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【短編可】初心者が自作小説を発表するスレ【長編不可】

1 :ムッシュ52型改 :2017/12/12(火) 01:22:54.65 ID:Ias15nLw.net
☆短編オリジナル小説を発表するスレです☆

<ルール>
・小説になってねえような駄文、自己満足大歓迎。
・長編不可。
・勢い重視。誤字脱字、詳細設定、推敲なんてクソくらえ。
・無理やりにでも完結。作者が完結と言えば完結。
・エログロはほどほどに・……。
・批評批判はほどほどに……。


お暇ならひとつ、小説など書いてみてはいかがでしょうか。

2 :ムッシュ52型改 :2017/12/12(火) 01:24:19.00 ID:Ias15nLw.net
ってまあ俺しか書かないんだろうけどね。
明日(今日)にでも勢いで書いた作品持ってきます。

3 :ムッシュ52型改 :2017/12/12(火) 22:51:22.76 ID:Ias15nLw.net
【ジャンル】SF  


 私はみんなと仲良くなりたかったんだ。
 ただ、それだけだったんだ。


「ねえ、ここに名前書いてみなよ。名前」

 休み時間。私に向けられたこの言葉が全ての始まりだった。
 その女の子は私の前にノートを差し出した。
 私は素直に自分の名前を書く。

「違うよ。ちゃんとあなたの国の文字で書きなさいよ」

 私は素直に自分の名前を書いた。
 両親から教えられた、自分の国の文字。

 ―― さクら

 その女の子は私の文字を見ると、教室中に響き渡る声で叫んだ。
 
「ねえ! みんな見て! この変な文字! こんな古代文字読めないよー!」

 教室中の視線がそのノートに集まる。
 だけど女の子はそれをみんなに見せるでもなく、そのノートで私の顔を何回も叩きながら言った。
 
「あんたさぁ。ムカつくんだよね。いつもニコニコして良い子ぶってさぁ」

 私は首を横に振ってそんなつもりじゃない事をアピールした。
 女の子は更にノートで私の顔を殴りながら言った。

「あんた、劣等民族ニポ人の生き残りよね。何で抵抗しないの?」
「……」
「何でかって聞いてるんだけどー!?」
「パパとママに……ケンカはいけないって……言われてて……みんな仲良くって……」
「はぁぁ?」

 女の子は馬鹿にした顔で私に言った。

「じゃあさ、仲良くしてあげるからお金持ってきなよ。あんたさ、隣のクラスの子に
お金貸してたよね? それもさ、何人も」

 確かに私は隣のクラスの子に、お金を貸してあげた。
 ある子は靴屋さんの前で、新しい靴をじっと眺めていた。ボロボロの靴を履いて。
 ある子は弟と手を繋ぎながらパン屋さんの前で、焼き立てのパンを見ていた。指を咥えながら。
 私はお金を持っていた。だから貸してあげた。ただそれだけ。
 お金でそれが解決できるならって。
 でも、私にもやらしい気持ちがあった。その子達と、ちょっと仲良くなれるかなって。

4 :ムッシュ52型改 :2017/12/12(火) 22:51:38.87 ID:Ias15nLw.net
 次の日から私はクラスメイトの女の子にお金を渡した。
 何日も、何か月も。
 ある日突然それは起こった。

「ごめんね。今日はこれだけしか持ってこられなかったの……。ごめんね」

 私は何度も何度も謝った。
 お金を渡せば、きっと仲良くなれるはずだ、なんて。
 でも……。
 その子は渡されたお金が少ないと判ると、私を蹴飛ばして叫んだ。

「あんたの生きてる価値って何!? え!? 世界に散々迷惑を掛けた劣等民族が!
なんでのうのうと生きてるの!? 謝りなさいよ! みんなに謝りなさい!」
「ごめんなさい……」
「手をついて謝りなさいよ! 謝れ!」
「ご……ごめんなさい」

 手をついて謝る私は蹴られ、殴られた。
 周りにいるクラスメイトは、誰ひとりこの子を止めようとはしない。
 何かを言いたそうな、複雑な顔をしていた子もいた。けど、その子はその場から
じっと動かなかった。
 私はそれを見てほっとした。だって、止めに入ったらきっとその子も殴られてしまうから。


 長い間、私は気を失ってたみたい。
 誰もいなくなった教室に、外からオレンジ色の光が差し込んでいた。
 
「わぁ……夕日……綺麗……」

 私は自然とそう呟いた。
 夕日を眺めていたら、涙が溢れて止まらなくなった。
 私がしたことは何か間違っていたのかな。
 私はみんなと仲良くなりたかったんだ。
 ただ、それだけだったんだ。
 私達ニポ人は昔、どれほど世界に迷惑を掛けたんだろう。

 私達ニポ人は、遠い遠い昔、東の島国で穏やかに暮らしていたらしい。
 みんなみんな、遠い昔の事。
 遠い遠い、昔の事なのに。

 そう思いながら私は再び微睡んだ。

5 :ムッシュ52型改 :2017/12/12(火) 22:56:33.61 ID:Ias15nLw.net
『まだ早いだと!? この期を逃すわけにはいかんのだ!』
『しかし、まだ16年分の記憶しか与えていません。このまま覚醒させると自我が影響し……』
『構わん! 同盟国の開発は既に終わっている! 我が国が先陣を切らずしてどうする!』  

 誰の声だろう。
 私はその声の正体を知る為、そっと目を開けた。
 目の前には無数の機械。そして体全体に広がる違和感。私を見る男性の二人。
 驚いたような顔の青年と、ニヤリとやらしく笑う中年男。
 二人は急ぐように機械を操作し、再び私の顔色を窺う。
 すると私の頭に電流が走るような痛みと共に、色々な情報が流れ込んできた。
 遠い遠い昔の事。
 私がこれからすべき事。
 全てが記憶の中に納まると、私はふたりに笑いかけながら言った。

「私は、日本を取り戻せばいいんですね?」 
 
 私達日本人は400年前、東の島国で穏やかに暮らしていたらしい。
 世界に迷惑を掛けた? 冗談じゃない。
 細菌兵器で人口を1/4にまで減らされ、土地を奪われ、日本という国は世界地図から消えた。
 そうなるまで、世界は何もしてはくれなかった。
 太平洋上に浮かぶ、小さなプレートを組み合わせて作った人工島。
 "コーラルリーフ"
 そこにたった200万人の日本人が、国連のお情けを受けながら住んでいる。
 それが私達の今の姿だ。
 みんなみんな、これが現実。

 

6 :ムッシュ52型改 :2017/12/12(火) 22:59:02.83 ID:Ias15nLw.net
 私は自分の体に取り付けられた装甲をチェックした。
 外骨格で構成された真っ白な装甲。まるでアニメに出てくるパワードスーツのよう。
 両腕両足と胸、背中以外、体はむき出しの状態。だけど防御はこれで充分過ぎる程だって理解してる。
 腰には超高速振動子刀長船。武器もこれで充分ね。
 肩の装甲と胸の小さな装甲には、日本の国旗と小さな桜のマークが入っている。

 装甲を着こんだ私はコクーンと呼ばれる卵型のブースターポッドに乗り込み、出撃を待った。
 目の前にスクリーンが展開し、メガネを掛けた女性が映し出された。

「あなた、なかなかいい度胸ね。心拍数も脈拍も正常。ニューロンシステムも正常作動。私なんて
皇国の興廃この一戦にあり〜って感じでずっとドキドキしてるのに」  
 
 できるできないじゃない。やるしかないんだ。そう思うと、妙に心が落ち着く。
 私が生きた16年間は全て虚構だった。コンピューターで描かれた世界の中で私は育った。
 実際には家族も友達もいない。
 私はただの人形。人形が心なんて持つものか。

「我が国家元首の演説が終わったらフィリピン上空でコクーンから切り離す。日本を取り返す前の前哨戦ね。
まずフィリピンを解放するわよ。さくら、準備はいい?」 
「いつでも」

 コクーンがカタパルトへ移動する振動が体に伝わった。
 体にGを感じながら、モニターに映し出される国家元首の演説を観た。
 この演説は全世界に配信されている。


 遠い遠い昔の事は……今生きている私が全て清算しよう。



<終>

7 :ムッシュ52型改 :2017/12/12(火) 23:02:25.61 ID:Ias15nLw.net
推敲はほとんどしてない。
投稿できないNGワードが1か所あった。
なぜ<しし>がNGなのか・・・。
しし → 両腕両足
 

次は日常系を書く予定。

8 :ムッシュ52型改 :2017/12/14(木) 00:28:28.27 ID:15cvyyjg.net
【ジャンル】日常
 
春風


『今日の東京は上空は雲一つない、日本晴れ! 気温も今現在、前日よりプラス5℃と暖かく、
やっと本格的な春の陽気を感じられそうです』

 その日の朝、テレビの天気予報では春の暖かさを告げていた。
 昨日突然の雨で寒い思いをしながら帰宅し、暦と季節のギャップを恨んでいた所にこの予報だ。

「今日はバイクに乗っていこうかな」

 僕はバイクのキーを掴み、部屋を後にした。


 なるほど。ヘルメットのバイザーを上げて走行すると、確かに春の暖かさの混じった風が頬を
撫でる。少し肌寒さは感じるものの、バイク乗りにとっては快適なシーズンの到来である。
 僕の愛車はホンダVTZという250ccの中型バイク。
 年式も古く、その付き合いはもう5年を超えている。愛車というよりも<相棒>に近い。

「これってもう骨董品だよ。純正パーツも無いしさ、そろそろ買い換えたらどう?」

 バイク屋へ顔を出すたび、自分より一回りも年齢の低い<お兄ちゃん>に何度も馴れ馴れしい
セールスを受けるのだが、このバイクはなぜか手放す気にはなれなかった。

 お昼過ぎ。
 お得意先での打ち合わせへ向う移動手段として、再びそのバイクは活躍する事となった。
 東京ドーム脇の白山通りを巣鴨方面へと北上する。
 スーツ姿にフルフェイスのヘルメット。そしてバイク。
 通勤時の爽快感は何処へやら、信号待ちのたびになんとも言えない気恥ずかしさが込み上げてくる。
 免許を取ったばかりの僕が憧れていたライディングスタイルは

 <学生服を着てバイクに乗る>

というものだった。念願が叶ったその時は信号待ちのたび、誇らしげに背筋を伸ばしたものだが……。
 僕は春風を感じる為に上げていたヘルメットのバイザーを、俯き加減でそっと下ろした。

9 :ムッシュ52型改 :2017/12/14(木) 00:29:42.81 ID:15cvyyjg.net
 白山下を通過し、京華学園の前で信号のストップがかかる。

 ポコポコポコポコポコ。
 
 可愛らしい排気音と共にそのスクーターは現れた。
 洗車やワックス掛けでは得られない、新車特有の輝きを放つそのスクーターに乗るのは
小柄の若い女性だ。乗馬で使う帽子のようなヘルメットに、体のラインが出る細身のライダース
ジャケット、薄手の黒皮のグローブ……どれも新品のようだ。
 こちらの視線に気付くと彼女はしゃんと背筋を伸ばし、誇らしげに前を見つめる。
 信号が変わるとおっかなびっくりにトロトロと走り出す。いかにも免許取りたてのご様子である。

 ―― 僕にもこんな時期があったのかな。

 彼女を横目で見ながらスロットルを捻ると、僕の相棒は難無く彼女を抜き去った。
 ゆるやかなカーブを抜け、不忍通りとの交差点で信号のストップがかかる。

 ポコポコポコポコポコ。

 新品の彼女が再び僕の横に止まった。
 今度は彼女の方が僕に視線を送り、嬉しそうな笑顔を見せてくれる。
 僕は咄嗟にシールドを上げ、優しく声をかけた。

「ホンダのジョルノだね。新車? ピカピカだー」
「?……なんですかー?」

 周りの排気音がうるさい為に、僕の声は届かない。もう一度、声を大きくして話しかけてみる。

「それ、買ったばかりでしょー!? 顔がにやけてるよ!!」
「あ、はい!! さっきそこのバイク屋さんで納車……」

 信号が赤から青に変わる。
 僕は親指を立てて見せ、彼女のスクーターを置き去りにする。
 ミラーを覗くとおっかなびっくりにトロトロとスタートするスクーターが写っている。
 
 ―― 春風か。

 僕はヘルメットのバイザーを上げたまま、しばらく春の新しい風を感じていた。



 <終>

10 :ムッシュ52型改 :2017/12/14(木) 00:33:36.39 ID:15cvyyjg.net
いきなり誤字った。
まあ推敲なんてクソくらえなスレ。でも一応・・・。
<今日の東京の上空は>
東京の空模様は〜 の方が良かったか。
って実はこれ、5年ほど前に書いた短編でした。後半、つけ足しただけです。

さて、次は恋愛モノかなー。

11 :ひよこ名無しさん:2017/12/19(火) 03:17:24.80 ID:mHf8Ok0o.net
1個目のやつ世界観すごく好きだわ
活躍するとこ見てみたい

12 :ムッシュ52型改 :2017/12/20(水) 23:05:08.60 ID:8dleos0t.net
>>11
(=゚ω゚)ノ アリガトウゴザマス。
実は3機倒すところまで書いてましたw
それ書いたらオチがつかなくなってしまったという・・・・。結局バッサリ話を切り落としました。

13 :ムッシュ52型改 :2017/12/20(水) 23:12:55.16 ID:8dleos0t.net
 俺には全てがスローモーションに見えた。
 彼女が持っていたコンビニコーヒーが制服ぶちまけられ、驚いた拍子にスマホが手から離れて
廊下に落ちる。

「ご、ごめんなさい!」
「いや、こっちもボケっとしてたから! 君大丈夫?」

 アニメや漫画ではよくある話だ。
 男子生徒と女子生徒が廊下でぶつかり、それがきっかけでお互い恋に落ちる。
 コーヒーをかけられたのは隣にいた俺の友達。
 ぶつかってきた彼女は、俺が思いを寄せていた隣のクラスの女子。
 よくある、ふざけた話だ。

14 :ムッシュ52型改 :2017/12/20(水) 23:16:41.74 ID:8dleos0t.net
 昼休み。
 校内のサロンで仲良く話している二人を、遠くから眺めている俺。
 あの時彼女がぶつかった相手が俺だったらなら、あそこにいるのは俺だったんだろうか。
 無いな。
 俺はあいつより背が15センチも低いし、彼女よりもすこし低い。学力でも叶わない。
オマケに顔も良くないときている。偶然が引き寄せるものなんて、俺には何一つ無いんだ。
 はぁ……っとため息をついたその時、カメラのシャッター音が鳴った。
 どうせあいつだろうと、俺は窓の外に視線を向けて言った。

「勝手に撮るんじゃねえよ。いい加減、金請求するぞ」
「だってさ、面白いじゃない? 高校1年生の男子がそういう顔してるのってさ。若きウェイテルの
悩みってやつ? いいねぇ、その表情」

 そう言うとわざと俺の視線に入るように前に立ち、再びカメラを構えてシャッターを押す。
 細身のメガネをかけたショートヘアのチビ女、つばめ。
 こいつは中学時代クラスメイトだった女で、いつもバシャバシャと写真を撮っている変な奴だ。
 俺はつばめを睨みながら言った。

「お前、若きウェイテルの悩みを読んだのか? あれ、主人公が最後に自殺するんだぜ?」
「へ? あ、そうだったっけ……」

 つばめはキョトンとした顔を見せ、そして偶然が引き寄せたあの二人を見つめながら言った。

「偶然の出会いかぁ。男ってああいう女の子、好きだよね。髪サラッサラで長くて目が
パッチリ。オマケにスタイル良くって声も可愛いときたもんだ」
「……まあな。お前とは全然違うよな」

 つばめはサロンのテーブルを両手でバンと叩き、そのままの格好で俺の顔を覗き込んだ。
 やばい。全然違うとか言わなきゃよかったか。

「さっきのモデル料ってことで。おにぎり2個で380円ね」
「……まあいいか。有難く受け取っておくよ」

 つばめは少し距離を取ると、両手の人差し指と親指でフレームを作って俺に向けて言った。

「自殺、すんなよ? さっさと諦めろよ?」
「誰がするかよ! なんだよ諦めろって!」

 つばめはにこやかにサロンを後にした。 
 まったく。変な女だ。

15 :ムッシュ52型改 :2017/12/20(水) 23:19:16.54 ID:8dleos0t.net
しまった・・・・コピペ失敗しますた。
もう一度、初めからうpります。

16 :ムッシュ52型改 :2017/12/20(水) 23:20:48.98 ID:8dleos0t.net
【ジャンル】 恋愛


 俺には全てがスローモーションに見えた。
 彼女が持っていたコンビニコーヒーが制服ぶちまけられ、驚いた拍子にスマホが手から離れて
廊下に落ちる。

「ご、ごめんなさい!」
「いや、こっちもボケっとしてたから! 君大丈夫?」

 アニメや漫画ではよくある話だ。
 男子生徒と女子生徒が廊下でぶつかり、それがきっかけでお互い恋に落ちる。
 コーヒーをかけられたのは隣にいた俺の友達。
 ぶつかってきた彼女は、俺が思いを寄せていた隣のクラスの女子。
 よくある、ふざけた話だ。

 校内のサロンで仲良く話している二人を、遠くから眺めている俺。
 あの時彼女がぶつかった相手が俺だったらなら、あそこにいるのは俺だったんだろうか。
 無いな。
 俺はあいつより背が15センチも低いし、彼女よりもすこし低い。学力でも叶わない。
オマケに顔も良くないときている。偶然が引き寄せるものなんて、俺には何一つ無いんだ。
 はぁ……っとため息をついたその時、カメラのシャッター音が鳴った。
 どうせあいつだろうと、俺は窓の外に視線を向けて言った。

17 :ムッシュ52型改 :2017/12/20(水) 23:25:31.66 ID:8dleos0t.net
「勝手に撮るんじゃねえよ。いい加減、金請求するぞ」
「だってさ、面白いじゃない? 高校1年生の男子がそういう顔してるのってさ。若きウェイテルの
悩みってやつ? いいねぇ、その表情」

 そう言うとわざと俺の視線に入るように前に立ち、再びカメラを構えてシャッターを押す。
 細身のメガネをかけたショートヘアのチビ女、つばめ。
 こいつは中学時代クラスメイトだった女で、いつもバシャバシャと写真を撮っている変な奴だ。
 俺はつばめを睨みながら言った。

「お前、若きウェイテルの悩みを読んだのか? あれ、主人公が最後に自殺するんだぜ?」
「へ? あ、そうだったっけ」

 つばめはキョトンとした顔を見せ、そして偶然が引き寄せたあの二人を見つめながら言った。

「偶然の出会いかぁ。男ってああいう女の子、好きだよね。髪サラッサラで長くて目が
パッチリ。オマケにスタイル良くって声も可愛いときたもんだ」
「……まあな。お前とは全然違うよな」

 つばめはサロンのテーブルを両手でバンと叩き、そのままの格好で俺の顔を覗き込んだ。
 やばい。全然違うとか言わなきゃよかったか。
 しかしつばめは目を丸くし、なぜか嬉しそうだ。

「そうなんだよね! 私くせ毛だからさ、髪伸ばすとカップ焼きそばの麺みたいになっちゃうんだよ!
目だってさ、ほら、メガネ外すと坂本龍馬みたいになっちゃうしさ!」

 メガネを外して細めて見せた目が妙におかしくて、俺は吹いてしまった。
 つばめはメガネをかけ直し、途端に優しい顔になって俺に言った。

「なんだ。またいつものつまんない顔に戻っちゃった。あ、そうそう。家のおにぎり屋の新作持っ
てきたから。これでも食べて元気出せよ?」

18 :ムッシュ52型改 :2017/12/20(水) 23:28:45.40 ID:8dleos0t.net
 テーブルにふたつ、おにぎりが置かれた。そういえばこいつ、おにぎり屋の娘だっけか。
 つばめは手に持ったカメラを俺に見せて言った。

「さっきのモデル料ってことで。おにぎり2個で380円ね」
「……まあいいか。有難く受け取っておくよ」

 つばめは少し距離を取ると、両手の人差し指と親指でフレームを作って俺に向けて言った。

「自殺、すんなよ? さっさと諦めろよ?」
「誰がするかよ! なんだよ諦めろって!」

 つばめはにこやかにサロンを後にした。
 俺が彼女の事を好きだって、あいつにはバレてたって事か。 
 まったく。変な女だ。


 その日、俺が卒業した中学の近くを通りかかった。
 あれから1年も経ってないから懐かしいという気はしないな。
 俺のいた教室を眺めた時、ふとあの時のつばめを思い出した。

 ―― 私、東京の美術大付属校を受けるんだ! カメラマンになりたいからさー!

 学力も優秀で、美術の成績も優秀。そんなあいつは俺にそう報告してきた。
 
 ―― おお、偶然。また同じ学校だね。

 合格間違い無しの美術大付属を受けたはずなのに、あいつは俺と同じ県立高校に入りやがった。
 理由を聞くと、恥ずかしそうに答えた。

 ―― 何かを捨てて手に入れられるものなんて、興味が無いんだ。
    いっそのこと何も捨てずに自分に、正直に生きたいと思っただけだよ。

 今でもその言葉の意味が解らない。もう一度聞く理由も俺には無いしな。
 そういえば、つばめと親しく話すようになったきっかけって何だったっけ。
 まあ、いいか。

19 :ムッシュ52型改 :2017/12/20(水) 23:30:33.28 ID:8dleos0t.net
 4月。俺は高校2年生になった。
 偶然が引き寄せたあのふたりは、数か月で別れた。

 朝、桜が舞い散る通学路を歩くと、目の前にひとりの女の子が立っていた。
 細身のメガネをかけ、前よりも少し伸びた髪を後ろで束ねている。
 あいつはこちらに気付いた様子もなく、カメラのファインダーを覗いて桜を撮っていた。
 カメラを下ろし、直接その目で桜の木を見上げる横顔に心を掴まれた気がした。
 偶然の出会いじゃないけど、ここから始めてもいいかな。
 俺はつばめに駆け寄り、声を掛けた。
 
「またカメラかよ。ほんとお前、飽きねえよな、それ」
「うるさいなー!」
 



 ―― ごめん! ぼけっとしてたから……。あ、カメラ落としちゃったけど平気? 壊れてないかな。 
 ―― え? あ、大丈夫……たぶん。
 ―― でもすげえな。中2でこんなでかいカメラ持ってるなんてさ。
 ―― そそそ、そんなこと……ないです。
 ―― 俺、A組の……。


<終>  

20 :ムッシュ52型改 :2017/12/20(水) 23:38:33.82 ID:8dleos0t.net
はい、今回は色々大失敗でした。
自分で読み返したくないな。怖いので。
しかし、コピペを失敗するとは思わなかったよ……。
今作は昔書いた作品の原型を脳内から持ってきて、オチを付けて出来上がり〜って感じです。

21 :ひよこ名無しさん:2017/12/21(木) 02:53:23.75 ID:pRmKKuN1.net
ウェ、ウェルテル……
まあそれは置いといて、何かを捨てて、のくだり好きだわ
いじらしい秘めた片思いを、隠しきれなくてそれとなく言っちゃう感じが

22 :ひよこ名無しさん:2017/12/21(木) 02:55:22.37 ID:pRmKKuN1.net
これ、スレ主以外も投下していいんでしょ?
ついでだから俺も書いてく
短くてごめんな


ぽーん、と宙に硬貨が浮かぶ。
くるくるとせわしなく回転した硬貨は、手の平と甲のあいだにおとなしく挟まった。
そっと開く。
「裏、か」
また、投げる。
「裏」「裏」「裏」「また裏」
裏ばかり20回も出続けたあたりだろうか。
硬貨を投げ続ける男に、話しかける者がいた。
「あの」
話しかけたのはうら若き女性だった。どう見ても不審な男にわざわざ話しかけるとは、豪胆な女だった。
「何をなさっているのですか。先ほどからずっと、硬貨を投げ上げていらっしゃるけれど」
すると、男はよくぞ聞いてくれたと言わんばかりに、するすると話し始めた。
「お嬢さん。幸福の仕組みをご存知かね」
「幸福?」
「人は人生に持てる幸福の総量が生まれた時から決まっているのだ。だから例えば、籤で大当たりを引いたものはその後大金に振り回されるし、不運にも悲惨な事故で死ぬものには泣いてくれるような家族が多い」
「禍福は糾える縄の如し、ということですか」
男はぐいっと片眉を上げた。
「少し違う。禍福は縄のように交互には来ず、揺り戻す振り子のようなものだ」
「振り子時計の振り子?」
「そう。右へ大きく振れれば、その分左へ大きく振れる。小さければその分の揺り戻しも小さい」
つまりだね、と上機嫌に続ける男。
「私は先程からずっと、コインの表が出る方に賭けつづけていた。しかし不幸にも、コインは裏しか出やしない。ああ、なんと不運なのだろうと思いながら、私は何度も表に賭け、何度も負け続けた。不幸は累積し、もうここ3日ほどで100回以上、負け続け」
「なるほど」
女はにっこりと笑った。男の表情があまりに子供っぽい無邪気さをたたえていたからだ。それが滑稽に思えて、女はつい、話を続けた。

23 :ひよこ名無しさん:2017/12/21(木) 02:55:31.48 ID:pRmKKuN1.net
「では、お聞きしたいのですがね」
「なんだい?」
「私はたった今、母親の葬式を終えてきたところなのです。唯一の肉親であった母が死に、頼れる親戚もおらず、友と呼べるような人もいない。これまでの人生で、幸福と呼べるような思い出なんて、片手で数えるほどもありやしない」
男は、その言葉で初めて、女が喪服を着ていることに気づいた。
「そんな私の揺り戻しは、一体いつ来るんですかね」
「……そんなものは、考えるまでもないさ」
男は精一杯の笑みを浮かべて、女に手を差し出す。
ここで手を差し出さねば男ではない。
「私と出会ったことさ」
女の目が見開かれた。見張った目にみるみる涙が溜まっていく。
「私が君を幸福にしよう。君の不幸も私の不幸も、私たちが出会う幸福のためにあったのだ。私たちなら幸福になれるさ」
下を向いた女の足元に、丸い水の染みがポトポトと増えていく。
「…………それは、本気でおっしゃっている?」
「もちろん」
女はぐいと顔を上げた。
男は戸惑った。
女の顔は、ひどい憤怒に彩られていたらからだ。
「ふざけるな。私のこれまでの不幸が、親を亡くすほどの不幸が、たかだかコインの裏ごときと釣り合うものか。あまりに採算が合わないだろう。しかもよりによって、葬式帰りの女を口説くような男と出会うことの、何が幸福だと言うのだ!」
女は一息にまくしたてると、馬鹿にしやがって、と吐きすて、憤慨したまま足音高く去っていった。
その後ろ姿を見つめた男は、ぽつりとこう呟いた。
「あんな女に絡まれるとは、私はなんと不幸なのだ」
そう言ってまた硬貨を投げはじめる男に、話しかける者はもういなかった。

24 :ひよこ名無しさん:2017/12/21(木) 02:56:16.27 ID:pRmKKuN1.net
あ、改行入れるべきだったな
べたっとして読みづらい

25 :ムッシュ52型改 :2017/12/21(木) 18:07:30.92 ID:0QICY99g.net
>>21
クッソ笑って顔真っ赤になったww 
やはりある程度読み直した方がいいのかね・・・。

26 :ムッシュ52型改 :2017/12/21(木) 19:23:21.74 ID:0QICY99g.net
>>24
もし本当に幸福の振り子があるとしたら、どの揺れ幅が幸せなのだろう。
でも、その揺れ幅(幸、不幸)を感じるのは結局自分自身なんだよね。
そんな事を考えさせられたお話でした。

あ、気にせず気が向いた時に好きなだけ書いてくださいな。
改行は専用ブラウザで見ているので気になりませんでしたよー。

27 :ムッシュ52型改 :2017/12/29(金) 11:28:56.05 ID:eApnd3mv.net
保守あげ

28 :接続詞マイスター:2018/01/05(金) 06:54:54.43 ID:3JRCadi5.net
ウェイテルあげ

29 :ムッシュ52型改 :2018/01/06(土) 10:19:42.79 ID:A0HqQU44.net
上ってると思ったらあぼーんだった

30 :ひよこ名無しさん:2018/01/10(水) 02:02:53.42 ID:Q/g+VRHo.net
新年そうそう暗いやつを投下




「明日からはもう来なくていいよ」

そう告げられたことに、あまり驚きはなかった。無かったから、素直に「はい」と言った。

雇い主であった店長は、ほっとした表情を浮かべ、そのことに自分で気づいて慌てて、一つ咳払いをした。

そんな様子をみて、滑稽だな、と思った、そんな自分が一番滑稽だった。


家に帰る途中、ずっと夜空が綺麗だった。雲の一つもなかった。せめて雨でも降ってくれていれば、もっと感傷に浸れたかもしれない。でも、あざ笑うように月が煌々と輝いていて、自分の影がくっきりと道路に落ちていた。

何もかもが自分を嗤っているようだった。月も空も夜も、ビルも屋根も道も、寒さや辛さや苦しさも、全部が僕の敵だった。


ただいま、という言葉が、僕の口から出て落ちた。おかえり、という母の声が、遠くから聞こえる。

「おかえり、バイトどうだった?」

どうもこうもないよ、クビになったよ。うまく喉から言葉が出なくて、つい「別に」と返してしまう。

「そう」

母はこちらを向かない。夕飯の支度で忙しいのだ。

31 :ひよこ名無しさん:2018/01/10(水) 02:04:21.77 ID:Q/g+VRHo.net
鞄を机に置いてから、ふと、食卓の上の花瓶に気づいた。花が活けられるでもなく、ぽつんと置いてある。

「どうしたの、これ」
「ああ、花瓶? それねえ、ダメになっちゃったみたいでね」
「ダメに?」
「そうなの。今日、角のとこの花屋さんで菊を買ってきたの、ほら、そこのやつ」

食卓の隅に、花らしき包みがあった。新聞紙とアルミホイルの包装。中からは数枚の花びらがこぼれている。

「せっかくきれいだから、花瓶に飾ろうと思って出してきたんだけど。漏れるのよ、水が」
「もれる? どこから?」

そう言って花瓶を持ち上げる。フチが欠け、塗装もところどころ禿げている。もう長いこと、この家にある花瓶だ。子供の頃からあった気がする。

「ヒビがあるっぽいの。底のほう」

くるくる回して、ようやくそれらしきものを見つける。ヒビはかなり広範囲にわたって、細いながらもかなりの存在感があった。

「ああ、あった」
「直せると思う?」
「うーん、難しいんじゃないかな」

母はそう、と頷き、特に何を思うでもない声音で、じゃあ捨てといてくれる、と言った。

「あれ、捨てちゃうんだ」
「もったいないけどね、水が漏るんじゃ仕方ないから。使えないものをとっておいても、役に立たないしね」

32 :ひよこ名無しさん:2018/01/10(水) 02:05:38.15 ID:Q/g+VRHo.net
なかなか寝付けなかった。最近はいつもそうだ。
ゆっくり布団を抜け出した。同じ部屋で寝ている母に気づかれないように。ひどく喉が渇いていた。
キッチンで水を飲む。かたわらの花瓶が目に入った。
そっと、音がしないように持ち上げて、シンクの中にいれた。蛇口をひねる。花瓶の中に、ゆっくりと水が溜まっていく。持ち上げると、ぽたぽたと底から水が滴った。

『水が漏れるのよ』

ふいに母の声が聞こえた。耳の中で。
シンクに落ちる水音が、わずらわしいほどうるさい。こんなにもうるさくては、母が起きてしまう。
耳奥で、また声がする。

『明日からはもう来なくていいよ』

店長の声だ。いや、違う、これまでにクビになった全てのバイトの店長の声が、全部重なって聞こえている。
ああ、水が漏れている。花瓶の底から漏れている。僕の目からも漏れている。

『水が漏るんじゃ仕方ないから。』

仕方ないんだ、漏れるんだから。水が漏れる音が、脳の底から聞こえている。きっと脳みそが漏れている。涙も脳みそも、花瓶の底から漏れていく。
僕の足は、窓に向かった。片手に水の入った花瓶を抱え、窓の鍵を開けて、ベランダに出る。冷たい風が僕の涙をさらに冷やす。冷たいな、とこぼれ続ける脳みそが思う。

『使えないものをとっておいても』

花瓶を両手で掲げる。ベランダの柵の向こう側に、花瓶の水が垂れる。闇に吸い込まれるしずく。

『役に立たないしね』

耳の奥で水音がする。水滴の音ではなかった。もっと大きな、水流がうなる音だった。
無意識にくちびるが動いた。

「おまえも、役立たずなんだな」

ああ、役立たずは捨てるしかない。捨てるしかないんだ。仕方ないんだ。ヒビの入った花瓶なんて、もう誰も用はないんだよ。

手から力が抜ける。
するりと、花瓶と水の重さが、消えた。
耳のずっと奥で、がしゃんと割れる音を聞いた。その音が僕には心地よかった。もう一度、その音が聞きたい、と心底思った。
だって、その音はきっと、僕の頭蓋骨が割れる音に、とてもよく似ているのだから。

33 :ひよこ名無しさん:2018/01/10(水) 02:07:35.99 ID:Q/g+VRHo.net
終わり
新年そうそう自殺話で縁起が悪いったらありゃしないな
前回ミスったからちょっと改行多目にしてみたけど……うーん、次回また考えてみるわ

34 :ムッシュ52型改 :2018/01/19(金) 19:15:36.26 ID:Z/C0YGbT.net
>>33
音楽的に言うならブルースだな、と感じたよ。
フォークぽくもあるんだけど、またちょっと違うなー。
とにかく1曲聴いた感じになったな。

35 :史上最強の日立エレベーター :2018/01/28(日) 01:47:58.55 ID:0fJQLvA2.net
来たぜ

36 :史上最強の日立エレベーター :2018/01/28(日) 01:49:58.31 ID:0fJQLvA2.net
ある日かえるおやかたという者がいました。

37 :日立最強の日立エレベーター :2018/01/28(日) 01:52:35.78 ID:0fJQLvA2.net
そのかえるはタバコをすいすぎて死にました。
      〜″終糸″〜

38 :自称シャルロッチナカオカ :2018/01/28(日) 04:35:17.00 ID:Eq1yyJ2G.net
【老いたウェイテルの悩み】


―― それは抜け毛である

39 :ムッシュ52型改 :2018/01/29(月) 00:59:11.10 ID:8r+QI5wB.net
>>37
ずいぶんロックな童話だな。
こんな話だと思う。

フェーダレンという町は、人間がどうやってもたどり着けない深い森の中にありました。
町はいつもよりにぎやかです。なぜかというと、今日はお月様がまん丸の日。
お月様がまん丸に見える日は決まって、街の住人たちはお祭りをするからです。
町がお祭りでにぎわう中、カエル親方は青ざめたような顔で酒場のドアを開けました。
お祭りでみんな外で酒盛り。だからか、この店のお客さんは痩せたオオカミの老人が
テーブル席に二人いるだけです。

「いらっしゃい、カエル親方。娘の具合はどうだい?」
「ん。今日死んだ。明日葬儀だからよ。暇だったら来てくれよ」

キツネのマスターに問いかけられ、カエル親方は感情なくそう答えました。
キツネのマスターは黙ってグラスにバーボンをそそぎ、それを親方の前に置きました。
親方も黙ってグラスを手に取り、一口飲んでから口を開きました。

「最後まで人間になれるって信じてた。バカな娘だ」
「……」
「人間になって、人間の男と一緒になりてえとか。バカな娘だ」
「……親方。あの子は本気だったんだよ……だからそんなこと……」

カエル親方は持っていたグラスを床にたたきつけて怒鳴りました。

「本気!? ああ、あいつは本気だったさ! だから馬鹿な娘だって言ったんだよ!」 

カエル親方はズボンのポケットからクシャクシャの30ダレン札を取り出して
テーブルに叩きつけて静かに言いました。

「グラスの分と清掃代も入ってる。ごちそうさん」
「……今日は娘さんの隣で寝てあげなよ? 親方が大切に育てていた娘さんなんだから」

カエル親方はマスターの言葉には答えず、酒場を後にしました。

町はお祭りでにぎわい、みんな楽しそうです。
カエル親方はそんな住人達とぶつかりながら、夜空を見上げて歩きました。
夜空にはまん丸お月さんが輝いています。

「なんでも願い事が叶う伝説か……。バカな娘だ」

カエル親方は、娘の亡骸の待つ家路を辿りました。

40 :ムッシュ52型改 :2018/01/29(月) 01:20:39.92 ID:8r+QI5wB.net
翌日、親方の娘の葬儀が行われました。
明るく気立ての良い娘だったので、町のみんなから愛される存在でした。
キツネのマスターや近所のサルのおばさん、幼馴染だったフェレットの女の子や
学校のクマ先生も参列しています。

「この度は……。お気を落とさずに……」

みんな親方に慰めの言葉をかけます。けど、親方は空を見つめたままぼんやりとしていました。
キツネのマスターが声をかけようとしたその時、親方はぼそっとつぶやきました。

「なあ、お前も……あの伝説を信じてるのか?」

マスターは不思議そうにそれについて聞き返しました。

「伝説って、あの子が信じていたあの伝説かい? いやそれは俺も……」
「……だろうな」
「なんて言ったらいいのか、伝説は伝説だから信じる信じないの話になるわけだろ?」

親方は黙って自分のポケットに手を突っ込み、何かを掴んでそれをマスターに差し出しました。
手に握られていたのは、クシャクシャの30ダレン札数枚でした。

「この金で、用意してくれねえか?」
「何を? ……ってまさか」
「信じる信じないって話じゃねえよ。その伝説ってやつに、ちょっと文句が言いてえだけだ」

41 :ムッシュ52型改 :2018/01/29(月) 01:21:04.75 ID:8r+QI5wB.net
つづく

42 :ムッシュ52型改 :2018/01/30(火) 23:03:32.54 ID:Qu66VSz2.net
あるまん丸お月様の日。
カエル親方は町から見える一番大きな山に登りました。
背中にはマスターが人間の町から買ってきたタバコが20本ほど背負われています。

「ここを娘が登ったのか。思っていたよりも足場が悪いな」

―― お父さん私ね、好きな人ができたの。
―― お父さん……ごめんなさい……でも、もうすぐ夢が叶いそうなの……。
―― お父さん……ごめんなさい……。私、幸せになるから……。

カエル親方は娘が息を引き取る時の言葉を、何度も何度も頭の中で思い出していました。
息を切らせながら頂上を見上げるカエル親方はつぶやきました。

「死んで幸せになれるものかよ……」

カエル親方はなんとか頂上にたどり着きました。
頂上には小さな祠があり、その奥へと足を踏み入れました。
中には紫色のローブを被ったネズミの老婆が一人います。
老婆は親方に語りかけました。

「願い事かね?」
「ああ。その前に一つ聞きてえことがある。娘の願いは聞いてくれたんだろうな?」
「もちろんだとも」
「願いは叶った。伝説は本当だと?」
「ああ」

その言葉を聞き、怒りに打ち震えた親方は腰からナイフを抜いて老婆に飛び掛かろうとしました。
しかし老婆の姿は消え、親方の後ろへと再び現れました。
老婆は静かに語りかけます。

「あの子の願いはただ一つ。彼のもとへ行きたい。それだけ」
「じゃあなぜ死んだ!」

老婆は再び親方の前に立ち、じっと目を見つめながら言いました。

「だから死なせてあげたじゃないか」

43 :ムッシュ52型改 :2018/01/30(火) 23:34:32.65 ID:Qu66VSz2.net
老婆の話では、娘は自分を助けてくれた人間の青年に恋をしました。
青年はその後、人間同士の争いに巻き込まれて死んだのでした。
娘が伝説を頼ってここに来たのは、青年が死んでから1年後の事です。
親方は少し考え、老婆の目をじっと見つめました。
老婆は親方に語りかけました。

「毒の葉を持ってきたようだな。お前も願い事か」
「ああ。願い事はいくつまで聞いてくれるんだ?」
「いくつでも。ただ、その葉の量と願い事が釣り合わなければ
願い事は叶えられんがな。葉の煙を吸えば、お前の命も危うい」
「まあいい。俺の願い事は3つだ」

老婆は祠の中でタバコの葉を燻します。
1本、また1本。たちまち祠は煙が充満しました。
親方の一つ目の願いは、今すぐに娘に会うこと。
煙の奥から、親方の娘が浮かび上がりました。

「お父さん!」
「いいから聞け、娘よ。お前が恋をした青年は、いつもお前のそばにいるのか?」
「ええ。私はカエルのままだけど……いつも彼のそばにいます」
「幸せか?」
「とても。とても幸せです!」

親方は煙の向こうに消えゆく娘に笑いかけ、次の願い事をしました。
ふたつめの願い事は、娘と青年が生き返ること。
毒の葉の煙を吸い込み続けた親方は、意識がもうろうとしてきました。

「うまく生き返ったらよ……。そこからはお前の力で上手くやるんだぜ? 馬鹿な娘よ」

親方はもうろうとする意識の中、最後の願い事をしました。
最後の願い事は、娘が人間になる事です。
青年が恋に落ちるような、素敵な人間にです。
毒の葉はすべてきれいさっぱり灰になりました。

44 :ムッシュ52型改 :2018/01/31(水) 00:37:21.93 ID:Kwek1Atu.net
老婆は親方に言いました。

「これだけ毒の煙を吸えば、生きて山を下りられないだろう。なぜそこまでして
願いを叶えようとした?」

親方は少し笑いながらそれに答えました。

「娘の幸せを願うのは当然の事だ。まあ、こんな虫のいい伝説なんて、はなから
信じちゃいねえがな……」
「どういうことだ?」
「……幻覚でも……娘に会わせてくれたことに……感謝するよ。……伝説はもうおしまいだ」

親方はその場に倒れ込み、死んでしまいました。
老婆は親方の亡骸に向かって言いました。

「馬鹿なカエルだよ。わざわざ私に食われに来るなんてさ」

数日後。
旅人のジャッカルが酒場を訪れました。
ジャッカルはカウンター席に座り、バーボンを注文した後にキツネのマスターに話しかけました。

「伝説の祠ってのは……窓の外に見えるあの山の頂上か?」
「ああ。伝説を食いものにする、魔法使いの祠だ」

ジャッカルはバーボンを飲み干し、30ダレン札をカウンターに置きながら席を立ちます。
マスターはそれを受け取り、反対の手でクシャクシャの30ダレン札数枚をジャッカルに
渡しました。
ジャッカルはそれをポケットに入れながら出口に向かい、こう呟きました。

「今日で伝説は終わりだな」

あの日、親方が山へ登る前にキツネのマスターにこう告げていました。


―― もし娘が生き返らなければ、伝説は偽物ってことだ。
    その時はこの金で……伝説ってやつの始末をしてくれ。
    頼んだぜ?


〜終わり〜

45 :ムッシュ52型改 :2018/01/31(水) 00:41:30.99 ID:Kwek1Atu.net
勢いで書いて終わらせるとこんな感じ。
生き返ってハッピーな終わらせ方でもよかったんだけどね。
推敲しないルールなので、まあこんなところだろうな。(読み返したくない・・・)

次は高校生の悲しい恋話を書く予定。

46 :ムッシュ52型改 :2018/01/31(水) 00:43:45.18 ID:Kwek1Atu.net
最後に……。
〜でした。〜ました。連続で気が狂うううううううう!
セリフも多いぃいいいいいいいい!
童話ぽいのはもう書きたくないぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!

47 :ムッシュ52型改 :2018/02/01(木) 18:35:27.05 ID:EspatQNQ.net
4000文字越えた・・・。
投下しようか迷う。

48 :ムッシュ52型改 :2018/02/01(木) 20:18:19.67 ID:EspatQNQ.net
5326文字で原稿用紙10枚程度。一応、短編ですね。
ちょっと時間を置いたら(推敲・・・・推敲させてくれ)投下します。

49 :ムッシュ52型改 :2018/02/01(木) 20:42:55.86 ID:EspatQNQ.net
【ジャンル】 恋愛


 都立高校の合否発表への道すがら、こんな言葉が耳に入ってきた。

「雪って迷惑だよね。よりにもよってこんな日に降らなくてもさぁ」

 まるで私に悪口を言っているかのようだ。
 私の名前は白雪。白雪姫、あの白雪だ。おまけに背が175センチもあるのに小島。
 小学生から中学まで、私のあだ名は雪女だとかイエティ。
 どうせ高校に入っても友達なんてできないんだろうな。

 私は掲示板を見上げて自分の番号を探した。
 あった。0343。私は都立の中でも学力最低校に受かった。だから嬉しくもなんともない。
 ふと、横にいた男子の表情が気になった。掲示板を見上げるその表情はすごく悔しそうだ。
 こんな学力最低校にも落ちたの? 可哀そうに。
 私は入学手続き書を受け取り、校門へ向かう。
 掲示板の方を見てみると、あの男子は降りしきる雪の中まだ掲示板を見上げていた。
 そんなに悔しかったのかな。
 だけどなぜかその表情に心を奪われた。なぜかは判らない。
 判らないけど、きっとこれが恋に落ちる瞬間なんだろう。
 不合格になった男子を一目惚れするなるなんて。ほんと、私は変な女だ。

50 :ムッシュ52型改 :2018/02/01(木) 20:47:30.29 ID:EspatQNQ.net
 入学して1年。私にもやっと念願の友達ができた。
 眼鏡をかけた癖っ毛の女の子。私服の学校なのでいつもセンスの良い可愛い服を着てる。
 しかも彼氏持ちだ。

「雪っちもさ、彼氏作りなよ〜。あ、柔道部の近藤とかどう? あの彼、雪っちよりも身長
高いしさ〜。私の彼の友達だから紹介してあげるよ〜」

 嫌味っぽいのが玉にキズ。私が背の高い事を気にしてるの、知ってるくせに。
 私はそんな問いかけに、いつもそっけなく答える。

「別に彼氏なんていいよ。それに私より高いってさ、巨人族のカップルになっちゃうじゃない」

 そうだよ。私の背に釣り合う男子なんてそうそういない。
 もし私より低かったら、並んで歩かれて困るのはきっと彼氏の方。
 彼氏なんて、まだいいや。


 村上春樹の新刊を貸し出しているという噂を聞きつけ、私は図書室へと向かった。
 ここを利用するのは入学してから初めて。別に読書少女ってわけじゃないし、他の生徒だって
いちいちこんな所には来ないでしょ。
 中は意外に広く、大きなテーブルがいくつもあって、読書よりも自習している人のほうが多い。
 奥はいくつもの本棚が並んでいて、蔵書が多いのも意外だ。
 ほんと、学力最低校にしては不釣り合いな場所。
 お目当ての本は当然貸し出されていて、私は何気なく奥の本棚へと向かった。
 左側の壁には図鑑や辞典、新聞の記録集みたいな大きな本が並ぶ背の低い本棚がある。
 その本棚に腰を掛ける男子がいた。
 学生服を着て窓の外をボケっと見ている。風に揺れるカーテンがその姿を隠し、また現れる。
 彼だ。合格発表の掲示板を、悔しそうな顔で見ていた彼だ。
 不合格だったんじゃないの? 受かったとしても、どうして学生服なの?
 私は"彼"を確かめるべく、本を探すふりをしながら彼に近づいた。
 やっぱりあの彼だ。

51 :ムッシュ52型改 :2018/02/01(木) 20:51:48.25 ID:EspatQNQ.net
 次の日の休み時間も、彼は背の低い本棚に腰を掛けて外を眺めていた。
 私は彼に一番近い本棚で、本を探すふりをする。
 色々知りたい事がある。聞きたいことがある。話したい。声をかけたい。
 でも何て……。
 チャイムが鳴り、彼は私を気にもかけずに出口へ向かう。
 そんなことが毎日続いた。
 
 今日こそは。そう思い、私は彼に背向けて本棚の前に立つ。
 何気なくいつも見慣れている本棚の本に手をかける。あれ?
 並んでいる難しそうな本の間に、宮沢賢治全集とかイソップ童話、トムソーヤの冒険なんて本が
差し込んである。
 私は振り返って彼を見た。彼は満面の笑みで私に言う。

「いつもここへ来るけど、哲学書を探してるようには見えなかったからさ。
それ、俺おすすめの本ね」

 顔が熱い。今の私、絶対顔が赤いはずだ。
 

 彼はA組。私はその教室から遠いC組。
 
「瀧本! 授業中だぞ! あと30分なんだから席に座ってろ!」

 私は彼から遠いこの場所でいつも耳を澄ませ、その声が聞こえるのを待った。
 彼が向かうのは決まって学校近くの公園だ。
 先生の怒鳴り声が聞こえてから30分。チャイムが鳴ると同時に、私は急いで席を立つ。

「雪っち。ちょっといい?」

 親友に腕をとられ、立ち止まった。

「なに?」
「またあの公園へ行くの?」
「いけない?」
「瀧本と付き合ってるの?」
「違うけど」

 うざい。あなたには関係ないでしょ?
 親友は眼鏡の奥から私を睨みつけて言った。

「滝本は止めなよ。あんな変わり者」
「なんで?」
「あいつさ、変わってるって範疇を越えてるよ。瀧本と同じ中学出身の奴に聞いたんだけどさ……」

 私はその続きを聞かず、彼がいる公園へと向かった。

52 :ムッシュ52型改 :2018/02/01(木) 20:55:40.19 ID:EspatQNQ.net
 公園に着くと彼の姿はなかった。
 私がきょろきょろして彼を探すと、空から声が聞こえる。

「だれか探してるのか? 俺ならここだぞ?」

 彼は公園の木に登り、そこに腰を掛けていた。
 私は呆れて下から彼に声をかけた。

「あんたまた授業抜け出したでしょ? 単位足りなくなるよ? それになにそれ。
漫画の主人公気取り? 子供じゃあるまいしさー」
「まだ子供だろ俺たち。お前みたいな女の子でも登れない木じゃないから。上がって来いよ」

 スカートの私に登って来いと言う、無神経な彼。背の大きい私を女の子と言う、優しい彼。
 今、話をしているこの距離感が許せなかった。だから私は登った。
 木に登って彼の横に腰を掛ける。
 ほんと、漫画の主人公になった気分。遠くに校庭と校舎が見える。 
 私は彼に差し出された"すもも漬け"という駄菓子を一緒に飲んだ。

「すっぱ! でも美味しいよね」
「うん。……子供だから、美味いのかもな。これ」

 私は確かに、この変わった彼に恋をしてる。
 でも彼に告白はできない。私は背が高く、彼の身長は168センチ。
 7センチの差が不釣り合いで、彼に迷惑をかけてしまう。
 それに彼には好きな子がいるのを、私は気づいてしまった。
 彼が好意を寄せる彼女は、髪の長い奇麗な子。私よりも身長が低く、彼より少し低いくらいだ。
 付き合ったら、きっとお似合いなんだろうな。
 だからこの関係が、この距離感が私にはちょうどいい。
 ずっとずっとこの関係が、この距離感が続きますように。

53 :ムッシュ52型改 :2018/02/01(木) 20:59:45.12 ID:EspatQNQ.net
 3年生になり、冬休みが近い日。
 学校の駐輪場で彼は彼女に告白した。
 聞くつもりはなかった……って言ったら嘘だ。私は陰で二人のやり取りを聞いた。

「ごめん。瀧本君とは付き合えない」
「どうして?」
「どうしてって言われても……」
「あはは……俺の……せ、背が……低いからとか? って冗談……」
「そういうのってさ、背とか容姿とか関係ないんじゃない? 付き合えない理由は……私に
好きな人がいるから。ただ、それだけ」

 彼は3年生の今まで想い続けていた彼女にフラれた。
 ただそれだけの事。よくある事。
 でも、その事によって許せないものがいくつも生まれた。
 彼女は学校には内緒で、私よりも背の高いイケメンで既婚の先生と付き合い始めた。
 彼をふった、すぐ後にだ。
 何が背とか容姿は関係無いだ。

 私はアウトドアショップで登山ナイフを買った。もちろん、彼女を刺す為だ。
 私がこんな低学力校に入った理由は、中学の頃にナイフで人を傷つけようとした為。
 いじめに決着をつける為に、私はナイフを使った。
 今回も決着をつける為、これを使おう。

54 :ムッシュ52型改 :2018/02/01(木) 21:05:14.90 ID:EspatQNQ.net
 小雨が降る中、私は放課後に駐輪場で彼女を呼び止めた。

「ちょっと話があるんだけど」
「誰?」
「先生と付き合って、楽しい?」 
「誰と付き合おうと、あなたには関係ない話でしょ?」
「先生と付き合うなんて、あなたも大人よね。セックスもしてるんだ?」
「あなた頭おかしいの? じゃあもう行くね」
「してるかしてないかって、聞いてるんだけど?」
「……付き合ってるんだからしてるに決まってるでしょ? じゃあ逆に聞くけど、あなたはどうなの?
 もう高校生なんだから。当然してるでしょ?」

 私はポケットの中のナイフの柄を握りしめた。
 彼が得られるべきはずだったものを、この女は他の男に与えた。
 私が彼に与えられないものを、この女は簡単に男に与えた。
 むかつく。
 それが、私がこの女を刺す理由だ。

「お前、死ねよ」
「白雪。公園に行こうぜ」

 ナイフを取り出す為に力を入れた腕を掴まれて、そう声をかけられた。
 振り向くとそこには、彼……瀧本君がいた。

55 :ムッシュ52型改 :2018/02/01(木) 21:11:54.55 ID:EspatQNQ.net
 公園のベンチに座り、二人で缶コーヒーを飲んだ。
 小雨が降っているのに。誰かにこんなところを見られたら、きっと変わった二人だと
 思われるだろう。
 私は居た堪れなくなって先に口を開いた。

「ごめん。ごめんね……」
「え? ああ、缶コーヒー代くらいいいよ。ていうかコーヒーってあんまり美味くないのな」
「そうじゃなくって……」  
 
 二人は再び黙り込んでしまった。
 手に持っていた缶コーヒーが冷える頃、今度は彼が口を開いた。

「俺さ、内申点が足りなくってこの高校を受けたんだ。試験は自己採点で450点。悔しくてさ」

 だからあの時、掲示板を見上げてあんな悔しそうな顔をしてたんだ。
 私と同じだ。私もナイフの事件で内申を落としてここへ来たんだっけ。

「入ってからもつまんなくて、図書室の隅でいじけてた。ああ、志望校のブレザー着たかったなぁって」

 いつも学生服を着ている理由がなんとなくわかった。きっと夢を捨てきれなかったんだ。
 私と同じだ。低学力のこんな学校、っていつも思ってた。

「その時にさ、登校してくる彼女が窓の外に見えたんだ。一目惚れってやつだよな」

 それから今まで、ずっと好きだったんだね。
 私と同じだ。同じだよ。
 私はあの時からずっとあなたが……。

「お? このベンチ、文字が彫ってある。"10年後にまたここで。1980年"だってさ」 

 照れて話をはぐらかせようとしたのか、彼はベンチを触りながらそう言った。
 見ると確かに文字が彫ってある。

「俺も子供の頃、こんな約束したな。二十歳になったらまた会おうって。日にちと時間決めてさ」
「でも、そういうのってすぐ忘れちゃうんだよね」

 大人になったその時に忘れてしまう約束。これを彫った子もきっとこの約束を忘れているだろう。
 その時、空から小さな、ふわりとしたものがたくさん降ってきた。
 手に取るとかすかにその冷たさが肌に伝わる。
 私の嫌いな、雪だ。
 でもこの雪は特別だ。ずっと、この瞬間を忘れたくない。
 だから……。

56 :ムッシュ52型改 :2018/02/01(木) 21:14:46.18 ID:EspatQNQ.net
「ねえ、私達も約束しない?」
「どんな?」
「10年後、またここで」
「そんなんじゃ、すぐ忘れちまうよ」
「じゃあ……」 

 私は立ち上がって、彼に言った。

「10年後の今日の日時。東京に雪が降ったら」
「それだと、降らなかったら……」

 大丈夫。
 降っても降らなくても、きっとあなたはこんな約束は忘れて、立派な大人になっているはずだよ。
 あなたが約束を守る事なんてないんだ。
 その時、彼は私の手を取り、走り出した。
 
 彼がどんな気持ちで裸の私を抱いているのか、何も知らない私でも何となくわかる。
 彼は満たされなかったものを、私で昇華しようとしているんだ。
 あの高校へ入った事も、あの子の事も。
 私の中に注がれたものだって、あの子の為のものだったはず。
 それでもいい。
 それでも、夜な夜な妄想していた淫らな私の願いは叶った。
 掲示板を見上げていた、あんな悔しい顔をさせたくない。もし私が彼を幸せにできるなら。
 いつも願っていたそんな想いも叶えられたんだ。
 私達はこの日、大人になったはずだ。

57 :ムッシュ52型改 :2018/02/01(木) 21:18:12.21 ID:EspatQNQ.net
 
 いつも通りの朝だ。
 実家通いの私は母の作ってくれる朝食を食べ、ワイドショーに目をやる。 

「白雪。昨日渡したお見合い写真はちゃんと見てみたの? いい人みたいだから
今度はすっぽかしたりしないでよ?」
「んー。なんかピンっと来ないっていうか。私担任だから今忙しいしさ」
「でもあんたもう28なんだからそろそろ……」
「はいはい」

 結婚なんて考えたことない。
 私の名前は白雪。白雪姫の、あの白雪だ。おまけに背が175センチもあるのに小島。
 小学生から高校の教員になるまで、私のあだ名は雪女だとかイエティ。
 
『続いて関東の天気予報です。東京は記録的な降雪が予想され……』 
 
 窓の外を見てみた。
 雪、か。
 
 学校へ向かう途中、すれ違う女子中学生の言葉を聞いた。
 
「雪って迷惑だよね。よりにもよってこんな日に降らなくてもさぁ」

 その瞬間、私の目に涙が溢れた。
 今、あれから何年後の何月何日だろう。
 急いでスマホの画面を見ると、あの日の日時を表示していた。
 <職場>と書かれた味気ない文字をそっとタップし、職員室へ電話をかけた。
 
『もしもし、夏が丘高等学校です』
「もしもし……小島です。今日……休みます……」
『小島先生? 休みって、今日は冬休み前の忙しい……』
「休みます!」

58 :ムッシュ52型改 :2018/02/01(木) 21:20:35.61 ID:EspatQNQ.net
 電車を乗り継ぎ、あの高校の近くの駅まで何とかたどり着いた。
 バスは雪の為、全休。
 約束時間まで、あと何分? 何分だったっけ? 思い出せない。
 バスをあきらめ、私は走った。どうして今頃になってこんな事思い出すんだろう。
 私、何走ってるんだろう。

 ―― きっとあなたはこんな約束は忘れて、立派な大人になっているはずだよ。

 公園にたどり着き、私はあの時の自分の想いに責められていた。
 公園に足を踏み入れると、雪が降り積もっていて足跡一つ付いていない。
 それを見て私は思った。大人になっていなかった。私だけ、大人になってはいなかった。
 そっとベンチに積もった雪を払う。そこには誰かが彫ったあの約束がまだあった。
 そうだよね。子供の頃の約束だ。 

「時間通りだな。約束、まだ覚えてるとは思わなかったよ」

 その言葉に振り返ると、あの彼がいた。
 傘もささず、スーツ姿で息を切らす彼。ほんと、あなたは変わった彼だ。
 大人になった私達は、これからどんな恋をするんだろう。
 私は彼に言った。 

「子供の頃の約束だったはずなのにね」


 終わり

59 :ムッシュ52型改 :2018/02/01(木) 21:29:54.90 ID:EspatQNQ.net
はい、というわけでね今回の投下物はここに投下するには
ちょっと長い物でした。
こういう話はやっぱりどうしてもハッピーエンドにしないと気が済みません。
あの時の私よりもっていう、親心ですかね……。
5000文字。読んでくださったのなら感謝です。

60 :ムッシュ52型改 :2018/02/01(木) 21:55:47.53 ID:EspatQNQ.net
うぉぉぉ日本語になってない箇所がぁぁ!
日時、日時じゃねえええ!!!日付えええええ!!
ああああああああ!

61 :月宮:2018/02/02(金) 00:47:25.30 ID:FdPSxntp.net
いい小説書くねー、特に最初のサクラはSFで面白そう。短編で終わらすなんて勿体無いな

62 :ムッシュ52型改 :2018/02/02(金) 21:36:46.63 ID:EznKIoT1.net
>>61
(*゚ω゚)ノ ありがとうございまーす。
あれは勢いで書いたものなので、続きは・・・・どこかで書けたら書いてみようと思います。

63 :ムッシュ52型改 :2018/02/02(金) 21:41:14.15 ID:EznKIoT1.net
というわけで、今回はそのSF。そしてコメディ。
数時間でざっと書いたものです。
今回も5000文字越えているので、お暇な人向けです。
ネタは小説でも漫画でも、大体みんなやってるモノなのでそこら辺の突込みは無しで
お願いします。では。

64 :ムッシュ52型改 :2018/02/02(金) 21:42:37.80 ID:EznKIoT1.net
 
 私はうるさい目覚まし時計よりも早く起きると、すぐに脳内解説を開始する。
 ちなみに、脳内解説は私の癖だ。
 杉山 日菜子。15歳。

 ジリリリーー!!

「うっさいわ」
 
 目覚まし時計にパンチを入れて、騒音のもとを止める。
 そしてベッドから起きるとパジャマを脱ぎ捨て、自分の体を鏡でチェックする。
 うん。我ながら女性らしいライン。
 去年、超めんどくさい生理が来てから私の体の変化は著しいものがある。
 チビな上に寸胴だった小学中学時代と別れを告げた。
 そしてこのフェミニンなショーツ。それまで付けていたおへそまでのショーツとはおさらばだ。
 親父が読んでいた週刊誌のグラビアアイドルのようなポーズを取ってみる。
 ……うわぁ……エロい。なんだ私、ちゃんと女になったじゃないか。
 そして極めつけ、陽明館高等学校の制服を身に着ける。……あ、キャミソールが先だった。
 真っ白なブラウスに赤いリボン。グレーベースのジャケットに襟元から白いラインが2本入っている。
 そして、そしてそして! このチェックのミニスカ! 女の子っぽい! ウヒュゥ!
 この制服を着るために、血の滲むような努力を栄仙ゼミナール(個別指導あり)で行ったのだ!
 今年卒業した女子中学校のような……。

 ―― 日菜子〜! 昨日、日菜子が貸してくれた同人誌、めちゃやべえわ! よく持ってたねあれ!
 ―― だろ? さては昨日オ〇ニーしまくりって感じか?
 ―― それしょうがないでしょう! あの内容じゃさ〜。

 とか、

 ―― ひ、日菜子先輩! わわわわ、私と付き合ってください!
 ―― いやあの……私一応男の子のほうが好きなわけだし。女子中でそういうの多いけど私は……。
 ―― じゃあ私! 男の子になりますから!

 とか、そういう世界とは今日でおさらばだ。

65 :ムッシュ52型改 :2018/02/02(金) 21:44:00.82 ID:EznKIoT1.net
「お姉ちゃん大変! 早く! 早く下に降りてテレビ見てよ! って何鏡の前でポーズとってんの?
キツネでも憑いてる? 馬鹿なの?」

 いきなり私の部屋に入ってきた、このちびっこツインテール女子小学生は私の妹、みさと。 

「うっさいわ。髪にリボン付けたら下降りるから。どうせ大したことじゃないでしょ?」
「……。とにかく早く降りてきてよね! 大変なんだから!」

 テレビがどうとか言ってたな。まあ芸能人が電撃引退とかそんなところだろう。
 朝から騒々しい。

「ママー! お姉ちゃんが髪にリボン付けるって言ってるー! 頭おかしくなったかもー!」

 うっさいわ。 


 髪をリボンでポニーテールにし、階段を下りて居間に行く。

「お姉ちゃん! ほら! 早くテレビ見て!」

 居間のテレビ画面を見てみる。
 ブジテレビの軽部焼アナウンサーが一生懸命話している姿が映っている。

『ですぐぁ〜。さて、中継がつながった模様です。世田谷の岸本レポーター!?』

 世田谷? あ、私の住んでる区だ。

『はい、ソフトモヒカン岸本です。只今入りました情報ではもう間もなく、異星人が襲来する模様です』

66 :ムッシュ52型改 :2018/02/02(金) 21:45:33.29 ID:EznKIoT1.net
 なんだ。異星人の襲来か。
 5年前から始まった異星人の地球侵略。どういうわけか東京23区を中心に襲来。
 でも、銀河なんとか連合が私達地球人に力を貸し、これを撃退し続けている。
 先月も足立区の大工さんが異星人を退治したって、バラエティ番組でやってたな。
 こんなのは今の時代、事件のうちに入らない。何が「お姉ちゃんたいへ〜ん! おしっこ漏れちゃう〜!」だ。
 私はテーブルに着き、母が用意した納豆をご飯にかけ、もきゅもきゅと食べた。

『今日、異星人エクスキューショナー選ばれたのは、世田谷区に住む杉山 日菜子さんですぐぁ〜……』
「ぶふぁぁぁ!!」

 納豆吹いた。私か!?
 すると突然、軍服を着た日本防衛隊の皆さんが家の中になだれ込んできて、私を拘束した。
 
「ま、待て! 私にも心の準備ってものが! 今日入学式だし! 無理だって!」
「杉山 日菜子さん! 落ち着いて! 周りにいるのはみんな女性防衛隊員ですから! 安心して!
ってうわ納豆臭い!」

 そういう問題じゃねえ! ……いや、男性防衛隊員が羽交い絞めにしてくれたほうがまだ良かったかも。

67 :ムッシュ52型改 :2018/02/02(金) 21:46:59.89 ID:EznKIoT1.net
 私は防衛隊が用意した、へんてこな装置の前に立たされた。
 どこからどう見てもイベント会場によくある、簡易トイレなんだけど。
 女性防衛官がにこやかに言う。
 
「さあ杉山 日菜子さん。この中へどうぞ」
「どうぞって言われても……。今はトイレに用はないんだけど」
「トイレではありません。銀河連邦保安局科学技術班が作った巨大化装置ですよ。
ほら、あなたもテレビで見たことあるでしょ? あなたはこれから巨大化して戦うことになります」

 まあ判ってたけどね。
 今までも警官とか、主婦とか、女子小学生やバイク便のお兄ちゃんとかも巨大化して戦ってたもんな。
 やくざが巨大化した時はめちゃ面白かった。異星人を倒すより、やくざの処理に手間取ってたし。
 エクスキューショナー(処刑人)がランダムで決まるシステムってものどうかと思うけど、これは
どう考えてもバラエティ色が強すぎる。大手広告社が資金面でいろいろやってるらしいからな。
 やるな、電博社。将来雇ってほしい。そんな企業だ。
  
 そして私は巨大化した。世田谷のど真ん中で。服は制服のままだ。
 耳にはヘッドフォンのようなインカムが付けられている。

68 :ムッシュ52型改 :2018/02/02(金) 21:48:25.86 ID:EznKIoT1.net
『国連宇宙軍キャットネイルよりタキオン通信で入電! 冥王星付近で異星人の無限潜航艇と交戦中!
 数、イプシロン級中型無限潜航艇5艇! 待て、うち3艇は銀河連邦保安局が軌道を変えた!』
 
 私の耳に取り付けられたインカムに、マジ物の通信が飛び込んでくる。

『こちら海王星の太陽系絶対防衛ライン! 駄目だ! 敵のヴォルテックス・ドライブを阻止できない!
これまでより航行スピードが速いぞ! 気を付けろ!』

 おいおい……なんかみんなマジなんだけど?

『火星周回軌道上に敵艇のボルテックス・アウトを確認! くそっ! もう来たのかよ! 直ちに迎撃に向かう! 
再度ヴォルテックス・ドライブをさせるな!』
『1艇撃破! 残り1艇はヴォルテックス・エントリー! すまん! 後は頼んだ!』
『月周回軌道上にエーテル波! ヴォルテックス・アウトの兆候あり! イプシロン級中型無限潜航艇
1艇ボルテックス・アウト!!』
『大気圏突入してきます! 各国アラート発令!』
『ミサイル撃ちまくってるのはどこの国籍機だ!? 旧式のミサイルなんて当たるわけがないだろ!』
『ただいまトルコ上空! 日本に飛来する確率が60%を超えます!』
『静岡上空で急減速! 繭の放出を確認! 東京! 来ます!』

 私の頭上で繭がドロドロと溶け、中から異星人が出てきて世田谷の大地に降り立った。
 おいおいおいおい! なんだこの便所コオロギみたいな異星人は!

<異星人:カーマ・ド・ウォマ。体長30メートル>

「実況はアナウンサーの畑谷がお送りいたします。解説はおなじみ、フランク志那竹さんに来ていただきました」
「こんにちは志那竹です」
「志那竹さん、このカーマ・ド・ウォマという異星人の特徴は……」
「地球上のカマドウマという昆虫に似た知的レベルの低い異星人です。普通昆虫というとこれだけ巨大なものは
存在しません。なぜなら外骨格では自重で……」

 なんだこの音声。ああそうか、これテレビに映ってるのか。
 とか言ってる場合じゃない! とっとと終わらせて、普通の……いや、普通以上の可愛い女子高生になるんだ!
 ……うーん、だけどどうやって戦うんだ? この巨大便所コウロギと。

69 :ムッシュ52型改 :2018/02/02(金) 21:51:17.73 ID:EznKIoT1.net
「しかし志那竹さん、今回は楽しみなマッチングですね」
「そうですね。女子高生ですからね。ミニスカ女子高生ですからね。ぴちぴちですからね。楽しみです」

 このエロオヤジども。お前らから葬ってやろうか? 
 ていうかさっきから私の足元がチカチカ光ってるんだが?

「志那竹さん。日菜子さんがさっそくカメコの洗礼にあっていますよ」
「いけませんね。堂々と逆さ撮りができるといっても異星人対策危険地域。下手したら死にますからね。しかし気持ちは
解らないでもない。なんといっても女子高生ですからね」

 ひぃぃぃ! そういうことかぁぁぁ!!
 私は近くのビルや民家をドカドカと踏みつけた。どうせここで戦ったら全部めちゃくちゃになるんだ!
 いや待て。こんな私のショーツでも見たがってる男性諸君がいるという事か。
 中学の頃、後輩女子に告白されまくってるわけだし、自分では判らんが世間一般では私は可愛い部類の女なのか?
 むっふっ。なんかエロい気分になってきた。わざと見せてここは後々のおかずとして……。
 違う! こういうのはなんか違うぞ!? こういうのを見られまいと「いや〜ん」的なのが普通の女子。
 お〇〇こ濡れてクロッチ湿らせたらそれこそヤバいしな……。
 まあエロ同人じゃあるまいし、そんなに濡れることはないけど。
 よし! 

「いやぁぁぁぁぁん! ふんっ!」

 格闘ゲームの技を見よう見まねで繰り出す、下段旋脚。
 周りのビルや家は吹っ飛び、私を中心にきれいな円形のコロシアムが出来上がった。
 これでカメコは下から撮れないだろう。おかずとしては後で脳内補完しておこう。

「さあ来い! 便所コオロギ野郎!」
「志那竹さん、この個体は……」
「メスですね」

 あ、そうなの? じゃあ野郎じゃないのか。 
 まあいい。奴はこちらの様子を伺っている。
 ロールプレイングゲームの場合、私の選択コマンドは……。

「戦う → キックだぁぁぁ!」

 私は高くジャンプをし、便所コオロギめがけてキックを放った。
 ガキンっという音が世田谷の荒野(私が作ったんだけど)に響く。
 硬っ!! なんだこいつ!? かったい!
 キックが効かないとなると、パンチじゃ無理だな。

70 :ムッシュ52型改 :2018/02/02(金) 21:54:24.42 ID:EznKIoT1.net
「お姉ちゃんがんばれ〜」
「日菜子さんの妹、ちっちゃくて可愛いみさとちゃんも応援しています。日菜子さん! がんばれ!」
「日菜子さんも可愛いですけど、みさとちゃんも可愛いですね。家に連れ帰りたくなりますね」

 なぜみさとが実況席にいる!? ていうかそこのロリコンオヤジふたり! それ放送に乗るのか!?

「ここで杉山 日菜子さんの詳しい情報が入りました。世田谷区の経堂、ライプというスーパーの近くに
お住いの……お歳は15歳。今日から陽明館高等学校の生徒らしいです。趣味は……」
「あ、お姉ちゃんの趣味はエロ同人集め。BLが好きだって言ってたよ」
「BL? なんですかそれ?」
「おじさんアナウンサーなのに知らないの? ボーイズラブだよ、ボーイズラブ!」

 個 人 情 報 垂 れ 流 し !
 やばい。やばいぞ? ていうかもう十分にやばい。情報提供者は完全にみさとだしな。
 さっさと、ちゃっちゃとコオロギ倒さないと、いらない情報まで公共の電波に乗る。
 たしか巨大化すると必殺技が使えるんだったな。どうやるんだっけ?

「志那竹さん、ここは必殺技。いくでしょうか」
「いくいくいっちゃう、いく可能性はありますね」
「テレビをご覧の皆様の為に、必殺技を使う条件をおさらいしておきましょうか」

 これはタイムリー。志那竹、早く教えろ。

「はい。まず丹田に力を籠めます。次に、そのエネルギーを解放するために必殺技の名を叫びます」

 たんでん? なんかタンメンみたいだけど、適当に力を籠めればいいのかな。
 しかし、必殺技名か。どうしよう。

「お姉ちゃ〜ん! BL好きならボーイズラブラブ光線にしなよ〜!」

 うっさいわ。もういいわそれ。逆に今回ので嫌いになったわ。
 よし、適当にそれっぽいのを言えばいいか。えーとまず、力を籠める。ぐぐぐぐ〜〜〜〜っ!

「志那竹さん! 体が光り始めました! これは出ますよ!」
「出ますね」
「出るねお姉ちゃん! ボーイズラブ好き好き光線!」 

 あーもう! 
 私は適当にポーズをつけ、両掌を便所コオロギに向けて言い放った。

71 :ムッシュ52型改 :2018/02/02(金) 21:57:04.97 ID:EznKIoT1.net
「必殺! スーパーテクノロジーコンセンサスハイイノベーションハイブリッドインテルライゼンシューート!」

 私の掌から光線が放たれ、便所コウロギへと向かう。
 よし! 決まったぁ!

「……志那竹さん。技の名前、さむいですね」
「はい、めちゃ寒いですね。エクスキューショナー史上最極寒です。大体、ハイが2回も使われてますし」
「大体意味解って名前つけているんでしょうか」
「付けてないですね」

 うっさいわ。普通の女子高生にカッコいい技の名前を求めんな。
 でもこれで……ってキズひとつ付いてないじゃないの!

「あー残念ですね。ここで杉山 日菜子さんのさらに詳しい情報が入りました。日菜子さんは幼い頃……」

 う、うわぁぁぁ! やめろぉぉ!

72 :ムッシュ52型改 :2018/02/02(金) 21:58:24.82 ID:EznKIoT1.net
 どれくらい時間が経っただろう。夕焼け空がオレンジ色できれいだ。
 私の足元には緑色の変な体液にまみれた異星人が横たわっていた。もうピクリとも動かない。
 しかしこいつ、体は硬いけど後ろ足が妙に取れやすかったな。ほとんど攻撃してこなくて逃げ回ってたし。
 ガンガン叩いたら変な体液出して勝手に倒れた。
 そんなに弱いのに、どうして地球なんかに来たんだ。
 私の足元に女性防衛官が駆け寄ってきて言った。

「ご苦労様です。じゃあこのまま千葉方面へ向かってください」
「……また異星人と戦えとか?」
「まさか。単刀直入に言うと、あなたが邪魔だからです」
「な!?」

 苦労して、個人情報まで全国に流されて異星人を倒したというのに! 邪魔だと!?
 女性防衛官は続けて言った。

「1週間ほどそのままの姿ですから。おトイレとか、ここだと大変ですしね。千葉方面にすべて用意してあります」

 ななな、なんですとぉ!?
 
 私は夕日を背に、黙って千葉方面へと向かった。
 ああ、トイレもそうだけど、お風呂とか入れないだろうな。海で行水……いや、それこそ全裸大公開だ。

「これぞ一人民族大移動。地球の平和は守られました。ね、志那竹さん」
「そうですね。私もこれから千葉方面へ向かうことにします。私、彼女のファンになってしまいました」

 くそっ。完全に下心丸出しだろ、変態志那竹。

「おねえちゃんばいば〜い! おみやげ待ってるね〜!」

 うっさいわ! お前は異星人よりたちが悪いわ!
 ああ私、普通の女子高生になれるんだろうか……。
 いや、その前に普通の人間に戻りたい……。


 終わり

73 :ムッシュ52型改 :2018/02/02(金) 23:06:54.34 ID:EznKIoT1.net
はい今回の作品もメチャクチャなところが多々あります。
ボルテックスなのかヴォルテックスなのか
コウロギなのかコオロギなのかって所ですな。
こういうのは普通、なんかいかチェックしては直す作業をします。わかってると思うけど。
でもこういう一発書きは色々練習になるんですよ。
校正などを含めた推敲を何度も繰り返すと、時間がかかるばかりか元の流れが
変わったりするんです。と、言い訳しておきますw
次は何書くかなぁ。

74 :ぺこたん :2018/02/03(土) 06:55:31.96 ID:r8UPcPls.net
>>7
つづきが読みたくなった。この後どうなるんだろう。
ただ、私はSF小説?とかあまり読まないしうら若き女性なので
「超高速振動小刀長船」というのがどんな物か全く想像できなかった。
あと、巨乳だったら格好がエッチな感じになるのかなぁ、見てみたいな
と思いました。

75 :ぺこたん :2018/02/03(土) 06:57:57.32 ID:r8UPcPls.net
>>10
短編でサラッと読めて春のワクワク感を感じれる素敵な作品ですね!

76 :ムッシュ52型改 :2018/02/03(土) 09:50:50.22 ID:vv2TyU4s.net
>>74
うら若き・・・・。(・∀・)ニヤニヤ
知ってると思うけど、長船は君んとこ出の刀ですよ。
刀って入ってるから、普通の刀イメージで大丈夫ですん。
なぜ日本刀なのか。彼女が純粋な日本人だからです。
>>75
ありがとうございまーす(・∀・)ノ
オチは自分でも気に入ってますw

77 :ムッシュ52型改 :2018/02/03(土) 10:32:30.89 ID:vv2TyU4s.net
詳細設定、推敲なんてクソくらえなスレですが、暇なのでここで少し説明を。

◎あの白い機体のベースはなんだ?◎
<桜花>という実在した特攻機です。
後付け設定じゃないですよwだからサクラちゃんで白い機体に小さな桜のマークだったのです。
実際の桜花は戦果は上げられず、一式陸攻という燃えやすい攻撃機に搭載されていた為に
一緒に撃墜され、発射されることはほとんどなかったらしいです。
敵軍にはBAKABOMB(馬鹿爆弾)と呼ばれていました。ロケット推進時間はわずか9秒。
何もできなかった特攻兵器と、これまで何もできなかったこの作品中の日本。
まあ、そんな所です。

◎ヴォルテックス・ドライブの設定◎
……ワープです。
昔の作品をご存知の方は何度も何度もなーんども出てきてるので、お馴染みかとは思います。
宇宙に存在する無数の異空間トンネルを使った異空間航法。
エントリーポイントもアウトポイントも決まっていて、長さも決まっています。
私の作品の場合、月近くにアウトポイントがあってそこから異星人が地球にやってきます。
まあ……ワープです。

78 :ムッシュ52型改 :2018/02/03(土) 10:49:04.12 ID:vv2TyU4s.net
◎振動子刀の設定◎
私のSF作品によく出てくる振動子刀。もちろん武器ではないのですが、実際にあります。
ちょうおんぱせつだん、ちょうおんぱカッター(5chNG設定の為に平仮名)という技術。
それは振動子を揺らして超音波を発生。その振動を刃に当て、せつだんする力を
軽減させるというものです。
超音波刀と言う方が正しいのですが、〜振動子刀と言ったほうが技術的な感じがして
かっこいいので振動子刀としています。
光子とか素粒子なんて、そこらへんが絡んでくると本職の学者が出てきて
突っ込まれちゃうのでいつも<超高速振動子>と曖昧な表現にしています。
あと、刃自体がパワーアップするものではないはず(振動を与えてるだけだし、高速で
振動させればって話でもない・・・)なので私のSFで登場するものって本当は、振動を
与えなくても刃が特殊で丈夫です。

79 :ムッシュ52型改 :2018/02/03(土) 10:51:46.66 ID:vv2TyU4s.net
音叉を使って特定周波数で刃を振動させ、相手を斬るなんてのもありました。
夏が丘ガーディアンズという作品に出てきます。
まあ・・・・なんにせよ嘘くさいですけどねw

80 :ひよこ名無しさん:2018/02/03(土) 21:17:08.04 ID:CdV9esFJ.net
感想は書かないけど
こっそり読んでるぜ

81 :ムッシュ52型改 :2018/02/03(土) 21:53:59.87 ID:vv2TyU4s.net
>>80
(・∀・)ノ ハーイ

82 :ムッシュ52型改 :2018/02/05(月) 20:25:54.47 ID:6Xf9kGOV.net
他スレで偉そうなこと書きましたが、ここは違うぞ!
小説のルールや推敲なんてくそくらえじゃ!
自己満足OKじゃぁぁ!

ってあんまりガッチガチだと楽しんで書けなくなるんだよね。
セリフ多いからダメとか、描写が弱いとか、語彙力無いとか言われるとさー。
……俺の事なんだけどね。

83 :ムッシュ52型改 :2018/02/05(月) 20:59:12.34 ID:6Xf9kGOV.net
人の評価してる場合じゃなかった。俺も精進しよう。
その為の短編スレじゃ! 駄作でも完成する癖をつけるのじゃ!
とにかく勢いで短編完成させよう! 長編なんてその後じゃい! 
そんなスレだ。

そこの君。
君も俺と一緒に、ここで小説を書いてみないか?

84 :ムッシュ52型改 :2018/02/07(水) 23:59:59.42 ID:+SMn319p.net
保守上げ

85 :素直 :2018/02/08(木) 23:00:23.94 ID:Wi4y1jW4.net
よし、これから勢いでなんか書きますよ

86 :素直:2018/02/08(木) 23:12:07.46 ID:Wi4y1jW4.net
私の名前は山田未来。
春からしょうがくごねんせいになる。
今ここにいる星、そう。地球。
私は三年前からここより400光年万離れた星のメソポタミア星からやってきた宇宙人だ。
まずここにやってきたのはとある目的が下されたためである。
「この種を食い殺せ___ 」
私はここの地球でいう三百年生きているが、見かけは地球人の十歳と区別がつかないらしい。
まず地球を目にした感想は「青い」
そう、俺のケツのように地球は青かった。とても綺麗でプリチー。
私の星はとにかく赤かった。表面の温度が3000度ぐらいあって熱かった。
だが地球はとても住みやすい。不気味なほどだ。
朝になると日の出が出て夜になると日は沈み月が出る。
私の星ではそうはいかなかった。常に赤い何かがうじゃうじゃしていた。
羽がダンディーな俺の親友リザードンは、こんな星住みにくくてやってらんねーぜって、羽を羽ばたかせたあと行方不明になった。
私の星はすみにくかった。
だからこの地球に来れて嬉しかった。

私には責任感がない。

だからこれからも地球人に紛れて暮らしていきたいと思っている。

87 :素直:2018/02/08(木) 23:28:55.98 ID:Wi4y1jW4.net
「いないかーーーー」

僕が小学五年生の頃、友達の山田くんから聞いたお話です。
僕の学校の隣には使い古された旧校舎があって、今はもう使ってないんですが校長の怠惰で置いてけぼりのまんまです。
そんなある日僕のクラスでは、怖い話で持ちきりでした。
友達だった山田太郎君は言いました。
「俺見たんだって!幽霊!」
山田太郎くんはクラスのムードメーカーです。
僕の財布からちらっと千円札を抜き取ってポケットに忍ばせていた山田太郎くんは言いました。
「昨日夜旧校舎で幽霊見たんだって!!!!」
本当に幽霊を見たのか気になってその日のうちに大親友である宝玉勲くんと旧校舎を見に行こうぜって誘いました。
山田太郎君のことは先生に報告して怒ってもらいました。
7時ひっそりと静まり返る旧校舎に宝玉くんと行きました。
山田くんによると音楽室でピアノの音がなったんだって。
不気味な感じはありました。
一通り歩きましたが、何も起こりませんでしたし、だーれもいませんでした。
なのでそのまま一人で帰りました。
次の日の朝学校に行ってすぐ宝玉勲の席に行きます。
宝玉勲の席の上にある花瓶は相変わらず綺麗な花が咲いております。
「宝玉勲!昨日はがっかりだったね!」
「ああ、期待外れだったね!!」
他愛もない話をします。
クラスのみんなが僕に視線を向けました。
「宝玉勲って......」
旧校舎に行ったきり帰ってこないクラスメイトでした。

88 :ムッシュ52型改 :2018/02/09(金) 23:18:42.11 ID:M2tpZ05P.net
いいね〜。
最初のSFがいいわ。
どうしてそうなのかより、こうなのだと強引に持っていく。
SFはこうでなきゃね。

89 :素直 :2018/02/10(土) 22:44:34.54 ID:CO8W/WoT.net
ありがとう(^^; w

90 :ムッシュ52型改 :2018/02/12(月) 01:02:54.46 ID:YPNKmCuX.net
今回もSFを投下します。たぶん……あーなんだ。
最初の言い訳は無しにしましょうか。勢い重視だし。
今回は約3000文字。執筆時間は構想も含めて4時間ほどですかね。
でわでわ。

91 :ムッシュ52型改 :2018/02/12(月) 01:04:23.36 ID:YPNKmCuX.net
 私は毎日同じ夢を見る。
 親子が星空を見上げ、星々に思いを馳せる。そんな夢だ。
 その親子がどこの誰だか、私には判らない。

 午後。
 私は大学構内の芝生に寝ころび、手で太陽光を遮りながら思った。
 ああ、惑星歴史学科なんて入るんじゃなかった。
 女が惑星歴史学なんて、って思われたくないとか、卒業後に潰しが利かないとかじゃない。
 ただ、学んでいくうちに神の視点で星を見るのがたまらなく嫌になったからだ。 
 突然、太陽光を手で遮る必要がないほどの影が私を覆った。
 そして男の声。

「那奈。もうゼミ、始まってるよ」

 私は体を起こしてその声の主を見た。同じゼミの昴か。
 昴はそれだけ言って、転送装置で姿を消した。
 いつも無表情でロボットような男子学生。それが昴だ。
 私は興味の失った惑星歴史学を学びに、転送装置で教室へと向かった。

 教室に入ると10名の学生が中央に配置された立体モニターを、囲むようにしながら覗き込んでいる。
 モニターには青く奇麗な惑星が浮かんでいる。
 
「遅いぞ。今ちょうど第3段階を見ているところだ。早く来てみたまえ。この惑星はここからが面白い」

 白髪で高齢な教授にそう促された。私はガイドユニットを耳に付け、立体モニターを覗き込む。
 約7000年前に発見された惑星、ベルスト。
 教授はガイドの音声よりも早く、この星について説明し始めた。
「君たちは第2段階までは既に学んでいる。ハイスクールでも概要は学ぶとは思うが、ここでは深く
この星について研究していこう。第2段階では文明が生まれ……ちょうどこの時期に急速な発展を遂げたわけだ。
我々の惑星とここまでは同じ、というわけだ」

92 :ムッシュ52型改 :2018/02/12(月) 01:07:28.01 ID:YPNKmCuX.net
 確かにこの星は面白い。
 私たちの住む惑星と同じ軌跡を歩んできた星。まるで双子が仲良く生活していたかのように。
 ここから10万光年も離れていたというのに。
 その時、一人の学生が教授に声をかけた。
 昴だ。

「もっとズームしてこの星の営みを知りたいのですが。可能ですか?」
「もちろんだとも」

 教授が立体モニターに手をかざすと、惑星がどんどん大きくなる。そして建物や人が見えるくらいまで近づいた。
 空撮からデータを割り出して作られた映像だけど、側面から見るそれはすごく臨場感がある。
 さすがに風や匂い、音声までは再現されていない。研究用のモニターにその必要はないか。
 この星の住人は、手に携帯端末を持って忙しそうに歩いている。
 その様子を見た一人の学生が言った。

「これスマートフォンね! すごく単純な装置。私達の星でも遺跡から発見されたってニュースで見たよ」

 この星の住人はここで子を育て、死んで、育った子供がまた子を産み、育てる。
 生命の営みは生命であるがゆえに、単純なもの。特殊な例を除いてはそれが当たり前なんだ。
 恒久的なもの。でも……。
 教授はモニターの中の映像を惑星全体が見えるまでに戻し、そして言った。

「もう知っているとは思うが、このベルストという惑星は……」

 知っている。これより312年後に、無人惑星へと姿を変えた。
 私達と同じ文明速度で、同じ軌跡を辿るはずだったこの惑星がいかにして滅んだのか。その分岐はいつどこで
起こったのか。でも私はその事実を知るのがなぜか怖かった。

 その日もまたあの夢を見た。
 親子が星空を見上げ、星々に思いを馳せる。そんな夢だ。
 夢の中である事に気が付いた。この親子が星々に思いを馳せているって、なぜ解るんだろう。
 私はその親子の会話にそっと耳を傾けた。

93 :ムッシュ52型改 :2018/02/12(月) 01:08:33.15 ID:YPNKmCuX.net
 ―― お父さん。あの星は何ていう星?
 ―― ごめん、僕は星に興味がないから判らないんだ。
 ―― そっか……。
 ―― でもね、あの星に僕たちと同じ人間が住んでるって考えたら……星の事を知らなくても、面白いよね。
 ―― うん! 面白い!

 なんだ。私の思っていた通りの会話だ。
 私がそう安心したその時、空に浮かぶ大きな目が親子を見ていた。
 驚いて飛び起きると夜中の2時。
 あの目はきっと……。
 私はパジャマのまま、転送装置で大学の教室まで飛んだ。

 薄暗い教室に着くと、既に立体モニターが起動されていて、あのベルストという惑星が映し出されていた。
 そこには無表情で惑星を覗く、あの昴がいた。
 昴は私に気が付くと、静かに口を開いた。

「君もこの惑星の分岐点が気になったんだね?」
「そ、そんなこと……」
「でも怖い。だろ?」

 昴は惑星をズームし、住人たちの営みを観察しながら話をつづけた。

「どうして滅んだかなんて、ここで学ばなくても知っている。でも、僕もなぜだか理解するのが怖いんだ」

 そう言いながら昴はモニターに映る、一人の少年を見つめていた。
 どことなく昴に似た少年。望遠鏡という古代の装置を使い、夜空を観察している。 

「那奈も知っているだろ? ベルストはちょうどこの時代で、判断を誤ったんだ」
「戦争……」
「そう。それが分岐点だとされている。でも戦争が人間を滅ぼすなんて、引き金を引いたこの住人たちだって
思わなかったはずだよ。そんな力、人間には無いんだから」

 その時、一筋の光が昴に似た少年に注がれたかのように見えた。
 少年は苦しんだ様子を見せ、その場から消えた。
 私は急いでモニターをズームアウトし、ベルスト星全体を見てみた。
 惑星に向かって無数に注がれる光。私は急いで昴の顔を確認した。
 昴は悲しそうな表情で言った。

「これはマスターデータの映像だよ。この惑星の住人たちは、この光によって消えたんだ」
「なぜあなたがそれを?」
「思い出したからさ。だからその証拠を探し当てただけだよ。君も何か思い出さないかい?」

94 :ムッシュ52型改 :2018/02/12(月) 01:10:04.07 ID:YPNKmCuX.net
 私はハッとした。
 そして再び惑星をズームして、あの親子を探した。

 ―― お父さん。あの星は何ていう星?

 あの子は私。きっと私だ。
 絶対に、この星に、ベルストにいるはずだ。でも探してなんになるんだろう。
 もう滅んだ惑星の事なんて。
 果たして私は奇跡的にその親子を見つけることができた。夢の中のあの光景に。
 私は二人に向かって叫んだ。

「逃げて……逃げて! 早く逃げて!」

 昴は私の肩をそっと抱き、言った。

「もう遠い昔のことだよ。それに、もし光から逃げていたら……今の君はここにはいない」
「どういう意味?」
「転送移住計画。ランダムで選ばれた人間をコピーし、タキオン技術によって他の惑星へ転送して蘇生させる。
ベルストの住人はどのみち人類が戦争で壊滅的なダメージを受けることを知っていたんだ。
だから異星人と契約した」

 人類を生かす為に。
 
 ―― 那奈、僕達のいる星の名前は知ってるでしょ?
 ―― お父さん、そんなの簡単だよ。それは……

「地球……」

 私が答えたその瞬間、モニターの中の私は光が注がれて、そして消えた。


 午後。
 私はいつものように大学構内の芝生に寝ころび、手で太陽光を遮りながら思った。
 これが地球の人類にとって正しい選択だったのだろうか。
 戦争によって、じわじわと死んでいくのが正しかったようにも思える。
 だって私は一人でこの星に来たんだ。昴のように、私と同じ人間もいる。たぶん他にもたくさん。
 だけどそんな事に、私が私である意味はない。
 また、太陽光を手で遮る必要がないほどの影が私を覆った。
 昴か。

「来生 那奈さん、ですね」

 昴じゃない、聞き覚えのない声。
 体を起こし、その声の主を見た。なるほど。理由は判らないけど簡単な話だ。
 記憶までは持ってくる人間はいらないって事ね。
 そうね。私はどこに居たって地球人だ。
 地球の運命とともに、胸を張って死んでやる。
 ねえ、昴だって同じでしょ?


 終わり 
 

95 :ムッシュ52型改 :2018/02/12(月) 01:26:11.17 ID:YPNKmCuX.net
今回はう〜〜ん、解り難いかな?
もうちょっと名称に凝りたかったけど、それやったら話が膨らみすぎると思ったので
シンプルにしてみました。
オチの部分はあえて細かい描写は入れてません。
次は青春モノとか恋愛モノが書きたいなぁ。今の所ネタがない。

96 :ムッシュ52型改 :2018/02/12(月) 01:28:37.31 ID:YPNKmCuX.net
あ、今の君はここにはいないっての
変だ。”今の”はいらないね。

97 :ムッシュ52型改 :2018/02/13(火) 00:16:40.28 ID:/E+9Wahl.net
保守上げ

98 :梨大帝カール=ベールリグスタフエルフ3世 :2018/02/14(水) 21:51:43.29 ID:dyRanVgi.net
>>44
30ダレンの価値が気になる
水一杯はいくらだ
セント見たいな下の単位はあるんだろうか
長編にすると、そこら辺の設定が気になるだろうな?

99 :ムッシュ52型改 :2018/02/14(水) 22:50:00.19 ID:rQbEGCn/.net
>>98
書いた本人が言うのもあれだが、30ダレンは札なので
下の単位もあるんだろうね。
バーボン1000円だとして、グラス代と清掃代が払えるくらいだから
5千円〜1万円の間。
まあそうすると、最後にジャッカルが出した30ダレン札ではかなりの
お釣りがくるわけです。が、すぐにマスターは数枚の札をジャッカルに渡します。
それにお釣りも含まれてます。ちゃっかりしてますね。

たしかに通貨の設定は困る。
某所で投稿した作品に、レジという通貨を設定した事があって
主人公が1レジ硬貨で孤児の女の子を追い払うんだけど、その世界では
1レジで魚がいっぱい買えるんだよね。
でも作者の頭の中の相場は100円。100円で魚いっぱい買える世界って・・・。

100 :ムッシュ52型改 :2018/02/14(水) 23:01:54.15 ID:rQbEGCn/.net
ネタも無いんで、このままにしとくのは勿体ない。
ということでね、今回はお話ってどうやって作るの?
っていう初心者講座。

私の場合。

・オチを決める
・キャラクターを考える
・動かしてみる
・これでいいや

できあがり。
……いや、真面目に。

101 :最近彼女出来ました :2018/02/14(水) 23:31:38.17 ID:eUKIwG7s.net
>>99
長編不可が生きて来るな

102 :最近彼女出来ました :2018/02/14(水) 23:36:52.55 ID:eUKIwG7s.net
>>99
為替相場で考えて、見たら考え易いんじゃないか
昔、一ドル200円のころあったが、その頃は日本の物価は安かった
1レジ10000円とかな

103 :ムッシュ52型改 :2018/02/15(木) 00:19:51.75 ID:XxqjQTei.net
>>102
演出込みで考えた通貨だから可笑しなことになったんだよ。
仮に物価が安くて1レジ1万円にすると、読者が食いつかないし、あげた後の演出に影響する。
子供が喜びそうな100円を1レジに設定したことが大きな間違いだった。

この話の通貨設定はメチャクチャで、惑星外逃亡の手助けの相場は30万レジ。
まあ3000万円ならありうる。でもね、主人公はこう考えるんだ。
「30万レジなら、高級ホテルに1週間も泊まれば使い果たす」って。おいおい豪遊しすぎ。

依頼者が殺され、主人公がその濡れ衣を着せられる。その為に逃亡。
エアポートで警官に囲まれた時、1レジをあげた女の子が近くに居てこう言う。

*** 

「お姉ちゃん。宇宙へは行かないの?」
「ああ、この状況じゃあな。それに報酬も無くしちゃった。報酬が無きゃ、私は宇宙を往かないんだ」
「ふぅん。なんだ、そんなことか……」

 少女は私があげた1レジ硬貨をポシェットから取り出し、それを見せて言った。

「それならこれで、私を宇宙へ連れて行ってください!」

***
この演出の為に・・・。

104 :ムッシュ52型改 :2018/02/15(木) 00:50:48.24 ID:XxqjQTei.net
この後、

***
 女の子は頭についている耳をぴんっと立て、眼をキラキラと輝かせながら
スレートグレーの汚れた空を指差した。
 13才の頃。私が初めて自分の船でここを飛び発った時も、こんな顔をしていたのだろうか。
 いや、それは無いだろう。私はこの地球から逃げるように飛び発ったのだから。
 あの頃、宇宙に希望を持てていたのなら、きっとこの子の様に目を輝かせていただろうな。
 たった1レジの報酬、か。

「うん、いいよ。その依頼、受けようじゃない」
***
っていう事で演出が完了する。
もっといい演出もあるかもしれないけど、俺はこれがベストだと思った。
まあ通貨の設定は気を付けたほうがいいね。

105 :最近彼女出来ました :2018/02/15(木) 00:56:26.69 ID:kdRgyPet.net
>>104
まあ、2レジで終わると意味不明だもんな

106 :最近彼女出来ました :2018/02/15(木) 00:58:41.09 ID:kdRgyPet.net
いや、意味不明じゃなくて話が閉まらないと言う方が近いか

107 :ムッシュ52型改 :2018/02/15(木) 01:03:37.83 ID:XxqjQTei.net
>>105
いやあのそういう意味じゃ・・・w
まあ少ない通貨単位で無邪気さを演出したかったんだよなー。
別に100円硬貨でもよかったんだけどな。

108 :最近彼女出来ました :2018/02/15(木) 01:06:39.45 ID:n0WLm0BN.net
>>104
三題噺
1.フィヨルド
2.海軍退役軍人
3.シベリアンハスキー
出来たら物凄い勢いで質問か納豆に知らせてくれ

109 :ムッシュ52型改 :2018/02/15(木) 01:07:02.63 ID:XxqjQTei.net
いや、2レジでも面白いかもしれない。
1レジ出す→主人公がそれを見て考える→少女が
「足りないの? じゃあこれも」と泥だらけの1レジ硬貨を追加する。
もしくは無くしたはずの本来の報酬を渡す。
渡すだけじゃ、閉まらないけどまた演出を足せばいいだけの話だ。

110 :ムッシュ52型改 :2018/02/15(木) 01:07:23.63 ID:XxqjQTei.net
>>108
はーい(・∀・)ノ

111 :最近彼女出来ました :2018/02/15(木) 01:12:54.23 ID:1YSIT15i.net
>>110
さて、今日は寝るか
完成楽しみにしてるぞ
納豆の方ならURL張っても良いし、その小説コピペして張っても良いぜ

112 :ムッシュ52型改 :2018/02/17(土) 21:42:46.40 ID:8oF/ODTa.net
>>1 ←重要。

というわけで、今回は中編に近いSF短編を投下します。
>>108という事だったので、設定の組み立てにかなり時間と文字数が掛かりました。
今回も描写少なめの勢い作品で、読者の想像に頼る部分が多々あります。(特にメカ)
このシーンはアレだよなぁ・・・・なんてありますと思います。
まあ、どうぞ。

113 :ムッシュ52型改 :2018/02/17(土) 21:45:37.29 ID:8oF/ODTa.net
 【ジャンル】SF

 どの世界でも、使えなくなったパーツは捨て去られる運命だ。
 しかし軍人という人間パーツは、自らの意思で廃棄を選ぶこともできる。
 
「ゲイル・スレッド中尉。2070年4月10日、本日を持って除隊とする」

 海軍兵学校の教官としてパーツを育てるのは、もううんざりだ。
 37才では少し早い気もする。だが、気の抜けたビールのような
軍隊生活より、人生の退屈を選んだほうがよっぽどマシだ。 
 俺は上官の言葉に、ただ無言の敬礼で答えた。

 事務科窓口で必要書類にサインをする俺に、眼鏡をかけた若い女事務官が声を掛けてきた。

「スレッド中尉。ロッカーの中に忘れ物はありませんね? もしロッカー以外で私物がある場合は……」

 あるわけがない。
 15才から軍隊に入り、全てを捨てて戦えと叩き込まれた。士官選抜試験をクリアしてからは
家族を、戦場では仲間を捨てろと命令された。こんな俺に、今何が残っていると言うんだ。
 俺は事務官に自分の左肩を見せながら言った。

「戦場で左腕を忘れたらしい。見つけたらここに書いてあるノルウェーの実家宛てに送ってくれ」

 事務官は目をそらし、書類を受け取った。
 故郷の村はA.Iユニオン"ヘキサゴン"の攻撃を受けて消滅している。失った左腕を届ける
場所も、家族も、もう何も無いさ。

 事務棟を出ると、マーカス軍曹が走り寄ってきて俺に声を掛けてきた。

「エアポートまで車で送りますよ。って、自分もそっち方面に用事があるもんですから。遠慮なさらずに」

 俺は遠慮なしに車のナビシートに座った。
 車は基地のゲートを出る。よく言われている呪縛から解き放たれたような開放感や、感慨深いものは何もない。
 何も無い者に何かを感じろと言うのは、土台からして無理な話だ。
 
「マーカス。悪いな」
「こんなのお安い御用ですよ。海兵猟兵部隊では私の命を救ってくれた恩人ですし、このくらいじゃ恩を
返しきれないくらいですよ」
『ワン!!』

 バックシートから犬の鳴き声。
 後ろを見ると、大型で灰色の犬が舌を出して俺の顔を見ていた。

114 :ムッシュ52型改 :2018/02/17(土) 21:47:06.84 ID:8oF/ODTa.net
「マーカス。なんだこいつは?」
「ああ、軍用犬ですよ。とは言っても、訓練段階で規格外れ。これからこいつの引き取り先へ行く予定です」

 軍用犬と言えばシェパードかドーベルマンだけかと思っていたが。こいつはどことなくオオカミに似ていて
目つきも悪い。どこが規格外れなのか……。

「こいつの書類はあるか?」
「ダッシュボードに入ってます。それです。今時貴重な紙媒体の書類ですよ。紙はきちんと管理すれば
情報が洩れにくいですからね」

 シベリアンハスキー。メス、2才。
 名前はアイリス。忠実性無し。素行不良。協調性無し。気が強く、気難しい。
 なんだこれは? 軍用犬どころか、愛玩として飼うのすら難しそうだ。
 適正、S+。

「おい、この適正っていうのはなんだ?」
「さあ。ただ私はこの犬を引き取り先へ連れて行けと命令されただけなので」

 規格通りでないと放り出す。軍がやりそうなことだ。
 車は郊外にある建物の前で止まった。

「スレッド中尉、ちょっとここで待っていてください。この犬、あの施設に置いてきますので」

 <ライル・アニマル・シェルター>。引き取り先は動物保護施設か。
 他人と同じ場所にいられないこいつが、保護施設なんかに入ったって上手くやっていけるはずがない。
 貰い手だってそう簡単には見つからないはずだ。
 使えないパーツは廃棄処分か……。

「待て、マーカス」
「何か?」

 俺は書類に記載されていた受取人の名前を消し、そこに自分の名前を書いた。
 気の抜けたビールのような施設生活より、人生の退屈を選んだほうがマシだろう。

115 :ムッシュ52型改 :2018/02/17(土) 21:49:42.86 ID:8oF/ODTa.net
 勝手に貯まっていた金で、フィンランドのヤルヴェンパーという場所に家を買った。
 軍を抜けた者の生活は想像以上に退屈なものだった。
 起床時間も自由。飯を食うのも、クソをするのも自由だ。まるで野良犬のような生活。
 しかし1か月もしないうちに俺は、自然と朝5時に起床し、トレーニングを始めた。
 決められた動きしかできないパーツは、どこにいてもやはり同じ動きしかできないのだろう。
 アイリスはトレーニング中でも俺に寄り添い、たまに俺に尻を向けて尻尾を振る。
 こいつのどこが素行不良なんだろうか。
 
 ドッグカフェのテラス席で新聞に目を通す。
 A.Iユニオン"ヘキサゴン"によって起こされた世界大戦は各地で終息に向かっているらしい。
 ヘキサゴン。人類に牙をむいた人工知能の集合体だ。
 この戦いで人類は勝利した。
 そうかよ。勝ち負けなんて俺の知った事ではない。多くのモノを失った俺にとっては。

「相席、よろしいですかな?」

 突然声を掛けられ、視線を新聞の文字からその男へと向けた。
 白髪の短髪に深いしわ。カシミアのコートを着こなしている長身の老人だ。
 覚えのない顔の男に俺は言った。

「どうぞ」

 周りの席は十分空いているのに相席か? 犬も連れてないし、見た感じ話好きというイメージじゃない。
 訳ありか。
 老人は席に座るなりカフェオレを注文し、近くにいたアイリスを撫でながら言った。

「シベリアンハスキー。良い犬だ」
「俺に何か用か?」
「そうせかすな。カフェオレくらいゆっくり飲ませてはくれまいか。ゲイル・スレッド、元中尉」

 俺の素性を知っているのか。
 老人は運ばれてきたカフェオレを啜ると、俺にサングラスを手渡してから空中にスクリーンを展開させた。
 暗号化された映像を見せるってことは、かなりヤバい話になりそうだ。

116 :ムッシュ52型改 :2018/02/17(土) 21:53:28.20 ID:8oF/ODTa.net
 殺しか、運びか。
 軍を抜けた者はそれ相応の職に就く。ガードマンやインストラクターはまっとうな方だ。
 用心棒、殺し屋、運び屋。どの裏業界でも引く手数多だ。
 俺は渡されたサングラスを老人の胸元に突きつけ、言ってやる。

「金には困っていない。傷痍保険や退役金は貰ってるし、これから年金も入る予定なんでね」
「すまんな。君は困っていないかもしれないが……断れば……我々が困るという話になる」

 老人はそう言いながら、俺の横腹に銃を突きつけた。
 ふん、そういう事かよ。俺は黙ってサングラスをかけ、空中に展開されたスクリーンを見た。
 そこには地図が表示され、目的地らしい場所もマークしてある。
 俺は言った。

「何かを運べって事か。行路は? 海路か?」
「空路だ」
「じゃあそれなりのパイロットを雇えばいいはずだ。海兵猟兵部隊出の俺じゃなきゃならない理由はなんだ?」
「地図をよく見たまえ。君じゃなきゃ遂行できない場所を通ることになる」

 スクリーンを縮小モードにして全体像を見てみる。
 スカンジナビア半島。目的地は俺の故郷でもあり、左腕をもぎ取られた場所でもあるノルウェー。
 老人は銃を突きつけたまま、椅子の背もたれに体を預けながら言った。
「世界の戦争は終息に向かってはいるが、ここはまだ手つかずでね。そこへ荷物を届けてもらいたい」
「土地勘のある俺に……って事か」
「そういう事だ。ここで戦闘をした君なら、フィヨルドの渓谷を抜けられるだろうからな」

 俺はふと、あの時の事を思い出していた。

117 :ムッシュ52型改 :2018/02/17(土) 21:54:57.38 ID:8oF/ODTa.net
 ―― 仲間が! あそこにまだ仲間が残っているんです! 行かせてください!
 ―― 『スレッド少尉。我々は作戦に失敗した。速やかに撤退せよ。これはお願いではない。命令だ!』
 ―― 大佐! お願いです! 大佐ぁ! ……クソっ! 俺は独りでも行く。独りでもいくぞ!!

 ―― 自分に行かせてください。まだ仲間が生きているかもしれない。揚陸艇を……。
 ―― 一週間後に新たな部隊を編成する。それに、君のその体では無理だ。ゆっくり休みたまえ。

「どうしたね? 顔色が悪いが」
「なんでもない。……まあいいだろう。ちょうど退屈していたところだ」

 老人は書類をテーブルに置いてから席を立ち、近くにいたアイリスを撫でながら言った。

「本当に良い犬だ。お膳立ては私達がすべて行う。君はただ、輸送機でフィヨルドの渓谷を抜ければいい」

 老人はその場から立ち去った。
 私達、か。どんな組織の人間かは知らないが、ずいぶんと手の込んだ依頼だ。
 テーブルには今時珍しい紙の書類が置いてある。
 俺はまたあの場所へ戻るのか。俺の左腕をもぎり取りやがった"あの黒い奴"のいる場所へ。 

118 :ムッシュ52型改 :2018/02/17(土) 21:58:06.62 ID:8oF/ODTa.net
 オーランド諸島。マリエハムン近くの空港で給油後、ボスニア湾を抜けてスウェーデン領に入る。
 上空1万メートル。
 左腕が無い為、コンソールはすべて右に配置した。スラストレバーもバタフライスイッチにしてある。
 その他は音声入力だ。
 俺が義手を付けない理由は二つある。一つはファントムペイン(幻肢痛)による痛みの為だ。
 通常医療によって改善はあるが、俺の場合他人とは違う痺れを脳に感じているらしい。
 もう一つは、どのメーカーの義手も神経接続が上手く働かない為だ。
 この二つの要因で解ることは、脳内の神経ブロックが他人とは違い、異常という事だ。
 ハリボテを付けてもいいが、人の目を気にする程、俺の神経は繊細じゃない。
 気を使ってくれているのか知らないが、アイリスはいつも俺の左側にいる。今も左側の"機長"席で
のんびり昼寝中だ。  
 しかし、積み荷の中身が気になる。
 この大型軍用輸送機に積載量ギリギリで積み込んだ代物。梱包具合からして人型兵器であることは間違いない。
 まさかな。
 そんな事態になったら、大昔のアクションヒーロ並みの事をしなくちゃならん。
 それに、俺のこんな体じゃ兵器を満足に操れないだろう。

 ノルウェー領に入ると、早速オスロ最前線基地からの通信が入った。

『未国籍機。その先は戦闘空域だ。機体異常か? もしそうなら北上してリレハンメル空軍基地へ向かえ』

 面倒に思った俺は、インカムマイクをアイリスに近づけた。

「ワン!」

 アイリスは一声吠え、俺は通信を切った。
 目的地はここから遥か西のベルゲンだ。空軍基地に用はない。

119 :ムッシュ52型改 :2018/02/17(土) 22:02:06.75 ID:8oF/ODTa.net
 フィヨルドの渓谷を抜けるのにも理由がある。
 ノルウェーは現在、制空権をA.Iヘキサゴンに握られている。上空を飛べば対空ミサイルが飛んでくる。
 渓谷もそれなりの防衛施設はあるが、老人に渡された資料によると、そのポイントは3年前から変わっていない。
 俺がそこで戦闘した時と変わらないはずだ。防衛施設付近で上昇してかわし、再び入り組んだ渓谷へ戻る。それを何度か繰り返す。
 ベルゲンまで、あと80キロ地点。
 その地点で再び、俺の眼下に奴の姿が現れた。黒く鈍く光った人型兵器。

 ―― 『少尉! スレッド少尉! 我々猟兵の武装では歯が立ちません! ヴァルム・ハーケンでは無理です!』
 ―― 『スレッド少尉! やりましょう! 奴だって同じ人型兵器だ! A.Iの作ったヴァルム・ハーケンなんて!』
 ―― 『祖国ノルウェーの為だ! いきましょう!』
 ――  やめろ! 応援が来るのを待て! マーカス! 奴らを止めろ! クソっ! 一度散会して
     アルファフォーメーションで包囲を組むぞ! 勝手なことしやがって……。 

 俺は今、ここで何をやっているんだ。どうしてここに来たんだ。
 退屈しのぎか? 依頼という名の命令に従う軍人の性の為か?
 A.Iの作った黒いヴァルム・ハーケンは対空小型ミサイルを発射した。間違いなくこの輸送機に命中するはずだ。
 
 ―― マーカス。みんなは……どうした? ……無事か?
 ―― スレッド少尉。右を向いていてください……。すぐ楽になりますから……。左側は見ないでください。
 ―― え? ……俺の腕が……。部隊のみんなは……?
 ―― ……わ、判りません。自分には……自分には……。

 今度は俺から何を奪う? 何も無い、俺から何を奪う!
 ミサイルは左エンジンを直撃した。また左かよ。まあいい、祖国で死ねるなら本望だ。
 コックピット内に響く警告音。俺はこれを望んでいたのかもしれない。
 使い物にならないパーツの命なんて、喜んでくれてやる。 

120 :ムッシュ52型改 :2018/02/17(土) 22:11:06.21 ID:8oF/ODTa.net


121 :ムッシュ52型改 :2018/02/17(土) 22:12:40.68 ID:8oF/ODTa.net
『ワン! グルル』

 そうか。奴は俺の相棒の命も奪うつもりか。すまん、アイリス。お前も道連れだ。
 アイリスは垂れた俺の左袖に食いつき、後ろへと引っ張る。
 そして今度はドアに何度も体当たりをする。
 そうか! 俺は後部ドアを開け、積み荷へと走った。

 梱包のロックはなぜかすぐに解除された。
 立てば体長12メートルほどだろう。見たことのない、濃紺のヴァルム・ハーケンだ。
 複座型か。
 俺はすぐに前部座席に座り、後ろにはアイリスが飛び乗った。

「なんだこれは……。今までのヴァルム・ハーケンとは違う。どうやって動かすんだ?」
「あー、もうちょっと待って。コックピット内がユリオンとレイオンに満たされればこの機体の概要は解るから」
「誰だ!?」
「アイリスよ」

 犬のアイリスが喋っているのか?
 アイリスの言う通り、しばらくするとこの機体の概要が脳内に刷り込まれていく。
 同時に周りで爆発が起こり、機体が外へと放り出される。
 眩しいほどに一気に開ける視界。眼下にはフィヨルドの大地が広がっている。

「凄い……高速重力アンカーってやつで空中で留まることもできるのか」
「驚くのはまだ早いわよ。脳内神経ブロックをリムーブ。ゲイル、あなた本当に面倒くさい脳みそしてるわね」

 左腕が一瞬痺れ、ファントムペインが襲う。
 その後、左腕の感覚が完全に戻った。確かめてみると確かに左手が存在している。
 アイリスが言った。

「左腕の生成完了。とりあえず仮想ニューロン領域では左腕が復活したわ。で、どうするの? ご主人様」
「聞きたいことは山ほどあるが……まずはあの黒いのを叩き潰す方が先だ」
「了解。でも気を付けてね。システムは20%しか起動してないし、ニューロンシェアがまだ50%だから。
それよりさ、後ろ……見てみてよ」
「ん?」

 振り向くと、銀髪で美しい女性がコックピットに座っている。
 女性は悪戯っぽく笑いながら言った。

122 :ムッシュ52型改 :2018/02/17(土) 22:19:04.66 ID:8oF/ODTa.net
「どう? 私と交尾してみたくなったでしょ?」
「は? ……ああ、アイリスか」
「え? それだけ? せっかくあなたの記憶領域からタイプの女性を取り出して生成したのに! いつも私の性器を見て
欲情してたくせに!」
「犬に欲情なんてしてない! 人の記憶を勝手に弄るな!」

 なるほどな。いつもこの調子で訓練をしていたんだろう。
 これじゃ、軍で不良品のレッテルを貼られてもしょうがない。
 アイリスはまだ卑猥な何か言っているようだったが、俺は機体の重力アンカーを解除して降下しながら敵に迫る。
 ちょうどいい間合いで右手に握られているアサルトライフルを3発、奴に向けて発射してみる。
 弾ははじくどころか、機体の手前で蒸発しているように見えた。
 アイリスはそれを見て渇いた言った。

「ダメね」
「なぜだ!? 火力不足か!? これではあの時と何も変わらん……」
「システムの起動がまだ30%。あ、今ので25%まで落ちたわ」
「システム? どういうことだ!?」 
「このヴァルム・ハーケン。私が訓練していたものと同じだとしたら……今のままじゃあなた、負けるわね」

 瞬間、機体に振動が走った。
 正面のモニターには、あの黒い奴が空中でこの機体を捕らえ、中を覗き込むようにしていた。
 いきなり急激なGが掛かり、続いて機体を押し付けられるような衝撃。
 俺の機体はフィヨルドの壁に押し付けられていた。

「負ける……俺が? また負けるのか?」
「ええ。前のように無残にね。あなたは誰も助けられず、機体は敵のブレードによって引き裂かれる。
その時、痛かったでしょ?」
「やめろぉ! 俺の記憶に触るのはやめろぉ!」

 機体が軋む音がコックピット内に響く。
 アイリスは言った。

123 :ムッシュ52型改 :2018/02/17(土) 22:24:14.54 ID:8oF/ODTa.net
「お礼を言ってなかったわ。ありがとう」
「何をいきなり!? こんな状況で、お前は何を言っているんだ!?」
「だって、私の命を救ってくれたじゃない。ユリオンとレイオンで満たされたこの空間でなければ
あなたに言葉でお礼なんて言えないから……」

 あの書類にサインをした、あの時の事か。こいつ、ただの犬じゃなかったのか。
  
「ねえ。人間がA.Iに勝った理由って何だと思う?」
「知るかよ。知りたくもねえ!」
「じゃあ質問を変えるわ。人間が銃を持って戦場へ行く理由は? あなたが、私がこのヴァルム・ハーケンに
乗る理由は?」

 確かに。A.Iが人間の頭脳を越えた今、人間が戦場に行く理由はない。
 このヴァルム・ハーケンだって、人工知能を搭載すればいいだけの話だ。
 アイリスは続けた。

「私達動物が持っていて、A.Iが持っていないものって……何?」

 それは解る。解るが今の俺はそれを認めたくない。
 死を望む俺に、それを答える資格なんてないんだ。
 ヴァルム・ハーケンの装甲の一部が砕ける音が聞こえた。

「答えて。いえ、答えなくてもいい。そう願えばいい。それを私の前に差し出せばいい」
「俺は……俺には」
「アイリスの花言葉は、希望。私はあなたの前に希望を差し出すわ。あなたは……何を差し出すの?」

 ―― 仲間を殺りやがった! 殺りやがったなぁ! 俺の故郷も! 家族も! みんなお前が!

 守ってやりたかった。仲間も、祖国も。

 ―― 動けぇ! まだ戦える! 俺はまだ生きているんだ! こんな所で……死にたくない……。

 本当は死ぬのが怖かったんだ。
 死んで何もできずに終わるのが、たまらなく怖かった。報いることなく、パーツとして死んでいくのが。
 だが俺は……俺達はパーツなんかじゃない!
 
 <Neuron Cross firing System...ready> 

 生きたいと願って何が悪い。救ってやる。取り戻してやる。
 俺は、仲間の仇を取る!

「システム動作率、ニューロンシェア、共に100%。ニューロン・クロスファイアリング・システム作動」
「外装甲パージ! いつまでも調子に乗るなよ!? このA.I野郎が!」

124 :ムッシュ52型改 :2018/02/17(土) 22:28:55.13 ID:8oF/ODTa.net
 黒いヴァルム・ハーケンの腹を蹴り、再び間合いを取る。
 奴は吹っ飛ばされながらも、腰に付けられたアサルトガンを取り出し、こちらに向かって乱射する。
 
「アイリス!」「アクティブシールド展開!」

 弾は俺達の機体のわずか10センチ手前で蒸発して消える。
 黒いヴァルム・ハーケンは怯むことなく、今度は背中に取り付けられたブレードを構えて
こちらに突進してくる。俺の機体を引き裂いた、左腕を奪った、あのブレードだ。
 アイリスは馬鹿にした口調で俺に問いかけた。 

「ゲイル。怖い?」
「ああ、怖いね。お前、人類がなぜA.Iに勝ったのか……俺に聞いたよな?」  
 
 こちらもブレードを抜いて迎え撃つ。
 高速重力アンカーを相手のブレードに当てて跳ね返す。

「やっと解ったぜ」

 ブレードを跳ね上げられた黒いヴァルム・ハーケンは腹ががら空きだ。
 俺は迷うことなく、そこへブレードを突き刺した。

「人間は迷い、恐れる。だが、その中でさえ希望を見出そうとする。だからこそ戦うんだ。感情無きパーツに
人間が負けることは決して無い!」

 ブレードを引き抜き、黒いヴァルム・ハーケンの爆発圏外へと距離を取った。
 数秒間続いた爆発。
 奴の残骸は、フィヨルド渓谷の底へと消えていった。
 だがこれで終わったわけではないはずだ。まだ、俺達が決着をつける場所がある。

125 :ムッシュ52型改 :2018/02/17(土) 22:32:41.46 ID:8oF/ODTa.net
 ベルゲン。
 その地に降り立つと、そこにはあの白髪で短髪、しわの深い老人が黒いスーツの男数人と待っていた。
 老人は俺達のヴァルム・ハーケンを見上げながら言った。

「ご苦労さま。さあ、その機体をこちらに渡してもらおうか」

 俺は機体から降りずに、老人に質問した。

「最初からこうなる事が判っていたんだよな?」
「……まあな。北欧同盟軍の開発したヴァルム・ハーケンの実戦テストを兼ねたかったのでね。
ああ、それからニューロン・クロスファイアリング・システムもな。さあ、機体と……その犬を渡してもらおう」

 やはり。機体とアイリスを運ぶのが目的だったのか。

「断る、と言ったら?」
「最初、君に言ったはずだよ。断れば……我々が困るという話になる。我々、A.Iユニオン。ヘキサゴンがね」

 上空からあの黒いヴァルム・ハーケンが3機、老人の後ろに降り立った。
 ヘキサゴンが俺を利用したっていうのか。
 その時、アイリスが笑いながら老人に言った。

「あははは! まだ私達動物の恐ろしさが解っていないようね? ねえ、ゲイル」
「ああ。A.Iはもっと、恐怖を学習した方がいい」

 俺はアサルトライフルで黒いヴァルム・ハーケンを狙い撃った。
 敵はアクティブシールドを展開させるが、弾はそれを突き破って命中した。
 老人は無表情のまま言った。

「ありえん。こんなことはありえん。なぜ我々人工知能が……人間共より優れた我々が」

 俺達は何も答えず、その場から去る。
 眼下に広がるフィヨルドの空を、俺達はただ東へと向かった。


「ねえゲイル。これから軍に戻るの?」
「さあな」
「じゃあさ、その前に私と交尾しようよ! ね?」
「はあ?」
「今さ、ネットワークショップで見つけたんだけど、最新のVRで動物との臨場感のあるセックスが……」
「あーもう! お前ちょっと黙ってろよ! 犬が人間とセックスとか……」
「なによ! トレーニング中に私の性器見て欲情してたくせに!」
「だからしてないっての!」 


 終わり

126 :梨大帝カール=ベールリグスタフエルフ3世 :2018/02/17(土) 22:38:49.94 ID:Pqb2sFza.net
>>125
まずは、お疲れ様
おもしろかった
船乗りのおっさん アイゼンハワァー見たいな奴を想像していたが、
以外と若いな
海軍飛行隊ならちょっとカタパルト欲しかったな

127 :梨大帝カール=ベールリグスタフエルフ3世 :2018/02/17(土) 22:40:59.50 ID:Pqb2sFza.net
テンプレ
ここは、短編オリジナル小説を発表するスレ
批評する前にまずは、書け

128 :駆け込み乗車はご遠慮ください :2018/02/17(土) 22:43:30.10 ID:Pqb2sFza.net
テンプレ
他の奴が書いてたら、終わりと書くまでまて

129 :ムッシュ52型改 :2018/02/17(土) 22:46:56.58 ID:8oF/ODTa.net
はい。
今回はもう、お題に引っ張られた感じですね。
だいたいスカンジナビア半島なんて生まれてこのかたじっと見たことが無い!
でも、「あ、景色奇麗……」なんてネット上でしばらく観光していました。

短編勢いスレなので設定や描写はもう、読者様の想像に頼るところがあります。
本当はこういうの、一番やっちゃいけないんだけどね。
ヴァルム・ハーケンはもう、好きな人型兵器を想像してください!w
ちなみに、私が想像してたのはヴァルケンですね。名前も似てるでしょ?
https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/41GuinOJmpL._SX342_.jpg

ユリオンとレイオン。
能動、受動体の光伝達物質です。昔の設定を引っ張ってきました。
これによってアイリスが喋れるようになりました。

今回は……本当に描写不足だったと思います。
とりあえず、主人公が負けそうなシーンではこれを聴いといてください。
https://www.youtube.com/watch?v=dGrVULT35wg
機動戦士ガンダムサンダーボルトっぽくなりますのでww

次こそは……恋愛ものを。描写少なめの。

130 :梨大帝カール=ベールリグスタフエルフ3世 :2018/02/17(土) 22:49:45.56 ID:Pqb2sFza.net
>>129
フィヨルド良いだろ

131 :ムッシュ52型改 :2018/02/17(土) 22:56:21.79 ID:8oF/ODTa.net
>>126
俺も海兵だから船! 退役軍人だから円満退役でジジイ!って思った。
けどそれだとのんびり釣りの話になっちゃいそうだったので。
あとフィヨルド!w どーすんだよこれ!と一瞬思ったけど、まあ
エリア88のオペレーションタイトロープ(知ってる?)をパクレばいいかなと。
空の話になるけどまあいいかと。
最新鋭機を盗む話は、超有名な『ファイヤーフォックス』から。

ちなみに、ノルウェー軍に海兵猟兵部隊という部隊は実在します。
地名も実在する地名だから、ここら辺通ったのかなーとか……お暇なら。

132 :梨大帝カール=ベールリグスタフエルフ3世 :2018/02/17(土) 23:03:07.81 ID:Pqb2sFza.net
>>131
複座式と言えば、海軍だからな
後、フィヨルドは、水深が深いから、結構デカイ船がいけるはず
フィヨルドに、ビスマスク停泊してた
後、北海って油田あるし
北国の船って、砕氷しないといけないから、デカイんだよな

133 :ムッシュ52型改 :2018/02/17(土) 23:05:24.60 ID:8oF/ODTa.net
>>130
いいね!行ってみたくなる

134 :梨大帝カール=ベールリグスタフエルフ3世 :2018/02/17(土) 23:10:33.69 ID:Pqb2sFza.net
しかし、北欧だから、白夜とか、極夜とか使えば良かったかもな
極夜の方はオーロラが見えそう
天候やばそうだけど
長い昼とか長い夜とか生かして欲しかったな
季節指定すれば良かったか?

135 :ムッシュ52型改 :2018/02/17(土) 23:28:24.75 ID:8oF/ODTa.net
渇いた言った。
渇いた声で、だな。渇いたっていうより、冷たい何かで表現した方が・・・。
ああ。。。他にも日本語になってない箇所が・・・。

136 :ムッシュ52型改 :2018/02/17(土) 23:29:59.43 ID:8oF/ODTa.net
>>134
そんなことしたら書けなくなるっての!w
いや、長編ならそういうのも入れると描写が濃くなって面白くなるね。

137 :梨大帝カール=ベールリグスタフエルフ3世 :2018/02/17(土) 23:33:44.59 ID:p7Nt2uJs.net
>>129
描写少なめって、会話形式か?

138 :ムッシュ52型改 :2018/02/17(土) 23:38:31.38 ID:8oF/ODTa.net
>>137
会話形式は極力避けたい。一応腐っても小説だしね。
まあセリフで解ってもらうのが一番だと思うけど、例えば
<〜は〜取ると、〜を背に〜を掲げて〜の様に〜と言った>とか。
こういうのも避けたい。
短編だからシンプルなのがいいなぁ。

139 :ムッシュ52型改 :2018/02/17(土) 23:41:29.81 ID:8oF/ODTa.net
あ、fairing になってる。
fireringだよな。怖い。勢いで推敲クソくらえは怖い。
ファイリングしてどうするんだ。w

140 :梨大帝カール=ベールリグスタフエルフ3世 :2018/02/17(土) 23:45:39.31 ID:p7Nt2uJs.net
>>138
少し不謹慎だが、片方目が見えない設定にしたらどうだ

141 :梨大帝カール=ベールリグスタフエルフ3世 :2018/02/17(土) 23:56:54.11 ID:p7Nt2uJs.net
>>140
いや、眼帯じゃなくて、視覚描写を無くすって事だ

142 :ムッシュ52型改 :2018/02/18(日) 01:10:23.81 ID:M/2NxMjZ.net
>>140
>>141
なんかもうガラスの仮面みたいになってきてるんだが・・・。俺は北島マヤかw

逆にそれを補う為に感情の描写が多くなって健常者にとっては
なんだかよくわからなくなるよ。三人称なら何とかなるか。

143 :ムッシュ52型改 :2018/02/18(日) 01:34:32.24 ID:M/2NxMjZ.net
たぶん、梨さんは気づいていると思うので
その他の人に向けて、長文を一つ。

今回の話もそうだけど小説の中で障碍者を扱うのは、読み手の許容も必要だと思う。
簡単に言えば、読み手も(もちろん書き手も)大人でなくてはならない。
作者としてそれを恐れていたら、何も書けなくなってしまうけどね。

昔自分の書いた『この放送は県立夏ヶ丘高校放送部がお送りいたします! 』って
作品がある。まあタイトル通り、放送部のお話。
この話の中に片耳難聴の子と、舌小帯短縮症の子が出てくるのね。
それこそ不謹慎だけど、アナウンスにとって最大の弱点だから面白くなるってね。
片耳難聴の子の設定を作る時は、それはもうネットだけだけどかなりの量の資料を集めました。
恥ずかしい話、キャラクターと一緒に補聴器を選ぶような感覚にまでなりました。
舌小帯短縮症の子。実は俺、軽度の舌小帯短縮症です。これは障碍ってほどでもないけど。
だからキャラを作る時はラリルレロが上手く言えない、甘えたような声になるって
自然に作れたし、突っ込まれた時は言い返せるものも持っていた。
だから何だ、と言われてしまえばそれまでですが、書くならそれほどの覚悟と
伝えたい強い意思を持たないとね。

今回、左腕が無い傷痍軍人の話でした。
別にガンダムサンボルに影響されたとかはなくって、ファントムペインを扱いたかった。
欠損した手足が痛んだり痺れたりっていうあれね。
これも本当は簡単に書ける話じゃない。でもあえて扱ったのは、どうしても治せない
傷(心の傷もね)をアイリスがいかにしてサポートしてあげられるかを書きたかった。
簡単に言えば、ゲイル中尉は心にもファントムペインがあった、という事です。
前の戦いで失ったのは、左腕だけじゃないはずです。
希望という名のファントムペインは、ゲイルをいつまでも苦しめていました。
だから希望を与えてあげる役割、という事で花言葉からアイリスと名付けました。
長編だったら絶対に自分の口からは言わせ無いですけどねw

作者の表現力不足で伝わらないかな〜と。そういう意味での描写不足だったわけです。
次回は頑張ります。たぶん。w

144 :ムッシュ52型改 :2018/02/19(月) 00:08:14.65 ID:neJgppat.net
保守上げ

145 :史上最強の日立エレベーター(蒲 優太) :2018/02/19(月) 00:19:12.87 ID:9IjjEdxr.net
テンガ

146 :ムッシュ52型改 :2018/02/21(水) 23:58:05.06 ID:Tu9j3o0O.net
保守上げ

147 :小糸包丁灯器 :2018/02/22(木) 00:05:25.07 ID:z+CVgqvT.net
ホーケイ

148 :ひよこ名無しさん:2018/02/22(木) 12:17:24.08 ID:71OzDVzf.net
実はこのスレ
1000人ぐらい読者がいます

149 :ひよこ名無しさん:2018/02/22(木) 12:38:52.53 ID:2Pb/SrYo.net
嘘です 三人だけです

150 :ムッシュ52型改 :2018/02/22(木) 16:36:17.30 ID:1levK80z.net
>>148
いたら怖いわ!!
>>149
俺を含めて3人な。(うち一人ロボット)

151 :ムッシュ52型改 :2018/02/22(木) 16:47:34.73 ID:1levK80z.net
今回は、気軽に小説を書いてここに投稿してもらいたい
という事でね、初心者が教える初心者向け小説書き講座。
そういうのは大作家がやれ? 知るかハゲ。ハーゲ。
まずはこの順に従って書いてみてください。

・ジャンルを決める
 適当に何でもいいです。

・あらすじとかオチを決める
 適当でいいです。

・キャラクターを決める
 適当でいいです。

・書く
 書けば何でもいいです。

・見直す
 このスレの場合不要です。
 

すご〜く簡単! ですので書いてみてくださいね。書けよハーゲ。

152 :ムッシュ52型改 :2018/02/22(木) 17:43:25.17 ID:1levK80z.net
ダメなの?
じゃあ少し真面目に。勢いで一緒に考えていきましょう。

まず最初に、こういうシーンが書きたい! というのを決めるといいです。
最後に地球がぶっ壊れる横山光輝のマーズみたいなオチが書きたいとか(ネタばれ)
最後に宇宙がぶっ壊れる伝説巨人イデオンみたいなオチが書きたいとか(ネタばれ)
なんだって自由です。まずここから始めます。

で、そのシーンに必要な骨組みをどこからか持ってきます。
骨組みです。骨に付いた肉まで持ってくると、ドロボーになりますので注意。
よく「本を読みなさい! 読まなきゃおっぱい触るぞ!」等と幼い頃言われたかと思います。
これは別に児童文学書に限った事ではないです。
アニメ、漫画、ドラマ、映画(洋画邦画どちらも)、落語・・・・・何でもいいのですが
<最後まで>読み聴きするのが大切なのです。
そうすると、骨組みはだいたい決まっていると理解するようになります。
これが理解できてないと、
『あー!俺の書いた話ってオリジナリティがねえんだよ!』
『こいつの作品ってさ、北斗の拳じゃん。二番煎じじゃん。煎じちゃってるじゃん』
何てことしか言わない人間になります。
世の中の創作物は、骨組みと肉付けはほとんど一緒で、味付けが人それぞれってだけです。
それが受け取られてはじめて美味い不味い、の話になるわけです。
もっと簡単に言うと
<お前の作ったラーメンはラーメンで、ラーヒョンとかいう新しい食べ物ではない>
ということです。
えーと話が逸れましたが、骨組みはどこから持ってくるのか、もうお解りですよね?
君が今まで読み聴きした、物語の中から持ってきましょうか。
北斗の拳? いいでしょう! 上等です! ホァタ! 

次に、みんな大好き〜!キャラクター設定をします。
これはもうね、大体俺らみたいな初心者は『完全無欠のロックンローラー』を作りますね。
ここ重要。『弱気なんだけど何故か蓬莱月心流の伝承者で、150センチくらいの
小さな女の子なんだけど無敵の強さを誇る剣士』とか作っちゃいます。
俺です。
最近の流行で、<苦労せずともなんかできちゃう俺> <ココだとできる俺>
っていうキャラもいますが<できないけど何かプラスすると出来る>キャラにしてみましょう。

153 :ムッシュ52型改 :2018/02/22(木) 18:22:37.10 ID:1levK80z.net
ベースが完全無欠なら<何かされると出来なくなる>キャラにしてみましょう。
キャラクターは弱点を持った方が親近感が湧き、ピンチの時はハラハラし、出来た時は
達成感が共有できるのです。お得でしょ?

えーと次は、なんだっけ。ああそうね、プロットよね。
書きたいシーンをベースに話を膨らませます。ここでオチも決めておくといいですよ。
プロットって言うと難しい感じに思えますが簡単です。物語の筋です。スージー。
設計図みたいなものです。
『こういう世界なこいつが→こうだから→こうなって→こうなっちゃいました!w』
もう全部決めちゃいます。これはブロックとして考えるといいです。
<冒頭。キャラや舞台背景の説明など>――<書きたい部分のお膳立て>――<書きたい部分>――<オチ>   
起承転結? 何それ。ハーゲ。
それが解ってるならもう書けるだろうがって話よ。

そして書く。
冒頭は『私、観音崎 葵! 12才!』
こういうのはやめましょう・・・。すんげえ簡単だけど。やめましょう。あと
『俺の名は阮滓驍 蓑屡屠。17だ。よろしくな・・・・って俺は誰に挨拶してるんだ(w』
止めてください!!お願いだから!!!アニメじゃないんだから読めない!!!

 

154 :ムッシュ52型改 :2018/02/22(木) 18:44:23.34 ID:1levK80z.net
つらつらと偉そうなこと書きましたが、まあプロになるわけじゃねえんだから。
これがお金になるのなら、こんなん考えずともめっちゃ真剣に書くはずですから。
いいんだよ。結局は

・お話を書く
 適当でいいんです。

特に、このスレはね。
誰もいないうちに、パパっと書いて自己満足に浸る。
そんなスレですから。

155 :ムッシュ52型改 :2018/02/22(木) 19:55:07.43 ID:1levK80z.net
は、が、も、を、
気にしないでいいです。スレ立てた俺も間違ってますので。
日本語チョトタベレマース! それでOK。
勢い重視。

156 :ひよこ名無しさん:2018/02/23(金) 04:33:20.47 ID:RqGqrCSu.net
トラウマ必至のホラー書いてよ

157 :ムッシュ52型改 :2018/02/24(土) 08:46:44.02 ID:3+TbobXX.net
>>156
これは難しいなーw
まず俺、怖いの苦手なんだけど。
ブレアウィッチプロジェクト観て、ガクガク震えながら映画館出たくらいなんだけど。
リング観て(らせんはそうでもなかった)、ガクガク震えながら映画館出たくらいなんだけど。
なんか考えとくよ。

158 :挿絵提供これで書けスネークは子供作れない :2018/02/24(土) 10:56:07.46 ID:xpItrdqa.net
        ______ こちらスネーク
      /  /  /| 潜入に成功した
     _|  ̄ ̄ ̄ ̄|  |___
   /  |_____|/  /
    ̄ ̄  |し  |  ̄ ̄
        し⌒ J


     /\_彡⌒ ミ__  これよりハゲに対する
     \/(`・ω・´) /\ 誹謗中傷の監視を行う
     _|  ̄ ̄ ̄ ̄|\/_
   /  |_____|/ ̄/
    ̄ ̄        ̄ ̄

159 :最近彼女出来ました :2018/02/24(土) 10:57:07.16 ID:xpItrdqa.net
>>158
ゲームの二次創作小説コメディ

160 :最近彼女出来ました :2018/02/24(土) 11:37:01.15 ID:xpItrdqa.net
>>68
イプシロン級中型無限潜航挺
そういえ、デルタ級潜水艦あったな
そういえば、ε-δ 論法思い出すな
イメージとして極限で
lim(x→a)f(x)=bを書くと
∀ε>0、∃δ>0 s.t ∀x∈R、0<|x-a|<δ⇒|f(x)-b|<ε
εは任意の正の数であるから、上の条件式で言うと
εは有限の値であるが、好きなだけ小さく選んでよいという条件が
あるわけよ
それで、イプシロンロケットってどんどん小型化を
妥協することなく、続けて行こうって意思を感じた分けよ
まさに、理想を追い求める感じ

イプシロン級中型無限潜航挺←ファッッ中型
いや、ε任意の正の数だから、別に良いんだけどね
せっかく任意に選べるんだからさ、もうちょっと選んで欲しかったね
εに対して俺が勝手に抱くイメージなんだけどもね

161 :ムッシュ52型改 :2018/02/24(土) 13:38:53.75 ID:3+TbobXX.net
>>160
じゃあオミクロンで。ファイでもローでもいいや。
まず最初に言いたいのは、これはSFで飛来する物体は未知のものですという事。
まあ文字にイメージを持たれてる方に対しては、君の言うそういう設定を乗せないと
可笑しなことになるって例だね。

162 :ムッシュ52型改 :2018/02/24(土) 14:09:33.22 ID:3+TbobXX.net
じゃあついでに
【初心者向き! 創作における設定について】

俺の創作した世界ではよく『エーテル』を使う。
エーテルって言うとFFなどの回復アイテムでおなじみだし、トップをねらえのエーテル宇宙を
思い浮かべる方もいるだろう。もともと、エーテルなんてものはアリストテレスの第五元素で
実はこの世に無いもの。
『大気中のエクスパンジエーテル濃度が20%を切った! こいつ、エーテルを
自由に操れるというのか!』
っていうセリフを書いてるのよ。まあ上の一番最初のSFで切り落とした部分なんだけどね。
FF好きの読者なら『え? 魔法回復すんの?w 何エーテルってw』
トップ好きの読者なら『パクリじゃん。エーテル宇宙なんて実際ないしw』
って事になりかねない。
<expunge ether>正しくはエクスパウンジ エーテル。
まあ単純にエーテルを消すモノ。エーテル エクスパウンジでもいいんだけどね。
モノも言葉も創作物。間違った用法でも、俺としてはカッコよければ何でも使います。
外人に笑われようが、英語が堪能な日本人に貶されようが使います。
それじゃダメだろ? 逆に聞くけど、どうしてダメなの?

面白い例を一つ。
昔、『kat's run』というゲームがありました。軽自動車のゲームです。
そのステッカーをバイクに貼っていたところ、どこかのお姉さんが連れの人に
「kat's runだって。KじゃなくてCでしょw」
なんて言ってましたね。まあそのステッカーにはちゃんと猫の足跡も付いてましたしね。
KカーだからKなのにね。知らなきゃそう思われても仕方ないよね。
なぜKなのか。知るにはそのゲームをプレイしなきゃなりません。
知らなきゃ「猫はCAT」。知れば「Kカーが猫の様にって感じね!」と。
俺の創作では、そういう体験が根底にあるので間違っていようがお構いなしです。

163 :ムッシュ52型改 :2018/02/24(土) 14:37:37.06 ID:3+TbobXX.net
ニューロンも使います、タキオンも自分解釈、設定で使います。
タキオンをガードするタキオンガードも存在します。おいおい。
お話の辻褄が合わないのはマズイですが、自分の世界で自分が責任を取れる
納得できる設定や言葉なら何を使っても構わないと思います。

設定の決め方の例。
異世界に飛ばされた少年たちが、ロボットに乗って戦う話〜としてください。
ヴァイスという未知の魔法石をロボットに組み込んで動かす。そんなありがちの機構。
マーベリックス(MAVERECS)
マニューバ・アンド・ヴァイス・イフェクト・リアクティブ・コントロール・システム。
だいたい、マーベリックス(異端者)のスペルが違います。
だから? もともとイフェクト・リアクティブの部分が略すにはおかしいですよ。
でも異世界から来た異端者が乗るロボとして、あえて似通った言葉を付けました。

ただ単に、カッコいいからで名前を設定してません。
その魔法石とは、魔術師が死に際に呪文を唱えて魔力を封印したもの。
封印するのもちゃんと理由があって、エクスパンジエーテルの影響で魔法が使えなくなった
魔法使いたちの最後の手段として、後世に魔術式を残す為に全てを石に封印します。
それがヴァイスです。
ヴァイス石はデバイス。しかしその構造は明らかにされていなくて、その世界では
ただの謎のエネルギー源です。
ここまでにしておきましょうか。
さて、どのくらいの人が最後までこの設定話を読んでくれたでしょう?
まあ、3人しかいないからなこのスレ。
いや、人が集まる所でこの設定をつらつらと書いたとしても、ようわかんないこんな話を
理解するでしょうか。設定とはそこなんですね。
こんなものを書かなくてもいいんです。ただ、細かく考えて覚えていた方がいいという事です。

外人が街中で「便所」と漢字で書かれたTシャツを着ていたとしましょう。
笑いますかね。笑うのを堪えてまず、誰がどのように何の為に作ったのか想像してみます。
この場合、誰が作者で読者なんでしょう。
便所Tシャツの製作意図はどうであれ、着てる外人のストーリーはその外人の中で
展開されています。

164 :ムッシュ52型改 :2018/02/24(土) 15:01:56.08 ID:3+TbobXX.net
受け取る方がカッコいいと思えば第三者の誰が何と言おうと、作者の大成功です。
カッコ悪い、間違ってる、意味がないとするモノが大きいと思われるなら
作者の大失敗でしょう。
ただそれだけです。

設定を作るなら、間違っていようが自分の納得したものを。
恐れず、話にそれを乗せましょう。
得体のしれないものをどんどん作りましょう。
ガッチガチの専門的な知識なんて、お話づくりの邪魔にしかならないですよ。
じゃあ地球を破壊する兵器に「トイレ」と名付けてもいいか。
どうぞ。それが自分で納得するならそれで構わないと思います。
科学的な検証や物理的な辻褄とかは、連載が決まるだとか、書籍化になるだとか
アニメ化になるだとか・・・・そういう場合に大人がたくさん集まっている場でやりましょうや。

蛇足ですが、一応イプシロン級の話。
それじゃウルトラセブンに出てくるウルトラホーク。γ機はガンマ関数か何か絡んでるの?
って話になる。
実在したミズーリ級。一般人には想像できません。
ならば、
「ベストラーダ級の二倍です!」
「何!? 地球を破壊したあのベストラーダ級の二倍だと!?」
としても全然かまわない。
ちなみに、ベストラーダなんて今適当に付けました。その後ググりました。
レインゴー社の日本総代理店のベストラーダにお勤めの皆さんがこれ読んだら
大爆笑でしょうね。(失笑?)
設定なんてそんなもんです。

165 :ムッシュ52型改 :2018/02/24(土) 15:03:10.45 ID:3+TbobXX.net
ごめん、アイオワ級ね。

166 :最近彼女出来ました :2018/02/24(土) 15:37:50.92 ID:xpItrdqa.net
最近の流行りは挿絵付きだぜ

167 :最近彼女出来ました :2018/02/24(土) 19:58:54.99 ID:xpItrdqa.net
>>161
いや、εなら、小型じゃねと言いたい訳で

168 :ムッシュ52型改 :2018/02/24(土) 21:58:10.38 ID:3+TbobXX.net
>>167
「いや」じゃなくて作者の意図を読んでくれないと、何を書いてもその理論で
可笑しい可笑しいとなる。
でだ、もうこれで終わりにしたいのね、だから上の長文を書いたんだ。

169 :ムッシュ52型改 :2018/02/24(土) 21:59:04.22 ID:3+TbobXX.net
でさ、煽りスレの人でしょ?
もうあぼーんしていいかな。

170 :ムッシュ52型改 :2018/02/24(土) 22:33:30.98 ID:3+TbobXX.net
【初心者向け講座。指摘厨の対応】
創作物を発表すると必ず、こういったものを指摘してくる人がいる。
やり取りを全部読んだかは知らないけど、どーーーーーーーでもいいことです。
対応としてはまず自分の言いたいことを全部言います。
あとはスルー。

これ、相手を褒めたりするとどんどん自分の創作意欲が失われます。
自分の設定っておかしいかな?とか、知識が足りないのかな?とかね。
相手はそれを望んでいます。でなければ、ただ単に自分の頭の良さをひけらかせたい
だけの人です。ですので、言い返せばこの通りです。

よく彼のレスを読んでください。
話のどこが良かったのか悪かったのか、今まで何か書いていましたか?
面白かった。鼻をほじりながらでも言えます。
そういう事です。

仮にイプシロンが小型をイメージするものだとしても、俺の世界では違います。
有名な話。巨人と小人。
二種類しか存在しない場合にこの関係は<絶対的>に成り立つ。
しかし、巨人よりも少し大きい巨人、小人より少し小さい小人が存在する場合はどうでしょう。
少し大きな巨人より大きな巨人がいたら、それは巨人と呼べるのか。
じゃあそれを基準とするものは?
イプシロンで基準を作るのは読者の勝手ですが、設定や世界を作るのは作者です。
設定クソくらえのスレですが、自分としては表現するモノについては設定を決めます。
このギリシャ文字は単純に、大きさの基準として順番に使っているに過ぎない。
ただそれだけのものです。彼も解っていてそれを突いているのです。

設定の話にも通じるのですが、基準とはその世界の人間が決めるものです。
それが<相対的>です。相対的なものが存在する、絶対的な世界。
それが創作物です。それを知っていれば、創作は怖くありません。
長文で荒れるのを望んでいるのか、知識をひけらかしたいのか。
とにかく、発表の場でこういうことが起こったら出来るだけスルーしましょう。

次からは作品を投稿していきますね。

171 :ひよこ名無しさん:2018/02/25(日) 09:41:42.13 ID:B3PwzMID.net
そろそろエロいのくるな

172 :ぺこたん :2018/02/25(日) 20:45:06.24 ID:OhH+VHIY.net
>>125
完全に好みの問題だと思うのですが、私はどちらかというと
戦隊モノ?というのかな?宇宙船とかでてくるザSFみたいなのが
苦手っぽいんだけど、これは挫折する事なく最後まで楽しんで読めた
終わりかたもサラッとしてて、長さも丁度良い感じがしました

交尾好きのシベリアンハスキーって面白い

173 :ひよこ名無しさん:2018/02/26(月) 02:09:57.28 ID:TuNm3B6p.net
ムッシュの新作も楽しみだが
ぺこたんの処女作にも期待している俺ガイル

174 :ひよこ名無しさん:2018/02/26(月) 13:25:36.16 ID:549o2rP8.net
そろそろエロいSSで自作小説童貞すてたくなった人もいるかもしらんから一応紹介
【PINKちゃんねるは18歳未満立ち入り禁止】

エロパロ&文章創作板
http://mercury.bbspink.com/eroparo/

175 :ぺこたん :2018/02/26(月) 22:23:02.82 ID:VPXczvfm.net
>>173
私ねえ、何かを創るって事がとことんダメな人間なのよ
演じるのは大好きなんだけど台本書くのは無理
苦手じゃなくて無理


なので本当に純粋に読んだ感想書いてるだけの素人で申し訳ない

176 :ひよこ名無しさん:2018/02/26(月) 23:51:44.38 ID:TuNm3B6p.net
>>175
ならばムッシュのエロ小説をぺこたんが朗読すればいいわけか
ぺこたんラジオの新企画だな!

177 :ムッシュ52型改 :2018/03/03(土) 20:05:26.61 ID:FJ9FAte0.net
なんとか保守しにk

178 :ムッシュ52型改 :2018/03/03(土) 22:34:51.07 ID:FJ9FAte0.net
必ず戻ってくるぞ・・・

179 :ひよこ名無しさん:2018/03/03(土) 22:41:01.51 ID:ryf59aV3.net
>>178
帰れ

180 :ひよこ名無しさん:2018/03/03(土) 22:42:37.09 ID:x7DtJypE.net
>>178
パソコン新しく組んだんだっけ?
そんなに苦労してんのかよ

181 :ぺこたん :2018/03/04(日) 22:16:12.81 ID:iW1gMV++.net
ムッシュの初心者講座見て思ったんだけど、私は漫画とかアニメとか
小説とか児童書とかそういうのにほとんど触れてこなかった人生だったなって。
だからかは分からないけど、表現力や語彙力が乏しいのかなって。
なので自分でSFのような世界を創り出すのは無理っぽい。
じゃあ私が書けるのは何か。
自分の身の回りに起こる事しか無いわけです。
って事で小説にはならないかもしれないけど書いてみよーかな。

>>178
早く帰って来てー

182 :ひよこ名無しさん:2018/03/06(火) 03:06:16.25 ID:cllMnq5E.net
>>178
帰れ

183 :ひよこ名無しさん:2018/03/06(火) 03:09:43.07 ID:ckzMMmmD.net
ひづけかえてよ

184 :Amerikan:2018/03/07(水) 20:23:49.14 ID:ktLhRu23.net
私は、何をしていたのだろうか。
今まで、長い眠りについていた覚えが有ったが、それは確かだろうか。

私はベッドから出た。

もう6時か..。私は、親がいない。
いつも自分で御飯を作る。
今日は、焼き餃子と、白飯だ。
私は、16歳、学校には行っていない。
両親は、私が5歳の時謎の事件にあって死んだ。その時から、一回も笑った事も、泣いた事も無かった。
今日は、私の誕生日。
しかし一人だけの誕生日だ。
しかも、ケーキも買っていない。
そして、私は眠りについた。

185 :ぺこたん :2018/03/09(金) 20:40:18.41 ID:YWvE5NHY.net
一応書いてみたんですが、自分で見返して小説にはなってないように思います。
エッセイとも違うし・・・。
事実を少しいじって書いてみました。

186 :ぺこたん :2018/03/09(金) 20:41:58.48 ID:YWvE5NHY.net
【ジャンル】日常?



 結婚して二年、私は旦那の実家でお姑さんと同居している。お舅さんは既に
他界されており、お目にかかることができず残念だった。子供が産まれ、
子育てに追われながらも幸せな日々を過ごしている。
そして、私が嫁いだこの家にはもう一人、いやもう一匹、この家のヌシとも
呼べる存在がいる。
猫のタマである。
私自身元々猫好きで自分の実家でも猫二匹を飼っていたので、嫁いだ先にも
猫がいるのはとても嬉しいなと思っていた。
だがこのタマは人見知りが激しく既にこの家で19年も飼われているせい
なのか、自分がこの家で一番偉いと言わんばかりで、私の事も中々認めては
くれなかった。
私がコタツに足を入れようものなら噛み付かれ、居間でゴロンと横になると
なぜお前がここにいるんだとフーフー威嚇された。そのうち慣れてくれる
だろうと、「タマ〜、タマちゃん!」と呼びかけて近づいてみるも猫パンチを
喰らい、挙げ句の果てには旦那に、タマのストレスになるからあまり関わら
ないであげてと言われる始末。
なんなんだ全く!という気分だった。
一緒に暮らしてみて段々分かったのだが、タマの中ではこの家で一番
偉いのがタマ自身で、次いでお義母さん、旦那の順で私はお手伝いさん
扱いのようだった。
ところがその関係性が明らかに変わったと思える瞬間があった。
私が出産を控え、産休に入って毎日家に居るようになりさすがに最初の頃の
ような威嚇は無くなっていたのだが、出産を終え、一週間の入院から家に
帰ってきた時のことである。
私が家に入ろうとドアを開けると玄関にタマがいた。一瞬びっくりしたが、
構わず靴を脱いで上がるとなんと私の足元に来てスリスリと甘えてきた
のである。
なんということだろうと思った。こんな日が来るなんて想像もしてなかった。
とにかく私はその時、なんとも言えない感情になりひたすらタマの頭を撫でた。
やっと家族の一員として認められたような気がして嬉しかった。それからと
いうもの、タマはしょっちゅう私に甘えてくるようになった。
まだ産まれて間もない赤ん坊には今の所興味すら無いらしい。

そのうち子供が歩けるようになったらタマを追いかけ回すのかなと想像したら、
少し楽しくなった。

187 :接続詞マイスター:2018/03/10(土) 17:27:03.93 ID:QMSfyOXD.net
>>186
旦那w

188 :ひよこ名無しさん:2018/03/10(土) 17:28:45.78 ID:vWsuqZrh.net
感想は書かないけど
全部読んでるぜ

189 :ひよこ名無しさん:2018/03/12(月) 21:15:20.50 ID:OihoNNmj.net
睡眠薬で眠らされた女子アナは、気が付くとノースリーブの姿のままで、両腕を万歳の格好で手首を天井からのロープで縛られていた。手首を拘束する部分の留め具は、
傷が付かないように、柔らかいビロードでできていた。また、綺麗に手入れをしているとはいえ、脇腹を無防備に晒していることは、彼女に一層の不安をつのらせた。
そして見知らぬ男が部屋に入ってきた。

「君の体を傷つけるつもりはないから安心したまえ。体に傷をつけずに、君の悶える姿を見せてもらうぞ。」

体を傷つけないまま悶えさせるとは、一体私をどうするつもりなのか?女子アナは一層の恐怖を感じた。
変な責めを受けるぐらいなら、いっそひと思いに犯される方がましだ。

男は、「女性の体を傷つけずに責める方法は何が一番効果的だと思うかね?」とたずねた。
「、、、、」女子アナが沈黙していると、男は続けた。

「それは、くすぐり責めだ。くすぐられた時は、たまらないが、どんなに擽ったい思いをしても、体には何も傷跡も残らないし、
その擽ったい感覚も、くすぐりが終わった後は残らない。次は君の全身の弱点をくすぐって、君がどう悶えるかを、とっくりと見させてもらう。
まずはここからだ」

と言って、彼女のさらけ出された脇腹を絵筆でくすぐり始めた。その擽ったさに「きゃあー、やめて!」と叫び、のたうち回った。

つづく

190 :ひよこ名無しさん:2018/03/13(火) 07:56:55.28 ID:GRgp189n.net
うむ
つづけたまえ

191 :ひよこ名無しさん:2018/03/13(火) 18:54:27.66 ID:0enFgnqd.net
女子アナは、全身が性感帯の擽ったがり屋である。両手両足の自由を奪われたままで擽られるのだから、たまったものではない。
朝、ノースリープにしようか、袖付きにしようかさんざん迷った挙句に、ノースリープを着てきたことを心から悔いた。
脇の下があらわになり、男のくすぐり責めをまともに受けざるをえないのである。 くすぐり責めは20分ほど続いた。
女子アナはくすぐったさで、のたうち回ったので、息も絶え絶えになっていた。男は、「よし、しばらく休憩だ、10分後に、
別の責めを開始する」と言って男は部屋を出ていった。

その別の責めがどれほど酷いものか、女子アナはこの時は想像すらしなかった。(続く)

192 :ひよこ名無しさん:2018/03/14(水) 03:07:32.39 ID:Wdrrcxqa.net
更につづけたまえ

193 :ひよこ名無しさん:2018/03/14(水) 07:27:22.91 ID:66B5xUy4.net
才色兼備の女子アナを見ると、SM作家の巨匠である、故団鬼六の小説を思い出してしまう。 昔読んだ氏の小説では美人で、 第一線で活躍する才色兼備の女性が姦計にはまり、 囚われの身となって性的な責めを受ける姿を描いたものもあり、
女子アナが毒牙にかかるという設定の小説もあった。

売れっ子の女子アナが正月の新年会にテレビ局の社長の自宅に招かれ、出されたお茶に睡眠薬が入っているとは知らずに飲んだ後、眠気に襲われ、気が付くと、衣服はすべて剥ぎ取られ、ベッドに全裸で大の字に縛りつけられていた。

そこから、社長の責めが始まる。羽根毛や絵筆によるくすぐり責め、素手による全身のマッサージ、乳房揉み、その後は強烈な刺激を与えるバイブレーターによる全身の性感帯攻撃と続き、女子アナは懸命にもがき抵抗するのだが、
責めを受けた若い女体は意思とは逆に正直に反応し、徐々に登りつめ、恥ずかしいい絶頂に追い込まれる、という設定だった。

194 :ひよこ名無しさん:2018/03/14(水) 07:32:03.67 ID:66B5xUy4.net
その後、女子アナが地下室に特設されたSMルームへ連れていかれ、産婦人科の内診台で、大股開きで括り付けられ、陰毛を剃毛され、そして浣腸を施され、トイレに行かせくれるように哀願するが、
行かせてもらえず、ついに社長の前で排泄するという、この上ない羞恥図を展開することになる。 そして女子アナは夜中に解放されるのだ.

責めを加えた社長は、この女子アナが翌日どのような表情でテレビに出るのかを楽しみにしていた。 しかしその小説では、女子アナは翌日テレビに出演せず、代替の女子アナが出ていた。

それをテレビで見た社長は「無理もないな、あれだけの骨身にこたえる責めを受けた翌日だから、 生出演は無理だろう」 と内心喜ぶ設定になっていた。

ここからは読者へのお尋ねだが、もし、本当に各局の美人女子アナが同じような責めを受けたら、 翌日はどうなっているだろうか?出演は無理だろうか?

それとも、元気な笑顔で通常通り番組に出演するのだろうか? 

195 :ひよこ名無しさん:2018/03/15(木) 11:20:20.70 ID:RCVSpAsB.net
>>194
そらプロだもの
通常営業だろ
プレイを理由に番組に穴あける女子アナ見たことないし

それにしてもくすぐりプレイからスカトロとは飛躍したなw

196 :ひよこ名無しさん:2018/03/15(木) 12:39:07.77 ID:lAXvK1qJ.net
後日この女子アナは、社長宅に呼ばれ、そこでポルノ映画のモデルになって出演することを要求される。もちろん女子アナは、そんな要求はつっぱねて、帰ろうとするが、社長は「これを見れば気が変るだろう」と言い、ビデオのスイッチを入れた。
画面には過日の責めの一部始終が映し出された。絶頂を迎える瞬間、排泄時の模様など、過日の責めはすべて録画されていたのだ。

それを見た瞬間、それまで気丈な態度を取っていた女子アナは泣き崩れ、「嫌!消して!」と叫び続け、その場に泣き崩れた。
そしてそんな自分の露わな恥ずかしい姿を公開されたら困るため、社長の要求に従わざるをえなくなったのである。

ここからは空想だが、もし本物の女子アナだったら、どうするだろうか? 要求に従いポルノ映画に出演するだろうか? それとも、恥ずかしい動画が公開されても平気だろうか?

197 :ひよこ名無しさん:2018/03/20(火) 08:35:29.92 ID:ZdNBHWPa.net
191のつづき

女子アナは今度は産婦人科で使う内寝台に括り付けられてしまった。

「もう気が済んだでしょう!もう帰して下さい。」と、いって内診台で自分の体を拘束しているベルトをはずすように、要求した。しかし男は、

「いや、これで終わりではない。これから君に生まれたままの姿になってもらう。」 と薄笑いを浮かべた。

女子アナは耳を疑った。自分はすでに全裸で内診台に括り付けられている。その上、生まれたままの姿にするとは一体私をどうするつもりなのか?

「私をこんな全裸の姿にしておきながら、生まれたままの姿にするとは、あなたは何を考えているのですか?」と呆れた表情で尋ねた。

すると男は「全裸とは言っていない。生まれたままの姿にすると言ったのだ。」 と言った。

女子アナは意味が理解できないでいると、男は続けた。

「性器周辺のこのヘアーは、いい生えっぷりだね。 しかし、生まれた時は、こんなフサフサしたヘアーはなかったはずだ。
だから生まれたままの 姿になってもらうのだ。」

生まれたままの姿にするというのは、この男はまさか!! 女子アナは恐怖心で心が凍りそうになった。

 (つづく)

198 :素直 :2018/03/20(火) 22:55:58.37 ID:NEe8IGit.net
ーとある世界。
魔物がいたり剣とか魔法とか使う世界。

そんな中で1番大きな国の城の王子様がおりました。
信じられないぐらい超イケメンハンサムビューティーな若王子クリス。
幼い頃からのあらゆる面で稽古をつけられていた。
元々の全てにおいて器用にこなす天性の素質に加え一流の師範による稽古と尋常ではない努力量。
環境、金額面や立場から既に輝かしい未来が確約されている。

そんな若王子がとある魔法学校に入学した。

同クラスからは期待や尊敬や嫉妬羨望の眼差しが毎日のように王子に刺さる。
王子はそれに浮かれることなく高慢にもならず、関わった者の中に悪くいう人は皆無。
多くの信頼を獲得していく。
だが、極少数であるが快く思ってない輩もいる。それは全て嫉妬によるものだ。
例えば
クリスと比べると格段に劣るものの、とある城の王様チンコシ(17)。
そう、外面はニコニコしてて甘いマスクであるが、クリスと違って内心ドロドロだ。
クリスが転入して来る前はその視線はチンコシが集めていた。
そして両思いだったキョウコちゃんの視線までも奪われたとなると甘いマスクにヒビが入るかとおもったものだった。
そして魔物の長、打倒魔王の身分である勇者の称号までも盗られた。

「クリスを許さない」

ある日誓った。
クリスの全てを奪ってやる。

199 :素直:2018/03/20(火) 23:21:30.93 ID:NEe8IGit.net
チンコシはその機会をずっと狙っていた。
クリスを痛い目に合わせてやる機会を。

ある日オークがたくさん村を来た。
俺が討伐軍に参加した。幸運にもクリスも一緒だった。
俺はなんとか隙を狙ってこの一見サッパリとした“毒”を浴びせてやりたいと思ってたが、クリスは隙を見せなかった。

ある日ガーゴイルの軍団が攻めてきた。
クリスは隙を見せなかった。

ある日、、、

そういうことが多々あるが、一度もやる機会がなかった。
ただ俺はクリスの近くにいて仲のいいふりをしているだけだった。
だが俺はいつかお前に恥を書かせてやりたいと思っている。

ある日クリスは俺に言った。
「チンコシには背中を預けられる。友だ」と。

俺は笑った。

ある時魔物の群れがある村を襲った。
魔物の動きが活発化されていたからか、数がこれまでの十数倍。
とても俺たちの軍団では相手ができなかった。
一時撤退を余儀なくされたが、(住民を)見捨てろというのか!とクリスは叫んだ。
無理なものは無理だ支援を待てと言ってやった。
だがクリスは狂ったように魔物の群れを相手にする。
その場は土や風が起き、まるで嵐だ。
普段の温和な表情からは変わって鬼のような表情でその姿は戦鬼。

俺は視線を奪われ、それが隙を与えることとなった。

「危ない!」ぎぃいいいん!!

何が起きたか。そう、俺は庇われた。

当然という表情で立つ。
村人の悲鳴が大きくなり何事かと視線を向けるとでかい鬼がいた。

魔王の手下の鬼の魔人だった。

クリスの視線の先には鬼。すでに剣を向けている。
尻餅をつくチンコシと、かばうように背中を俺に向け鬼と対峙するクリス。

実力の差を表したようで、チンコはとても情けない気持ちになった。

死闘を繰り広げ、見事に鬼を撃ち、残る魔物の群れは撤退していった。

クリスは一気に膝から落ち「疲れたー」と言って仰向けになった。

クリスと討伐軍に選ばれてこき3ヶ月、始めてクリスは大きな隙を見せた。

俺を助け村の被害を最小限に止めたクリスの、勇者の姿は満身創痍でその場で眠りについた。

毒の入った便をクリスの顔に掛けた。

200 :素直:2018/03/20(火) 23:45:41.07 ID:NEe8IGit.net
「ぎゃああああああああ!!!!」

悲鳴がする。クリスの悲鳴だ
転げ回る。痛そうに。虫みたいだ。
さっきまでの格好のいい勇者の姿が嘘みたいでただ滑稽だった。
顔が変形していくドロドロと。

「助けて」

チンに懇願するがチンは聞かない、
チン「お前のこと嫌いだったんだよ」

この毒は伝説の毒虫からとったとても貴重な毒だ。すぐに色を変え形を変える。
この日は残りの住民の手によって救われたが勇者の顔はこの前の美しい顔とは反転しておぞましいものになっていた。

ここ短期間、クリスはこれまでの記録を更新するぐらいの活躍をしていた。
それは周囲も理解しているのだが、目は押しつぶされ脳味噌は見えた状態で上唇だけが異様にたらこで鼻が潰れてひん曲がっていて顔面が青緑色に変色していた。
一言発するのにも苦労だった。
顔面が以前のとは打って変わって原形をとどめておらず、“化け物”と囁かれるようになった。

慕っている連中も気持ちの悪いものを見るような目だった。
親からもほとんど見限られた状態だった。見るものがいなくなった。
勇者に支援者は一人もいなくなった。

「バケモノ」「気持ち悪い」「死ね」
だが、勇者の顔が醜くなろうとも、勇者の心は変わらないままだった。
いくら周りが化け物だと罵ろうが、剣を振り、勇者としての称号を与えられている以上は魔王を打つ。

そうして五年経過して魔王を倒した。
魔物に魔物と勘違いされもしたが、
殺生は控えめにして魔王城にまんまと潜入ができた。
倒した。クリスは勇者としての責務を全うした。
だがクリスの傷も大きかった。
この時あれから五年ぶりとなる編成を組んだチンコシはクリスに言った。

「ありがとう」


クリスはその一言に微笑んだのか僅かに顔を歪ませ、この世を去った。
その顔は満足げだったという。

平和な世界

ー七十年後。
クリスにした仕打ちを悔いるものがいた。

???「だが俺は憎まない恨まない」
クリス「俺はみんなが大好きだからだ」

死ぬ間際に多くの人がクリスを見た。
凛とした表情で。
世界は続く。

ー完。

201 :ひよこ名無しさん:2018/03/21(水) 09:45:57.85 ID:HPeIN9Lr.net
197のつづき

男はしばらくして、戻ってきたが、お盆にはお湯の入った盥、タオル、シェービングフォーム、ひげ剃りを載せていた。

そして、まず、シュービングフォームを女子アナの陰部のヘアーにまぶしかけた。
女子アナは悲鳴をあげて抵抗した。 しかし、内診台にしっかりとM字開脚されているので、ただ、内診台がヒシヒシと軋むだけであった。

そして、タオルをお湯につけ、蒸しタオルのようにして、陰部に覆い被せた。

それから数分後、男は

「ヘアーも蒸しタオルのお陰で柔らかくなったな。それでは今から生まれた時と同じ姿になってもらうぞ」と言って、安全カミソリを手にした。

女子アナは

「嫌!やめて!何の為にそんなことをするのですか!」「そんなことをして何が面白いのですか!」と叫んで必死に抵抗した。

男は、「そんなに動くと、大切な所に傷がつくよ。盲腸の手術を受けたと思えばいい。2〜3ヶ月ですぐ 元通りに生えそろう。
ただし、陰毛が無いことを男と寝る時にどう説明するかは、考えておいた方がいいな。それでは始めるよ。」

と言って、男は、カミソリの歯を当て、サクサクと剃毛を開始した。」女子アナは、動けば傷がつきやすいことは分かっていても、何とか
剃られまい、と泣きながら懸命にもがき続けるのであった。 

(つづく)

202 :接続詞マイスター:2018/03/21(水) 11:33:16.22 ID:mMqltKhv.net
>>198
チンコシが第三者なのか俺なのかが曖昧な時点で読むのをやめた

203 :素直:2018/03/21(水) 18:44:19.39 ID:I5E8GYSR.net
>>202
ショック

204 :ひよこ名無しさん:2018/03/22(木) 02:53:17.46 ID:jhfILDV9.net
201のつづき

まだ、半分ぐらいは陰毛が残っている状態で、「もうやめて!お願い!」と叫び、抵抗した。
女子アナは毛深い方なので、もし、男がここで剃毛をやめてくれれば、救われるという、かすかな期待を抱いていた。

「ダメだ。生まれたままの姿になってもらう、と言ったはずだ。」と言って、男は剃毛を続けた。


陰毛を失うと、女性の場合は外性器が丸見えになるという自意識が生まれ、羞恥心を刺激する効果がある。女子アナは、元通りに生え揃うまで、
入浴時、トイレで用を足す時など、毎日、自分は陰毛がない、という惨めな現実を見なければいけない。
男はその点も計算して、女子アナに剃毛責めを行っているのである。

また、剃毛された女子アナは、陰毛が再び伸び始めると、短い毛先がチクチクと皮膚を苛み、軽い痛みを感じるはずである。その痛みも被虐的快感の一助となる場合もある。
サディストにとっては、女子アナの陰毛を剃る行為は、 上記のような事由も踏まえて、相手の心身に対するある種の征服感・所有感、さらには自分だけが人気女子アナにこの行為を行った、
という独占欲の充足感・優越感を味わっているのである。

つづく

205 :ひよこ名無しさん:2018/03/22(木) 04:32:21.71 ID:6d5wPqQN.net
ないしん ばかにしてるにきまってるじゃん


だから がんきょうのなまごみいかのうすのろまとせってんもつべきじゃないね

206 :花粉症に成りました :2018/03/22(木) 21:32:21.96 ID:LvYIkaZr.net
age

207 :最近彼女出来ました :2018/03/25(日) 14:59:32.79 ID:tH7nnFhY.net
age

208 :ひよこ名無しさん:2018/03/26(月) 00:48:59.33 ID:mdz4Zght.net
あげ

209 :最近彼女出来ました :2018/03/26(月) 00:57:09.70 ID:mdz4Zght.net
>>203
三人称ムズいからな

210 :最近彼女出来ました :2018/03/26(月) 01:07:15.80 ID:mdz4Zght.net
書きすぎ太郎にならんと良いが

211 :素直 :2018/03/27(火) 20:33:21.92 ID:IF/wdcdC.net
なんや書きすぎ太郎って

212 :ムッシュ52型改 :2018/03/27(火) 21:45:12.11 ID:KX2DnXQS.net
短編は約5000文字〜約30000文字が目安。
多くてもいいけど、中編長編並みに構成を考えてオチないと危険ですよ。

>>184
続きが気になる・・・。
>>200
クリスはとことんいい奴でかっこいい。
結局チンコシはクリスから何一つ奪えなかった、ってことだな。
ただ、最後が説明不足で理解できなかったよ。

213 :ムッシュ52型改 :2018/03/27(火) 21:48:13.48 ID:KX2DnXQS.net
あ、あとシが抜けてて
もろチンコになってた。>>199
>実力の差を表したようで、チンコはとても情けない気持ちになった。

214 :最近彼女出来ました :2018/03/27(火) 22:07:58.85 ID:gSGQJfnc.net
>>211
バイト数の増えすぎによって
書き込める文字が減る

215 :最近彼女出来ました :2018/03/27(火) 22:18:38.06 ID:gSGQJfnc.net
ジャンル恋愛
私フランス文学が好きなの。
俺はフランス書院を紹介しやった。
すると彼女が、この本すごく良い
集中して読みたいから、Lineブロックするね、と微笑みを浮かべた。
俺は、町中で叫んだ。
皆さん、砂糖吐く準備お願いしまーす(笑)

216 :史上最強の日立エレベーター :2018/03/27(火) 22:21:47.87 ID:nsrQd2tz.net
砂糖汁ブシャー

217 :ムッシュ52型改 :2018/03/27(火) 23:47:40.33 ID:KX2DnXQS.net
>>215
こういう頭のいい彼女が欲しいものです。

218 :素直 :2018/03/28(水) 19:35:11.25 ID:vbqqGH4e.net
>>212
オチは投げやりになってるなw

【魔王討伐時に立っているのはチンコシとクリスだけになった。
ちんコシが救いの手を求める→クリスが庇う→クリスが魔王を討つ。
→庇った時の傷が深くクリス死亡(チンコシと一部は生きてる)
→帰還時チンコシが自分の成果にする→チンコシ英雄
→七十年後〜

世界にとってはどれもが等しく平等で些細な出来事で関係のないことで、変わらず陽は昇るみたいな(チンコシは生きてる)】

こんなこと後になって思うもんなんだな。
でも勢いだから書けるみたいなとこもあるからなぁ

>>214
そんなのあるのね
まぁなったらなったでそん時だな

219 :ムッシュ52型改 :2018/03/30(金) 00:04:15.16 ID:wrQVQ75k.net
今回は短編小説っていうか、意味の解らん
映画予告編風オナ作品。
この題材を使って、別の所でライト文芸を書いてみます。

220 :ムッシュ52型改 :2018/03/30(金) 00:05:11.25 ID:wrQVQ75k.net
ぺこたんさんには使いまわしと判る内容になっています。

221 :ムッシュ52型改 :2018/03/30(金) 00:06:18.41 ID:wrQVQ75k.net
 転校初日。

「あー知ってる。この子さ、テニスで世界を目指すって息巻いてた子だよ」
「そうそう。アスリート育成高校に入ってさ。天才少女って騒がれてなかった?」
「……で? 何でお前ここにいるの?」

 私だって好きでここに来たんじゃない。腕が壊れなきゃ、あんた達なんかとは違う次元にいたんだ。
 私は、あんた達とは違うんだ!

 ―― 元天才テニス少女。稲村 夏希。16才。

「軟式テニス部も断られちゃった……」

 私がここから飛び降りて死ぬ理由。これで十分だ。
 プレイする価値の無い人間は、生きている価値もない人間だ。


「あんたに何が解るっていうのよ! 生涯を賭けるつもりだったモノが無くなったのよ!」
「一旦捨てたお前の命を拾ったのは俺だ。5%から20%を拾得者に払うのが世の中のルール。
お前の人生の数%。それを俺にくれ。死ぬのはそれからにしろ」
「え?」
「それまで俺と、世界を目指せ」

 ―― 義足の非常勤講師。霧島 裕司。

 作者作業用BGM
 https://www.youtube.com/watch?v=BauQ0n_1fUQ  
 
 スポールブール。
 真鍮のボールを投げ、時に目標に近づけ、時に目標に当てる。
 その競技の原型は5000年前に遡る。れっきとした由緒あるスポーツだ。
 しかし日本国内では、その存在を知る者は少ない。

「マイナースポーツだから? 競技人口が少ないから? 簡単にトップを取れるから? 笑わせないでよ!」
「マイナーだと? ああ、国内に限ればな。だが、もっと顔を上げて世界を見渡せ。世界中の何千、何万の人間がお前の敵だ。
簡単だと言うならやってみろ。世界の頂点に立って見せろ!」

「馬鹿なお前でも解りやすい、プログレッシブという種目だ。5分間走り続けて、目標球にどれだけ当てられるか。それだけだ」

 速く走れば走るほどティールの精度が落ちる! こんなはずじゃない! こんなの、簡単なんだ!
 ただ球に当てるだけなのに! 当たれ、当たれ……当たれ!!

 ―― 極東の魔女が世界を目指す。

 『イナズマ/ティール』 

  近日公開。

222 :ムッシュ52型改 :2018/03/30(金) 22:08:14.13 ID:wrQVQ75k.net
とは言ったものの、書くと結構難しい。
保留。

223 :最近彼女出来ました :2018/03/31(土) 22:15:14.28 ID:xIGTpEgc.net
スレ上げるぞ
しっかりカツラ抑えとけ
ageteadadad

email欄に入れて転載ブロック

224 :最近彼女出来ました :2018/03/31(土) 22:17:08.75 ID:xIGTpEgc.net
>>221
すまん、マイナースポーツ
アイスホッケーとカバティしか知らん

225 :ムッシュ52型改 :2018/03/31(土) 22:25:37.86 ID:c45Q+xTF.net
>>224
アイスホッケーとカバティは既に漫画化されてるしある意味メジャーだよ!w
スポールブールはそれよりももっとマイナー競技。
国内の正式な競技人口は約50人と言われています。しかしヨーロッパでは人気のスポーツ。
だからこそ面白い。そう思ったので小説にした。
カーリングの次はこれだぜ?

226 :ムッシュ52型改 :2018/03/31(土) 22:28:20.61 ID:c45Q+xTF.net
本当はペタンクにしようと思ったんだけど、スポールブールよりも更に動きがない。

岸本流束の名義でアルファポリスで絶賛(×)連載中です。
だいぶ内容が違っちゃったけど。

227 :最近彼女出来ました :2018/03/31(土) 22:43:22.18 ID:xIGTpEgc.net
>>226
なろうじゃ難しいな
チーととか
ざまあ要求がきつそうだ
アフィポリス当たりが良いだろうな
二次ならハーメルンもいいな

228 :最近彼女出来ました :2018/03/31(土) 22:57:45.89 ID:xIGTpEgc.net
なろう感想予想
ざまあ、はよ
もう一人の女の断罪はいつですか
楽して強くなって下さい
鬱展開タグ忘れてますよ
当たり来そうw
作品より感想がテンプレのなろう

229 :ムッシュ52型改 :2018/03/31(土) 23:27:16.07 ID:c45Q+xTF.net
>>227
どこもそうかもだけど、なろうって作者の身内で操作して順位上げるからどうしようもない。
まあ話題に上がる作品はどれも読ませる作品だけどね。
ホント言うとアルファじゃもう書かないやー、って思ってた。
カテエラに賞あげちゃうような所だもん。
今回のライト文芸大賞にエントリーしたのは、カテエラに対して厳しそうだったので。
>>228
当然の感想だと思うよ。
書くのも読むのも簡単なラノベで育った人の意見はそんなものかと。
小説っていうと、何かしら感銘を受けて自分の人生と照らし合わせて
心に残るものだったりするわけだけどね。
今の若い世代は違う。
どこか別の場所でレイプされる人間をあざ笑うような感覚を味わいたいだけ。
それを見ても何かスパイスが効いてないと駄作扱い。

文字を5分と読んでいられない。改行がない作品だともうダメ。
タイトルで内容を把握する。つまんなきゃスマホに逃げる。
感想にすら自分を乗せない。

それが嫌なら他で戦えって話だけどね。

230 :ムッシュ52型改 :2018/03/31(土) 23:51:02.54 ID:c45Q+xTF.net
楽して強くなるのは己の願望。
作品にそれを求めるのは自由だし別にいいけど、間違った方向に行くと
「もしかして俺も簡単にラノベ作家になって・・・」なんて
楽して強くなるを勘違いして次から次へとワナビが生まれる。

アニメや漫画、ラノベをよく知ってるからで小説は書けないと思うけどね。
もてない男がアイドルの真似したってアイドルになれるわけないんだから。
小説にだってシステムっていうか、決まり事は存在して、それから
弾かれる可能性だってあるのにね。

物語通りの人生なんてないんだから、それならせっかく読んでやってるんだから
思い通りになってくれっていう。
ある種、リアルでの諦めがそうさせてるんだよな。
諦めさせてるのは世の中のシステム。努力してもシステムから外れれば
浮かばれない社会。

簡素に、簡単に、簡潔に、そして素早く。
惨めになればメシウマ。死ねば感動。最強、パワーインフレ。
俺の思ってる小説とはちょっと違うんだよなぁ。と思いつつラノベ書いてるけどw

231 :最近彼女出来ました :2018/03/31(土) 23:55:50.42 ID:UiaZcnhg.net
確かになろうは、中世の数学をバカにし過ぎている
詳しくは納豆2パック目スレ425
相手を下げて、自分偉いは気に食わん

232 :ムッシュ52型改 :2018/04/01(日) 00:07:08.59 ID:29DePJTr.net
なんかこんなこと書くと、プライド高くって
「お前らの作品なんてしょーもなくって草はえるわw」
って感じに思われるかもだけど。
簡単に言えば世代によって感じ方や物の在り方が違うってことだな。
いつの世もそうだ。
ただ、「青春」というカテゴリを謳った作品で、転生やらチートやらハーレムやらだけを
見せられても納得はしないわ。

青春って何だかよく判らないのに突っ走って、エネルギーを無駄に消費して
自分は最強⇔自分は最弱とループしながら日々を過ごし、答えが出ずに悩んで、
いつの間にか時が経って、中年以降に青春だったと想うのが青春だ。
簡単に物事が進むのが青春?
馬鹿を言うな。

233 :○最近彼女出来ました :2018/04/01(日) 00:12:50.31 ID:T8Z/D+wu.net
なんかなろう小説はゲームを序盤プレイせずにやった感じあるな
恋愛で言うと、ラブプラス当たりだな
何で、最初から付き合ってんだって奴

234 :ムッシュ52型改 :2018/04/01(日) 00:16:04.53 ID:29DePJTr.net
>>231
江戸時代の日本人だって遊び感覚で数学やってたって、テレビで放送してたなー。
あんまり調べないんじゃない? 感覚で書いてるから。

スポールブールだって、実際やったわけじゃないからプレイヤーの皆さんに
突っ込まれるのを覚悟してる。
ルールは何回も読んだし、動画は何時間も何日も観てるけど実際やった人には
適わないしな。
でも作品としてどこかで扱うなら、数学の歴史とかもある程度は調べて書かないとな。

ただし、異世界なら話は別。
完全に”俺の世界”だからな。

235 :○最近彼女出来ました :2018/04/01(日) 00:27:48.63 ID:QsHbT8IV.net
>>234
確かに、書くときは結構突っ込みが怖いな
2chでは、よくレスを流す

バイダウェイ
エブリスタってどういう位置だ?

236 :ムッシュ52型改 :2018/04/01(日) 00:29:32.73 ID:29DePJTr.net
>>233
わかるわw
それには理由があって、上にも書いたけど現代人は5分と文字を追えないからっていうのもある。
集中力の欠如もあるけど、別の誘惑が多すぎるし昔と違って感覚的な時間の流れが早い。

昔は話を楽しむモノといったら、小説、映画、テレビ、ラジオくらいしかなかった。
だから没頭せざるを得なかった。もっと昔になると更に狭まるよね。
現代で小説に没頭させて読者と物語をシンクロさせる為には、まず
死ぬか、誰かを殺すかというインパクト。
主人公が頂点に立っているか、スピードを感じさせるか、暗黙のルールという
受け皿に話が乗っていてすぐに楽しめるか・・・っていうお手軽感。
これしかない。

俺の小説は、出会いにインパクトを持たせようとしてるけど。これじゃ納得しないだろうね。

237 :ムッシュ52型改 :2018/04/01(日) 00:38:36.42 ID:29DePJTr.net
>>235
分らんものは分らんもの。
かなり前に論争があったけど、ある有名な作家さんが
「じゃあ何か? 宇宙へ行ったことのない人間がSFを書いちゃいけないとでも?」
っていうもの。外国ではスペースオペラはクズっていうのは昔から言われている。

エブリスタやカクヨムなんかは賞狙いの真面目さんが書いてるイメージ。
コメントもかなり厳しいかも。今はどうなのかなー。
他は知らないw

238 :○最近彼女出来ました :2018/04/01(日) 00:39:46.62 ID:QsHbT8IV.net
数学に置いても説明を話し言葉で書いて間にキャラクター入れて
数式を少なく
2000文字以内で説明してという注文があった。
冗談と思ったんだが、マジなのか最近
詳しくって、途中式丁寧に書いて行間を読む必要が無いように
する事だと思ったんだが、うざがられた

239 :○独り言始めました :2018/04/01(日) 00:57:24.82 ID:xey/y7ZD.net
時の流れを感じる

240 :ムッシュ52型改 :2018/04/01(日) 01:03:19.28 ID:29DePJTr.net
>>238
こまけえww

話し言葉って、セリフでってこと? いやいや、何の説明にしたって無理やで。
2000文字耐え切れなくって、他の読者飛ばすと思う。
そういうキャラで、そういう話ならいいけど。

俺ならの話だけど、数式がメインの話じゃなければ
暗転を使って間をざっくりすっ飛ばす。関係ないのに長々と説明されても嫌じゃない?

北野武も映画でよく使う手法だけど。
例えば殴る前のシーンと倒れているシーンをただ繋ぐ。
行間を読ませるっていうんじゃなくって、戦闘シーンを読者イメージで読み込ませる。
どんな話かは知らんけど、とにかく説明メインの流れは読者にとって苦痛でしかない。

SFの話に戻っちゃうけど、例えばスタートレックのワープエンジンの話。
はい。
http://www.m-nomura.com/st/weng.html
物語中にさ、こんなのどうやって出すの? カークやスポックが長セリフで解説するの?
それよりもさ、
数学好きの女の子が、ガチガチの文系の男の子に恋をする話で
好きだってことを数式で説明しようとするんだけど、途中で「あーもう!」ってなる話の方が俺は好きだなーw

241 :○独り言始めました :2018/04/01(日) 01:06:53.70 ID:xey/y7ZD.net
小説でも文字数制限きついな
求められたの数式の説明事態何だが

242 :最近彼女出来ました :2018/04/01(日) 02:27:59.50 ID:frbf1185.net
あれ、途中までいい感じに話してたのに脱線したな
さすがコミュ症
さす俺

243 :ムッシュ52型改 :2018/04/01(日) 09:30:27.94 ID:29DePJTr.net
>>242
いやいやいやいや・・・・。
「何がどうしてこうなる」の「何が」が抜けたまま話が進行したからだよ。
あと俺が突っ走って、長文書きまくってただけだ。

244 :ムッシュ52型改 :2018/04/01(日) 09:31:40.80 ID:29DePJTr.net
あ、ここで書いた自分の作品をアルファに転載しまーす。

245 :最近彼女出来ました :2018/04/01(日) 11:32:16.22 ID:LjZi8MNf.net
>>244
アドセンスクリックお願いしまーす

246 :ムッシュ52型改 :2018/04/01(日) 12:19:17.90 ID:29DePJTr.net
>>245
アフィ「ニュー速に人が戻り始めてるな」
<アフィ(ボソッ
<アフィリエイト
<ステマ
<アドセンスクリックお願いします
<=======焦土速報=======
         ____   
       / /'' \\      
.     /( ◎);lll( ◎)\  おまえらまじいい加減にしろよ・・・
    /   ⌒(__人__)⌒ \    PV落ちる・・・PV落ちる・・・PV
    |  ノ(  |r┬- | u  | ________    
     \ ⌒  |r l |    / .| |          |
    ノ  u   `ー'    \ | |          |  
  /´                .| |          | 
 |    l      プルプル u  | |          |
 ヽ u  -一ー_~、⌒)^),-、   | |________|
  ヽ ____,ノγ⌒ヽ)ニニ-___| |  |____

247 :ムッシュ52型改 :2018/04/01(日) 12:24:28.33 ID:29DePJTr.net
どちらをとっても俺は有名じゃねえしな。
他人の書き込みを引っぺがして貼ってるわけじゃないし。
インセンティブスコアなんてたかが知れてるしなぁ。

ちょうど昨日で今まで貯めてたスコアが期限切れで蒸発したw
ちょうど昨日でw

248 :最近彼女出来ました :2018/04/01(日) 14:44:28.97 ID:LjZi8MNf.net
なんか、コインチェックのニュース見てたら
まとめサイト合って
何か、5chの書き込みに、まとめサイトの皆、拡散してくれよな
という書き込みがあったと主張
まとめサイトの皆、拡散してくれよな
と書くなら、名前に是非 アドセンスクリックお願いします
と入れたい
注個人の感想です

249 :ムッシュ52型改 :2018/04/01(日) 17:31:38.79 ID:29DePJTr.net
ひとりも読んでねえええええええええええええw

250 :ムッシュ52型改 :2018/04/01(日) 17:35:04.93 ID:29DePJTr.net
なろうもそうだけど、上に上がってなきゃ気付かれず読んでくれないんだよな。
キーワードで探して読む奴なんていやしねえだろ。
店舗奥よりレジの横の方がいいに決まってる。

251 :最近彼女出来ました :2018/04/03(火) 19:05:53.97 ID:3vHM7CmI.net
hage

252 :ムッシュ52型改 :2018/04/04(水) 00:17:16.15 ID:ZY9rCjHR.net
何でおまけのショートショート読んで本命読まないお前ら!w

253 :ひよこ名無しさん:2018/04/05(木) 06:50:45.19 ID:F5giBWp0.net
204のつづき

自分が受けた浣腸責め、そしてその後、普通の女性なら絶対に人前では見せることのない排泄行為を強制され、
それをビデオに撮られ、その後の擽り責め、レズに耽溺した、キャスターとその仲間たちによって何度も登りつめたこと、
これらはすべて夢であってくれれば、と何度思ったことだろう。

一番現実的に困るのは、剃毛されたことである。陰毛を失うと、女性の場合は外性器が丸見えになるという自意識が生まれ、羞恥心が増す。
女子アナは、元通りに生え揃うまで、入浴時、トイレで用を足す時など、毎日、自分は陰毛がない、という惨めな現実を見なければいけない。
そして、完全にツルツルにされたのだが、今は少し生えだしてきて、チクチク痛いような、痒いような時期でもあった。

そして、女子アナの携帯が鳴った。

「私です。あ〜、今日もダメなの、体調が悪いのよ。また連絡するは、ごめんね。」

と言って電話を切った。 彼氏からであった。もう長いことHはしていない、
というか、剃毛された状態を彼氏に見られるわけにはいかないので、生え揃うまではHできないのである。
これまで、生理日とか、熱がある、とか、体調不良を理由に断ってきたが、
いつまでも同じことを言えばかえって怪しまれるので、女子アナは途にくれていたのである。

つづく

254 :ひよこ名無しさん:2018/04/05(木) 22:19:44.97 ID:+jd7kysF.net
age

255 :ひよこ名無しさん:2018/04/07(土) 21:23:30.08 ID:sH9slXsI.net
age

256 :最近彼女出来ました :2018/04/08(日) 18:53:02.54 ID:rt+W0UCX.net
age

257 :ひよこ名無しさん:2018/04/08(日) 19:49:40.79 ID:C52FXRiC.net
こんなスレがあったんだ…神スレ

258 :ムッシュ52型改 :2018/04/08(日) 22:46:11.65 ID:fngmR5P3.net
カクヨムでユーザー登録してきた。
何処へ行っても同じだと思うけど、とりあえずアルファの作品を移植する準備。
>>257
な? だろ?
さあ君も短編を書こう。

259 :ひよこ名無しさん:2018/04/09(月) 12:55:52.22 ID:Ni6gfypz.net
その部屋に入ったとたん、女子アナは、本能的に危険を察知し

「私、帰ります!」と言って、小走りに部屋を出ようとしたが、入り口のドアを男が閉め、鍵をかけたため、もうこれで女子アナは逃げ場を無くなってしまった。

そして、司会者兼通訳の日本人の男の合図いしたがい、4人の屈強なギャング風の男が、白木の大きな台を部屋に運び入れた。
それは、セミダブルのベッドぐらいの大きな俎板のような台である。ただ、普通の俎板と違うのは、台の4か革ベルトがあり、四肢を開かせて縛りつけることができるように細工がしてあることであった。

「では、ただいまからマナイタ・ショーを行います。これには、日本人の美人女子アナ
が出演いたします。」

通訳の言葉はアラビア語であったが、通訳が自分の方を指さしたことから、女子アナは自分が性的な生贄にされることをしり、悲鳴をあげた。

「やめて! 助けて! お願い・・・・いや、離して!」

二人の男にがっしりと掴まれたまま、少しでも俎板に近づくまいと、腰を落とすようにして懸命に抵抗する女子アナを、巨大な俎板の前まで引きずってくる。
台の上に乗って待ち構えていたもう二人の男たちが、女子アナを引きずりあげるようにして、俎板の上に乗せてしまった。

「いやよっ!助けて!」

必死に悲鳴をあげつづける女子アナにはおかまいなく、男たちは4人がかりで、彼女を台の上に寝かせると、
手足を台につないだ。そして四肢を革ベルトで縛りつけてしまった。

ちょうど大の字型に両手足を左右に伸ばし、両脚を開かれたスタイルで縛りつけられてしまったため、
着物が割れて、蹴出しがまくくれあがり、脛の内側までが露わになってしまった。

260 :ひよこ名無しさん:2018/04/09(月) 13:02:09.93 ID:Ni6gfypz.net
客たちが台を取り囲むようにして集まり、俎板の上の鯉のように身動きもならず、磔にされた女子アナの美しい姿態を、食い入るように淫らな目で舐めまわす。

通訳が

「さあ、皆さんで、この日本の女子アナの着物を脱がしてやって下さい。」 

と声をかけると、アラビアたちは一人ずつ女子アナの着物の前をはだいていくことになった。1枚脱がされている度に歓声があがり、
ついに帯を抜き取られてからは、あとは、あっという間であった。

女子アナは懸命に抵抗した。しかし、長襦袢の前をはだけられ、肌着の前を左右に開かれると、遂に、テレビでは一度も見せていない乳房が露わになった。

「ナイスボディー」 と英語でアラビア人たちは感嘆した。

見事としか言いようのない丸さと盛り上がりであった。エレガントな顔つきに似合わぬ、はち切れんばかりの官能美をたたえた乳房であった。
アラビア人たちは代わる代わる、その乳房をシコシコと揉みしだき、その感触と堪能していた。 そして、アラビア人の一人がついに、
湯文字の紐をゆっくりと解きにかかった。

「あー!いや!やめて!」

ハラリと湯文字が左右に開かれる。だが、その下に、かげろうの羽根のように薄い和装用の露わになり、そのパンティーの下に、剃毛された後に生えだした陰毛がうっすらと透けて見えたのが、妙に色っぽかった。
次の男がパンティーの縁に手をかけて脱がそうとするが、脚を左右に90度開いたままで縛りつけられているため、それ以上は下にずり下ろせない。アラビア人が途方に暮れていると、すかさず、ギャング風の男が、
ハサミを手渡した。

そのハサミを見た瞬間、女子アナは、そのハサミが何に使われるのがすぐに分かった。

「キャー、やめて、おねがい!」

これを使ってパンティーを切られると、もはや身を覆うものはない。それだけは、何としても避けなればならない。
しかし、しっかりと四肢を縛られている身ではなす術がない女子アナであった。

つづく

261 :ひよこ名無しさん:2018/04/10(火) 03:29:30.71 ID:RTFjVdbM.net
ハサミを受け取ったアラビア人は、やはり、女子アナが恐れていたように、ハサミをパンティーの布地の細い部分に差し込み、切断した。
腰の両側を切ると、パンティーはただの薄い布きれと化し、するりと男の手で簡単に引き抜かれてしまった。

「あー・・・・・・・・」

男たちの熱い視線が性器周辺に集中するのをありありと肌で感じつつ、その部分を少しでもさらすまいと、女子アナは両脚を力の限りすぼめようとするのだが、
割り開かれた両脚はどうすることもできず、ただいたずらに内腿の筋肉をピクピクと痙攣させるだけであった。

「どうぞ、手を使って御覧下さい。日本のを代表する彩色兼備の女子アナの体を!」

通訳の声で、待っていましたとばかり、一番近くの男が手を性器に近づけていった。

つづく

262 :接続詞マイスター:2018/04/10(火) 09:15:14.19 ID:lgHyN9MK.net
40代後半から50代って感じ

263 :ムッシュ52型改 :2018/04/10(火) 16:49:40.67 ID:23zkTh+G.net
 【初心者が教える初心者向け小説書き講座】

 はい、またやってまいりました。講師のムッシュでございます。
 人に教える行為ってのはもちろん自己満足、優越感もありますが、理論を
頭に定着させるって効果もありんす。
 で、前回ざっとお話の作り方を書きました。が、まだちょっとアレなんだよ!アレ!
って人に向けて詳しく書きたいと思います。
 物質の方で少し触れましたが、今回は三幕構成についてお話しします。
 wiki見りゃ大体解るのですが、あれ読んでも理解できないぞー!って人、いると思います。
 細かいですしね。
 >1979年、映画に共通して見られる基礎として、シド・フィールドによって……。
 どうでもいいわ。FFに出てきそうな名前の人なんて。

 前講座で『お話を数多く、最後まで観て(読んで)ください』と書きましたね?
 それをやってきた人は自然と身についている理論です。もっと言うと、この理論から外れる
作品は受け付けない体になっているはずです。ここ重要。別にテストには出ないけど、理論
から外れたものを良しとするならそれも又吉。イエス。
好きにやってください。アウトローめ!

 要は、『話を大きく三つに割って流れを考えろ』って事。
 大きく割れって言ったって、どう割ればいいの? 安心してください。パカッとすぐに割れます。
 視覚的に表現すると

|  @  |       A      |  B  |

 これ。1:2:1の割合です。なんかそんな感じに見えない? 
 視覚的に分かりやすくよ、分かりやすく。
 2:1468:1 で俺は行く?止めましょうよ。そんなアウトロー。
 この枠でお話の全体的な流れを<展開別>でイメージしてみてください。
 イメージできましたか? 途中、もぐもぐタイムしていませんでしたか?

264 :ムッシュ52型改 :2018/04/10(火) 16:51:03.71 ID:23zkTh+G.net
 あーもう! クソ難しいこと言ってんじゃねえよ! ハゲ。ハーーーゲ!
 はい。もっと簡単にいきます。1〜3はジェットコースターです。

 1、うわ! 高い所に上がった? なにこれ? これジェットコースターじゃない! 何でこんなのに乗ってるの?
   早くおろしなさいよ! 馬鹿兄貴! キモイよ! 近寄るな!
 2、高い所に上がったから落ちるのは当たり前〜! なんかクネクネしてるぅ! 
   ……ふぅ。高い所は景色いいね、お兄ちゃん! ってまた落ちるぅぅ! さっきより激しいぃ!
   こんなのに乗せた馬鹿兄貴は死ねばいい! 死ね! 死ねぇ!
 3、はふぅ。でも……ジェットコースター、楽しかったねっ。にぃにぃ、大好き! ぎゅ〜。  

 ……。
 だけど理論を知っていても失敗はします。@の厚さだったり、Aの間延び感だったり、Bの打ち切り感だったり。
 放送部で日本一を目指すぜ!と言って@で目標を持たせたがいいが、Aで張り切り過ぎて『サマーストライダーズ!』
とか叫んでよく解らない方向に向かったりします。俺です。俺作です。
 これも頭だけで判ってる事なんですけど、素人とプロの違い、又は駄作と良作傑作の違いは
 <バランス良く設定されたお話の流れがあるか否か>と思うのね。ハゲは。
 とかく私を含めた素人底辺作家は、入れたいエピソードを詰めるだけ詰め、それを理由付けする為にまたエピソードを
増やしていく。盛るな盛るな、である。
 理由付けは途中のエピソードからではなく、エンディングから決めましょう。ね、俺。

265 :ムッシュ52型改 :2018/04/10(火) 16:52:36.48 ID:23zkTh+G.net
 小説を書く時だけじゃなく、例えば映画を観終わった後、もしくは自分の好きな映画とこの理論を
照らし合わせてみてください。
 なるほどガッテン。必ず当てはまっていると思います。ただし美少女異世界ラノベや少年ジャンプ、少年誌系のアニメは
Aが分厚く、Bがペラペラなんてこともあるので参考にはならないでしょう。
 なぜか。ジェットコースターを遅く走らせて焦らし、『ここからまた200円かかりまーすw』と誰かがお金を儲ける為です。
 儲からなくなったら切るのは簡単です。読者?知ったことかよハーゲ、です。
 映画のようにパッケージングされたもの(OVA等)、もしくはクールごとできっちり終わるアニメ、ドラマ等のヒット作は
この理論に当てはまります。
 起承転結も大事なんですけど、それぞれの厚さや展開のタイミングも考えて書かなければならないという事。その理論上で
作者独自のジェットコースターを作るという事。それがここで言う、創作小説です。

 内容が面白い、面白くないはまた別の話ですけどね。
 俺の場合、日本語が不自由だったり読点打ちまくったり色々問題ありますしね。
 
 終わります。
 次回までにキャラクターを2体作ってきてくださーい。宿題忘れるとハゲまーす。
 あ、あとこれも読んでおいてね〜。

『教えることに優越感を覚える、偽物コーチにご用心』

266 :ムッシュ52型改 :2018/04/10(火) 17:02:38.43 ID:23zkTh+G.net
注:>>264をちょっと難しくい説明するとこうです。こっちの方が解りやすいかな?

 @設定:序章にエンディングを持ってくる人はまずいませんね? いたら天才です。(ラストのワンシーンを
  ここに持ってくる手法もありますが、高等テクです)
  ここでメインキャラや背景などの重要な説明を終わらせ、<主人公に目的を持たせなければなりません>。
 A対立:本章。主人公が葛藤したり、ライバルに手を焼いたりします。
  ラブエッチもいいでしょう。イチャイチャハキューンもいいでしょう。しかしピンチや山場を作り上げます。
 B解決:最終章。エンディングに向けて話を纏めます。
  主人公は何があってもここで決着を付けなければなりません。ラブエッチしてる場合じゃありません。

貼り忘れただけですけど。

267 :ひよこ名無しさん:2018/04/12(木) 12:29:28.15 ID:OV2bCpYA.net
261のつづき

「ああ!、いやっ・・・・・」

いやいや、をするように顔を左右に激しく振り、歯を食いしばって辱めに耐えている女子アナのさまが、男たちの官能の心に火をつけた。
もっとこの日本の女子アナを辱めたい一心で、男の手が女子アナの体をまさぐりまくった。

「うっ・・・  ああ・・・」

感覚の鋭い場所に触れるたびに、女子アナの口から思わず濃艶な声がもれる。その妖しい声を聞こうと、男の指が必死に彼女の性感帯をまさぐりだしていくのだった。
両手を左右に開かれ、はだけられた着物が、まるで、蝶の羽根のように美しい裸身のしたに広がっている。固くつむった女子アナの両目からは、涙があふれ、唇をぶるぶる震わせて、
このあまりにも恥ずかしい自分の姿を脳裏から消そうとでもするように、首を左右に降り続ける女子アナであった。

その後、女子アナは、男たちの手によって全身をくまなく凌辱されつくし、最後には恥ずかしい絶頂にまで追いやられ、ようやくパーティーは終わった。
これで開放されると思いきや、司会兼通訳の男から、

「30分後に、別のお客様たちのためのパーティーの第二部があります。ですから、その状態でしばらく休憩して下さい。」と告げられ愕然とした。

女子アナがパーティーの第二部で受けた辱めと比べれば、第一部での、これまでの辱めなどは序の口であった。

つづく

268 :ひよこ名無しさん:2018/04/15(日) 05:58:12.42 ID:UEPiFh2E.net
30分が経過すると、司会者兼通訳の男が戻ってきて、

「どうだね? ご気分は?」 と言って、女子アナを覗き込んだ。

「いつになったら私を帰してくれるのですか? 私は総理の取材を行うことになっているのです。私が行方不明になると、警察が騒ぎますよ」

と女子アナが恨めしそうな目つきで言うと、司会者は、

「その点は大丈夫、偽電話を局にかけ、貴女がは友人の家に泊まる、と連絡してある。」


やがて、会場には続々と別のアラビア人たちが入り込んできた。
女子アナは、相変わらず全裸で俎板に磔にされたままであった。

高い鼻と彫りの深い眼のあたりは、いかにもインテリらしい品の良さを漂わせているが、首から下の裸見ると、そんな知性をまったく感じさせないほど肉感的な官能美に輝いていた。

25歳という、まさに女ざかりの年齢がそうさせるのだろうが、女子アナの裸体は円熟し、むんむんとした妖艶な色気を発散していた。

男性経験もかなりあるせいか、女子アナの体の線はひどく艶めかしいぐらいに柔らかだった。白い乳房も熟れきった果実のように男の手がもぎ取ってくれるのを待っている。
細くくびれた胴と、その下に盛り上がった土手も素晴らしい。

そして、第2部が始まり、数人の男たちは、まるでマッサージ師のように、よだれを垂れ流さんばかりにして、入れ替わり立ち代り、女子アナの全身を撫でまわしては、
早口のアラビア語で仲間と笑いあい、うなずきあっていた。

269 :ひよこ名無しさん:2018/04/18(水) 01:39:21.43 ID:x63dEaSx.net
そして、女子アナは復讐の為に、アメリカ海軍に入ってトマホークで、シリアを空爆した
つづく

270 :ひよこ名無しさん:2018/04/18(水) 05:19:37.89 ID:mrau4qso.net
その終わり方は笑う

271 :接続詞マイスター:2018/04/18(水) 09:10:45.81 ID:AkoO6hPh.net
25歳で女盛りとか
童貞なのかと疑う

272 :ひよこ名無しさん:2018/04/19(木) 01:51:50.06 ID:QarTC1wQ.net
268のつづき

ある者は、女子アナの体を手で撫でまわし、また、ある者は鳥の羽根毛をもちだして、全身をくすぐり責めにしたり、
また、ある者は、SM用の小型のバイブレーターを使い、女子アナの性感帯を正確にえぐっていた。

しかし、パーティーの第1部では、あれほどまでに抵抗し、叫び、悲鳴をあげたりしていた女子アナは、
第2部では、まるで俎板の上の鯉のように、身動きや悶えを見せず、一声も発しなかった。

まるで、一個の死体か、物体に化したかのように、眼をうつろに開き、男たちのなすがままにされていた。
女子アナは行ける人形だった。それといういのも、第1部で、男たちの嬲り者にされ、声をあげて抵抗すればするほど、
男たちの思うツボにはまっていくのだ、ということを知ったからだ。

第2部では、男たちを喜ばせるようなことはすまい。そうすれば、被害を最小限に食い止めることができるかもしれない、と女子アナは考えた。
私は不感症の女になってやろう、と女子アナは決心したのである。

いかにも理性のある女子アナの考えつきそうなことであった。

そして、事実、彼女のこのやり方は、成功したかのように見えた。すくなくとも、あの司会者件通訳の男が曰く、「不感症の女を直す犬」という
ドーベルマンを部屋に連れて来るまでは・・・・・・・。

めざとく犬の姿を見つけたアラビア人の一人が、大声で何かを叫び、仲間の注意を犬に向けさせた。
振りむいた客たちは、その大きく獰猛なドーベルマンをみると、一斉に驚きの声をあげ、犬のために道を開いた。

つづく

273 :最近彼女出来ました :2018/04/19(木) 22:40:17.02 ID:2WMpjKhK.net
>>269
やったの俺です

274 :最近彼女出来ました :2018/04/19(木) 22:57:27.72 ID:2WMpjKhK.net
後悔はしていない

275 :ひよこ名無しさん:2018/04/19(木) 22:58:17.60 ID:2WMpjKhK.net
作者とは関係ありません

276 :ひよこ名無しさん:2018/04/19(木) 22:58:36.37 ID:2WMpjKhK.net
誠申し訳ない

277 :ムッシュ52型改 :2018/04/20(金) 04:33:57.68 ID:tLU9fHzM.net
そろそろ短編の定義から外れます。
まとめてください。

278 :最近彼女出来ました :2018/04/20(金) 20:41:23.60 ID:UEnynf/I.net
>>277
途中悪のりして載っかっただけで
俺の作品ではない
269だけ俺

279 :ひよこ名無しさん:2018/04/21(土) 06:43:22.60 ID:3Ax4kBWc.net
自分の回りの男たちの気配で、皆の視線をたどった女子アナは、巨犬の姿を見て悲鳴をあげた。

「不感症のお嬢さんにはお相手を連れてきよ。」と薄笑いを浮かべ、犬の頭を軽くたたいた。

「この犬の名はヒットラーという。ほれ、ヒットラー、この女子アナさんが、お前の今日のパートナーだ。お嬢さんだから、優しくしてやれよ」

舌をだらりと垂らし、女子アナをじっと見つめ、息を吐く犬のおぞましさに、さすがの 気丈な

女子アナの忍耐の限度がプツリと切れた。

「やっ! やめて! 早くこの犬、どこかへ連れていって下さい!」

「おねがい。犬だけは・・・・」

「人間の相手をしてもらう前に、お嬢さんの不感症をこの犬に治してもらっておいた方が、何かと好都合なのでね。 
さ、ヒットラー、まずは、新妻に熱烈なキスをしてやりな。 それ!」

 と司会者が犬の頭を叩いて合図すると、犬は慣れたもので、ヒラリと台の上に飛び上がった。

「きゃー、や、やめて!」

ドーベルマン特有の潰れた顔が女子アナの顔に覆い被さるように近づくと、ペロリと生暖かい濡れた舌が女子アナの唇を舐めた。

「うっ!」

あまりの気味悪さに思わず横を向くと、ヒトラーが起こったように、唸り声をあげた。

「そら見ろ!この犬はサディストで、少しでも拒否するようなそぶりを見せると、ガブリとくるよ。その綺麗な顔を食いちぎられたら、もう一生テレビには出られなくなるぞ。」

その言葉のもつ恐ろしさに、女子アナは、全身から血の気が引いていくのが自分でもわかった。

「わかったな。お嬢さん、あなたは確か女子アナウンサーだったね。それならアナウンサーらしく視聴者に分かりやすく教える調子で、
この犬にセックスのテクニックをしこんでもらおうか? 
人間の男性なら相当経験があるのだろう? それなら犬も同じことだ」 と司会者は薄笑いをうかべた。

司会者の言うように、確かに女子アナは、男性経験は豊富であった。しかし、まさか犬の相手をさせられるとは・・・。 
女子アナは絶望感に打ちひしがれた。

つづく

280 :最近彼女出来ました :2018/04/21(土) 13:23:57.06 ID:1nCcRYHr.net
>>221
主人公ダブルスにして、パートナー死んだことにしたら

281 :最近彼女出来ました :2018/04/21(土) 13:33:26.98 ID:1nCcRYHr.net
着弾するトマホーク。逃げ惑う人々
その絶望の中女子穴は失った記憶に気がついた、自分は男で、フランス海軍空母
シャルルド・ゴールのラファールのパイロットだった事、シリア上空で、ブークミサイルに
撃墜されて、脱出のさいに、股間を損傷して、女子穴になった事。
どうでも良いが、前世、マジノ要塞で焼き肉パーティーをしていたら、
その間にパリが占領された事。クビになり、ドイツ軍に寝返りを謀ったら、
ヒトラーに書類選考でお祈りの手紙を送られた事をだ。

282 :ムッシュ52型改 :2018/04/21(土) 13:39:11.79 ID:Cn+98ts5.net
>>280
正直なところ、もう書く気が起きない。
ほんと、焦り過ぎたな。

283 :最近彼女出来ました :2018/04/21(土) 13:43:47.02 ID:1nCcRYHr.net
その後、復讐の為ロシア海軍に入り、黒海艦隊の指令官になった、配下のスラヴァ級巡洋艦、
タイフーン級潜水艦、オーサ級ミサイル挺
にアーレイバーク、タイコンデロガを撃沈させ、自らは、キーロフ級原子力重ミサイル巡洋艦
のグラートミサイルにより、当時の乗艦のシャルルド・ゴール、ニミッツ級空母を
沈め復讐を果たす。

284 :最近彼女出来ました :2018/04/21(土) 13:45:39.24 ID:1nCcRYHr.net
そして、モロッコで手術を受け、タイでロシア海軍男性と幸せな余生を女子穴は暮らしたそうな




おわり

ムッシュまとめたぞ作者の代わりに

285 :最近彼女出来ました :2018/04/21(土) 14:05:19.70 ID:1nCcRYHr.net
ムッシュは俺が二次創作をしていることにきずいていない
文体が違うだろうに

286 :最近彼女出来ました :2018/04/21(土) 14:11:25.49 ID:1nCcRYHr.net
しかし、最近の戦闘機は、フライバイヤ方式のサイドスティックであり、
操縦棒方式でない、そのため脱出のさいに棒で股間を強打するのかは不明

287 :最近彼女出来ました :2018/04/21(土) 14:14:07.30 ID:1nCcRYHr.net
ドイツに復讐していない、取り敢えずロシアお得意の核ミサイルでも撃っとくかね

288 :最近彼女出来ました :2018/04/21(土) 14:15:34.45 ID:1nCcRYHr.net
女子アナのなまえ

アードミナル=ジョシ=アナルスキーで言いと思う

289 :最近彼女出来ました :2018/04/21(土) 14:16:52.93 ID:1nCcRYHr.net
コメディにしようと思ったら、純文学純愛物語にしてしまった

290 :ムッシュ52型改 :2018/04/21(土) 14:57:32.44 ID:Cn+98ts5.net
>>285
何の事を言っているんだ。>>278ならエロ小説について言ってるんだぞ。

291 :最近彼女出来ました :2018/04/21(土) 15:00:48.12 ID:1nCcRYHr.net
>>290
まじで!!!

292 :ひよこ名無しさん:2018/04/22(日) 06:06:49.16 ID:xqMK63Vg.net
279のつづき

男は用意していたバターを入れた容器からバターをひとすくい指で掬い取ると、女子アナに

「さ、脚を広げるのだ!」 と命じた。

「嫌!、もうやめて下さい!」

その嫌がる声で、ドーベルマンが、ウーッ!と唸った。その恐ろしい唸り声に女子アナは全身に鳥肌をたてて、おずおずと脚を開いた。
第一部の時とは異なり、全裸のままだが、両手だけしか俎板に固定されていなかったのだ。

男はバターを女子アナの局部にベットリと塗りこめていく。
するとドーバルマンは、すかさず女子アナの股間に入り込み、舐め始めた。

「うっ!」

女子アナが両の掌をぐっと握りしめ、このおぞましい感触に耐えようとすると、男が言った。

「そんなに人形みたいに硬直していると、この犬は貴女を食いちぎってしまうぞ。
それでもいいのかね?」

「・・・・どっ、どうすればいいいのですか?・・・・・」

「そういうふうに、最初から従順になればいいのだ。犬が舐める度に気持ちよさそうに腰を振ってやるんだ。
そうすりゃこの犬も喜ぶぞ」


「そ、そんなこと・・・できません!」

男になんと言われようとも、大勢の男たちの見ている前で、これ以上恥ずかしい姿態はとれない。 すると男は

「ほら、早く腰を動かさないと、ガブリといかれるぞ。 波に揺れるイソギンチャクの触手のように、腰を動かすんだ!」

いまは男のいうままにやるしかない。まるでストリッパーのように淫らに腰をグラインドさせる女子アナに、男は

「そうそう、、上手いじゃないか、さすがに男性経験が豊富なだけあるね。」とからかった。

ドーベルマンは嬉しそうな唸り声をたてて、女子アナの局部を舐めまわし責め上げていく。

つづく

293 :ひよこ名無しさん:2018/04/22(日) 06:15:29.70 ID:4L5oaId1.net
前FC2アダルトでバター犬と獣姦してた人居たけどわんわん何回も怒鳴られてやっとあそこ舐めてた、マーガリンだったし

294 :ムッシュ52型改 :2018/04/22(日) 07:12:42.15 ID:bgSdu0Ln.net
■文字数(スペース込み) 9082
■文字数(スペース無視)     9037
■行数                314
■段落数                116
■原稿用紙換算(400x枚)       23

短編の定義からは外れていませんね。
あと3倍はいけるので頑張ってくださいね〜。

295 :ひよこ名無しさん:2018/04/22(日) 10:32:59.58 ID:K5th/fea.net
一応テンプレにはエログロはほどほどにって書いてあるぞ
なんか俺歳食ったせいかエロをまったく受け付けなくなってきたわ

296 :ひよこ名無しさん:2018/04/22(日) 12:54:48.85 ID:XcnpQFtO.net
つーかスポールブールの話は続きないのかww
まぁタダ読みさせてもらってるんだから文句言わないけど
面白かったよ本当に
更新楽しみにしてたけど
もにゃこ先生の話も面白いから大丈夫だ

297 :ムッシュ52型改 :2018/04/22(日) 17:30:28.21 ID:bgSdu0Ln.net
>>296
もにゃこの話通り、ファンタジー書いてから戻ってきます。
読んでくれてありがとね!!(*゚ω゚)ノ

298 :ひよこ名無しさん:2018/04/22(日) 23:17:38.27 ID:D9VD69mz.net
age

299 :ひよこ名無しさん:2018/04/23(月) 01:59:14.54 ID:HFuk+fS/.net
>>297
なんか上の方でもう書く気が起きないとか言ってたから
おしまいなのかと思っちゃったよw
さいそくしたみたいになっちまってわりぃ!
どうもありがとう

300 :最近彼女出来ました :2018/04/24(火) 01:52:50.10 ID:fWrf6Z8H.net
そして、ムッシュは納豆まみれになった姿で冷たくなっていた
その後のムッシュの姿を見た者は誰もいない

301 :ひよこ名無しさん:2018/04/24(火) 08:31:14.78 ID:SlcTnuqm.net
おすすめの納豆の食べ方ある?

302 :最近彼女出来ました :2018/04/25(水) 23:53:48.69 ID:KnfJtpN7.net
このスレはムッシュ先生行方不明のため終了しました
ムッシュ先生の次回作にご期待下さい




303 :1001 Over 1000Thread:2018/04/25(水) 23:59:05.00 ID:KnfJtpN7.net
このスレッドは1000を超えました。
新しいスレッドを立ててください。

304 :1002 Over 1000Thread:2018/04/25(水) 23:59:50.76 ID:KnfJtpN7.net
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305 :ひよこ名無しさん:2018/04/26(木) 06:58:28.82 ID:DySCV8PM.net
292のつづき

ドーベルマンに舐められ続けると、

「あっ〜!」

脳天を突き抜けるようなショックが女子アナの体を貫いた。生まれた初めて味わう強烈な快感に、女子アナはすっかりうろたえ全身を赤くした。

「ほう、やっと女ぽっくなってきたな」

犬の舌の絶妙な感触にあおられ、お義理に動かしていた女子アナの腰の動きが、次第に男に仕込まれた熟れきった女の妖しい動きに変化していった。

その微妙な変身を動物お本能で嗅ぎとったのか、ドーベルマンの体にみるみる変化が生じ、欲情を剥き出しにしはじめた。
いよいよその時がきたのか、ドーベルマンがむっくりと顔をあげ、下半身を女子アナに沈めにかかった。

「いやっ! いやっ! ・・・・・ やめて、やめて・・・・・」

狂ったように下半身を揺さぶり、犬を振り落とそうとする女子アナの尻の下に、男は素早くクッションを差し込んだ。
そして、性器は傷がつかないように、ドーベルマンをなだめ、菊の蕾にバターを塗り、ドーベルマン菊の蕾へと誘導していった。

「いやあっ!・・・・ 」 

断末魔のような叫び声が会場に響きわたり、女子アナは絶頂をきわめてしまった。

そしてやっとパーティーは終わり、その会場のある邸宅で仮眠が与えられ、夜が明けると、解放され、ハイヤーでホテルへ届けられた。

306 :ひよこ名無しさん:2018/04/26(木) 13:18:44.50 ID:JvVcW1v7.net
クッション引いてあげるとかやさC

307 :最近彼女出来ました :2018/04/27(金) 00:15:11.17 ID:8UmAFGW2.net
このスレは、放棄されました

以下、2ch発の怖い話を書くスレに変更になりました

308 :最近彼女出来ました :2018/04/27(金) 00:15:11.89 ID:8UmAFGW2.net
このスレは、放棄されました

以下、2ch発の怖い話を書くスレに変更になりました

309 :ひよこ名無しさん:2018/04/28(土) 02:11:07.92 ID:fO1svidK.net
今年はもうライコネンをエースに据えといた方が確実にタイトル獲れるんじゃねぇの?

310 :ひよこ名無しさん:2018/04/28(土) 02:11:37.43 ID:fO1svidK.net
すまん
誤爆したわ

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