心的に行うのが大切だ。

倪氏は中国のジカウイルスに話を向けると、
「現在、同センターは国際的な疾病発生状況を追跡し、中国に入るリスク及び中国に入ってきた後の感染リスクをシミュレーションしている。また実験室の診断技術を強化し、予防とコントロールの技術的ガイドラインなどを作成している」
「理論上では、気温の上昇に伴って蚊の発生数が増加するなかで再び輸入症例が出現すると中国本土での流行の可能性も出てくる」
「しかし、蚊による媒体を監視と制御を強化することで、輸入感染症例を制御し、早期発見、早期管理で流行を回避する。従って、ジカウイルスの大規模発生を制御することを確信している」と話す。
CBDのウイルス予防管理センターの李建東(リー・ジエンドン)研究員は
「ジカウイルスは主に蚊を媒体にして感染するが、普通の接触で感染することはなく、空気感染の痕跡も発見されていない。精液もしくは母子での感染が認められているが、症例は非常に少ない」
「このほか、輸血による感染の報道も一部あるが、非常にまれなケースだ」と話す。

注目すべきは中国の専門家がすでに初例の輸入性ジカウイルスの遺伝子情報を解析しており、またウイルスの変異を調べ、ワクチン及び試薬を開発するため、重要な基礎を築いたことだ。

李氏は「中国は現在、積極的にワクチンの研究を行なっている。世界保健機関(WHO)の推計によると、ワクチンは厳格な安全性の評価、臨床検証を必要とするため、ワクチンの使用は早くて1年半の時間を要する」と指摘する。
   

95 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/03/22(火) 19:49:18.66 ID:ko3cXngb.net
  
【そこが知りたい@】What's ZIKA ? ジカ熱を知り、ジカ熱に備えよう! Ver 3(2016/02/09 updated)
国立国際医療研究センター 国際感染症センター 忽那賢志先生
http://www.slideshare.net/fullscreen/kutsunasatoshi/ss-55861933/1

>>61>>62でのコメンテーター:国立国際医療研究センター 国際感染症センター 忽那賢志先生によるスライドです
スライドの内容は個人の見解であり 国立国際医療研究センターの? 見解ではありません
全身の発疹例・眼の充血例の画像が含まれますので閲覧には注意してください


【そこが知りたいA】ジカウイルス感染症(ジカ熱)についてのQ&A その1

中南米で多数の感染者が発生し話題となっているジカウイルス感染症について、よくある疑問等に答える形で、
前国立感染症研究所感染症情報センター長であり厚生労働省やWHO等で感染症関係の委員も務めている
川崎市健康安全研究所所長の岡部信彦先生に解説をいただきました。

(1)ジカウイルス感染症ってなに?
(2)ジカウイルスに感染したらどうなるの?
(3)ジカウイルスにはどうしたら感染するの?
(4)感染を媒介する蚊は日本にもいますか?
(5)日本国内でジカウイルスに感染する可能性はあるのでしょうか?
(6)潜伏期間はどのくらい?
(7)ジカウイルスにかからないためにはどうしたらいいですか?
(8)治療薬はありますか?
(9)かかってしまったらどうしたらよいですか?

1本目のYouTubeでは「ジカウイルス感染症に関する基礎知識編」として、以上の内容について解説していただいています。
https://youtu.be/kLR0CvMTz1o
(再生時間7分19秒)

(10)渡航先で注意すべき点はどんなことですか?
(11)どこの国で流行しているのですか?
(12)流行国ではなぜ流行が広まってしまったのですか?
(13)日本で購入した虫除けスプレーは、流行国でも効果がありますか?
(14)海外で蚊に刺されたら感染の危険性が高いですか?
(15)流行国からの帰国後にどんなことに注意すればいいですか?
(16)流行国からの帰国後、心配なときはどこに相談したらいいですか?
(17)流行国からの帰国後、仕事や学校に行ってもいいですか?
(18)ジカウイルス感染症ではないことを証明する検査はしてもらえるのですか?

2本目のYouTubeでは「流行国へ渡航して不安を感じている方へ」として、以上の内容について解説していただいています。
https://youtu.be/MAeRH3xCoiI
(再生時間8分11秒)

(19)妊婦や胎児にジカウイルス感染症はどのように影響しますか?
(20)妊婦ですが、海外旅行をしてもいいですか?
(21)虫よけスプレーを使用してもいいですか?
(22)蚊が発生する時期に向けて何を注意すればいいですか?
(23)蚊に刺されてしまいましたが大丈夫ですか?
(24)性行為でも感染するのでしょうか?
(25)蚊に刺されないためにはどんなことに注意したらいいでしょうか?
(26)全般的にどんなことを気をつければよいでしょうか?
(19)〜(24)は妊婦の方へのメッセージ、(25)と(26)は全体のまとめになります。

3本目のYouTubeでは「妊娠している方やそのご家族で不安を感じている方へ」として、以上の内容について解説していただいています。
https://youtu.be/faqvUyv_RRQ
(再生時間14分35秒)

【川崎市ホームページ】ジカウイルス感染症(ジカ熱)について 岡部所長による解説動画を公開しています。(トップペ−ジ-重要なお知らせ)
http://www.city.kawasaki.jp/350/page/0000075359.html

96 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/03/22(火) 20:09:40.08 ID:4jfizKbM.net
【そこが知りたいA】ジカウイルス感染症(ジカ熱)についてのQ&A その2(詳報)

中南米で多数の感染者が発生し話題となっているジカウイルス感染症について、よくある疑問等に答える形で、
川崎市健康安全研究所所長の岡部信彦先生に解説をいただきました。

@ジカウイルス感染症ってなに?
「ジカ」という名前のついているウイルスが「蚊」によって運ばれ、その蚊に刺されることでウイルスに感染して病気になるという、その病気を総称して「ジカウイルス感染症」といいます。

Aジカウイルスに感染したらどうなるの?
ジカウイルスを持った蚊に刺されると、ある一定の潜伏期間を経て症状が出てきます。
その症状は、熱が出たり、そんな高い熱ではないのですけれども、体にぽつぽつとした発疹が出たり、関節が痛くなったり、筋肉が痛い、頭が痛い、それから結膜炎といって目が赤くなったりします。
でも、八割くらいの人は症状が出ないのでわからないまま終わってしまいます。
症状はデング熱に似ていますが、デング熱よりも軽いといわれています。

Bジカウイルスにはどうしたら感染するの?
もともとは人が持っているのですが、その人を蚊が刺して、その蚊が人を刺してといった具合に、
「人」→「蚊」→「人」というようにうつります。蚊が媒介するということですね。

C感染を媒介する蚊は日本にもいますか?
熱帯地域、亜熱帯地域には、ネッタイシマカというヤブカが多いんですが、これが一番起こりやすい。でもヤブカというのはいろいろな種類があって、各地にあるのですけれども、日本にはヒトスジシマカって言う名前のヤブカがいます。
ネッタイシマカは日本にはいないのですけれども、ヒトスジシマカはデング熱ウイルスも運ぶように、例えばジカウイルスというのがもしいれば運ぶと言われています。
これは、シンガポールでは証明されていますが日本はまだ入ってきていないので、まだ証明はされていないということになります。

D日本国内でジカウイルスに感染する可能性はあるのでしょうか?
日本の中にジカウイルスが入りこんでいるということが証明されていません。
もし、ウイルスが入り込んだ場合にはヒトスジシマカというヤブカはいるので、一昨年代々木公園を中心にデング熱が少し流行したように、ジカウイルスというウイルスを持った人が日本に入って、
その人を刺した蚊が次の人を刺すということはあり得ると思います。
そこからどんどん患者さんが広がるということは、日本の蚊の生息状況とか、人と蚊がそんなに密接にいないとか、人の衛生状態とか、そういうのがきちんとやられていることを考えるとそんなに広がることはないと思います。

E潜伏期間はどのくらい?
短いと2日間くらいで、長いと10日から12日くらい、平均的には数日くらいと言われているので、この辺はデング熱と類似しています。
ただ、8割くらいの人は症状がなく終わってしまうので、まったく気がつかないということのほうが多いのではないかと思います。

Fジカウイルス感染症にかからないためにはどうしたらいい?
ウイルスが体に入ってこなければいいので、蚊に刺されなければいい。できるだけ蚊を避ける、蚊に刺されない、ということが一番大切なことになります。

G治療薬はありますか?
元々軽い病気なので、感染した人も自然に治ってしまう。ということは、薬を開発することが行われていないので、ジカウイルス感染症そのものをぴたっと直す薬はないです。
体の痛みや発熱といった症状が強い場合には、鎮痛解熱剤を使った方が良い場合もあります。ただ、鎮痛解熱薬のアスピリンという薬は、デング熱ではないとわかっていない限り使わないほうがいい。
薬に頼らなくてもすぐに治ってしまうことのほうが多いです。

Hかかってしまったらどうしたらよいですか?
症状がたいしたことがないので、気づかないうちに、風邪かなと思っている間に治ってしまいます。
ただ、症状が強く、発疹がたくさんでている、目が真っ赤である、体中が痛い、熱が高いなどの症状が出ているようであれば、医療機関で診てもらった方が良いと思いますが、
ジカ熱だと思い込むよりも、もっと他にも同じような病気があるので、鑑別をする意味でも診てもらうことがいい。
ジカ熱ということだけを疑うのであれば、流行国から帰ってきて、熱が出て、発疹(ぶつぶつ)が出て、目が赤い、あるいは手足が痛いというような症状があれば、滞在国を医師に伝えてください。診察をする上で貴重な情報となります。
  
ジカウイルス感染症(ジカ熱)について 1/3 (川崎市ホームページ テキスト情報 2016年3月14日)
http://www.city.kawasaki.jp/350/page/0000075359.html

97 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/03/22(火) 20:25:18.42 ID:ko3cXngb.net
    
【そこが知りたいA】ジカウイルス感染症(ジカ熱)についてのQ&A その3(詳報)

中南米で多数の感染者が発生し話題となっているジカウイルス感染症について、よくある疑問等に答える形で、
川崎市健康安全研究所所長の岡部信彦先生に引き続き解説をいただきました。

流行国へ渡航して不安を感じている方へのメッセージを含みます。

I渡航先で注意すべき点はどんなことですか?
蚊からうつる病気なので、蚊に刺されないことが一番大切になります。
例えば、長袖長ズボンをはいて皮膚を外に出さないとか、蚊が来ないようにうちわで扇ぐとか、蚊帳に入って寝るとか、窓にスクリーンがあるところで過ごすと安全です。
外に出るときには肌を露出しないことが大切です。
とはいえ、熱いところですからまったくそのとおりにはできないということもあるかと思いますので、そういう場合には虫除けスプレー(昆虫忌避剤)などを使うことなどして注意をしたほうがいいと思います。
こういった地域は、ジカ熱だけではなく、マラリア、黄熱、デング熱、チクングニア熱などの蚊が原因の病気が他にもたくさんあります。蚊に刺されないようにすることはジカウイルスに限らず、他の病気を防ぐためにも大切なことです。

Jジカウイルス感染症はどこで発生しているの?
もともとは、アフリカにいたウイルスのようですが、タイやインドネシアといったアジアや、南太平洋の島々で見つかったりもしています。
今回は南米や中米、つまり中南米を中心に流行が見られています。これまでは中南米にウイルスは居なかったのですが、ウイルスが媒介する蚊が存在する南米や中米に移っていってしまった結果が今の状況だと思います。

K流行国ではなぜ流行が広まってしまったのですか?
一度ウイルスが入り込んだところに、ウイルスを運びやすい蚊がいっぱいいて、なおかつその蚊が1年中いるというのが、熱帯亜熱帯地方の特徴です。
蚊がたくさんいる地域にウイルスが入ってきてしまったというのが広まった原因であると考えます。

L日本で購入した忌避剤は、流行国でも効果がありますか?
日本で売っている虫除けスプレー(昆虫忌避剤)は、日本の蚊だけに効果があるというものではないので世界中どこでも使うことができます。(ディートという成分が含まれているものを使用してください。)

M海外で蚊に刺されたら感染の危険性が高いのですか?
海外にいる蚊がすべて、ウイルスやマラリアの原虫を持っているわけではないので、蚊に刺されたからすぐに危ないですとか、病気がおきやすいということはないと思います。
でも、どの蚊がウイルスを持っているかというのがわからないので、できる限り蚊に刺されないような工夫をすることが大事になります。

N流行国から帰国後にどんなことに注意すればいいですか?
潜伏期間というものがあり、ウイルスを持っている蚊に刺されてから数日から12日くらい(平均的には数日ですが)、その間に症状が出ることがあります。
ただ、ほとんどの人は症状がないまま、2週間くらい経ってしまうことのほうが多いでしょう。その場合は、ほとんどの場合ウイルスは体内にいないと考えていいと思います。
でも例えば、熱が出る、関節が痛い、体にぶつぶつが出る、目が赤くなるなど症状があれば、軽ければそのまま見過ごされることがほとんどだと思いますが、
「流行国から帰ってきた」ということがあれば、保健所が相談に乗ってくれるので、保健所に相談してみる、または感染症に詳しい先生が居る病院で相談してみるといい。

O流行国から帰国後、心配なときはどこに相談したらいいですか?
何も症状がなければ、相談する必要はない。
例えば、熱が出る、関節が痛い、体にぶつぶつが出る、目が赤くなるなどの症状が2つ3つ重なるようであれば、保健所がどこの地域であっても相談に乗ってくれるはずですので、まずは保健所に相談をしてみると良いです。
どこの病院に行くと良いなどの情報を教えてもらえるかもしれません。
あるいは感染症に詳しい先生に相談してみるといい。


ジカウイルス感染症(ジカ熱)について 2/3 (川崎市ホームページ テキスト情報 2016年3月14日)
http://www.city.kawasaki.jp/350/page/0000075360.html
   

98 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/03/22(火) 20:48:05.04 ID:4jfizKbM.net
【そこが知りたいA】ジカウイルス感染症(ジカ熱)についてのQ&A その4(詳報)

中南米で多数の感染者が発生し話題となっているジカウイルス感染症について、よくある疑問等に答える形で、
川崎市健康安全研究所所長の岡部信彦先生に引き続き解説をいただきました。

流行国へ渡航して不安を感じている方へのメッセージを含みます。

P帰国したあとに、仕事や学校に行っても大丈夫?
症状がなければ、行ってもいいでしょう。インフルエンザやはしかのように人から人にうつるものではありません。
あるいは食べ物から感染するとか、何かにさわってうつるとかいうものではないので、症状がなければ普通にしていていいでしょう。
症状がある場合は、ジカに限らず、熱が出るとか発疹がでるような病気は、人にうつしやすい病気のほうが多いので、医療機関に相談したほうがいい。
もし流行国から帰ってきたということがあるなら、保健所に相談をしてみると良いと思う。

Qジカウイルス感染症ではないことを証明する検査はしてもらえるのですか?
症状がなければ、検査をやっても結果が出にくいので、症状がない人は検査を受ける必要はないと思います。
症状があるなら、医者にかかったほうがいいかもしれないが、ジカウイルスというのは日本に入ってきているわけではありませんので、検査は実施しません。
でも、流行国から帰ってきて、1〜2週間以内に例えば、熱が出る、体にぶつぶつが出る、手足が痛い、目が赤くなるなど症状があれば、先生の方で検査をしましょうか、ということになるかもしれません。
ただ、何も症状がない場合や、流行国から帰ってきただけということであれば、検査をする必要はないでしょう。


妊娠している方やその御家族、今小頭症等について話題になっていますが、そういった方へのメッセージとなります。


医学的によくわかっていないことが多い中ではありますが、ジカウイルス感染症の患者さんが多く発生した、フランス領のポリネシアや今回のブラジル、他の国ではあまり目立っていないのですが、
ブラジルからは、熱などの症状が出た患者さんが多くなり、そのときに小頭症という、頭が小さめで生まれて発達障害なんかが出てくることがあるので注意すべき病気ではあるのですけれども、
その病気の子どもさんがいつもより多く生まれているということがあるので、この関係をきちんと調査しているところです。

ですから、妊娠されている方が、ジカウイルス感染症にかかったということは、すぐにそれで何か起こるという不安は少ないとは思うのですが、やはりそこは慎重にしたほうがいいだろう、というが今の見解です。


R妊婦や胎児にジカウイルス感染症はどのように影響しますか?
全員に症状が出るわけではないが、妊娠している方にウイルスが運ばれてきて感染したとすれば、そのウイルスが体の中で増えて、体中を回ります。
そして、そのウイルスの一部が胎児のほうに行くだろうと言われていますが、そこも確定しているわけではありません。
ただ10数人の流産をした赤ちゃんからジカウイルスが見つかったとか、生まれたばっかりの赤ちゃんの頭が小さいので、その子どもさんの生まれたお母さんの羊水などの成分を調べたところウイルスが見つかったということがあります。
どのくらいの割合かはまだはっきりしていないのですが、
妊婦さんが蚊に刺されてウイルスが入ってきた場合、赤ちゃんへ影響を及ぼす可能性があるので、妊婦さんは蚊に刺されない、流行している国には近づかないということが原則になると思います。

ジカウイルス感染症(ジカ熱)について 2/3 (川崎市ホームページ テキスト情報 2016年3月14日)
http://www.city.kawasaki.jp/350/page/0000075360.html
ジカウイルス感染症(ジカ熱)について 3/3 (川崎市ホームページ テキスト情報 2016年3月14日)
http://www.city.kawasaki.jp/350/page/0000075361.html

99 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/03/22(火) 20:51:51.07 ID:ko3cXngb.net
    
【そこが知りたいA】ジカウイルス感染症(ジカ熱)についてのQ&A その5(詳報)

中南米で多数の感染者が発生し話題となっているジカウイルス感染症について、よくある疑問等に答える形で、
川崎市健康安全研究所所長の岡部信彦先生に引き続き解説をいただきました。

妊娠している方やその御家族、今小頭症等について話題になっていますが、そういった方へのメッセージを引き続き含みます。

S妊婦ですが海外旅行をしてもいいですか?
まず1つ、妊娠中の方は、あまり飛行機に長い時間乗らない方が良いというのは妊娠の経過に対する注意ですね。
それから妊娠中はいろいろな病気を防ぐほうがいいので、ジカに限らず、感染症が流行していると考えられる地域は、おなかに赤ちゃんがいる、あるいは可能性がある場合には避けたほうがいい。
また、ジカウイルスと妊婦さん、それから赤ちゃんというのは因果関係が証明されているわけではないのですが、もしかすると、ということもありますので、危険な地域に行くようなことは避けたほうがいいと思います。
どうしても行かなければならない用事が、あるならば蚊に刺されない注意を十分にした方が良い。それほど急がない用事であれば、妊娠中は避けた方が良いのではないかと思います。
21.妊婦ですが虫除けスプレーを使用してもいいですか?
今までの実験や、長い間虫除けスプレーを使用している経験からは、その中で、人体に影響が出た、妊婦が使って影響が出たという報告や実験データはないので、妊婦さんでも安心して使用していいと言えます。
蚊に刺されることで不安を抱えて妊娠期間中を過ごすことよりも、蚊に刺されないようにすることが良いので、使用した方が良いと思います。
これは、ジカウイルスの予防だけではなく、流行地では他の病気もありますので、蚊に刺されることを防ぐために外に出るときに虫除けスプレーを使うことは有用です。流行地では使用したほうがいいと言えます。

22.蚊が発生する季節に向けて何を注意すればよい?
ブラジルはこれから冬になって蚊が減ってくるが、熱帯地域では一年中蚊がいっぱいいるのでそういう地域では年を通して注意したほうがいい。
日本の場合は、蚊が出てくるシーズンに向けて、蚊に刺されないように注意したほうがいい。
ただそうはいっても、蚊に刺されないということは無理なので、蚊が出ないようにする工夫、これは普段回りの清潔を保つことになりますが、
バケツに水がたまりっぱなしですとか、飲み物の缶や古タイヤが放置され水がたまりっぱなしになっているとか、身近なところでこういった蚊が増えやすいところがないか、注意することが大事です。

 蚊に刺されないことと、蚊を増やさないことがポイントです。

23.妊婦ですが、蚊に刺されてしまったけど大丈夫?
国内にいる限りでは、今のところジカウイルスはないですし、デング熱もめったに入ってこないので、蚊に刺されたというだけではそんなに心配はない。
ただ、かゆいとかアレルギーとかはありますし、もし日本にジカウイルスが入ってきたとかそういうことがあるならば、蚊に刺されないに越したことはない。これは妊婦さんに限ったことではないです。
蚊に刺されない、蚊を増やさないそういう工夫を常々みんなでやっていくこと、これがみんなで妊婦さんを守ることになる。

24-1.性行為でも感染するのでしょうか
性行為全てが危ないわけではありませんが、アメリカを中心に10数人くらいの方が、もしかしたら性的な行動でうつったかもしれないという事例があります。
つまり、流行地から帰ってきた人が、流行のない自国に戻った後に、パートナーにうつしてしまって、流行国に行っていないパートナーがジカウイルスの症状が出たということがあります。
これはきちんと証明されたわけではありませんが、できるだけ注意をしたほうがいいとアメリカなどではアナウンスしています。
でも、日本では、ジカウイルスが入り込んでいるわけではないので、日本においてはその注意は今のところ必要ないと思います。

ジカウイルス感染症(ジカ熱)について 3/3 (川崎市ホームページ テキスト情報 2016年3月14日)
http://www.city.kawasaki.jp/350/page/0000075361.html
   

100 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/03/22(火) 20:55:38.20 ID:4jfizKbM.net
   
【そこが知りたいA】ジカウイルス感染症(ジカ熱)についてのQ&A その6(詳報)終

中南米で多数の感染者が発生し話題となっているジカウイルス感染症について、よくある疑問等に答える形で、
川崎市健康安全研究所所長の岡部信彦先生に引き続き解説をいただきました。

妊娠している方やその御家族、今小頭症等について話題になっていますが、そういった方へのメッセージを引き続き含みます。

24−2.妊娠期間中は性行為を避けたほうがいいのでしょうか?
流行国から帰ってきた人、流行国へこれから行く人で症状が出て、パートナーがいるのであれば、完全に安全だということは言われていないので、防ぐような対策をした方が良いです。
それは、その他の性行為感染症、たとえば、淋菌、梅毒、クラミジアなどそういう病気全般と同様の注意になりますが、やはりコンドームをつけていただく必要があるかと思います。
ジカウイルスを含む性行為感染症全般を防ぐ意味で予防方法になる。
潜伏期は、10日くらいといわれているが、安全域を取った方が良いので、蚊に刺されてからあるいは流行国から帰ってきてから4週間くらいは直接的な性行為は避けて、コンドームなどを利用することが勧められています。
他の国では、そこの期間を厳しく取っていて、全妊娠期間中コンドームをつけましょうとアナウンスをしている国もありますが、現在日本では流行地から帰ってきてから4週間くらいを注意期間としています。

【まとめ】

25.蚊に刺されないようにするにはどうしたらよいでしょうか?

 個人を守るためには、長袖長ズボンを着用する、蚊帳を利用する、網戸を使用する、などがいい。

 ごみための水、ジュースの空き缶にたまった水、花瓶敷きにたまった水などにボウフラが発生しやすいので、
 ごみやたまっている水を捨てたり、取り替えたり、細々としたことですが、日常の生活の中でキレイにすることが、蚊を増やさない、ボウフラを発生させないために大事である。

 一方で、きれいな水、たとえば、小川や大きめの池はボウフラはわきません。水たまりのようなところが増えやすいので、きれいに掃除をしたり、水を取り換えることが大切です。蚊は水たまりで増えるということです。

26.全般的にどんなことを気をつければいいでしょうか?

 ジカウイルスが、今日本で広がるリスクは極めて少ないです。
 流行国へ行くことそのものはWHOも止めてはいませんが、もしかすると、ということを考えると、妊婦さんやその可能性がある人は、流行国へ行くのは避けた方がいいでしょう。
 国内にいる分には、そこまで心配をする必要はないと思います。

 今後、日本の中でも流行国から帰国した患者さんが出ることがあるかもしれないが、インフルエンザや風しん、ノロウイルスのような拡がり方はしませんので、周りの人がすぐに大変だと思う必要はありません。

 ただ、蚊が増えるシーズンと重なると、デング熱のときのように公園を中心に広がってしまったように、ウイルスを持った人を蚊が刺して、その蚊が別の人を刺して、ということもないとはいえないので、
 できるだけ蚊を増やさない対策は有効である。

 蚊を増やさない対策をすれば、蚊が媒介する他の病気であるデング熱や日本脳炎などを含めて対策が取れるので、普段の注意としては、蚊に刺されない、蚊を増やさない注意が必要です。

 熱が出て、発疹が出て、目が赤くなる病気というのは、ジカウイルスという病気以外でも起こりうるので症状が強かったりということであれば医療機関にかかったほうがいい。
 また、症状のある人が今の流行地から帰ってきたということであればこれは診てもらったほうがいいこともあります。
 ただどの先生でも診られるというわけではないので、まずは地元の保健所に相談をしてみていただければと思います。

ジカウイルス感染症(ジカ熱)について 3/3 (川崎市ホームページ テキスト情報 2016年3月14日)
http://www.city.kawasaki.jp/350/page/0000075361.html
   

101 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/03/22(火) 21:13:52.26 ID:k4se9mA6.net
厚生労働省、ブラジルから帰国した神奈川県の女性がジカ熱に感染していることを確認。
国内で3例目(共同)

102 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/03/22(火) 21:54:30.14 ID:4jfizKbM.net
    
>>101
thx

【第一報】ジカウイルス感染症患者(輸入症例)の発生について

平成28年3月22日

日本国内で、ブラジルへの滞在歴がある女性1名が発疹等の症状を示し、3月15日に医療機関を受診しました。
蚊媒介感染症の疑い事例として医療機関から自治体に届け出がありましたが、ジカウイルス感染症が陽性となり、本日、国立感染症研究所における検査の結果、ジカウイルス感染症の陽性が確定しました。

我が国でジカウイルス感染症患者が発生したのは6例目(全て輸入症例)であり、今回の中南米におけるジカウイルス感染症流行後としては3例目になります。

この患者に関する情報等は、以下のとおりです。

○ 患者に関する情報

(1)概要
1 性別: 女性
2 滞在国: ブラジル(3週間程度滞在。3月上旬に帰国)
3 症状: 関節痛、発疹
4 蚊の刺咬歴: あり
5 居住都道府県: 神奈川県

(2)患者の状況
現在、患者は症状が軽快し 、状態は安定しています。

国民の皆様へのメッセージ
ジカウイルス感染症は、一般に蚊に刺されることによって感染する疾患です。現在、国内は蚊の活動期ではないため、国内で感染が拡大するリスクは極めて低くなっています。

ジカウイルス感染症は一般的に軽症であり、重症化するリスクは極めて低いですが、流行地域へ渡航する場合は、長袖・長ズボンを着用したり、蚊の忌避剤(虫よけスプレー等)を使用したりして、蚊に刺されないように注意してください。
特に、妊婦の方は、流行地域への渡航は控えてください。
また、性交渉による感染リスクも指摘されており、流行地域から帰国した男性で、妊娠中のパートナーがいる場合は、パートナーの妊娠期間中は、症状の有無にかかわらず、性行為の際にコンドームを使用してください。
   
厚生労働省ホームページ 報道発表資料
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000117212.html
    

103 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/03/23(水) 20:31:32.92 ID:ajWR2ZmU.net
【統計】ブラジルでジカ熱感染の影響深刻化 小頭症の確認例907人

ブラジルでのジカ熱感染の影響が、深刻化しています。
ブラジルの保健省は22日、ジカ熱感染との関連が疑われる小頭症について、統計を始めた2015年以降、5,200人の疑い例が報告され、確認例は、907人にのぼったと発表しました。
前の週の発表から、44人増えたことになります。
ブラジルでの小頭症の確認例は、2010年から2014年にかけては、年間、百数十人だったが、2015年以降、ジカ熱の流行と並行して激増しています。
WHO(世界保健機関)は、妊娠中の女性に、流行地域への渡航を自粛するよう勧告していて、夏のリオデジャネイロ・オリンピックへの影響が心配されています。

ブラジルでジカ熱感染の影響深刻化 小頭症の確認例907人 FNN 16/03/23 11:39 
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00319590.html

104 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/03/24(木) 16:07:42.47 ID:gA53xzVz.net
     
【韓国】一次医療機関での通報指針は機能していなかった

韓国人初のジカウィルス感染者の確認の過程で、防疫当局がまとめたジカ疑惑通報指針が、一次医療機関の現場ではきちんと働いていなかったことが分かった。

疾病管理本部は22日、
「ブラジルを2月17日から22日間訪問後、帰国した全羅南道光陽(チョルラナムド・クァンヤン)の会社員A氏(43)が、2回のジカウィルス遺伝子検査(RT−PCR)で陽性判定を受けた」と明らかにした。

疾病管理本部は、伝染の可能性はないが、追跡観察のためA氏を全南(チョンナム)大学病院の一人部屋に隔離して治療していた。
A氏は、発熱や発疹などのジカ熱関連の症状はほとんど消えたという。
疾病管理本部の鄭リ碩(チョン・ギソク)部長は記者ブリーフィングで、「症状がほぼ消えた回復段階といえる。しかし、国内初患者として症状がどのように発現したかを観察するために、患者から同意を得て入院させていた」と語った。

ジカ熱を巡る政府や国民の大きな関心にも関わらず、初患者の確認過程で、現場の病院からの通報が遅れたという指摘が出ていた。
A氏は11日の帰国当時は症状がなかったが、16日から発熱や筋肉痛の症状が現れ、18日、光陽のソンリン医院を訪れたが、該当医師は、「もう少し様子を見よう」と言いながら、解熱剤だけを処方した。
疾病管理本部によると、A氏は最初の病院に行った時、ブラジル訪問歴を医師に伝えている。

しかし、A氏は19日、発疹が現れ、筋肉痛がひどくなると、21日、再び病院を訪れており、該当医師は遅れて保健所に疑惑通報を寄せた。
感染病予防や管理に関する法律によると、4群法廷感染病であるジカ熱が疑われる患者を診療した医師は、保険所長に24時間内に通報しなければならない。これを違反すれば、200万ウォン以下の罰金が科せられる。
   
東亜日報 March. 23, 2016 07:42
http://japanese.donga.com/List/3/all/27/528267/1


※ジカウイルス病及び先天性ジカウイルス感染症を含むジカウイルス感染症は、
 国内では感染症法上の4 類感染症全数把握疾患として、診断した医師は直ちに最寄りの保健所に届け出る必要がある。
 (感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律施行令の一部改正平成28 年2 月5 日公布)
 なお、届出の詳細は、最新の知見に基づいて更新されることがあるので、厚生労働省ウェブサイト「感染症法に基づく医師の届出のお願い」にて最新の情報を事前に参照する必要性がある
 参考として、国立感染研究所発行『蚊媒介感染症の診療ガイドライン』の34ページに届出書式が記述されている
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000116991.pdf
    

105 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/03/24(木) 16:53:31.68 ID:gA53xzVz.net
  
【W杯】予選に虫除けプレゼント=スアレスよりジカ熱の方が怖い

25日、サッカーの18年ワールドカップの南米予選、ブラジル対ウルグアイ戦がペルナンブッコ州レシフェで行われるが、この試合に関連し、ブラジル・サッカー連盟(CBF)が異例の発表を行った。
それは、この日、試合会場となるペルナンブッコ・アリーナに来場する観客、関係者、選手、約10万人に、虫除けの塗り薬を無料で配布するというものだ。

それは、このスタジアムのあるペルナンブッコ州で、蚊が媒介する病が大流行しているからだ。
同州は昨年、全国第5位のデング熱罹患者が出た。その数は3万4579人で、今年も既に、5766人に罹患の疑いがあるという。
 
また、デング熱以上に恐れられているのがジカ熱の存在だ。同州はブラジルでのジカ熱の震源地と目され、妊婦が感染したことが原因と見られる小頭症児の異常発生に最初の警告を発した医師がいるところだ。
同州では15年の8月1日から今年の3月12日までに、小頭症が疑われる赤ちゃんが1779人も生まれている。この数は、ブラジル全国で生まれる小頭症の赤ちゃんの数の平均(1千人ほど)をも上回っている。

今回のこの処置は、CBF側よりも、むしろウルグアイ側の慌てふためきが大きかったとされている。
とりわけ彼らが恐れているのは、現在、世界的なニュースとなっているジカ熱だという。
ウルグアイ・サッカー協会(AUF)会長のエドゥアルド・ベレーザ氏は、選手が蚊に刺されることを強く懸念し、練習場所も最も蚊に刺されにくい場所を塾考の末に選んだという。

サッカー選手の場合、年齢も若いため、夫人の出産も十分に考えられる。ジカ熱は夫からの性行為でも伝染することが確認されている。また、デング熱にかかれば高熱が出、試合出場は困難になる。
 
この試合は、ウルグアイを代表するスター、ルイス・スアレスが、14年W杯イタリア戦での噛み付き事件での処分が解けて初の代表戦となることや、
その試合がバルセロナでの同僚ネイマールのいるセレソンとの対戦になることでかねてから話題を呼んでいたが、選手たちにとっては蚊の方が気になるようだ。

R7 - ニッケイ新聞 2016年3月23日
ttp://www.nikkeyshimbun.jp/2016/160323-01topics.html

106 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/03/24(木) 20:46:44.46 ID:gA53xzVz.net
   
【第一報】ジカウイルス感染症患者(輸入症例)の発生について【6例目】

平成28年3月24日

日本国内で、ブラジル以外の中南米の流行地域への滞在歴がある女性1名が発疹等の症状を示し、3月23日に医療機関を受診しました。
ジカウイルス感染症の疑い事例として医療機関から自治体に届け出があり、本日、国立感染症研究所における検査の結果、ジカウイルス感染症の陽性が確定しました。

我が国でジカウイルス感染症患者が発生したのは7例目(全て輸入症例)であり、今回の中南米におけるジカウイルス感染症流行後としては4例目になります。


この患者に関する情報等は、以下のとおりです。

○ 患者に関する情報

(1)概要
1 年代: 40代
2 性別: 女性
3 滞在国: ブラジル以外の中南米の流行地域(2週間程度滞在。3月20日に帰国)
4 症状: 発疹、発熱(37.9℃)、関節痛、結膜炎等。
5 蚊の刺咬歴: あり
6 居住都道府県: 愛知県

(2)患者の状況
現在、患者は自宅療養中。
発疹や倦怠感が認められるものの、既に解熱して、状態は安定しています。

国民の皆様へのメッセージ
ジカウイルス感染症は、一般に蚊に刺されることによって感染する疾患です。現在、国内は蚊の活動期ではないため、国内で感染が拡大するリスクは極めて低くなっています。

ジカウイルス感染症は一般的に軽症であり、重症化するリスクは極めて低いですが、
流行地域へ渡航する場合は、長袖・長ズボンを着用したり、蚊の忌避剤(虫よけスプレー等)を使用したりして、蚊に刺されないように注意してください。
特に、妊婦の方は、流行地域への渡航は控えてください。
また、性交渉による感染リスクも指摘されており、流行地域から帰国した男性で、妊娠中のパートナーがいる場合は、パートナーの妊娠期間中は、症状の有無にかかわらず、性行為の際にコンドームを使用してください。

厚生労働省ホームページ 報道発表資料
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000117375.html
   

107 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/03/25(金) 19:27:16.57 ID:MX1KIhH3.net
   
【論文】妊娠中期も「小頭症」の危険性

中南米で流行が続くジカ熱に関して、妊娠4カ月ごろに感染すると生まれつき脳の発育が不十分な小頭症の子が生まれる危険性が高いとする研究成果を
ブラジルの研究機関や英オックスフォード大などのチームが25日付の米科学誌サイエンスに発表した。これまでは妊娠初期(0〜12週)の感染のリスクが高いとみられてきた

研究チームは、今年1月までの3カ月間にブラジルで報告された小頭症が疑われる新生児1118人のデータを分析。その結果、妊娠17週目ごろにジカ熱を発症すると、小頭症の子が生まれる可能性が高まることが分かったという。

一方、「ジカウイルスが原因で小頭症になるという因果関係を示す結果ではない」と強調している。世界保健機関(WHO)は、妊娠時期を問わず妊婦の流行地域への渡航自粛を勧告している。

妊娠中期も「小頭症」の危険性(千葉紀和-毎日新聞 2016年3月25日 18時52分)
ttp://mainichi.jp/articles/20160326/k00/00m/040/039000c


【蔓延】小頭症の赤ちゃん パナマで確認 ブラジル以外で初

WHO=世界保健機関は、中南米を中心に感染が拡大しているジカ熱について、ブラジル以外で初めて、中米のパナマで、ジカ熱との関連が疑われる先天的に頭部が小さい小頭症の赤ちゃんが確認されたことを明らかにしました。

小頭症の赤ちゃん パナマで確認 ブラジル以外で初(NHK 16/03/25 14:04)
ttp://www3.nhk.or.jp/knews/20160325/k10010456111000.html


【渡航自粛勧告】ジカウイルス感染症の流行地域(2016年3月23日更新)

○中南米・カリブ海地域
アルバ、バルバドス、ボリビア、ボネール、ブラジル、コロンビア、プエルトリコ、コスタリカ、キューバ、キュラソー島、ドミニカ国、ドミニカ共和国、エクアドル、エルサルバドル、仏領ギアナ、グアドループ、
グアテマラ、ガイアナ、ハイチ、ホンジュラス、ジャマイカ、マルティニーク、メキシコ、ニカラグア、パナマ、パラグアイ、セント・マーティン島、セントビンセントグレナディーン諸島、シント・マールテン、スリナム、
トリニダード・トバゴ、米領バージン諸島、ベネズエラ

○オセアニア太平洋諸島
米領サモア、サモア諸島、マーシャル諸島、ニューカレドニア、サモア、トンガ 、ソロモン諸島、フィジー

○アフリカ
カーボベルデ

○アジア地域
タイ 、フィリピン

厚生労働省 ジカウイルス感染症の流行地域(2016年3月23日更新)
ttp://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000113142.html

All Countries and Territories with Active Zika Virus Transmission
ttp://www.cdc.gov/zika/geo/active-countries.html

ECDC Active Zika virus transmission in the past nine months
ttp://ecdc.europa.eu/en/healthtopics/zika_virus_infection/zika-outbreak/Pages/Zika-countries-with-transmission.aspx#fulllist



【対立】ジカ熱=防蚊検査官妨害に遭う=監査を拒否する住民も

サンパウロ:聖市では、デング熱、ジカ熱、チクングニア熱を媒介するネッタイシマ蚊(A蚊、学名より)の繁殖を抑える取り組みが、大きな困難に直面していると24日付アゴーラ紙が報じた。
聖市の保健局職員が、蚊の繁殖の危険があるところがないかと監査に入れない家屋があるのだ。今年初めから3月9日までに職員が入れなかった家屋は1万9千軒ある。
聖市保健局によると、職員が監査に訪れても、100軒辺り3軒では住民による立ち入り拒否にあったり、建物が放棄されていたりして中に入れなかったという。
聖市では既に、65万6939軒の家屋の立ち入り調査が行われたが、その内1万279軒で立ち入り拒否が起きた。また、8790軒は建物に入ることが出来なかった。
サンパウロ連邦大学(Unifesp)で感染症学を教えるセルソ・グラナート教授は「監査を受けなかった家屋が残れば、(監査をした家屋の住民にも)保健衛生上の危険が及ぶ可能性がある」としている。
サンパウロ総合大学感染病部門の調査員で昆虫学者のパウロ・ウルビナッチ氏も「蚊の寿命は45日、生きている間にさらに200匹の蚊を産み出す。だから、水溜りなど、ボウフラがわきやすい所はとても危険だ」とした。

ジカ熱=防蚊検査官妨害に遭う=監査を拒否する住民も サンパウロ新聞 2016年3月25日
ttp://www.nikkeyshimbun.jp/2016/160325-24brasil.html

108 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/03/26(土) 18:20:20.67 ID:DzYe+cVw.net
  
【CDC】ジカ熱に感染したら「少なくても女性は8週間、男性は半年間のセックスは控えて」 米が指針 小頭症のリスク回避 

米疾病対策センター(CDC)は25日、妊娠中にジカ熱に感染することで小頭症の赤ちゃんが生まれるリスクを避けるため
感染が確認されるか、感染によるとみられる症状があった場合、女性は発症から少なくとも8週間、男性は6カ月間、子づくりのための性交渉を控えるべきだとする対策指針を発表した。

それ以外の場合はコンドームの使用を推奨している。また発症しておらず自覚症状がない場合でも、感染地域に渡航するなどして感染の恐れがある場合、男女ともに少なくとも8週間待つべきだとした。

ジカ熱に感染した男性から性交渉を通じて女性が感染したとみられる例が見つかっているほか、ジカ熱に感染したことがある男性の精液から10週間経過した後にウイルスが検出された例もある。
CDCは安全面を重視して男性が性交渉を控えるべき期間は長く設定している。

子づくりの性交渉「女性は8週、男性半年控えて」 米が指針 小頭症リスク回避 (共同-産経ニュース 2016.3.26 12:28)
ttp://www.sankei.com/world/news/160326/wor1603260015-n1.html

109 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/03/27(日) 13:29:18.93 ID:Gjvkahi6.net
 
>>106詳報】7例目の愛知県在住40代女性感染者は外国籍

厚生労働省は24日、中南米から帰国した愛知県に住む外国籍の40代女性がジカ熱に感染していることが確認されたと発表した。
渡航先で感染したとみられる。中南米で流行が拡大した昨年5月以降、国内で感染が確認されたのは4例目。

愛知40代女性がジカ熱感染=4例目、中南米に滞在歴 (共同-ニッケイ新聞 2016年3月25日)
ttp://www.nikkeyshimbun.jp/2016/160325-73colonia.html   


【蔓延】チリで初、性交渉によるジカウイルス感染者が発生

チリ保健省は26日、同国本土で初めて性交渉によるジカウイルス感染者が発生したと発表した。胎児の先天異常との関連が疑われるジカウイルスは蚊が媒介して感染することが多いが、チリ本土にはこの種の蚊は生息していないとされている。

保健省によると性交渉によりジカウイルスに感染したのは46歳の女性。感染源の男性はハイチでジカウイルスに感染していたという。
同省は声明で「これは、ジカウイルスを媒介するネッタイシマカの存在が認められていないチリ本土で初めて発生した性交渉による感染例だ」と述べ
「チリではこれまでに外国で感染したジカ熱患者を10人確認しており、うち8人は2016年に確認したもの」と付け加えた。

同国では今月初旬、外国でジカウイルスに感染した妊婦の例が報告されたが、この妊婦は健康な男児を出産した。

ネッタイシマカはチリ本土には生息していないが、同国領土である太平洋沖のイースター島(Easter Island)で生息が確認されている。
中南米で感染が拡大しているジカウイルスに妊婦が感染すると、脳が発達せず頭部が異常に小さい状態で新生児が生まれる小頭症という深刻な先天異常を引き起こす恐れがあるとみられている。

世界保健機関(WHO)はジカウイルスと小頭症発生の関連について緊急事態を宣言している。


チリで初、性交渉によるジカウイルス感染者が発生 2016年03月27日 09:31 サンティアゴ/チリ-AFP
ttp://www.afpbb.com/articles/-/3081821



【W杯】予選に虫除けプレゼント=ウルグアイのスアレスよりジカ熱の方が怖い

25日、サッカーの18年ワールドカップの南米予選、ブラジル対ウルグアイ戦がペルナンブッコ州レシフェで行われるが、この試合に関連し、ブラジル・サッカー連盟(CBF)が異例の発表を行った。
それは、この日、試合会場となるペルナンブッコ・アリーナに来場する観客、関係者、選手、約10万人に、虫除けの塗り薬を無料で配布するというものだ。

それは、このスタジアムのあるペルナンブッコ州で、蚊が媒介する病が大流行しているからだ。
同州は昨年、全国第5位のデング熱罹患者が出た。その数は3万4579人で、今年も既に、5766人に罹患の疑いがあるという。

また、デング熱以上に恐れられているのがジカ熱の存在だ。同州はブラジルでのジカ熱の震源地と目され、妊婦が感染したことが原因と見られる小頭症児の異常発生に最初の警告を発した医師がいるところだ。
同州では15年の8月1日から今年の3月12日までに、小頭症が疑われる赤ちゃんが1779人も生まれている。この数は、ブラジル全国で生まれる小頭症の赤ちゃんの数の平均(1千人ほど)をも上回っている。

今回のこの処置は、CBF側よりも、むしろウルグアイ側の慌てふためきが大きかったとされている。
とりわけ彼らが恐れているのは、現在、世界的なニュースとなっているジカ熱だという。
ウルグアイ・サッカー協会(AUF)会長のエドゥアルド・ベレーザ氏は、選手が蚊に刺されることを強く懸念し、練習場所も最も蚊に刺されにくい場所を塾考の末に選んだという。

サッカー選手の場合、年齢も若いため、夫人の出産も十分に考えられる。ジカ熱は夫からの性行為でも伝染することが確認されている。また、デング熱にかかれば高熱が出、試合出場は困難になる。

この試合は、ウルグアイを代表するスター、ルイス・スアレスが、14年W杯イタリア戦での噛み付き事件での処分が解けて初の代表戦となることや、
その試合がバルセロナでの同僚ネイマールのいるセレソンとの対戦になることでかねてから話題を呼んでいたが、選手たちにとっては蚊の方が気になるようだ。

R7 - ニッケイ新聞 2016年3月23日
ttp://www.nikkeyshimbun.jp/2016/160323-01topics.html

【参考】25日に行われたワールドカップ(W杯)南米予選第5節、ブラジル対ウルグアイの一戦は、2-2の引き分けに終わった。

ブラジル、2点リードから追いつかれる 代表復帰のL・スアレスが同点弾
ttp://9ch.net/ED
      

110 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/03/28(月) 19:12:43.81 ID:5G6xERJl.net
>>54
【FORTH】2016年03月22日更新 ジカウイルス感染症の発生状況 (厚生労働省検疫所/更新6-その1)
http://www.forth.go.jp/topics/2016/03221507.html

111 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/03/28(月) 19:28:36.90 ID:nHkYj0wA.net
 
>>54
【FORTH】2016年03月22日更新 ジカウイルス感染症の発生状況 (厚生労働省検疫所/更新6-その2)
http://www.forth.go.jp/topics/2016/03221507.html
  

2016年3月17日付けでWHOより発表されたジカウイルス感染症(いわゆるジカ熱)の発生状況に関する報告です。ジカウイルス感染症の発生状況は以下のとおりです。

註:この報告は、調査活動、対策活動、研究活動の3項目で構成されていますが、内容を簡潔に伝えるために、調査活動に内容を絞って掲載しています。詳細は、原文からご確認下さい。

原文:WHO. Situation Report, Emergencies. 17 March 2016
Zika virus, Microcephaly and Guillain-Barr? syndrome
http://apps.who.int/iris/bitstream/10665/204633/1/zikasitrep_17Mar2016_eng.pdf?ua=1


概要

●2007年1月1日から2016年3月16日までに、合計59の国と地域でジカウイルスへの感染が記録されました。最新のジカウイルスの国内感染はキューバとドミニカで、それぞれ3月14日と15日に報告されました。
これらの国と地域のうち、現在は5か国で流行が終息したことが報告されています。
また、3か国(フランス、イタリア、アメリカ合衆国)では、媒介することが知られている如何なる蚊も存在しない中で国内感染が報告されており、性交渉による感染の可能性が高いとみられています。
●2014年にアメリカ大陸で初めてウイルスが発見されて以降、ジカウイルスの地理的な分布は着実に拡大しています。
ジカウイルスへの感染伝播はアメリカ大陸33の国と地域から報告されました。
●これまでに、ブラジルに滞在していたことに関係する2症例がアメリカ合衆国とスロベニアで確認された以外、小頭症及びその他の先天奇形の増加はブラジルとフランス領ポリネシアで報告されています。
●ジカウイルスへの感染が発生する12の国と地域では、ギラン・バレー症候群(GBS)の発生率の増加、および/またはGBS患者でのジカウイルス感染の検査確認が報告されています。
●観察研究、コホート研究、症例対照研究から積み重ねられている証拠は、ジカウイルスが小頭症及びGBS並びにその他の先天奇形の原因である可能性が高いことを示しています。
これらの研究をさらに進めるには、ジカウイルスに感染した後の神経疾患に対するリスクを定量化し、神経疾患と繋がる生物学的なメカニズムを調査することが必要です。
●世界における感染の予防と制御の戦略が、対策戦略の基本骨格に基づきWHOによって開始されました。この骨格は、調査活動、対策活動、研究活動からなり、この発生状況の報告もこれらの項目に基づいて構成されています。



調査活動

ジカウイルスの発生
・2007年1月1日から2016年3月16日までに、合計59の国と地域でジカウイルスの感染伝播が記録されています。最新のジカウイルスの国内感染はキューバとドミニカで、それぞれ3月14日と15日に報告されています。
現在は5か国で流行が終息したことが報告されています。また、3か国(フランス、イタリア、アメリカ合衆国)では、媒介することが知られている如何なる蚊も存在しない中で国内感染が報告されており
性交渉による感染の可能性が高いとみられています。
・後ろ向き調査の結果、バングラディシュで2014年の患者からジカウイルスへの感染者が報告されました。同様に、パプアニューギニアで2015年の患者からジカウイルスへの感染者が検査確認されました。
・2014年末以降、ブラジルでは国内北東地域で発熱性発疹の患者が集団発生しました。2015年5月に(ウイルスRNAに対するRT-PCR法検査にて)ジカウイルスの診断が確認されました。
ブラジル保健省は、2015年に40万から130万人がジカウイルスに感染したと推定しています。
・ジカウイルスはアメリカ大陸で急速に拡大しています。2016年3月16日までに、アメリカ大陸33の国と地域でウイルスの国内感染伝播が報告されました。中南米では、2015年10月以降、拡大が報告される割合が速度を増しています。
・コロンビアでは、2015年10月1日から2016年3月3日までに、51,473人のジカウイルス疑い感染者が報告されました。確定診断された患者数は2,090人になります。
・2007年以降、西太平洋地域16の国と地域から、国内感染したジカウイルス感染症患者が報告されてきました。太平洋の5つの島国と地域(アメリカ領サモア、フィジー、マーシャル諸島、サモア、トンガ)では
2016年にジカウイルスの感染者が報告されました。
   
  

112 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/03/28(月) 20:06:52.94 ID:aMYCU98C.net
    
>>54
【FORTH】2016年03月22日更新 ジカウイルス感染症の発生状況 (厚生労働省検疫所/更新6-その3)
http://www.forth.go.jp/topics/2016/03221507.html

ジカウイルスの発生(続き)
・カーボヴェルデ(アフリカ地域)では、RT-PCR法検査によって確認された患者は2人だけですが、2015年10月1日から2016年3月1日までに、ジカウイルス感染症の疑い患者7,490人が報告されました。
この流行は、2015年11月22日の週にピークとなり、以後は減少してきています。流行は、プライアで始まり、その後、他の行政地域に広がっていったようです。
予備調査で確認された対象者の情報では、この流行はアフリカ株のジカウイルスによって発生したことが示されています。
現在までに、ジカウイルスへの感染が疑われた妊娠女性165人が経過観察されています。これらの女性のうち44人(27%)が出産しました。


小頭症の発生
・ブラジルでは、2015年10月22日から2016年3月12日までに、小頭症および/または中枢神経(CNS)奇形6,480例が報告されました。このうち死亡報告が182例でした。
この数値は、2001年から2014年の間に年平均の小頭症患者数が全国で163例と記録されていることとは対照的です。この急激な増加の詳細な説明が、最近発表された論文に掲載されています。
ジカウイルスの伝播が確認された15州における小頭症の発生率(10,000生児出生あたり2.8例)は、ジカウイルスの伝播がない4州における小頭症の発生率(10,000生児出生あたり0.6例)を大幅に上回っています。
・ブラジルで小頭症が疑われると報告された6,480症例のうち2,212例の調査を完了し、863例でジカウイルス感染が確認されました。
・小頭症はブラジル全土で確認されています。しかし、報告数の増加は北東地域に集中しています。
・小頭症および/または中枢神経(CNS)奇形が疑われた6,480例のうち、182例は出生時もしくは妊娠中(流産または死産を含む)に死亡しました。
このうち40例で小頭症および/または中枢神経(CNS)奇形と潜在する生まれながらのジカウイルスの感染が確認されています。
また、124例が検討中で、18例が(小頭症および/または先天性感染が関与する中枢神経系奇形の診断基準を満たしていないため)除外されました。
・フランス領ポリネシアでは、2014年3月から2015年5月までに生まれた子どもで、中枢神経奇形をもって生まれた子どもの増加が観察されました。全国の年間平均例数0〜2例に比べ、この期間には小頭症児8例を含む19例が報告されました。
・カーボヴェルデにおけるジカウイルス感染症流行の発生状況において、2016年3月14日に小頭症の新生児が報告されました。母親と新生児から採取された検体のジカウイルスに対する検査結果が待たれている状態です。
・ジカウイルス感染症と小頭症との間の時間的・地理的関係が一致しており、妊娠女性に対する前向き研究および後ろ向き研究?で観察されるジカウイルス感染症と小頭症との関係
さらには死亡胎児の脳組織で繰り返し発見されるウイルスから、ジカウイルスが原因としての役割を果たしている可能性が高くなっています。
     

113 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/03/28(月) 20:16:30.01 ID:nHkYj0wA.net
   
>>54
【FORTH】2016年03月22日更新 ジカウイルス感染症の発生状況 (厚生労働省検疫所/更新6-その4・終)
http://www.forth.go.jp/topics/2016/03221507.html


ギラン・バレー症候群(GBS患者)の発生
・フランス領ポリネシアでは、2013年10月から2014年4月にかけて、この国は初めてジカウイルスの流行を経験しました。流行中に、患者42人がGBSで入院しました。
これは、過去4年間にフランス領ポリネシアで発生した患者数と比べて、20倍に増加したことを示しています。これらのデータ(症例対照研究)から最近発表された正式な解析で、ジカウイルスの感染とGBSの間に強い相関性が示されました。
(血清学的調査から判断した)住民におけるジカウイルス感染症の発病率66%に基づいて、GBSのリスクはジカウイルスの感染者1,000人あたり0.24であると見積もられました。
・2015年には、ブラジル政府がバイーア州でGBS患者42人の発生が報告され、このうち、26人(62%)にジカウイルス感染症と一致する症状の既往がありました。
全国でGBS患者1,708人が登録されました。これは発生数の増加が全ての州ではないものの、前年(2014年にはGBS患者1,439人)と比べて平均19%の増加を示していました。
・コロンビアでは、2015年12月から2016年3月5日までにジカウイルスへの感染が疑われる経過をもつGBS患者220人が報告されました。これまでのところ、検査では患者でのジカウイルスへの感染または他の原因は確認されていません。
・エルサルバドルでは、2015年12月1日から2016年3月5日までに死亡者5人を含む136人の GBS患者が記録されました。一方、2015年より以前の年間平均患者数は169人に過ぎませんでした。
患者1人でジカウイルスの感染が検査確認されたことが、アメリカ合衆国の国際保健規則(2005)国家担当者から報告されました。
・スリナムでは、2016年1月29日に2015年のGBS患者発生数が増加していたことが報告されました。
スリナムでは、2015年以前におけるGBS患者発生の登録は毎年平均で4人でしたが、2015年には患者10人が報告され、2016年には最初の3週でGBS患者3人が報告されました。
2015年に報告された患者10人うち2人でRT-PCR法検査によってジカウイルスへの感染が確認されました。
・ベネズエラでも、GBS患者発生数の増加が報告されました。2015年12月12日から2016年2月13日までに、GBS患者578人が報告され、うち235人がジカウイルス感染症の症状を示していました。
2016年に、27人のうち患者6人からRT-PCR 法検査によってジカウイルスが確認されました。
・ジカウイルスへの感染が検査確認されたGBS患者が、エルサルバドル(1人)、フランス領ギアナ(1人)、ハイチ(1人)、マルティニーク(3人)、パナマ(2人)とプエルトリコ(1人)から報告されました。
・最近、グアドループでジカウイルスに感染した15歳の少女が急性脊髄炎を発症したことが報告されました。これは、ジカウイルスの感染に関係する神経疾患の範囲をより詳しく解明することの必要性を強く示す初めての報告です。
・小頭症と同様に、西太平洋やアメリカ大陸の国や地域でジカウイルスがGBS発生数の増加の原因となっている可能性が高まっています。


出典 WHO. Situation Report, Emergencies. 17 March 2016
Zika virus, Microcephaly and Guillain-Barr? syndrome
http://apps.who.int/iris/bitstream/10665/204633/1/zikasitrep_17Mar2016_eng.pdf?ua=1

114 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/03/29(火) 23:27:02.43 ID:Rne0W3Vt.net
   
【米】ジカ熱 感染3日後のマウスの脳からウイルス検出

中南米を中心に感染が広がり小頭症との関連が指摘されている、ジカ熱のウイルスをマウスに感染させたところ
3日後には脳の中からウイルスが検出され、その後、体の震えなど神経疾患の症状を示したと、アメリカの研究グループが発表しました。
日本の専門家は「ジカ熱のウイルスが脳に影響を与えることを示す重要な知見で、小頭症との関連を明らかにするうえでも役立つ」と話しています。

この研究を行ったのはアメリカのテキサス大学などのグループです。
グループでは、あらかじめ免疫力を低下させたマウスにジカ熱のウイルスを注射しました。
すると感染から3日後にはマウスの脳の中からウイルスが見つかり、その後、マウスは体の震えなど神経疾患の症状を示すようになったということです。
また、オスのマウスでは精巣からもウイルスが見つかりました。
この問題に詳しい大分大学の江下優樹客員研究員は、
「ジカ熱のウイルスが脳に影響を与えることを示す重要な知見だ。今回の実験モデルは、今後、小頭症との関係を明らかにするうえでも有効で、ワクチンなどの開発にも役立つと思う」と話しています。

ジカ熱 感染3日後のマウスの脳からウイルス検出 ( 2016年3月29日 6時28分 NHK )
ttp://www3.nhk.or.jp/news/html/20160329/k10010459971000.html

115 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/03/30(水) 21:31:40.88 ID:XxCbM1iU.net
  
【伯】妊婦のジカ熱疑い6千件 300件で感染を確認=リオ州

リオ州保健局は24日発表の報告書で、同州内で妊婦のジカウィルス感染が確認されたケースが311件になったと公表した。アジェンシア・ブラジルが報じている。
昨年11月に、ジカ熱が疑われる赤い発疹の症状が出た妊婦の報告受付を始めて以来、現在までに6426件の感染疑い報告があったという。

ジカウィルスとの関連が指摘されている新生児の小頭症について、ウィルス感染との関連の可能性が認められたケースは11件。306件(うち65件は妊娠中)で引き続き調査が行われている。

同じくジカウィルスとの関連が疑われている神経病のギラン・バレー症候群については、州内で昨年7月以来現在までに71件を記録。
うち24件が同ウィルスへの感染と関連している可能性があるといい、42件が検査結果を待っている状態だという。

妊婦のジカ熱疑い6千件 300件で感染を確認=リオ州 ( サンパウロ新聞 2016年3月29日 )
ttp://saopauloshimbun.com/archives/52018

116 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/03/31(木) 17:48:07.19 ID:GpU5SalN.net
    
【米】妊娠中期の胎児の脳 ジカ熱に感染しやすいか

小頭症との関連が疑われているジカ熱のウイルスは、ヒトの細胞に感染するとき、特定のたんぱく質を入り口として利用すると考えられていますが
このたんぱく質が、妊娠中期の胎児の脳の中で大量に作られていることがアメリカのグループの研究で分かりました。
日本の専門家は「ジカ熱と小頭症との関係を解明していくのに役立つ可能性がある」と指摘しています。
ジカ熱のウイルスはヒトに感染する際、細胞表面にある特定のたんぱく質を入り口として利用すると考えられていて
カリフォルニア大学の研究グループは、その一つの「AXL」と呼ばれるたんぱく質が脳の中のどの細胞に多く存在するのか詳しく調べました。
その結果、このたんぱく質は、妊娠中期に胎児の脳の形成に重要な役割を果たす「放射状グリア細胞」などで大量に作られていることが分かったということです。
グループでは、ジカ熱のウイルスが胎児に感染するとこれらのたんぱく質を利用して脳の形成に関わる細胞に侵入し小頭症を引き起こしている可能性があると指摘しています。

ジカ熱にかかることと小頭症との関係はいまだはっきりとしていませんが、東北大学の押谷仁教授は
「今回の研究は脳の形成に関わる細胞にウイルスが侵入しうることを示したもので、今後、ジカ熱と小頭症との関係を解明していくのに役立つ可能性がある」と指摘しています。

妊娠中期の胎児の脳 ジカ熱に感染しやすいか( NHK 2016年3月31日 1時00分 )
ttp://www3.nhk.or.jp/news/html/20160331/k10010462541000.html


【国内】「夏の蚊対策国民運動」など 新たなジカ熱対応策

政府は中南米を中心に感染が広がるジカ熱について、媒介する蚊が活動する夏に向けて対策を本格化するため、地方自治体や企業にも参加を呼びかけ「夏の蚊対策国民運動」を展開するなどとした、新たな対応策をまとめました。
蚊が媒介するジカ熱はブラジルなど中南米を中心に流行が広がった去年5月以降、国内で4例の患者が確認されていて
政府は蚊が活動する夏に向けて感染拡大を予防するための対策を本格化する必要があるとして、新たな対応策をまとめました。
それによりますと、各省庁のほか、地方自治体や企業にも参加を呼びかけ「夏の蚊対策国民運動」を展開するとともに、ことし6月を広報強化月間とし、広報や普及啓発を集中的に実施するとしています。
また、蚊が多く発生する公園や学校、空港や駅などで下草刈りや水たまりの除去などを徹底するとともに、虫よけのスプレーや殺虫剤を安定供給する体制を確保するほか
リオデジャネイロオリンピック・パラリンピックからの帰国者の増加に備え、8月までに検疫所での検査体制を整備するなどとしています。
政府はこうした対応策を来週にも開く関係閣僚会議で決定し、国民運動の展開に向けた準備を急ぎたいとしています。

「夏の蚊対策国民運動」など 新たなジカ熱対応策( NHK 2016年3月31日 7時21分 )
ttp://www3.nhk.or.jp/news/html/20160331/k10010462621000.html

117 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/03/31(木) 17:49:43.43 ID:u/nZeaT/.net
リオ五輪大丈夫なのかね
蚊の出る夏が今から怖い

118 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/04/01(金) 19:44:20.32 ID:YBxkF07/.net
  
【Blog】国際貢献と自衛隊能力の狭間で…

エボラ出血熱やジカ熱などの例を出すまでもなく、世界中で猛威を振るう感染症への対策は人類全体の課題だ。この日は、海外での感染症危機発生時における自衛隊の役割について、党の部会で防衛省担当者などと議論した。

エボラ出血熱への外国軍の支援を例に取ると、
@ 現地における人員・物資の輸送
A 医療関連施設の建設 ※添付写真はアメリカ軍の活動(参照:http://www.africom.mil/
B 現地医療従事者への感染防護等教育
の3点の活動が核となっている。

国際貢献とグローバルな脅威への対応の2点について対応策を考えることは、5月の伊勢志摩サミット開催国である我が国の責任だ。
一方、自衛隊の限られた人員などをどの程度世界の感染症対策に割くべきかという議論は、政治が率先して判断すべきことだ。

防衛省・自衛隊も、出来ることと出来ないことを早急に明確化すると言う。佐藤も、 現実的に今の自衛隊としてどのような貢献策が可能なのか、議論する環境を整備していきたい。

国際貢献と自衛隊能力の狭間で…(佐藤正久オフィシャルブログ「守るべき人がいる」2016-04-01 14:47:51)
ttp://ameblo.jp/satomasahisa/entry-12145518160.html
   

119 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/04/02(土) 21:31:00.49 ID:hXDaMhya.net
    
【CDC】ジカ熱対策協議 活発化する前に蚊の駆除を

先天的に頭部が小さい小頭症との関連が指摘されるジカ熱への対策について、アメリカ各地の保健当局者が意見を交わす会議が開かれ
ジカ熱を媒介する蚊の活動が活発になる前に、住民の協力を得て駆除を進めることが必要だといった意見が出されました。
この会議は、ジカ熱について各州が個別の対策を進めているアメリカで、先進的な事例を学び今後の対策を考えようと開かれたもので
南部ジョージア州・アトランタにあるCDC=疾病対策センターには、保健当局の担当者など300人余りが集まりました。
会議では、蚊が多く生息する南部フロリダ州の担当者らが長年の対策を紹介し、蚊の駆除を効果的に進めるためには、住民みずからが自宅やその周辺で蚊の幼虫が生息する水たまりを減らすことが必要だと指摘しました。
また、蚊の生息状況を調査し、最新のデータに基づいて、駆除を行うことが効果的だといった意見も出されました。
参加者からはこうした対策を実践するために、政府が議会に要請している2000億円規模の緊急の対策費の速やかな承認を求める声も上がっていました。
ジカ熱は、妊娠中の感染と小頭症の子どもが生まれることとの関連が指摘され、アメリカでも感染が広がることへの警戒感が高まっています。
参加者は、「ほかの自治体の対策を学びながら、住民の懸念にしっかりと答えていきたい」と話していました。

米でジカ熱対策協議 活発化する前に蚊の駆除を( 2016年4月2日 14時09分 NHK )
ttp://www3.nhk.or.jp/news/html/20160402/k10010465771000.html
   

120 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/04/03(日) 16:13:45.47 ID:IGqfATed.net
   
>>116
【夏の蚊対策国民運動】ジカ熱、妊婦の電話相談に対応 政府が追加対策

中南米を中心に流行するジカ熱で、政府は2日までに、感染を心配する妊婦からの電話相談に応じる仕組みを5月上旬にも全国に整備することなどを盛り込んだ追加対策を公表した。
自治体や企業なども参加して、媒介する蚊を駆除する「国民運動」も展開する。

夏に向け蚊の活動が活発になる上、8月のリオデジャネイロ五輪・パラリンピックでブラジルへの渡航者は少なくとも1万人に上ると見積もる。国内での感染拡大も懸念されることから、新たな対策を講じることとした。

ジカ熱が流行するブラジルでは小頭症の新生児が急増しており、妊娠中の感染が原因とみられている。不安を感じた妊婦が電話などで相談できる体制をつくり、胎児への影響などに関する最新の知識を周知する。
五輪に向けては、帰国者の増加に備え8月までに検疫所の検査体制を整備する。

蚊の対策としては6月を強化月間と定め、公園などの草刈りや水たまりの除去、蚊の駆除の徹底を求める。また虫よけ剤、殺虫剤などの安定供給体制を確保する。

世界保健機関(WHO)や国連児童基金(ユニセフ)などには100万ドル(約1億1千万円)の緊急無償資金協力を実施し、感染被害に対する国際的な取り組みを支援する。

ジカ熱、妊婦の電話相談に対応 政府が追加対策 ( 2016/4/2 19:50 共同-日経新聞 )
ttp://www.nikkei.com/article/DGXLASDG01HIB_S6A400C1CR8000/
    

121 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/04/04(月) 21:25:38.18 ID:4DpBd7I+.net
   
【伯】リオ五輪、チケット売れず 公費で買い上げての配布も検討

開幕を4カ月後に控えたブラジル・リオデジャネイロ五輪のチケット販売が伸び悩み、このほど新たに就任したレイゼル・スポーツ相が販売促進策を呼び掛けている。

レイゼル氏は国内紙とのインタビューで、政府がチケットを買い上げ、公立学校へ配布する案を検討していると語った。
また、リオデジャネイロが五輪開催地として訪問者の安全を守るという世界各国からの信頼感を高めるため、当局者らは努力する必要があると述べた。

ブラジルが直面する問題はいくつも重なっている。

そのひとつが政情不安と大規模な抗議デモだ。議会ではルセフ大統領に対する弾劾(だんがい)手続きが進んでいる。レイゼル氏は先月末に辞任したイルトン前スポーツ相の後を引き継いだばかりだ。

もうひとつは経済問題。同国は過去25年間で最悪の不景気に見舞われ、経済破たんの危機に陥っている。

五輪開催の予算は今年1月に5億ドル(約560億円)削減され、施設建設が間に合うかどうかが疑問視されている。

犯罪発生率の高さやテロへの恐れから、外国人が同国への訪問をためらう傾向も懸念される。当局は期間中、2012年ロンドン五輪の2倍に相当する警備要員を配置する方針だ。

ジカウイルス感染への懸念も強く、選手や保健専門家らは五輪の延期を求めてきたが、当局は延期案に反対の立場を貫いている

リオ五輪、チケット売れず 公費で買い上げての配布も検討 ( 2016.04.04 15:56 JST CNN Money )
ttp://www.cnn.co.jp/showbiz/35080629.html
   

122 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/04/05(火) 18:27:51.92 ID:Y2q8c63N.net
 
【ベトナム】ジカ熱初確認、ニャチャン・ホーチミン市2区在住の女性 うち一人は感染地域への渡航歴等はなし

保健省は4月5日、Khanh Hoa省とホーチミン市でジカウイルス感染2例を初確認したことを発表した。

1例目はNha Trang市Phuoc Hoa街区在住の64歳女性で、3月26日に軽い発熱、頭痛、両足の発疹、目の充血があり、自宅で解熱剤を飲んだが治らず、Khanh Hoa熱帯病院で診察を受けた。
31日にNha Trang Pasteur研究所でジカウイルス陽性を確認、その後中央疫学衛生院で再検査し、4月4日に陽性結果が出た。

2例目はホーチミン市2区在住の33歳女性で、3月29日に同様の症状が現れ、2区総合病院で診察を受け陽性結果が出た後、中央疫学衛生院で再検査し、4月4日に陽性が確認された。

Nguyen Thanh Long保健次官によると、Khanh Hoa省の女性患者は感染地域に行ったことはない。
ホーチミン市の女性は妊娠8週目、マレーシアで働く夫が14日前にベトナムに戻ったところだった。夫に症状はなく、2歳の娘が1週間前に発熱したが、検査の結果デング熱であることが確認されている。

保健省は接触した人物や周囲の調査を進めている。現在2人の健康状態は安定している。

ジカ熱初確認、ニャチャン・ホーチミン市2区在住の女性( VnExpress-HOTNAM!NEWS 2016年4月5日 )
ttp://www.hotnam.com/news/160405035411.html

【スペイン】ジカ熱感染者新たに2人 合計82症例に

ヨーロッパプレスによると、マドリードとガリシアで一人ずつ、ジカ熱に罹患した妊婦が報告された。
これによりスペインでのジカ熱の症例は82件となった。

アルフォンソ・アロンソ保健社会政策・男女共生暫定大臣が発表したところによると、妊婦がジカ熱に罹患した例は11件目。
(マドリード州4件、カタルーニャ州3件、ガリシア州2件、バレンシア州1件、不明1件)

全82症例を自治州別に見た場合

マドリード州 21件
カタルーニャ州 14件
C・レオン州 7件
アラゴン州 7件
バレンシア州 3件
アストゥーリアス州 2件
ムルシア州 2件
カナリアス諸島 2件
ガリシア州 2件
アンダルシア州 1件
ナバラ州 1件
リオハ州 1件
バスク州 1件

政府はジカ熱が流行している国から帰国して、28日以内の人物との性交渉において、コンドームの使用を推奨している。

スペイン ジカ熱感染者新たに2人 合計82症例に (PressDigitalJapan lunes, 4 de abril de 2016, 20:20)
ttp://www.pressdigitaljapan.es/texto-diario/mostrar/424209/282
ソース
Sanidad confirma dos nuevos casos de embarazadas con Zika en Espa?a

【内閣官房長官記者会見】国際的に脅威となる感染症対策関係閣僚会議について

本日の閣議後に「国際的に脅威となる感染症対策関係閣僚会議」を開催をいたしました。
会議では、今後5年間に集中的に取り組む対策をまとめた「薬剤耐性対策アクションプラン」を我が国として初めて決定をするとともに
国内における蚊の活動時期やリオデジャネイロオリンピック・パラリンピックに向けた「ジカ熱」に関する追加的な対応について報告がありました。
また、総理からは関係閣僚に対し、緊密に連携をし、関係施策を着実に進めるよう指示がありました。

今後、政府一体となって、本日取りまとめたアクションプランや追加的な対応に沿って、各般にわたる対策の推進に着実に取り組んでまいります。

政府インターネットテレビ()( 首相官邸内閣官房長官記者会見 平成28年4月5日午前 手話・字幕付き)
ttp://www.kantei.go.jp/jp/tyoukanpress/201604/5_a.html

123 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/04/06(水) 02:27:26.27 ID:3psvi8Kn.net
  
【国内予測】2016年中に「国内感染」が発生するリスクは約16%と推計

北海道大学の西浦 博教授は、中南米で流行が拡大している「ジカ熱」について、2016年中に日本国内で、感染者から蚊を媒介して別の人に感染する「国内感染」のリスクは、16.6%と推計されるとの研究結果を発表しました。
メキシコでは48.8%、台湾で36.7%、イギリスで6.7%と推計されるということです。
西浦教授は、「過去にデング熱の感染が発生した大きな公園などでは、注意が必要だ」としています。
ジカ熱は、中南米での流行後、日本で4人の感染者が確認されたが、いずれも流行地域からの帰国者で、いわゆる「輸入症例」としています。

ジカ熱 2016年中に「国内感染」が発生するリスクは約16%と推計( FNN 2016年4月6日 0時35分 )
ttp://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20160405-00000802-fnn-bus_all
   

124 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/04/06(水) 11:59:20.57 ID:DKm3Mg0+.net
ミニセグウェイくれる彼氏とか欲しい(>_<)
https://www.youtube.com/watch?v=BLj2H95-ITA0

125 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/04/07(木) 23:30:33.51 ID:jmn0LueI.net
 
【米】ジカ熱対策にエボラ対策の6億ドル割り当て

アメリカ政府は、中南米を中心に流行が広がるジカ熱の感染拡大の予防のため、エボラ出血熱対策用の予算の残りのおよそ6億ドルを割り当てると発表しました。

「今年の春の後半かおそらく夏の後半には、報道各社がジカ熱ウイルスの重大な脅威について警鐘を鳴らすことになるだろう」(アメリカ ホワイトハウス アーネスト報道官)

ホワイトハウスのアーネスト報道官は6日の会見で、ジカ熱の感染が、蚊の活動が活発になるこれからの季節にアメリカ国内でも広がる可能性があるとの見方を示しました。
その上で、アメリカ政府がエボラ出血熱対策用の予算の残りのおよそ6億ドルをジカ熱対策に割り当てることに決めたと述べました。

オバマ大統領は今年2月、ジカ熱の感染拡大の予防策を強化するため、18億ドルを超える緊急資金の承認を議会に求めていますが、野党・共和党が多数を占めていて手続きが止まったままとなっています。

アーネスト報道官は、「共和党はジカ熱対策を行うべきだったと後になって深く後悔することになるだろう」と述べ、緊急資金の承認について協力を呼びかけました。

米、ジカ熱対策にエボラ対策の6億ドル割り当て( TBS NEWSi 2016年4月07日07:23 )
ttp://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2744039.html
   

126 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/04/08(金) 19:59:44.89 ID:C24s6v+n.net
  
>>54
【FORTH】2016年04月01日更新 ジカウイルス感染症の発生状況 (厚生労働省検疫所/更新8-その1)
http://www.forth.go.jp/topics/2016/04011500.html

2016年3月31日付けでWHOより発表されたジカウイルス感染症(いわゆるジカ熱)の発生状況に関する報告です。ジカウイルス感染症の発生状況は以下のとおりです。

註:この報告は、調査活動、対策活動、研究活動の3項目で構成されていますが、内容を簡潔に伝えるために、調査活動に内容を絞って掲載しています。詳細は、原文でご確認下さい。

原文

WHO. Situation Report, Emergencies. 31 March 2016
Zika virus, Microcephaly and Guillain-Barr? syndrome
http://apps.who.int/iris/bitstream/10665/204718/1/zikasitrep_31Mar2016_eng.pdf?ua=1

概要

●2007年1月1日から2016年3月30日までに、ジカウイルスの感染伝播が合計61の国と地域で記録されました。
これらの国と地域のうち、現在は4か国(クック諸島、フランス領ポリネシア、チリのイースター島、ニューカレドニア)で流行が終息したことが報告されています。
6か国(アルゼンチン、チリ、フランス、イタリア、ニュージーランド、アメリカ合衆国)では、媒介することが知られている如何なる蚊も存在しない中で国内感染が報告されています。
性交渉による感染の可能性が高いとみられています。
●2015年にアメリカ大陸で初めてウイルスが発見されて以降、ジカウイルスの地理的な分布は着実に拡大しています。ジカウイルスへの感染伝播はアメリカ大陸33の国と地域から報告されました。
●西太平洋地域では、蚊によって媒介されるジカウイルス感染者が16の国と地域で報告されています。
●小頭症や他の胎児奇形が、ブラジル(944例)、カーボヴェルデ(2例)、コロンビア(32例)、フランス領ポリネシア(8例)、マルティニーク(1例)、パナマ(1例)で報告されました。
また、ブラジルに滞在していたことに関係する2症例がアメリカ合衆国とスロベニアで確認されました。
●ジカウイルスへの感染が発生状況において、13の国と地域ではギラン・バレー症候群(GBS)の発生率の増加、および/またはGBS患者でのジカウイルス感染の検査確認が報告されています。
●観察研究、コホート研究、症例対照研究に基づいて、ジカウイルスがGBS、小頭症及びその他の神経障害の原因であることに強い科学的な見解の一致があります。
これらの研究をさらに進めるには、ジカウイルスに感染した後の神経疾患に対するリスクを定量化し、神経疾患と繋がる生物学的なメカニズムを調査することが必要です。
●世界における感染の予防と制御の戦略が、対策戦略の基本骨格に基づきWHOによって開始されました。この骨格は、調査活動、対策活動、研究活動からなり、この発生状況の報告もこれらの項目に基づいて構成されています。
(対策活動、研究活動については原文をご参照下さい)
   

127 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/04/08(金) 20:05:13.96 ID:9VYmjOmz.net
  
>>54
【FORTH】2016年04月01日更新 ジカウイルス感染症の発生状況 (厚生労働省検疫所/更新8-その2)
http://www.forth.go.jp/topics/2016/04011500.html

調査活動

ジカウイルスの発生
・2007年1月1日から2016年3月30日までに、ジカウイルスの感染伝播が合計61の国と地域で記録されています。
現在は4か国(クック諸島、フランス領ポリネシア、チリのイースター島、ニューカレドニア)で流行が終息したことが報告されています。
6か国(アルゼンチン、チリ、フランス、イタリア、ニュージーランド、アメリカ合衆国)では、媒介することが知られている如何なる蚊も存在しない中で国内感染が報告されています。
性交渉による感染の可能性が高いとみられています。
・2014年末以降、ブラジルでは国内北東地域で発熱性発疹の患者が集団発生しました。2015年5月に(ウイルスRNAに対するRT-PCR法検査にて)ジカウイルスの診断が確認されました。
・ジカウイルスはアメリカ大陸で急速に拡大しています。2016年3月30日までに、アメリカ大陸33の国と地域でウイルスが蚊によって媒介される感染伝播と3人の性交渉による感染伝播が報告されました。
中南米では、2015年10月以降、拡大が報告される割合が速度を増しています。
・コロンビアでは、2015年10月1日から2016年3月19日までに、56,477人のジカウイルス疑い感染者が報告されました。流行は、2016年2月7日の週にピークに達したようで、現在は減少傾向です。確定診断された患者数は2,361人になります。
・2007年以降、ニュージーランドの性交渉による感染1例を含めて、西太平洋地域17の国と地域から、国内感染したジカウイルス感染症患者が報告されてきました。
太平洋の6つの島国と地域(アメリカ領サモア、ミクロネシア連邦、フィジー、マーシャル諸島、サモア、トンガ)では、2016年にジカウイルスの感染者が報告されました。
・カーボヴェルデ(アフリカ地域)では、2016年3月28日の最初の解析で784人の疑い患者の検査が行われ、198人のジカウイルス感染症患者が確認されました。
確定患者は、最も発生の多かったサンティアゴ島、フォゴ島、マイオ島とブラバ島、ボス・ヴィスタ島で確認されました。
時間的な疑い患者と確定患者の経過では、2015年8月30日の週に最初の患者が確認され、2015年11月1日の週にピークとなり、その後の発生数は減少してきています。
最も新しく確認された患者は2016年2月21日の週に確認されました。2015年10月から2016年3月までに、妊娠女性87人がジカウイルスの検査を行い、19人がジカウイルスの遺伝子もしくはジカウイルスに対するIgM抗体に陽性を示しました。
    
  

128 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/04/08(金) 20:16:05.38 ID:h/+Iwpta.net
  
>>54
【FORTH】2016年04月01日更新 ジカウイルス感染症の発生状況 (厚生労働省検疫所/更新8-その3)
http://www.forth.go.jp/topics/2016/04011500.html

小頭症の発生
・ブラジルでは、2015年10月22日から2016年3月26日までに、小頭症および/または中枢神経(CNS)奇形6,776例が報告されました。このうち死亡報告が208例でした。
この数値は、2001年から2014年の間に年平均の小頭症患者数が全国で163例と記録されていることとは対照的です。この急激な増加の詳細な説明が、最近発表された論文に掲載されています。
ジカウイルスの伝播が確認された15州における小頭症の発生率(10,000生児出生あたり2.8例)は、ジカウイルスの伝播がない4州における小頭症の発生率(10,000生児出生あたり0.6例)を大幅に上回っています。
・ブラジルで小頭症が疑われると報告された6,776症例のうち2,485例の調査を完了し、27州のうちの21州からの944例で先天性の感染症が原因と疑われる小頭症および/またはその他の神経奇形が確認されました。
・小頭症はブラジル21州で確認されています。しかし、報告数の増加は北東地域に集中しています。
・小頭症および/または中枢神経(CNS)奇形が疑われた6,776例のうち、208例が出生時もしくは妊娠中(流産または死産を含む)に死亡しました。
このうち47例に先天性の感染症が原因とみられる小頭症および/または中枢神経(CNS)奇形があり、139例が検討中で、22例が(小頭症および/または先天性感染が関与する中枢神経系奇形の診断基準を満たしていないため)除外されました。
・フランス領ポリネシアでは、2014年3月から2015年5月までに生まれた子どもの中で、中枢神経奇形をもって生まれた子どもの増加が観察されました。
全国の年間平均例数0〜2例に比べ、この期間には小頭症児8例を含む19例が報告されました。
最近発表された研究では、妊娠初期に感染した妊娠女性10,000人あたり95人に小頭症へのリスクがあると推定されました。
・カーボヴェルデにおけるジカウイルス感染症流行の発生状況において、2016年3月14日に小頭症の新生児が報告されました。母親と新生児から採取された検体で血清中和法検査によりジカウイルスに対するIgG抗体が示されました。
3月24日に、カーボヴェルデの住民で妊娠の満期に小頭症をともなった新生児を出産していたことが、米国疾病対策センターから報告されました。女性の血清からの予備検査では、ジカウイルスに対するIgM抗体に陽性の結果が得られました。
・コロンビアは、3月30日に、2016年1月4日から3月20日の間に小頭症の新生児50人を報告しました。この数値は、過去の年平均の予想数(年間140人)に比べて増加を示しています。
登録された50人のうち、16人は関連が疑われたジカウイルスの感染による小頭症であることから除外されました。残る34人のうち、2人は国で定めたジカウイルス感染症による小頭症との関連に対する診断基準から除外されました。
現在、残る32人が、ジカウイルスとの関連性を確立するために検討されています。これまでに、患者32人のうち8人でRT-PCR法検査によりジカウイルスに陽性と判明しました。調査は続けられており、さらなる情報が期待されています。
    

129 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/04/08(金) 20:24:42.47 ID:C24s6v+n.net
   
>>54
【FORTH】2016年04月01日更新 ジカウイルス感染症の発生状況 (厚生労働省検疫所/更新8-その4)
http://www.forth.go.jp/topics/2016/04011500.html


ギラン・バレー症候群(GBS患者)の発生
・ジカウイルスの感染が発生状況にある13の国と地域では、GBS発生率の増加および/またはGBS患者の間でのジカウイルス感染の検査確認が報告されています。
・フランス領ポリネシアでは、2013年10月から2014年4月にかけて、この国は初めてジカウイルスの流行を経験しました。流行中に、患者42人がGBSで入院しました。
これは、過去4年間にフランス領ポリネシアで発生した患者数と比べて、20倍に増加したことを示しています。これらのデータ(症例対照研究)から最近発表された正式な解析で、ジカウイルスの感染とGBSの間に強い相関性が示されました。
42人全患者でのジカウイルスへの感染も確認されました。(血清学的調査から判断した)住民におけるジカウイルス感染症の発病率66%に基づいて、GBSのリスクはジカウイルスの感染者1,000人あたり0.24であると推定されました。
・2015年には、ブラジル政府がバイーア州でGBS患者42人の発生が報告され、このうち、26人(62%)にジカウイルス感染症と一致する症状の既往がありました。全国でGBS患者1,708人が登録されました。
これは発生数の増加が全ての州ではないものの、前年(2014年にはGBS患者1,439人)と比べて平均19%の増加を示していました。
・コロンビアでは、2015年12月1日から2016年3月19日までにジカウイルスへの感染が疑われる経過をもつ神経症候群患者381人が報告されました。このうち、258人がGBSでした。
これまでのところ、検査では患者でのジカウイルスへの感染または他の原因は確認されていません。2015年9月14日から2016年3月19日までに、ジカウイルス感染症に罹った15歳未満の子ども35人で急性弛緩性麻痺が報告されました。
・エルサルバドルでは、2015年12月5日から2016年3月5日までに死亡者3人を含む136人の GBS患者が記録されました。一方、2015年より以前の年間平均患者数は169人に過ぎませんでした。患者1人でジカウイルスの感染が検査確認されました。
・スリナムでは、2016年1月29日に2015年のGBS患者発生数が増加していたことが報告されました。
スリナムでは、2015年以前におけるGBS患者発生の登録は毎年平均で4人でしたが、2015年には患者10人が報告され、2016年には最初の3週でGBS患者3人が報告されました。
2015年に報告された患者10人うち2人でRT-PCR法検査によってジカウイルスへの感染が確認されました。
・ベネズエラでも、GBS患者発生数の増加が報告されました。2015年12月12日から2016年2月13日までに、GBS患者578人が報告され、うち235人がジカウイルス感染症の症状を示していました。
2016年に、患者6人からRT-PCR 法検査によってジカウイルスが確認されました。
・ドミニカ共和国では、2016年3月6日から20日までに、ジカウイルス感染症様の既往をもつGBS患者11人が報告されました。患者のうち6人は15歳未満の子どもで、残りのうち5人は50歳以上でした。
ジカウイルス感染症が、 GBS患者1例(国家行政区に住む1歳児)から確認されました。患者は順調に回復し、病院を退院しました。
・ジカウイルスへの感染が検査確認されたGBS患者が、
コロンビア(18人)、エルサルバドル(1人)、フランス領ギアナ(2人)、ハイチ(1人)、ホンジュラス(妊娠女性1人)、マルティニーク(5人)、パナマ(2人)とプエルトリコ(1人)から報告されました。
・最近、他の神経障害が2例報告されました。1例は、グアドループでジカウイルスに感染した15歳の少女が急性脊髄炎を、もう1例は81歳男性で脊髄の炎症と、髄膜脳炎、脳と髄膜の療法に炎症が波及する病態を示していました、
これらの報告は、ジカウイルスの感染に関係する神経疾患の範囲をより詳しく解明することの必要性を強く示す報告です。
・ホンジュラスでは、ジカウイルスへの感染が検査確認された妊娠女性が神経症候群となっています。
    

130 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/04/09(土) 23:26:06.49 ID:2FqCW9aj.net
  
【駐伯】梅田大使が来聖、8月のリオ五輪開催見据えて提言 日系社会との連携強化へ

在ブラジル大使館の梅田邦夫大使が3月31日にサンパウロ(聖)市を訪問し、同日午前に来社した。梅田大使は、2016年大使館・総領事館の主要課題と「日系社会との連携強化のための施策」について説明。
ブラジルの国内情勢と対外関係の把握、8月から開催されるリオ五輪・パラリンピック業務に向けた邦人保護に関する日系社会とのさらなる連携の必要性を提言、強調した。
また、連携強化のための人的交流、日本語教育、日本祭り、医療、スポーツ関連など8分野について実施していく考えを示した。

梅田大使は16年度の年間スケジュールとして、既に2月に東京で開催された「日伯政治対話」や同月21日に実現した日本の陸上幕僚長の来伯などを挙げた上で、来年にブラジルからの陸軍関係者が訪日する予定があることを説明。
また、今月13日に東京で開かれる日伯領事当局間協議では、特に出稼ぎ子弟の教育問題や日系4世以降のビザ問題などが取り上げられる予定だという。

8月から開催されるリオ五輪に向けて、日伯相互の観光客の行き来を増やす考えで、5月26日に三重県で行われる伊勢・志摩サミットでは、ジカ熱などの感染症や世界的なテロについての協議が行われる予定。

特にリオ五輪については、ブラジルを訪問する日本人選手団及び日本人観光客の邦人保護対策と選手への応援などを目的に、3月に発足されたリオでの第1回目の「リオデジャネイロ・オリンピック・パラリンピック連絡協議会」に続いて
今月中にサンパウロでも同様の連絡協議会を立ち上げるという。

また、リオ五輪開催期間中は文科省大臣、スポーツ長官、東京都知事など日本からの要人の来伯が既に決まっており、梅田大使は安倍首相や皇族の来伯の可能性もあるとし、「ぜひ、この機会に来ていただきたい」と依頼を行っているそうだ。

「日系社会との連携強化のための施策」について梅田大使は、
(1)人的交流(2)日本語教育(3)日本祭り(4)日本食普及(5)医療(6)スポーツ交流における協力(7)日系団体及び個人への助成(8)制度面での強化・充実の8分野での施策があることを説明した。

(1)は2014年の安倍首相の来伯がきっかけとなり、各種招へいプログラムの受け入れが増え、JICA日系社会ボランティアが倍増している状況だ。

(2)でも国際交流基金及びJICAによる施策で訪日研修なども実施。各州での公教育機関での日本語導入や草の根無償資金による日本語教育支援なども行われている。

(3)は、聖市で開催されている日本祭りが全伯の日本祭りの模範となっていることや、

(4)では全伯日系団体の婦人部が中心となって日本食普及に貢献していることを高く評価した。

(5)は日系人医師の多いブラジルで、各地の日系病院を通じてセミナーや設備面での支援及び人材面での協力を行っていくという。

(6)は、柔道、剣道、野球、卓球、体操などを中心に各種道具などの寄贈のほか、施設拡充や専門員派遣などがある。

(7)は、日本全体での補助金が減少する中、1967年から行われているJICA移住者・日系人支援事業は2015年度で約2500万円、移住者保護謝金制度(2001年度から開始)は約6000万円となっているそうだ。

(8)について梅田大使は、現在領事事務所となっているベレンとレシフェの総領事館への格上げ要求は16年度予算でも引き続き行っているという。

また、人的交流の今後の課題として日伯間でのワーキング・ホリデー(相手国の中で休暇を楽しみながら、その間の滞在資金を補うために一定の就労を認める査証制度)の必要性を挙げ、
「10年、20年と長い目で次の世代につないでいき、人的交流の新しい枠組みを互いに知恵を出し合って積み重ねていくことが重要」と述べた。

梅田大使が来聖、提言 日系社会との連携強化へ(サンパウロ新聞 2016年4月8日)
ttp://saopauloshimbun.com/archives/52380 
    

131 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/04/11(月) 13:02:45.95 ID:rDnJdVtT.net
ジカウイルスが小頭症誘発 ブラジル研究チームが証明 

132 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/04/11(月) 19:33:16.22 ID:UdIQdb4c.net
>>131
【伯】ジカ熱感染で脳の組織 成長部分で40%小さく

中南米を中心に感染が広がるジカ熱のウイルスをヒトのiPS細胞から作った脳の組織に感染させたところ、感染させなかった脳に比べ、成長した部分の大きさが40%小さくなっていたとする研究成果をブラジルのグループが発表しました。
中南米を中心に感染が広がるジカ熱は、妊娠中の感染と頭部が先天的に小さい「小頭症」の赤ちゃんとの関連が指摘されていますが、詳しい事はまだ分かっていません。
ブラジルの大学などのグループは、ヒトのiPS細胞から小型の脳の組織を作り出し、ジカ熱のウイルスを感染させてどのような変化が起きるか詳しく調べました。
その結果、脳の組織がウイルスに感染すると神経細胞がはがれ落ちるなどし、感染していない脳の組織に比べ11日後の段階で成長した部分の大きさが40%小さくなっていたということです。
また、同じようにiPS細胞から脳の神経細胞の元になる細胞を作り出しウイルスを感染させたところ、数日で神経細胞の大半が死滅したということです。
研究グループでは、ジカ熱のウイルスは、ヒトの脳が成長する段階で神経の組織が形づくられるのを妨げているとみていて、ブラジルでのジカ熱の流行と小頭症の子どもが増えていることとの関連性の証明を強化するものだとしています。

ジカ熱感染で脳の組織 成長部分で40%小さく( NHK 2016年4月11日 13時05分 )
ttp://www3.nhk.or.jp/news/html/20160411/k10010474831000.html?utm_int=news-culture_contents_list-items_001
    

133 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/04/13(水) 22:13:03.53 ID:wzRJc/57.net
【CDC】「当初の想定より恐ろしい」高まるジカ熱の脅威

中南米で猛威を振るっている感染症のジカ熱について、米疾病対策センター(CDC)のアン・シュチャット副所長が11日にホワイトハウスで記者会見し、「当初考えていたよりもやや恐ろしい」との見解を示した。

会見に同席した米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)のアンソニー・フォーチ所長も「知れば知るほど、このウイルスに対する不安は増大する」と語った。

世界保健機関(WHO)によると、ジカ熱は蚊が媒介する感染症で、小頭症を引き起こすことが分かっている。しかしシュチャット副所長によれば、これまでの調査で早産や新生児の眼疾患、神経症状などとも関連があることが分かってきた。

そうした症状が出る恐れがあるのは母親が妊娠初期にウイルスに感染した場合に限らず、妊娠の全期間を通じて警戒する必要がある。

ウイルスを媒介するネッタイシマカも米本土で当初の想定より広い地域に分布していることが判明した。北限はサンフランシスコやニューヨークにまで達しているという。

9月にはワクチンの臨床試験が始まる見通し。NIAIDでは現存する62種類の医薬品についてもジカ熱治療の可能性について調べ、うち15種類についてはさらに研究を進める方針。ただし効果が確認できるとは限らないとしている。

ジカ熱のウイルスが神経組織に感染する仕組みについても、マウスやサルを使った実験で解明が進められている。

米国でジカ熱がどの程度広がるかは予測できていない。米本土でこれまでにCDCが確認したジカ熱の症例は346例。大部分は流行国への渡航経験がある患者で、米本土で蚊に刺されて感染した症例は現時点で報告されていないという。

一方、プエルトリコや米領サモア、米領バージン諸島で確認された354例は、現地での感染が大半を占める。プエルトリコの感染者は数十万人に上る可能性があり、小頭症の新生児の増加が懸念されるとシュチャット副所長は話している。

CDCなどは米議会に対し、ウイルス感染を食い止めるために19億ドル(約2050億円)の臨時拠出を承認するよう改めて促した。臨時拠出は米政府が2月に議会に要請したもので、まだ承認には至っていない。

高まるジカ熱の脅威、米CDC「当初の想定より恐ろしい」( 2016.04.12 13:11 JST )
ttp://www.cnn.co.jp/usa/35081034.html

134 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/04/15(金) 00:29:22.67 ID:qcO6RIXg.net
  
【国内】ジカ熱予防で需要拡大−フマキラー、虫よけ製品5割増産

フマキラーは、今夏に向けて主力の虫よけ製品を増産する。2016年の生産量を、15年比50%増に当たる450万本に引き上げる。
「ジカ熱」など蚊を媒介としたウイルス感染症の広がりに対し、消費者の関心が高まっている。同社は防虫・殺虫製品の需要拡大を見据え対応を急ぐ。

フマキラーは国内向けに霧状虫よけスプレーなどを生産する広島工場(広島県廿日市市)をフル稼働させる。
2月には世界保健機関(WHO)が、ジカ熱の感染状況を受けて「国際的に懸念される保健衛生上の緊急事態」を宣言。
14年には日本国内で69年ぶりにデング熱が見つかっており、蚊を介したウイルス感染症の対策が必要との消費者意識が強まっている。同社はこうした状況を踏まえ、「スキンベープミスト」を増産する。
(続きは、会員登録(無料・有料)することでご覧いただけます)

ジカ熱予防で需要拡大−フマキラー、虫よけ製品5割増産 ( 2016年4月14日 日刊工業新聞 )
ttps://www.nikkan.co.jp/articles/view/00381774


【結論】「妊娠中のジカ熱感染と小頭症は関連」米CDC

中南米を中心に感染が広がっているジカ熱について。
アメリカのCDC=疾病対策センターは13日、医学的な基準に基づいて分析した結果、妊娠中の感染と先天的に頭部が小さい小頭症の赤ちゃんが生まれることは関連していると結論づけたと発表しました。

アメリカのCDCは13日、中南米で感染が広がっているジカ熱についての分析結果を発表しました。
それによりますと、これまでに発表されたさまざまな論文や現地からの報告などを基に、複数の医学的な基準に基づいて分析した結果。
「妊娠中の感染が小頭症や脳の障害などを持つ赤ちゃんが生まれる原因になっている」と結論づけたとしています。
そして、妊娠の初期から中期にかけて、感染した場合に小頭症になるリスクが高いとしていますが、小頭症の赤ちゃんが生まれる割合や、母親にジカ熱の症状があったかどうかによるリスクの違いなどはまだ明確ではないとしています。

CDCのフリーデン所長は
「ジカ熱と小頭症が関連していることは明らかだ。小頭症以外にも、赤ちゃんにどのような影響があるのか、詳細な調査が必要だ」と述べたうえで、妊娠中の女性、感染しないよう十分に注意してほしいと呼びかけています。

ジカ熱は、妊娠中の感染と小頭症の赤ちゃんが生まれることとの関連性が指摘されてきましたが、これまで、明確にはなっていませんでした。

妊娠中のジカ熱感染と小頭症は関連 米CDCが結論 ( 2016年4月14日 7時40分 NHK )
ttp://www3.nhk.or.jp/news/html/20160414/k10010478201000.html
    

135 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/04/16(土) 11:48:46.68 ID:ATdDxZeF.net
 
>>54
【FORTH】2016年04月11日更新 ジカウイルス感染症の発生状況 (厚生労働省検疫所/更新9-その1)
http://www.forth.go.jp/topics/2016/04111356.html

2016年4月7日付けでWHOより発表されたジカウイルス感染症(いわゆるジカ熱)の発生状況に関する報告(和訳)です。ジカウイルス感染症の発生状況は以下のとおりです。

註:この報告は、調査活動、対策活動、研究活動の3項目で構成されていますが、内容を簡潔に伝えるために、調査活動に内容を絞って掲載しています。詳細は、以下の原文リンクからご確認下さい。

WHO. Situation Report, Emergencies. 7 April 2016
Zika virus, Microcephaly and Guillain-Barr? syndrome
http://apps.who.int/iris/bitstream/10665/204961/1/zikasitrep_7Apr2016_eng.pdf?ua=1

概要

●2007年1月1日から2016年4月6日までに、ジカウイルスの感染伝播が合計62の国と地域で記録されました。これらの国と地域のうち、
現在は5か国(クック諸島、フランス領ポリネシア、チリのイースター島、ミクロネシア連邦のヤップ島、ニューカレドニア)で流行が終息したことが報告されています。
6か国(アルゼンチン、チリ、フランス、イタリア、ニュージーランド、アメリカ合衆国)では、性交渉による感染が報告されました。最近ではベトナムが、新しく蚊による媒介でのジカウイルスの感染伝播が報告された国となりました。

●2015年にアメリカ大陸で初めてウイルスが発見されて以降、ジカウイルスの地理的な分布は着実に拡大しています。蚊の媒介によるジカウイルスの感染伝播はアメリカ大陸33の国と地域から報告されました。

●2007年以降、西太平洋地域では、蚊によって媒介されるジカウイルス感染者が17の国と地域で報告されています。

●ジカウイルス感染症と関係する可能性の高い、又は疑われる小頭症やその他の胎児奇形が、
ブラジル(1,046例)、カーボヴェルデ(2例)、コロンビア(7例)、フランス領ポリネシア(8例)、マルティニーク(3例)、パナマ(1例)で報告されました。
また、ブラジルに滞在していたことに関係する2症例がアメリカ合衆国とスロベニアで確認されました。

●ジカウイルスの感染が発生する状況において、13の国と地域ではギラン・バレー症候群(GBS)の発生率の増加、および/またはGBS患者でのジカウイルス感染の検査確認が報告されています。

●増え続ける予備調査の結果に基づけば、ジカウイルスが小頭症やギラン・バレー症候群の原因であるということで、学術的に意見が一致しています。

●世界における感染の予防と制御の戦略が、対策戦略の基本骨格に基づきWHOによって開始されました。
この骨格は、調査活動、対策活動、研究活動からなり、この発生状況の報告もこれらの項目に基づいて構成されています。(対策活動、研究活動については原文をご参照下さい)
   

136 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/04/16(土) 11:53:02.03 ID:O1HFKBUU.net
 
>>54
【FORTH】2016年04月11日更新 ジカウイルス感染症の発生状況 (厚生労働省検疫所/更新9-その2)
http://www.forth.go.jp/topics/2016/04111356.html

調査活動

ジカウイルスの発生
・2007年1月1日から2016年4月6日までに、ジカウイルスの感染伝播が合計62の国と地域で記録されています。
現在は5か国(クック諸島、フランス領ポリネシア、チリのイースター島、ミクロネシア連邦のヤップ島、ニューカレドニア)で流行が終息したことが報告されています。
6か国(アルゼンチン、チリ、フランス、イタリア、ニュージーランド、アメリカ合衆国)では、性交渉による感染が報告されました。最近ではベトナムが、新しく蚊による媒介でのジカウイルスの感染伝播が報告された国となりました。
・ジカウイルスはアメリカ大陸で急速に拡大しています。2016年4月6日までに、アメリカ大陸33の国と地域でウイルスが蚊によって媒介される感染伝播と3人の性交渉による感染伝播が報告されました。
中南米では、2015年10月以降、拡大が報告される割合が速度を増しています。
・コロンビアでは、2015年10月1日から2016年3月26日までに、58,790人のジカウイルス疑い感染者が報告されました。流行は、2016年2月7日の週にピークに達したようで、現在は減少傾向です。確定診断された患者数は2,603人になりました。
・2007年以降、ニュージーランドの性交渉による感染1例を含めて、西太平洋地域18の国と地域から、国内感染したジカウイルス感染症患者が報告されてきました。
太平洋の9つの島国と地域(アメリカ領サモア、フィジー、マーシャル諸島、ミクロネシア連邦、パプア・ニューギニア、フィリピン、サモア、トンガ、ベトナム)では、2016年にジカウイルスの感染者が報告されました。
・カーボヴェルデ(アフリカ地域)では、2016年4月5日までに801人の疑い患者の検査が行われ、先行分析で206人のジカウイルス感染症患者が確認されました。
確定患者は、最も発生の多かったサンティアゴ島、フォゴ島、マイオ島とブラバ島、ボス・ヴィスタ島で確認されました。
疑い患者と確定患者の時間的な経過では、2015年8月30日の週に最初の患者が確認され、2015年11月1日の週にピークとなり、その後の発生数は減少してきています。
2015年10月から2016年3月までに、妊娠女性87人がジカウイルスの検査を行い、19人がジカウイルスの遺伝子もしくはジカウイルスに対するIgM抗体に陽性を示しました。
   

137 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/04/16(土) 11:57:13.87 ID:YaS0UoZs.net
 
>>54
【FORTH】2016年04月11日更新 ジカウイルス感染症の発生状況 (厚生労働省検疫所/更新9-その3)
http://www.forth.go.jp/topics/2016/04111356.html

小頭症の発生
・ブラジルでは、2015年10月22日から2016年4月2日までに、小頭症および/または中枢神経(CNS)奇形6,906例が報告されました。
この数値は、2001年から2014年の間に年平均の小頭症患者数が全国で163例と記録されていることとは対照的です。この急激な増加の詳細な説明が、最近発表された論文に掲載されています。
・ブラジルで小頭症が疑われると報告された6,906症例のうち2,860例の調査を完了し、1,046例で先天性の感染症が原因と疑われました。
・小頭症および/または中枢神経系奇形はブラジル27州のうち21州で確認されています。しかし、報告数の増加は北東地域に集中しています。
・小頭症および/または中枢神経(CNS)奇形が疑われた6,906例のうち、227例が出生時もしくは妊娠中(流産または死産を含む)に死亡しました。
このうち51例に先天性の感染症が原因とみられる小頭症および/または中枢神経(CNS)奇形があり、148例が検討中で、28例が(小頭症および/または先天性感染が関与する中枢神経系奇形の診断基準を満たしていないため)除外されました。
・フランス領ポリネシアでは、2014年3月から2015年5月までに生まれた子どもの中で、中枢神経奇形をもって生まれた子どもの増加が観察されました。
全国の年間平均例数0〜2例に比べ、この期間には小頭症児8例を含む19例が報告されました。最近発表された研究では、妊娠初期に感染した妊娠女性10,000人あたり95人に小頭症へのリスクがあると推定されました。
・カーボヴェルデにおけるジカウイルス感染症流行の発生状況において、小頭症児2例が報告されました。
1例目では、母親と新生児から採取された検体で血清中和法検査によりジカウイルスに対するIgG抗体が示されました。2例目では、女性の血清からの予備検査では、ジカウイルスに対するIgM抗体に陽性の結果が得られました。
・コロンビアは、3月30日に、2016年1月4日から3月20日の間に小頭症の新生児50人を報告しました。この数値は、過去の年平均の予想数(年間140人)に比べて増加を示しています。
登録された50人のうち、18人は関連が疑われたジカウイルスの感染による小頭症であることから除外されました。これまでに、患者32人のうち7人でRT-PCR法検査によりジカウイルスに陽性と判明しました。
調査は続けられており、さらなる情報が期待されています。
   

138 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/04/16(土) 12:04:22.23 ID:ATdDxZeF.net
 
>>54
【FORTH】2016年04月11日更新 ジカウイルス感染症の発生状況 (厚生労働省検疫所/更新9-その4/終)
http://www.forth.go.jp/topics/2016/04111356.html

ギラン・バレー症候群(GBS患者)の発生
・ジカウイルスの感染が発生状況にある13の国と地域では、GBS発生率の増加および/またはGBS患者の間でのジカウイルス感染の検査確認が報告されています。
・フランス領ポリネシアでは、2013年10月から2014年4月にかけて、この国は初めてジカウイルスの流行を経験しました。流行中に、患者42人がGBSで入院しました。
これは、過去4年間にフランス領ポリネシアで発生した患者数と比べて、20倍に増加したことを示しています。これらのデータ(症例対照研究)から最近発表された正式な解析で、ジカウイルスの感染とGBSの間に強い相関性が示されました。
42人全患者でのジカウイルスへの感染も確認されました。(血清学的調査から判断した)住民におけるジカウイルス感染症の発病率66%に基づいて、GBSのリスクはジカウイルスの感染者1,000人あたり0.24であると推定されました。
・2015年には、ブラジル政府がバイーア州でGBS患者42人の発生が報告され、このうち、26人(62%)にジカウイルス感染症と一致する症状の既往がありました。全国でGBS患者1,708人が登録されました。
これは発生数の増加が全ての州ではないものの、前年(2014年にはGBS患者1,439人)と比べて平均19%の増加を示していました。
・コロンビアでは、2015年12月1日から2016年3月26日までにジカウイルスへの感染が疑われる経過をもつ神経症候群患者401人が報告されました。このうち、270人がGBSでした。
現在までに、これらのうちの18人が、RT-PCR法検査によりジカウイルスに陽性であったことが判明しました。
ポリオの調査活動における報告の中で、2015年9月14日から2016年3月19日までに、ジカウイルス感染症に罹った15歳未満の子ども35人で急性弛緩性麻痺が報告されました。
・エルサルバドルでは、2015年12月5日から2016年3月22日までに死亡者5人を含む135人の GBS患者が記録されました。一方、2015年より以前の年間平均患者数は169人に過ぎませんでした。患者1人でジカウイルスの感染が検査確認されました。
・スリナムでは、2016年1月29日に2015年のGBS患者発生数が増加していたことが報告されました。
スリナムでは、2015年以前におけるGBS患者発生の登録は毎年平均で4人でしたが、2015年には患者10人が報告され、2016年には最初の数週でGBS患者4人が報告されました。
2015年に報告された患者のうち2人でRT-PCR法検査によってジカウイルスへの感染が確認されました。
・ベネズエラでも、GBS患者発生数の増加が報告されました。2015年12月12日から2016年3月9日までに、GBS患者578人が報告され、うち235人がジカウイルス感染症の症状を示していました。
2016年に、患者6人からRT-PCR 法検査によってジカウイルスが確認されました。
・ドミニカ共和国では、2016年3月6日から20日までに、ジカウイルス感染症様の既往をもつGBS患者11人が報告されました。患者のうち6人は15歳未満の子どもで、残りのうち5人は50歳以上でした。
ジカウイルス感染症が、 GBS患者1例(国家行政区に住む1歳児)から確認されました。患者は順調に回復し、病院を退院しました。
・ジカウイルスへの感染が検査確認されたGBS患者が、フランス領ギアナ(2人)、ハイチ(1人)、ホンジュラス(1人)、マルティニーク(6人)、パナマ(2人)とプエルトリコ(1人)からも報告されました。
・2016年3月に、ジカウイルス感染症に関係するその他の神経障害が2例報告されました。1例は、グアドループでジカウイルスに感染した15歳の少女が急性脊髄炎を示しました。
もう1例は81歳男性で、脊髄の炎症と、髄膜脳炎、脳と髄膜の療法に炎症が波及する病態を示していました、これらの報告は、ジカウイルスの感染に関係する神経疾患の範囲をより詳しく解明することの必要性を強く示す報告です。
    

139 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/04/18(月) 23:32:43.31 ID:hhCkhW65.net
 
【東京都】感染症媒介蚊サーベイランスを開始します

東京都では、蚊が媒介する感染症の未然防止のため、都内の25施設で定期的に蚊を捕集し、調査を行う感染症媒介蚊サーベイランスを行っています。
4月18日から、昨年度に引き続き、利用者が多く、イベント等が開催される9施設で重点サーベイランスを開始し、今年度からはジカウイルスの検査も行いますのでお知らせします。

1 調査施設
重点サーベイランスの対象となる9施設(公園)は次のとおりです。
代々木公園(A・B地区)・日比谷公園・浜離宮恩賜庭園・戸山公園・上野恩賜公園・駒沢オリンピック公園・光が丘公園・猿江恩賜公園・葛西臨海公園

2 調査内容
(1) 蚊・成虫調査
・捕集装置(トラップ)を使用し、1箇所あたり約24時間の捕集を行う。
・4月及び11月は、捕集装置に換えて虫捕網を使用し、1箇所あたり8分間の人おとり網ふり法により捕集する。
・蚊の種類を分類し、数を調査する。
・従来のデングウイルス及びチクングニアウイルスの検査に加え、ジカウイルスを検査する。

(2) 蚊・幼虫(ボウフラ)調査
・雨水ますの幼虫を捕集し、数を調査する。
・4月は、蚊・成虫調査と同様にウイルスの検査を行う。

3 調査期間
平成28年4月18日から11月まで

4 調査結果
東京都ホームページに掲載します。

5 重点サーベイランス以外の調査について
都内全域の16施設で行う広域サーベイランスは、例年どおり、6月から10月にかけて実施します(別紙参照)。

感染症媒介蚊サーベイランスを開始します
http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2016/04/20q4c400.htm


【別紙】広域サーベイランスについて(参考)

1 目的
蚊が媒介する感染症の未然防止のため、都内全域(16施設)で定期的に蚊を捕集し、蚊の種類と数及び感染症病原体の有無を調査しています。
今年度からは、従来のウエストナイルウイルス、デングウイルス、チクングニアウイルス及びマラリア原虫に加えて、ジカウイルスの検査を行います。

2 調査期間
平成28年6月から10月まで

3 調査施設
都内全域の16施設で実施します。各施設2台の捕集装置を設置します。
大井ふ頭中央海浜公園・お台場海浜公園・青山霊園・谷中霊園・染井霊園・石神井公園・舎人公園・砧公園・井の頭恩賜公園・多摩動物公園・狭山公園・小山田緑地・八王子霊園・薬用植物園・神代植物公園・瑞穂農芸高等学校

〔別紙〕広域サーベイランスについて(参考)
http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2016/04/20q4c401.htm

140 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/04/21(木) 13:14:47.99 ID:XSXGYgvA.net
 
【BBC】感染地域でのリスクに値する対象者は22億人と試算

ジカウイルスの感染が拡大し得る地域には、計22億人が住んでいるという研究報告が発表された。英オックスフォード大学や米ハーバード大学など複数の研究機関による合同調査をもとに、感染予想地図が19日、学術サイト「eLife」に掲載された。

調査に参加したオックスフォード大学のオリバー・ブレイディー博士はBBCに対して、「ジカ関連のデータを使った地図は初めてだ。以前の感染地図は、ジカ熱がデング熱やチクングニア熱と似ているという前提で作られたものだった」と説明。

「ジカ熱に関するきわめて正確な地理と環境条件の情報を加えて地図を作るのは、我々が最初だ」

ジカウイルスの蔓延に適した環境がどのようなものか知ることで、ほかにどこに感染が広がりやすいか予測しやすくなる。集団感染がいま集中している南米では、広範囲で感染リスクが高いと研究チームは指摘する。

感染リスクの高い地域に住む人数は22億人に達するという。

ネッタイシマカやヒトスジシマカが媒介するジカウイルスは今年に入り、世界的な医療非常事態を引き起こしている。

米疾病対策センター(CDC)は11日、ジカウイルスが深刻な先天異常につながるとの判断を明示した。

ブラジルなどで小頭症の赤ちゃんが数千人誕生したこととジカ熱感染は、因果関係があると疑われている。

南米大陸では、沿岸部やアマゾン川流域、および大陸中に広がるアマゾン川支流の流域にある市町村が感染リスク地域に含まれる。

米国では、夏になり気温が上昇した時点で、フロリダ州やテキサス州が感染リスク地域に入る。

ブレイディ―博士は「蚊の存在は、ジカ感染に必要な条件のひとつに過ぎない。ほかにも条件はたくさんある。蚊の体内でウイルスが増殖するには一定の高い気温が必要で、拡散するには一定以上の(人間の)人口規模が必要だ」と説明する。

アフリカやアジアにも、ウイルスが蔓延しやすい広範囲な地域があると研究チームは指摘する。

しかし今回の研究報告では、なぜアフリカとアジアで感染症例が多数報告されていないのかは説明できていない。

いずれの大陸でも実はすでに集団感染が発生済みで、免疫がついている可能性はある。あるいは、デング熱やマラリア熱と誤診されている可能性もある。

欧州で感染が広がる可能性は低そうだが、ウイルスを媒介する蚊の種類についてさらに情報が増えれば、その想定は変化するかもしれない。

(英語記事 Zika virus: 2.2 billion people in 'at risk' areas)

提供元:http://www.bbc.com/japanese/36098700
ジェイムズ・ギャラガー健康担当編集長

【ジカ熱】感染地域で22億人にリスクと ( 2016年04月21日 WEDGE INFINITY )
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/6630

141 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/04/22(金) 14:47:22.99 ID:+bQryzgu.net
     
【厚生労働省】渡航者向けのジカウイルス感染症リーフレットを掲載しました(2016年4月22日)

海外渡航予定者向けのジカウイルス感染症のリーフレットを掲載しました。
周囲に海外渡航(特に中南米などの流行地)を予定している方がいましたら適宜ご活用ください。
リーフレットにおけるポイントは以下のとおりです。

○ジカウイルス感染症は、主に蚊によって感染します。

ブラジルにおいて小頭症の新生児が増えており、ジカウイルスとの関連が報告されています。
このため、妊婦及び妊娠の可能性がある方は、可能な限り流行地への渡航を控えてください。

○男性から女性パートナーへの性行為による感染伝播が疑われています。
 
現在、性行為による感染について十分な知見は得られていませんが、流行地域から帰国した男性は、症状の有無にかかわらず、最低4週間、パートナーが妊婦の場合は妊娠期間中、性行為を控えるかコンドームを使用することを推奨します。

<ジカウイルス感染症に関する注意喚起の徹底について>
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000122458.pdf
<ジカウイルス感染症について>
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000109881.html

感染症エクスプレス@厚労省Vol.245(2016年4月22日)
http://kansenshomerumaga.mhlw.go.jp/
   

142 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/04/23(土) 10:51:13.25 ID:zjy5QpU6.net
  
【千葉県】ジカウイルス感染症患者(輸入症例)の発生について

日本国内で、オセアニア太平洋諸島の流行地域への滞在歴がある男性1名が発疹等の症状を示し、4月21日に医療機関を受診しました。
ジカウイルス感染症の疑い事例として医療機関から自治体に届け出があり、本日、県内の地方衛生研究所における検査の結果、ジカウイルス感染症の陽性が確定しました。
我が国でジカウイルス感染症患者が発生したのは8例目(全て輸入症例)であり、今年2月以降としては5例目になります。

この患者に関する情報等は、以下のとおりです。

○ 患者に関する情報

(1)概要
1 年代:10代
2 性別:男性
3 滞在国:オセアニア太平洋諸島の流行地域(1年3か月程度滞在。4月20日に帰国。)
4 症状:発熱(38℃)、発疹
5 現地での蚊の刺咬歴:あり 
6 居住都道府県:千葉県

(2)患者の状況
現在、患者は自宅療養中。 発疹が認められるものの、既に解熱して、状態は安定しています。

国民の皆様へのメッセージ
ジカウイルス感染症は、一般に蚊に刺されることによって感染する疾患です。現在、国内は蚊の活動期ではないため、国内で感染が拡大するリスクは極めて低くなっています。
ジカウイルス感染症は一般的に軽症であり、重症化するリスクは極めて低いですが、流行地域へ渡航する場合は、長袖・長ズボンを着用したり、蚊の忌避剤(虫よけスプレー等)を使用したりして、
蚊に刺されないように注意してください。
特に、妊婦の方は、流行地域への渡航は控えてください。

また、流行地域からの帰国者は症状の有無にかかわらず、忌避剤の使用など蚊に刺されないための対策を、少なくとも2週間程度特に注意を払って行うことが推奨されます。
また、性交渉による感染リスクも指摘されており、流行地域から帰国した男性は、症状の有無にかかわらず、最低4週間、パートナーが妊婦の場合は妊娠期間中、性行為の際にコンドームを使用するか性行為を控えることを推奨します。

厚生労働省 ホームページ 報道発表資料
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000122527.html
   

143 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/04/23(土) 11:46:09.31 ID:SD4WX4CB.net
はじまったな…

144 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/04/23(土) 21:37:05.13 ID:g9qAWj2I.net
う〜む、今年の夏は怖いのう・・・

145 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/04/24(日) 00:39:07.51 ID:GKn0wyGe.net
   
【千葉】ジカ熱 白井の男性が感染 県内初

県疾病対策課は22日、オセアニア太平洋諸島に滞在歴のある白井市の10代男性がジカ熱に感染したと発表した。
中南米での流行後、国内5例目で、県内では初めて。

同課によると、男性は昨年1月から1年3カ月間、同諸島に滞在し、今月20日に1人で成田空港から帰国。
その後、発熱や発疹の症状が出たため、市内の病院を受診した。
県衛生研究所の血液検査で感染が確認された。
男性は快方に向かっているという。

ジカ熱は蚊が媒介する感染症。
同課は「蚊の多い季節ではなく、感染拡大の恐れは低い」と説明している。
空港では検疫所が水際対策を実施しているが、熱が比較的低く発見しにくいとされている。

ジカ熱 白井の男性が感染 県内初 /千葉 ( 渡辺暢-毎日新聞地方版 2016年4月23日 )
http://mainichi.jp/articles/20160423/ddl/k12/040/045000c
   

146 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/04/25(月) 09:47:15.76 ID:R+MVD9/H.net
 
人間の呼気に含まれる二酸化炭素と汗の匂いを餌に!? “蚊を駆除する看板”がブラジルに登場

ブラジルをはじめ、中南米の広い範囲で流行したジカ熱。多くの場合軽い発熱程度で済みますが、妊婦が感染すると小頭症といわれる先天的に頭の小さい子供が生まれる可能性が高くなることから、流行の拡大が懸念されています。

このジカ熱の主な感染経路はジカウイルスを持っている蚊に刺されること。そこで、ブラジルの広告会社・Posterscopeは『蚊を駆除する看板広告』を開発しました。

画像@
http://adgang.jp/wp-content/uploads/2016/05/The-Mosquito-Killer-Billboard01.jpg

『毎日数百匹の蚊を駆除します』と書かれたこの看板には、ヒトの息と汗の成分を含んだスプレーを噴射する機能が備わっています。蚊が『人間の呼気に含まれる二酸化炭素と汗の匂いに引き寄せられる』という習性を利用し
なんと2.5キロ離れた場所にいる蚊もおびき寄せることができるのだそう。

看板を覆うパネルには、止まった蚊を吸い込む仕掛けがあり、一度捉えられるともう逃げることはできません。

画像A
http://adgang.jp/wp-content/uploads/2016/05/The-Mosquito-Killer-Billboard02.jpg

この看板によって、ジカ熱の拡大防止に抜本的な効果があるかといえば、そうではないかもしれませんが、人々にこの病気の感染経路や予防策について考えてもらうきっかけとなったことは間違いないと思います。

この画期的な屋外広告の作り方は、Posterscope社のHPに掲載されており、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスのもと、誰もが利用できるようになっています。

動画@
https://youtu.be/79uqMKUoIjE?t=7
   
人間の呼気に含まれる二酸化炭素と汗の匂いを餌に!? “蚊を駆除する看板”がブラジルに登場( Adgang.jp 2016年04月25日 )
http://adgang.jp/2016/04/122370.html 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:0be15ced7fbdb9fdb4d0ce1929c1b82f)


147 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/04/26(火) 16:49:56.73 ID:CGWsf9AB.net
  
>>54
【FORTH】2016年04月18日更新 ジカウイルス感染症の発生状況 (厚生労働省検疫所/更新10-その1)
http://www.forth.go.jp/topics/2016/04181354.html

2016年4月14日付けでWHOより発表されたジカウイルス感染症(いわゆるジカ熱)の発生状況に関する報告です。ジカウイルス感染症の発生状況は以下のとおりです。

註:この報告は、調査活動、対策活動、研究活動の3項目で構成されていますが、内容を簡潔に伝えるために、調査活動に内容を絞って掲載しています。詳細は、以下リンクの出典原文でご確認下さい。

出典
WHO. Situation Report, Emergencies. 14 April 2016
Zika virus, Microcephaly and Guillain-Barr? syndrome
http://www.who.int/emergencies/zika-virus/situation-report/14-april-2016/en/

概要

●2007年1月1日から2016年4月13日までに、ジカウイルスの感染伝播が合計64の国と地域で記録されました。

蚊の媒介による感染伝播の発生状況は以下のとおりです。
・2015年以降、42か国で初めてのジカウイルスの流行が発生しています。これらの国では、以前には流行が発生した証拠はなく、現在も蚊による感染伝播が続いています。
・2015年以前に、17か国でジカウイルス流行の発生が報告されました。これらには、現在も蚊による感染伝播が続いている国もあれば、続いていない国もあり、2015年以降に流行の終息が報告された国もあります。
人から人への感染伝播の発生状況は以下のとおりです。
・現在、蚊による感染伝播のない状況において、6か国(アルゼンチン、チリ、フランス、イタリア、ニュージーランド、アメリカ合衆国)で人から人への感染伝播が起きていたことが報告されています。

●4月13日までの週に、新たに2か国で蚊による感染伝播が報告されました。ベリーズとセントルシアです。
●ジカウイルス感染症と関係する可能性の高い、又は先天性の感染が示唆される小頭症やその他の胎児奇形が、6か国(ブラジル、カーボヴェルデ、コロンビア、フランス領ポリネシア、マルティニーク、パナマ)から報告されています。
また、ブラジルに滞在していたことと関連する2症例がアメリカ合衆国とスロベニアで確認されました。
●ジカウイルスの感染が発生している状況において、13の国と地域でギラン・バレー症候群(GBS)の発生率の増加、および/またはGBS患者でのジカウイルス感染の検査確認が報告されています。
●増え続ける予備調査の結果に基づけば、ジカウイルスが小頭症やギラン・バレー症候群の原因であるということが、学術的に一致する意見となっています。
●世界における感染の予防と制御の戦略が、WHOによって対策戦略の基本骨格に基づき開始されました。この骨格は、調査活動、対策活動、研究活動からなり、この発生状況の報告もこれらの項目に基づいて構成されています。(対策活動、研究活動については原文をご参照下さい)
  

148 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/04/26(火) 16:54:02.94 ID:CGWsf9AB.net
  
>>54
【FORTH】2016年04月18日更新 ジカウイルス感染症の発生状況 (厚生労働省検疫所/更新10-その2)
http://www.forth.go.jp/topics/2016/04181354.html

調査活動

ジカウイルスの発生
・2007年1月1日から2016年4月13日までに、ジカウイルスの感染伝播が合計64の国と地域で記録されています。2015年以降、42か国で初めてのジカウイルスの流行が発生しています。これらの国では、以前には流行が発生した証拠はなく、現在も蚊による感染伝播が続いています。
2015年以前に、17か国でジカウイルス流行の発生が報告されました。これらには、現在も蚊による感染伝播が続いている国もあれば、続いていない国もあり、2015年以降に流行の終息が報告された国が含まれます。
・4月13日までの週に、新たに2か国で蚊による感染伝播が報告されました。ベリーズとセントルシアです。
・現在、蚊による感染伝播のない状況において、6か国(アルゼンチン、チリ、フランス、イタリア、ニュージーランド、アメリカ合衆国)で人から人への感染伝播が起きていたことが報告されています。
・2015年10月以降、ジカウイルスがアメリカ大陸で急速に拡大しています。2016年4月13日までに、アメリカ大陸35の国と地域で蚊によって媒介されたウイルスの感染伝播が報告されました。また、3か国では性交渉によるジカウイルスの感染伝播が報告されました。
・コロンビアでは、2015年10月1日から2016年4月2日までに、61,778人のジカウイルス疑い感染者が報告されました。確定診断された患者数は3,061人になりました。
・2007年以降、西太平洋地域17の国と地域から、国内感染によるジカウイルス感染症患者が報告されました。また、ニュージーランドで性交渉による感染1例が報告されました。
2016年に、太平洋の9つの島国と地域(アメリカ領サモア、フィジー、マーシャル諸島、ミクロネシア連邦、パプア・ニューギニア、フィリピン、サモア、トンガ、ベトナム)でジカウイルスの感染者が報告されました。
・カーボヴェルデ(アフリカ地域)では、2016年4月11日までに878人の疑い患者の検査が行われ、先行分析で198人からジカウイルスのIgM抗体が検出され、5人からELISA法によるIgM陽性の結果を得ました。
妊娠女性113人にジカウイルスの検査が行われ、血清検査と分子検査によってジカウイルスの存在が見つけ出されました。

149 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/04/26(火) 18:45:14.99 ID:j3Bylyrw.net
今のところ感染地域から感染して日本に帰ってくるから発見できるけど
今回の熊本地震のようにもし被災地にジカ熱ウイルス蚊が蔓延した場合
誰がキャリアーか追えなくなって地域一帯隔離になるのかな
災害の後マラリアが流行したりするし
災害のゴミ処理をきちんとせんと水溜りなんていたるところにできるよ

150 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/04/26(火) 19:50:48.32 ID:KEG6nwaA.net
  
>>149
過去の新型感染症の騒動と厚労省発行の各種感染症対応マニュアル等から平時では覚えてる限りだと

@感染単発事例発生→自治体感染病棟病室単位隔離
A自治体感染事例頻発→新型インフルのように屋外トリアージ→自治体感染病棟単位隔離
B感染病棟隔離で間に合わない→パンデミック→自治体及び都道府県地域自治体単位で隔離→県単位隔離だったような気がしたけど。

感染症マニュアルは厚労省・都道府県・市町村単位で防災マニュアルのように公開されてるかも。

今は平時ではなくて災害発生時だから、デマに惑わされないように気をつけてね。
どこかが間違ってると思うから早いうちに指摘を。
以上の情報は全て整理していないのであくまでも個人的な意見としてください。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
以下は被災地向け情報です(転載)、適時該当スレッドへ転載宜しく。

◆平成28年熊本地震に関する情報について(2016年4月22日)

 平成28年熊本地震に関し、避難所における感染症対策等のリンクや情報を以下にまとめましたので、適宜ご活用ください。

<平成28年熊本地震関連情報>
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431.html

【避難所生活での健康管理全般】
 東日本大震災後に厚生労働省でまとめられた『避難所生活を過ごされる方々の健康管理に関するガイドライン』を掲載しています。
 
<「避難所生活を過ごされる方々の健康管理に関するガイドライン」について>
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001enhj-att/2r9852000001enj7.pdf


【災害時に注意すべき感染症と対策】
 災害時の感染症対策について、日本環境感染学会、日本感染症学会がガイダンスを作成しています。

[日本環境感染学会ホームページ]
<大規模自然災害の被災地における感染制御マネージメントの手引き>
http://www.kankyokansen.org/other/hisaiti_kansenseigyo.pdf
[日本感染症学会ホームページ]
<東日本大震災―地震・津波後に問題となる感染症―Version 2>
http://www.kansensho.or.jp/disaster/110328_disaster.pdf


【災害廃棄物関連の問合せ】
 災害廃棄物に起因する害虫及び悪臭への対策に関するお問合せ先は以下の通りです。

○災害廃棄物に起因する害虫や悪臭による日常生活圏への影響を低減する方法と災害廃棄物の消毒や害虫防除に関する御相談

 社団法人日本ペストコントロール協会 TEL:03-5207-6321
 一般社団法人熊本ペストコントロール協会 TEL:096-389-9908
 大分ペストコントロール協会 TEL:097-534-4641

○害虫の発生抑制に配慮した災害廃棄物の処理方法に関する御相談
 一般財団法人日本環境衛生センター 環境生活・住環境部 TEL:044-288-4878

○災害廃棄物に起因する悪臭に関する御相談
 公益社団法人におい・かおり環境協会 TEL:03-5309-2422

出典:感染症エクスプレス@厚労省Vol.245(2016年4月22日)
http://kansenshomerumaga.mhlw.go.jp/
   

151 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/04/27(水) 18:13:29.76 ID:Y5gjBWy+.net
  
>>54
>>148

【FORTH】2016年04月18日更新 ジカウイルス感染症の発生状況 (厚生労働省検疫所/更新10-その3)
http://www.forth.go.jp/topics/2016/04181354.html

小頭症の発生
・ジカウイルス感染症と関係する可能性の高い、又は先天性の感染が示唆される小頭症やその他の胎児奇形が、6か国(ブラジル、カーボヴェルデ、コロンビア、フランス領ポリネシア、マルティニーク、パナマ)から報告されています。
また、ブラジルに滞在していたことと関連する2症例がアメリカ合衆国とスロベニアで確認されました。
・ブラジルでは、2015年10月22日から2016年4月9日までに、小頭症および/または中枢神経(CNS)奇形7,015例が報告されました。これらの7,015症例の調査のうち、3,179例の調査を完了し、1,113例で先天性の感染症が示唆されました。
・ブラジルで報告された小頭症および/または中枢神経(CNS)奇形7,015例は、2001年から2014年の間に年平均の小頭症患者数が全国で163例と比べると、急激な増加を示しています。この増加の詳細な説明が、最近発表された論文に掲載されています。
・小頭症および/または中枢神経系奇形はブラジル27州のうち21州で確認されました。しかし、報告数の増加は北東地域に集中しています。
・小頭症および/または中枢神経(CNS)奇形が疑われた7,015例のうち、235例が出生時もしくは妊娠中(流産または死産を含む)に死亡しました。
このうち50例に先天性の感染症が原因とみられる小頭症および/または中枢神経(CNS)奇形があり、155例が検討中で、30例が(小頭症および/または先天性感染が関与する中枢神経系奇形の診断基準を満たしていないため)除外されました。
・フランス領ポリネシアでは、2014年3月から2015年5月までに生まれた子どもの中で、中枢神経奇形をもって生まれた子どもの増加が観察されました。
この間に小頭症児8例を含む19例が報告されました。これは、全国の年間平均例数が0〜2例であったことに比べ、増加しています。最近発表された研究では、妊娠初期に感染した妊娠女性10,000人あたり95人に小頭症へのリスクがあると見積もられました。
・カーボヴェルデにおけるジカウイルス感染症流行の発生状況において、小頭症児2例が報告されました。
1例目では、母親と新生児から採取された検体で血清中和法検査によりジカウイルスに対するIgG抗体が示されました。2例目では、女性の血清からの予備検査では、ジカウイルスに対するIgM抗体に陽性の結果が得られました。
・コロンビアから、3月30日に、2016年1月4日から3月20日の間に小頭症の新生児50人が報告されました。この数値は、過去の年平均の予想数(年間140人)に比べて増加を示しています。これまでに、検査された患者のうち7人でRT-PCR法検査によりジカウイルスに陽性と判明しました。

152 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/04/27(水) 18:21:49.47 ID:Y5gjBWy+.net
>>54

【FORTH】2016年04月18日更新 ジカウイルス感染症の発生状況 (厚生労働省検疫所/更新10-その4)
http://www.forth.go.jp/topics/2016/04181354.html

ギラン・バレー症候群(GBS患者)の発生
・ジカウイルスの感染が発生状況にある13の国と地域では、GBS発生率の増加および/またはGBS患者の間でのジカウイルス感染の検査確認が報告されました。
・フランス領ポリネシアは、2013年10月から2014年4月にかけて、初めてジカウイルスの流行を経験しました。流行中に、患者42人がGBSで入院しました。これは、過去4年間にフランス領ポリネシアで発生した患者数と比べて、20倍に増加したことを示しています。
これらのデータ(症例対照研究)から最近発表された正式な解析で、ジカウイルスの感染とGBSの間に強い相関性が示されました。42人全患者でのジカウイルスへの感染も確認されました。
(血清学的調査から判断した)住民におけるジカウイルス感染症の発病率66%に基づいて、GBSのリスクはジカウイルスの感染者1,000人あたり0.24であると推定されました。
・2015年には、ブラジル政府がバイーア州でGBS患者42人の発生が報告され、このうち、26人(62%)にジカウイルス感染症と一致する症状の既往がありました。
全国でGBS患者1,708人が登録されました。これは発生数の増加が全ての州ではないものの、前年(2014年にはGBS患者1,439人)と比べて平均19%の増加を示していました。
・コロンビアでは、2015年12月1日から2016年4月2日までにジカウイルスへの感染が疑われる経過をもつ神経症候群患者416人が報告されました。このうち、277人がGBSでした。
ポリオの調査活動における報告の中で、2015年9月14日から2016年3月19日までに、ジカウイルス感染症に罹った15歳未満の子ども39人で急性弛緩性麻痺が報告されました。
・エルサルバドルでは、2015年12月5日から2016年3月22日までに死亡者5人を含む178人の GBS患者が記録されました。一方、2015年より以前の年間平均患者数は169人に過ぎませんでした。患者1人でジカウイルスの感染が検査確認されました。
・スリナムでは、2016年1月29日に2015年のGBS患者発生数が増加していたことが報告されました。スリナムでは、2015年以前におけるGBS患者発生の登録は毎年平均で4人でしたが、2015年には患者10人が報告され、2016年には最初の数週でGBS患者4人が報告されました。
2015年に報告された患者のうち2人でRT-PCR法検査によってジカウイルスへの感染が確認されました。
・ベネズエラでも、GBS患者発生数の増加が報告されました。2015年12月12日から2016年3月9日までに、GBS患者578人が報告され、うち235人がジカウイルス感染症の症状を示していました。2016年に、患者6人からRT-PCR 法検査によってジカウイルスが確認されました。
・ドミニカ共和国では、2016年1月1日から3月12日までに、ジカウイルス感染症様の既往をもつGBS患者11人が報告されました。
患者のうち6人は15歳未満の子どもで、残りのうち5人は50歳以上でした。ジカウイルス感染症が、GBS患者1例(国家行政区に住む1歳児)から確認されました。患者は順調に回復し、病院を退院しました。
・ジカウイルスへの感染が検査確認されたGBS患者が、フランス領ギアナ(2人)、ハイチ(1人)、ホンジュラス(1人)、マルティニーク(6人)、パナマ(2人)とプエルトリコ(1人)からも報告されました。
・2016年3月に、ジカウイルス感染症に関係するその他の神経障害が2例の報告が公表されました。1例は、グアドループからでジカウイルスに感染した15歳の少女が急性脊髄炎を示しました。
もう1例は81歳男性で、脊髄の炎症と、髄膜脳炎、脳と髄膜の両方に炎症が波及する病態を示していました、これらの報告は、ジカウイルスの感染に関係する神経疾患の範囲をより詳しく解明することの必要性を強く示す報告です。
・増え続ける予備調査の結果に基づけば、ジカウイルスが小頭症やギラン・バレー症候群および中枢神経(CNS)奇形の原因であるということが、学術的に一致する意見となっています。
    

153 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/05/09(月) 20:40:15.89 ID:iaf65HWR.net
   
>>54

【FORTH】2016年04月26日更新 ジカウイルス感染症の発生状況 (厚生労働省検疫所/更新11-その1)
http://www.forth.go.jp/topics/2016/04261323.html

2016年4月21日付けでWHOより発表されたジカウイルス感染症(いわゆるジカ熱)の発生状況に関する報告です。ジカウイルス感染症の発生状況は以下のとおりです。

註:この報告は、調査活動、対策活動、研究活動の3項目で構成されていますが、内容を簡潔に伝えるために、調査活動に内容を絞って掲載しています。詳細は、原文でご確認下さい。

概要

●2007年1月1日から2016年4月20日までに、ジカウイルスの感染伝播が合計66の国と地域で記録されました。

蚊の媒介による感染伝播の発生状況は以下のとおりです。
・2015年以降、42か国で初めてのジカウイルスの流行が発生しています。これらの国では、以前には流行が発生した証拠はなく、現在も蚊による感染伝播が続いています。
・2015年以前に、17か国でジカウイルスの流行発生が報告されました。これらには、現在も蚊による感染伝播が続いている国もあれば、続いていない国もあり、2015年以降に流行が終息したことが報告された国もあります。
人から人への感染伝播の発生状況は以下のとおりです。
・現在、蚊による感染伝播のない状況において、8か国(アルゼンチン、チリ、フランス、イタリア、ニュージーランド、ペルー、ポルトガル、アメリカ合衆国)でジカウイルスの人から人への感染伝播が起きていたことが報告されています。

●4月20日までの週に、新たに蚊によるジカウイルスの感染伝播が報告された国はありません。新たにペルーとポルトガルで人から人への感染伝播が報告されました。
●ジカウイルス感染症と関係する可能性の高い、又は先天性の感染が示唆される小頭症やその他の胎児奇形が、6か国(ブラジル、カーボヴェルデ、コロンビア、フランス領ポリネシア、マルティニーク、パナマ)から報告されています。
また、ブラジルに滞在していたことと関連する2症例がアメリカ合衆国とスロベニアで確認されました。さらに、アメリカ合衆国で、妊娠女性が短期にメキシコ、グアテマラ、ベリーズに滞在していたことに関連する症例が確認されました。
●ジカウイルスの感染が発生している状況において、13の国と地域でギラン・バレー症候群(GBS)の発生率の増加、および/またはGBS患者でのジカウイルス感染の検査確認が報告されています。
●増え続ける調査の結果に基づけば、ジカウイルスが小頭症やギラン・バレー症候群の原因であるということで、学術的に意見が一致してきています。
●世界における感染の予防と制御の戦略が、WHOによって対策戦略の基本骨格に基づき開始されました。この骨格は、調査活動、対策活動、研究活動からなり、この発生状況の報告もこれらの項目に基づいて構成されています。(対策活動、研究活動については原文をご参照下さい)
   

154 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/05/10(火) 23:41:04.73 ID:zBTVEkEN.net
   
>>54

【FORTH】2016年04月26日更新 ジカウイルス感染症の発生状況 (厚生労働省検疫所/更新11-その2)
http://www.forth.go.jp/topics/2016/04261323.html

調査活動

ジカウイルスの発生
・2007年1月1日から2016年4月20日までに、ジカウイルスの感染伝播が合計66の国と地域で記録されています。2015年以降に、42か国で初めてのジカウイルスの流行が発生しました。
これらの国では、以前には流行が発生した証拠はなく、現在も蚊による感染伝播が続いています。
2015年以前に、17か国でジカウイルス流行の発生が報告されました。これらには、現在も蚊による感染伝播が続いている国もあれば、続いていない国もあり、2015年以降に流行が終息したことが報告された国も含まれています。
・4つの国、島もしくは地域(クック諸島、フランス領ポリネシア、チリのイースター島、ミクロネシア連邦のヤップ島)では、ミクロネシア連邦の他島で感染伝播が報告されているものの、さらなる感染伝播の継続は報告されていません。
・4月20日までの週に、新たに蚊によるジカウイルスの感染伝播が報告された国はありませんでした。
・蚊による感染伝播のない状況において、8か国(アルゼンチン、チリ、フランス、イタリア、ニュージーランド、ペルー、ポルトガル、アメリカ合衆国)でジカウイルスの人から人への感染伝播が起きていたことが報告されました。
・2015年10月にジカウイルスの存在が確認されて以降、ジカウイルスの地図上の分布はアメリカ大陸で着実に拡大しています。2016年4月13日までに、アメリカ大陸35の国と地域で蚊によって媒介されたウイルスの感染伝播が報告されました。
また、4か国では性交渉によるジカウイルスの感染伝播が報告されました。
・コロンビアでは、2015年10月1日から2016年4月10日までに、65,338人のジカウイルス疑い患者が報告されました。確定診断された患者数は3,292人になりました。
・2007年以降、西太平洋地域17の国と地域から、地域内感染によるジカウイルス感染症の患者が報告されました。また、ニュージーランドで性交渉による感染1例が報告されました。
2016年に、太平洋の10つの島国と地域(アメリカ領サモア、フィジー、マーシャル諸島、ミクロネシア連邦、ニューカレドニア、パプア・ニューギニア、フィリピン、サモア、トンガ、ベトナム)で、ジカウイルスの感染者が報告されました。
・カーボヴェルデ(アフリカ地域)では、2016年4月11日までに878人の疑い患者の検査が行われ、先行分析で198人からジカウイルスのIgM抗体が検出され、5人からELISA法によるIgM陽性の結果を得ました。
妊娠女性113人にジカウイルスの検査が行われ、血清検査と分子検査によってジカウイルスの存在が見つけ出されました。
  

155 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/05/11(水) 22:53:38.08 ID:EMBodsZF.net
   
>>54

【FORTH】2016年04月26日更新 ジカウイルス感染症の発生状況 (厚生労働省検疫所/更新11-その3)
http://www.forth.go.jp/topics/2016/04261323.html

小頭症の発生
・ジカウイルス感染症と関係する可能性の高い、又は先天性の感染が示唆される小頭症やその他の胎児奇形が、
ブラジル(1,168人)、カーボヴェルデ(2人)、コロンビア(7人)、フランス領ポリネシア(8人)、マルティニーク(3人)、パナマ(3人)の合計6か国から報告されています。
また、ブラジルに滞在していたことと関連する2症例がアメリカ合衆国とスロベニアで確認されました。さらに、アメリカ合衆国で、妊娠女性が妊娠11週時にメキシコ、グアテマラ、ベリーズに滞在していたことに関連する症例が確認されました。
・ブラジルでは、2015年10月22日から2016年4月16日までに、小頭症および/または中枢神経(CNS)奇形7,150例が報告されました。これらの7, 150症例の調査のうち、3,409例の調査を完了し、1,168例で先天性の感染症が示唆されました。
・ブラジルで報告された小頭症および/または中枢神経(CNS)奇形7,150例は、2001年から2014年の間に年平均の小頭症患者数が全国で163例と比べると、急激な増加を示しています。
・小頭症および/または中枢神経系奇形はブラジル全土で確認されています。しかし、報告数の増加は北東地域に集中しています。
・小頭症および/または中枢神経(CNS)奇形が疑われた7, 150例のうち、246例が出生時もしくは妊娠中(流産または死産を含む)に死亡しました。
このうち51例に先天性の感染症が原因とみられる小頭症および/または中枢神経(CNS)奇形があり、165例が検討中で、30例が(小頭症および/または先天性感染が関与する中枢神経系奇形の診断基準を満たしていないため)除外されました。
・フランス領ポリネシアでは、2014年3月から2015年5月までに生まれた子どもの中で、中枢神経奇形をもって生まれた子どもの増加が観察されました。この間に小頭症児8例を含む19例が報告されました。
これは、全国の年間平均例数が0〜2例であったことに比べ、増加しています。最近発表された研究では、妊娠初期に感染した妊娠女性10,000人あたり95人に小頭症のリスクがあると見積もられました。
・カーボヴェルデにおけるジカウイルス感染症流行の発生状況において、小頭症児2例が報告されました。1例目では、母親と新生児から採取された検体で血清中和法検査によりジカウイルスに対するIgG抗体が示されました。
2例目では、女性の血清からの予備検査でジカウイルスに対するIgM抗体に陽性の結果を得ました。
・コロンビアから、3月30日に、2016年1月4日から3月20日の間に小頭症の新生児50人が報告されました。この数値は、過去の年平均の予想数(年間140人)に比べて増加を示しています。
これまでに、検査された患者のうち7人でRT-PCR法検査によりジカウイルスに陽性と判明しました。
   

156 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/05/16(月) 21:02:40.09 ID:jYCJfd0l.net
      
>>54

【FORTH】2016年04月26日更新 ジカウイルス感染症の発生状況 (厚生労働省検疫所/更新11-その3)
http://www.forth.go.jp/topics/2016/04261323.html

ギラン・バレー症候群(GBS患者)の発生
・ジカウイルスの感染が発生状況にある13の国と地域では、GBS発生率の増加および/またはGBS患者の間でのジカウイルス感染の検査確認が報告されました。

・フランス領ポリネシアは、2013年10月から2014年4月にかけて、初めてジカウイルスの流行を経験しました。
流行中に、患者42人がGBSで入院しました。これは、過去4年間にフランス領ポリネシアで発生した患者数と比べて、20倍に増加したことを示しています。
これらのデータ(症例対照研究)から最近発表された正式な解析で、ジカウイルスの感染とGBSの間に強い相関性が示されました。

・2015年には、ブラジル政府がバイーア州でGBS患者42人の発生が報告され、このうち、26人(62%)にジカウイルス感染症と一致する症状の既往がありました。
全国でGBS患者1,708人が登録され、前年(2014年にはGBS患者1,439人)と比べて平均19%の増加を示していました。

・コロンビアでは、2015年12月1日から2016年4月9日までにジカウイルスへの感染が疑われる経過をもつ神経症候群患者445人が報告されました。このうち、298人がGBSでした。
ポリオの調査活動における報告の中で、2015年9月14日から2016年3月19日までに、ジカウイルス感染症に罹った15歳未満の子ども39人で急性弛緩性麻痺が報告されました。

・エルサルバドルでは、2015年12月5日から2016年3月22日までに死亡者5人を含む178人の GBS患者が記録されました。一方、2015年より以前の年間平均患者数は169人に過ぎませんでした。患者1人でジカウイルスの感染が検査確認されました。

・スリナムでは、2016年1月29日に2015年のGBS患者発生数が増加していたことが報告されました。スリナムで2015年以前に登録されたGBS患者発生数は毎年平均で4人でしたが、2015年には患者10人が報告され、
2016年には最初の数週間でGBS患者9人が報告されました。2015年に報告された患者のうち3人でRT-PCR法検査によってジカウイルスへの感染が確認されました。

・ベネズエラでも、GBS患者発生数の増加が報告されました。
2015年12月12日から2016年4月18日までに、GBS患者578人が報告され、うち50%がジカウイルス感染症の症状を示していました。2016年に、患者6人からRT-PCR 法検査によってジカウイルスが確認されました。

・ドミニカ共和国では、2016年1月1日から3月12日までに、ジカウイルス感染症様の既往をもつGBS患者11人が報告されました。
患者のうち6人は15歳未満の子どもで、残りのうち5人は50歳以上でした。ジカウイルス感染症が、GBS患者1例(国家行政区に住む1歳児)から確認されました。

・ジカウイルスへの感染が検査確認されたGBS患者が、フランス領ギアナ(2人)、ハイチ(1人)、ホンジュラス(1人)、マルティニーク(6人)、パナマ(2人)とプエルトリコ(1人)からも報告されました。

・2016年3月に、ジカウイルス感染症に関係するその他の神経障害が2例の報告が公表されました。1例は、グアドループでジカウイルスに感染した15歳の少女が急性脊髄炎を示した報告でした。
もう1例は、81歳男性の報告で脊髄の炎症と、髄膜脳炎、脳と髄膜の両方に炎症が波及する病態を示していました、これらの報告は、ジカウイルスの感染に関係する神経疾患の範囲をより詳しく解明することの必要性を強く示しています。

・増え続ける予備調査の結果に基づけば、ジカウイルスが小頭症やギラン・バレー症候群および中枢神経(CNS)奇形の原因であるということで、学術的に意見が一致してきています。

出典

WHO. Situation Report, Emergencies. 21 April 2016
Zika virus, Microcephaly and Guillain-Barr? syndrome
http://apps.who.int/iris/bitstream/10665/205505/1/zikasitrep_21Apr2016_eng.pdf?ua=1
   

157 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/05/17(火) 21:02:19.32 ID:ULonkPTG.net
  
【静岡県】今夏4公園で 蚊のウイルス調査 

中南米を中心にジカウイルス感染症(ジカ熱)が流行していることを受け、県は今夏、ウイルスを媒介する蚊の生息状況の調査を行う。県内4か所の公園で蚊を採取し、ジカウイルスやデング熱を発症させるデングウイルスの保有を調べる。
県は虫よけ剤の使用など、蚊に刺されないように呼び掛けている。

県は15年からデング熱のウイルスの保有を調査しているが、ジカウイルスの調査は初めて。
調査は笹原公園(河津町)、愛鷹広域公園(沼津市)、吉田公園(吉田町)、小笠山総合運動公園(袋井市)の計4か所で行われる。
5月から10月までの間、定期的に蚊を採取し、環境衛生科学研究所で二つのウイルスを保有しているかを調査する。
ウイルスが確認されれば駆除し、調査範囲を広げる。

ジカ熱は、ヒトスジシマカのメスが感染者の血を吸って、別の人の血を吸う時にウイルスを移す。潜伏期間は2〜7日で、軽度の発熱や頭痛などが起こる。

2016年05月17日 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
http://www.yomiuri.co.jp/local/shizuoka/news/20160516-OYTNT50298.html
  

158 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/05/19(木) 00:17:07.28 ID:rTA4PDG5.net
【伯】繁殖の放置は 厳しい罰金

テーメル暫定政権で保健相に任命されたリカルド・バロス氏(進歩党・PP)は、任命された日のうちに、ネッタイシマカの繁殖を放置している事が発見された場合は「厳しい罰金」を課す事を継続すると発表した。
デング熱、ジカ熱、チクングニア熱の感染拡大についてコメントを求められた同保健相は、「ネッタイシマカの早期撲滅を目指す」とした。

ニッケイ新聞2016年5月14日
http://www.nikkeyshimbun.jp/2016/160514-26brasil.html

159 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/05/19(木) 18:37:37.25 ID:wExfXZar.net
>>149
発見できないんだなこれがw
だってジカ熱って感染しても8割は無症状なんだぜ?
そしてこの無症状キャリアから蚊を介して感染が広がり
セクロス等による蚊を介さない感染で夏場以外に流行する可能性もある

ネッタイシマカがいて人口密度が高くて風俗産業の活発な福岡あたりがヤバイと予想

160 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/05/19(木) 20:13:35.32 ID:rTA4PDG5.net
  
【WHO】ジカ熱、欧州でも感染拡大の可能性

世界保健機関(WHO)欧州地域事務局は18日、中南米で拡大しているジカ熱について、気温上昇とともに欧州でも感染が拡大する可能性がある、との報告書を発表した。

欧州でのジカ熱流行の可能性は全体では「中程度または低い」で、リスクが最も高いのは、ジカウイルスを媒介するネッタイシマカが生息するポルトガル領マデイラ島や黒海北東部沿岸という。
ただ対策を講じなければ、欧州18カ国で感染リスクが「中程度」になるとしている。

一方、36カ国ではネッタイシマカが生息していないほか、気温が繁殖に適さないことから、感染リスクは低い、または極めて低いという。

リスク分析に際してWHOは、媒介するカの生息の有無、生息に適した気候かどうか、過去のデング熱とチクングニア熱の感染歴、航空機や船舶による接点、人口密度、都市化の度合い、初期の感染対策能力などを考慮した。
  
2016年5月19日14時31分 朝日新聞デジタル
http://www.asahi.com/international/reuters/CRWKCN0YA0F0.html

161 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/05/23(月) 14:13:16.57 ID:+RqYV85x.net
ジカウイルス感染症患者(輸入症例)の発生について
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000125082.html

162 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/05/23(月) 16:58:03.95 ID:JvbO7yq/.net
【社会】20代女性がジカ熱感染=中南米から帰国、流行後6人目―厚労省©2ch.net
http://daily.2ch. net/test/read.cgi/newsplus/1463988083/

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