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ピアノ大人入門者のためのスレッド 3

394 :ギコ踏んじゃった:2021/01/30(土) 09:24:26.13 ID:B28U/qZV.net
無いのなら作ってしまえ!?「印象派」簡単曲

日本のピアノ教育界でも、初歩の段階から「バロック・古典・ロマン・近現代の作品を、まんべんなく体験しましょう」という《4期》学習が提唱されて久しいです。
これは「バロックや古典派作品をちゃんと弾けるようになってから、それ以降の楽曲に取り組むべし」なる伝統的教程の中で、チェルニーの練習曲やバッハ、古典派のソナチネ&ソナタに偏った教材では、豊かな音楽性や表現力が育たないのでは?という疑問から出てきたもののようです。

現在、日本の初級〜中級初めレベルで《4期》の主な教材は ───
1.バロック…パーセル以降、バッハを中心とした簡単なチェンバロ曲
2.古典…クレメンティ、クーラウなどのソナチネ
3.ロマン…シューマンやチャイコフスキーの「子供のためのアルバム」
(ブルクミュラー「25練習曲」も、一応ロマン派ですが…)
4.近現代…バルトーク、カバレフスキー、現代の日本人作曲家が子供のために書いた曲

これを見て、何かピアノ音楽にとって重要なジャンルが抜けていると思いませんか?
……そうです、印象派がありません!
これは印象派の中心的作曲家、ドビュッシーとラヴェルが初級者向け作品をほとんど残さなかったことや、同系中小(笑)作曲家にも学習に適した曲が無いからなんですね。
したがってピアノ教材にある程度詳しい人なら、印象派に手を出すのは中級半ば以降から、という常識があるはずです。
私も少し前までそう思っていました…簡単な作品が印象派の時代に「書かれなかった」のだから当然だと。

ところが「それじゃ困る、古典派のソナタの前に学習するソナチネみたいな曲が印象派にだって必要だ。それが無いんだったら、新しく作ればいいだろ!」というのがアメリカのピアノ教育界だったんですね。
いやはや恐れいりました…その発想はなかったです。(^ ^;)

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