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≡≡ 面白いエンジンの話−14 ≡≡

801 :dokkanoossann:2016/05/23(月) 08:49:17.25 ID:c+lcSmWK.net
※ 【 ミラーサイクルとは何かの説明 】、誤解している方のために。


>>792 > 過給機と高膨張比サイクルとは相性が悪い的な誤解が広まってる


【 相性が悪い 】のではなく、本来ミラーサイクルではないものを、【 ミラーだと 】誤解した。
早閉じや遅閉じで、ピストン圧縮が少なくても、その分過給器で加圧出来るので同じこと。

過給してるのなら、ピストン圧縮は減少でも、それは【 過給エンジン 】と呼ぶべきで有る。
繰り返すが、ミラーサイクルとは、【 吸気量を減らしたエンジンを言うのでは無い 】こと。

ミラーサイクルとは、【 燃焼室容積を標準より減らした 】、【 高膨張比のエンジン 】を言う。
何が目的なのかと言えば、【 最大出力を我慢した分、熱効率を上げた方式 】、と言える。

ピストン圧縮が少ないのは、それが目的では無く、【 結果的にそうせざるを得なかった 】。
燃焼室容積が標準より小さく、【 吸気量を減らす必要が出て 】、ピストン圧縮も減らした。

なぜ圧縮量を減らすのかは、ガソリンエンジンなら、【 高圧縮比は異常燃焼を起す 】から。
ディーゼルならノッキングの心配は無いが、超高圧仕様だと、【 強度が必要で重く 】なる。

重いと回転数が上がらず、高出力化も無理で、【 最近のディーゼルは低圧縮化が主流 】。
舶用エンジンで、ピストン圧縮を減らした分過給してるのなら、インタークーラ介在が目的。

吸気の最終過給圧は、【 ピストン圧縮と過給器圧縮を掛け合わしたもの 】と、考えるべき。
もしピストン圧縮の少ない機関でも、過給器が装着なら、【 それは過給エンジン 】で有る。

誤解の発端は、ピストン圧縮量が少ないだけで、【 ミラーサイクル 】と思ってしまったこと。
ピストン圧縮と、過給圧縮を併用する機関は、本来【 多段圧縮エンジン 】と呼ぶべきもの。

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