日清食品と明星食品、提携交渉

すぐ名無し、すごく名無し

日清食品と明星食品、提携交渉　米国系投資ファンドに対抗

　米国系投資ファンドのスティール・パートナーズ・ジャパン・ストラテジック・ファンドから敵対的ＴＯＢ
（株式公開買い付け）を仕掛けられている即席めんメーカーの明星食品が、同業最大手の日清食品と
資本提携交渉に入ったことが１０日、わかった。日清が友好的ＴＯＢでスティールに対抗して、明星株を取得する方向で交渉している。
　交渉がまとまれば、日清はスティールのＴＯＢ価格である７００円を上回る価格を提示、友好的ＴＯＢに踏み切る。
明星と取引のある三菱商事など安定株主が応じるとみられるが、シェアの上昇で独占禁止法上の問題がでる可能性もある。
　明星はスティールのＴＯＢが実施されて以来、財務アドバイザーとなった三菱ＵＦＪ証券とともに対抗策を検討。
別の投資ファンドによる対抗ＴＯＢでは、株主への説明がしにくく、相乗効果を見込める同業他社を
ホワイトナイト（白馬の騎士）とした方が得策と判断、日清と交渉に入った。
　１０日午前に明星は「現時点で決定した事実はない」とのコメントを発表。
また、日清は同日までに打診を受けたとしており、今後、交渉を詰めていく方針とみられる。
　スティールは議決権ベースで明星株の２３・１％を持つ大株主。ＭＢＯ（経営陣による自社買収）
の提案が拒否されたために１０月２７日、経営陣の賛同を得ない敵対的ＴＯＢに踏み切った。
　また、スティールは取得株式の上限・下限を定めていないため、全株取得を阻止できたとしても将来にわたり
“不安定な大株主”となる懸念から、対抗ＴＯＢを実施するホワイトナイトを模索していた。

【用語解説】日清食品
　昭和２３年設立。本社は大阪市。３３年に安藤百福創業者会長が発明した世界初のインスタントラーメン
「チキンラーメン」などを世界的に販売する。即席めん業界首位でシェアは４割近い。平成１８年３月期の売上高は３２１７億円、従業員数１４１１人。
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【用語解説】明星食品
　昭和２５年に設立。業界４位。本社は東京。チャルメラなどを展開し、熱風でめんを乾燥させるスーパーノンフライ製法で独自技術。
シェアは１割強。平成１８年９月期の売上高見込みは７８８億円。従業員数は３５４人。
（産経新聞） - 11月10日16時14分更新
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